Like Sugar&bitter chocolate  邦ドラマと映画の甘くてちょっとほろ苦い感想雑記。けっこなんでも飛び出すごちゃまぜブログです。お暇つぶしになれば幸い。ヾ(≧∇≦)
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2016*11*15(Tue)
グッドモーニング・キス 15巻 感想
結婚に対する様々な視点が展開する15巻。
何が正解かを決めつけない視点は汎用的で何かもう少しインパクトが欲しかった15巻。
素材は面白く、そろそろ色んな意味でターニングポイントを迎えそうな感じでした。
表紙も下手くそになっている・・・。この作者さん、徐々に絵が下手になっていると思うのは私だけか。

のっぺり。
顔だけ尖っててひょろ~ん。

もっとデッサンを確定してほしい。
中身よりも絵の崩れが今回気になって気になって。
可愛く描いてくださる時の可愛さが好みなので余計そう思うのかもしれない。(日本語崩壊)

特にメンズ・デッサン。
もう今回はひょろ長いやら顔だけ長いやら、妙に上原くんの顔が逆三角で笑っちゃう。
もうシリアス展開でも笑っちゃう。
顔の表情に特に技術がある作者さんじゃないから余計に、変化が乏しく、面白味が足りない。

色遣いもイマイチ。
表紙のパステルカラーとか。水色とピンクなのはいいんですけど、ちょう定番色すぎて。
なにその小学生が選びそうなカラーリング。
(それにやっぱり菜緒とまりながあんまり可愛くないし)

中の扉絵の中にはわりと印象的なものもあるのになぁ。ちょっとデッサン崩れているけど、まりな単品のとか。



そんな15巻。
絵が気合い入っていないと、中身も中途半端になりがちなのか。
正にそんな出来栄えで、生温い展開と共に特に進展もないまま終わった。

まりなの結婚報告は、なんていうか、ありがちなネタばれだった。
別れたいって言ったら、結婚しようって。
特にインパクトもないので、一巻分待たされた分だけ萎えも大きい。前回の末尾にこの一話も詰め
一冊にまとめてくれれば良かったのに。

ただ、そこから次のステップで模索していくまりなの思考が、色々グッとくるのだ。


物語は、まりなの結婚に合わせて菜緒も一緒に帰省して、そこから家族で温泉に行くというお話。
上原くんも合流。
何故か突然出てきた幼馴染の篠崎大地くんという一つ上の男性キャラ登場。

・・・だから絵がとんがり過ぎてて、すごく嫌。

へたくそだなぁ。なんでこんな顎が出る?そのくせ目だけが丸いから、どんな表情させてもなんか変。
妙に前頭葉だけが強調されているように見受けられる。
菜緒だって長い髪が可愛くはなくてぼさぼさにしか見えない。
もっとさ~、少女漫画の王道のようにキューティクルとふわふわにしてくれよ・・・。目の保養にもならない。

しかもだ。
彼、篠原大地くんをわざわざ出す意味があまりなかった。
菜緒に片恋をしていたという設定らしいが、特にそれが活かされることもなく、終了。
もっと拗れさせてくれても良かっただろう、ここは。

拗れさせるというのは別に嫉妬だけではないと思うんですよ昨今。
悪人にしなくても良いからなんかアクの強い人とか・・・で、巻き込まれる感じとか期待したのに。

或いは横恋慕させて、逆に菜緒と上原くんのラブラブ見せ付けるっていうのでもいい。
絵柄が劣化しているのもあるから、余計この二人にラブが感じられない。
コールからキスに入って、もっとえっちシーンとか艶かしい睦み愛を期待してたのに
これじゃーコールとなんら変わりないわっ。

絵柄で大人っぽさを出そうと、少々顔を丸顔から伸ばしたとしても
やっていることが一緒なら、成長や時間軸は読者は感じませんよね。

コール時代では出来なかった愛の語らいなど、別に直接的なシーンが欲しいわけでなくて
キス時代ならではの大人な付き合いというものを、もう少し匂わして欲しい。
それこそ事後とかでもいいのに。


そこへ出てきた新たなる男性キャラですよ。
なんか期待するでしょ。
なのに、なんか変化を与えなければ出した意味がないのに呆気なく退散。
ええぇええぇぇ~???

上原くんに対し、「ご両親って理解あるよね」って言わせるだけのキャラか。

でもこのクダリ、なんかデジャブなんですけど。
散々描いてきたテーマなだけに、新鮮味がない。

その結婚観を、とてもナイーブなことを堂々と突っ込んだ男・・・風に演出して描く漫画もまた、温度差を感じた。

今どき大学院までの学費を出す親って、そんな珍しいかな。
仮に珍しいとしても、「理解ある親・・」とか、わざわざ指摘するほどの非日常性ではないだろう。
営業マンなら尚更持ち上げて流すところが普通である。

いや、これが実は密かなヤキモチで~・・・とかになるんなら、反抗的な態度も分かるんですけど。


そもそもこの流れって、上原くんの贅沢な環境を妬むシーンではなく
ここで菜緒に、上原くんの進路に理解ある彼女という演出をしたいことは、続きを読めば理解出来る。
だとしたら、かつて使ったようなネタじゃなくて、もっとなんか別の指摘で持ち上げて欲しかった。

菜緒の上原くんに対する評価って、もうそこしかないのかよと少々失速気味。

当たり前のことを、やっぱり周りは色々言ってくる、というのは分かるが
読者としては同じネタで繰り返されても冷めるだけ。
切りかえしも同じなら、尚のこと。


そもそも、脚中でも「この辺の感覚だと早くもない」と指摘しているように
田舎の人って結婚にかなり重点を置いているけど
今の草食系の時代って、あんまり嫁き遅れに危機感持っていないよな~とかも、薄っすら考えた。
なので、二十代で結婚に踏み込まない男というのは、物語で色付けられるほど
繰り返される重要ファクターではない。
そこの部分から脱皮しない物語構造や世界観が、ちょっと浅く感じさせられる。

その辺の意識格差を論じるような展開にしてくれば、まだ面白いものを
あっさりスル―だもんな~。
折角良い素材を持たせても、料理が駄目じゃな。


菜緒が結婚を焦っているようで焦っていない女を演じるのであれば
前も書いた気がするが
それこそ子供を産みたいと本気で考えている、上原くんにたくさんの家族を作ってあげたい・・・とか
そういう下心、もとい、願望がリアルなら、まだ話は別になるんですけども。

漠然と、「結婚は上原くんがしたくなった時でいいよ」(にっこり)とか言われても
別に感動とかしないし、イイ女とも思えない・・・。致命的。

待っているだけの女って、そんな魅力的ですか?



・・・・に、対し、まりなだよまりな!!
まりなの結婚観を平行させてくるから、この漫画は奥行きが出る。

もうはっきり言って菜緒だけの恋愛漫画ならとっくに捨てている。
でも、まりなが実に哲学的で、また感受性の高い瑞々しい感性を見せるから
菜緒との対比構造として、とても興味深く面白い。

勢いで結婚という形になっちゃったけど、その心が追い付いていない蒼さがありがちな結婚観の中
突出していて、心を惹いた。
とにかく眩しく可愛いっっ。

別れるくらいなら一緒にいるか、という、いきなり結婚で、まだ嬉しさよりも戸惑いを残していて
だけど、周りが「おめでとう」って言ってくれる中で、認められる歓びを知り
ちょっと泣けてくるまりなとか、かなりしっくりきた。

結婚って、カレシが出来たというだけではない付加価値があって
こうやって周囲やご近所、ご家族に認めて貰い、或いは大人として受け容れて貰い
社会で生きていくという大きな役割を負うんですよね。
そういう切り取りは、逆に結婚への責任とか重さを感じさせて、凄くいい。

結婚に浮かれていないまりなだからこそ、そういうアンニュイな部分が浮き立っていて
結婚の難しさが引き立っているのが良かったです。


更に更に!
そこに、菜緒のこのマイペースな恋愛観をぶつけあわせることで、より違和感を募らせる展開は
かなりヤられた感強い。

「あたしがしたい時じゃなくて、上原くんがしたいって思ってくれた時がいいって言っちゃったから
 まだ当分先だと思うよ~」

まりなは自分の気持ちが追い付いていなかった上に
自分がみっちゃんにそう決断させただけで、みっちゃんが自主的にしたいと思ってくれた訳じゃないっていう
その盲点に気付いてしまうんですよね。

ここもう、サイコー。

結婚出来るんだから、ゴールでしょという見方を以って
まだ彼の心を全部望むのかという、強欲な女心を刺激しつつ
でも満たされない女心の寂しさを含ませるっ。

菜緒がのほほんと幸せを感じている感じが、正にまりなの理想であると言っている訳で
なんか、結婚が決まっても、愛されていないかんじが切なくて可愛くて。
いいな~こういう女の子の揺れ動く繊細さ。


「あたしたちはあたしたちで、やってみようって思えたしね」

うをー!まりなー!幸せになってー!(とりあえず言ってみる)

幾つもの結婚の形があって、誰かの真似をすることはないという結論はシンプルだけど
どこか不安さを残す揺らぎがあって、人生って正に結婚に限らずそんなもんで。

そういうこと色々ふわぁ・・・って巡った。
うん。巡った。
あ~も~まりな、ほんっと好きだよ!めっちゃイイ女だよ!ちょー可愛いよ!!

そこに、冒頭の岡玉教授の、研究職など、最初はみんなヒモ男で妻に喰わせてもらっていた発言が
生きてくる。
丁度ノーベル賞シーズンということもあって、その信憑性は高く
確かに研究者って最初の頃は喰っていけないから、生活大変みたいですしね。
この対比は良かったです。

いやはや、結婚のスタイルは本当に人それぞれだな。
・・・・って、ワタシ独身ですけども。
人のこと、とやかく言える身分じゃないことを今悟った・・・・。


という、なんか良い余韻を残しつつ終わるのかと思いきや
また菜緒で爆弾だよ・・。

例の「いずれは地元に帰って両親の面倒を」っていうあの台詞をまた覆す・・・。
なんでこの作者、こういう良い設定を自分で消去しちゃうんだろうか。
そこは適当スル―で良かったじゃんか。

上原くんにとって、家族って篠崎大地が指摘するまでもなく、かなり大きなファクターだと思われる。
だからこそ、菜緒のこの台詞って上原くんにはかなりウェイト占めていたと思えるし
読者としても二人のカップルとしての色付けとして理解の範疇だったのに
何で簡単に覆しちゃうのか。
残念です。

というか、菜緒の台詞が全部信じられないってことになりますけど。


※グッド記事にぱちぱち頂きまして!
ぽつりぽつりと地味ながら増えてきて割とかなりの数になってることに気付きました。
ありがとうございます//////
同じファンがいるんだと思うと嬉しいです/////

何気に当サイトの代表格漫画レビューだよ・・・(笑)
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