Like Sugar&bitter chocolate  邦ドラマと映画の甘くてちょっとほろ苦い感想雑記。けっこなんでも飛び出すごちゃまぜブログです。お暇つぶしになれば幸い。ヾ(≧∇≦)
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2016*11*05(Sat)
逃げるは恥だが役に立つ 第4話 感想
「自尊感情の低い人は成功体験をより低く認識して自分を否定する」
切ねぇ!ショックだ!

このドラマは本当に片恋の男性心理描写が秀逸で、まるで乙女入っている平匡さんが実に切ない。
敢えて恋愛ドラマで女性共感を男性キャラで表現するという逆手が、こんなに沁みるとは。
人生観も重く、語る口調は悲観思想ながら卑屈ではなくとても共感を呼ぶ。

これ、男性目線で見たら気持ち悪いんだろうか。共感性はあるのだろうか。
そこら辺、ちょっと感想を聞いてみたいところである。



第4話。
風見さんとみくりをシェアするという流れとなり、比較対象者が出ることで余分感情に翻弄されストレスを抱え込み
ついに斜め方向にみくりが暴走するお話。
・・・・だいぶ違うがほぼ合っている。(と思う)

今回は演出さんが変わったんだろうか。
そう感じるくらい、これまでとは明らかにペースダウン。しかも中身のない感じ。
緩いテンポでじっくりとテーマを描いてくるというのなら理解できるが、そうではなく
とにかく空白が多い緩いテンポで、あれ程、思索を詰め込んでいた濃厚ドラマだったのに
急に平坦になっている。
どうしちゃったのか。

その意味が分かるのが後半。(前半30分はタルイ)
このドラマは片恋の男性心理、つまり平匡さんの論理的思考が卓越なのであって
女性心理、つまりみくりの心理描写は驚くほど雑なのだ。
だけど、みくりがドラマのポップな感じや愛らしさを作りだしているという、ユニークな捩じれ構造である。

みくり誘導で話は進んでいても、物語の重さやカラーは平匡さんが出していることになる。
それは言いかえると、今回の前半のように、みくり視点でみくりの主観をみくり客観で描かれると
どうにも感情が上滑る。
今回だって、シェアというアイテムで別男性との差異を感じさせるような比較対象として投下された構図かと思いきや
比較してきたのは、他ならぬ平匡さん自身による、平匡さんの比較なのだ。
この辺がこのドラマの面白いところである。

女性コミックが原作と聞いたが、その割に女性に媚びていないこの感じ、非常に面白い。
そして、これまで独占していたみくりの存在をシェアすることで、自分と他人が同列になることで
そこで人が考える思考の違いは、もう私の心を抉られた。



まず冒頭、いきなり歯医者シーン。
なんだと思ったら、前回投下された爆弾発言「シェア」について、みくりの決断を促すための布石だったんですね。
資金が足りなくて、でも夫(雇用主)は出してくれないから
みくり視点では、シェアは自力で稼ぐために副業に出る、という解釈になる。
唐突ではあったが、納得感は高い。

で、風見さんとのシェア生活開始。
お互いの家を干渉しないというルール上、みくりは話題がなくてストレスを溜めこむ。
というか、平匡さんと風見さんの話題を〝シェア〟したいのが見え見えで可愛い。


一方、平匡さん。
前回「一番好き」と言って貰った台詞はもう完全スル―ですか。
それでもみくりは一番だって言ってくれたのに。
あまり前回との心理的な繋がりが感じ取れないぶったぎり脚本に、ここはちょっと萎えた。

ここ、劣等感に苛まれながらも、ただ一言みくりが言ってくれた台詞を回想して必死に持ちこたえるとかに
してくれたら前回との整合性も保たれただろう。
でもそれこそ乙女チック過ぎか・・・。
前回との流れがあまり意識されていないというのは、正直感じる。


みくりに対し、相変わらず劣等感を高めて自分の世界に嵌まっていく彼の思考は
とても繊細で盲目的だ。
何故か募る苛立ち、言えない想い。彼女の話を聞くことすら出来ない了見の狭さ。
他の人間と比較されることへの劣等感は、役者さんの風貌もハマっていて
しんみりと語られる雰囲気はとても辛酸。

大根と牛肉のカレーが実は失敗作だったのにも関わらず
絶賛する風見さんに、その得意料理が、自分の時にはチキンカレーになる自分に感じる凹みとか
些細なことで、卑屈じゃなく、でもそう感じるタイミングってあるんだろうなと。

しかもここには、女の裏工作には男(風見さん)は気付かないという皮肉も同時に描かれていて
男は気付かない浅はかな感じ?男女差みたいなものも感じさせられた。


「平匡さんは他の男性の影が見えるとすぐ壁を作る。恐らく自尊感情の低さ故だ。
 自尊感情。自分自身に価値があると思える感覚。
 自尊感情の高い人は成功体験をより高く認識して自分を肯定する。
 自尊感情の低い人は成功体験をより低く認識して自分を否定する」

このMテレ(みくりテレ?v)は身に浸みる~~。
イタイっての。
自分のことを分析されてしまったみたいだ。そうか、そうなのか・・・。
客観視点を持っていたつもりであっても、失敗体験はかなりのウェイトを占めているんですね・・・。(ーー;)


みくりを雇うことを決断した経緯も
〝誰にも選んで貰えない〟と訴える彼女の言葉に共感したから。
同じだと思って、自分で何か出来るならしてやりたいと思った。

・・・・・・・なーんて、何てピュアでささやかなのか。

でも分かる。
何も価値がないから、何か役に立てるかもって思ったことが嬉しくて、そこに肯定感を持ってしまうんですよね。
救いの手を差し伸べて、その意味ではある意味イーブンだった関係が
ここにきて同列じゃなかったことに気付く。

「どうして彼女を同じだなんて思ったんだろう」

これも分かる・・・!
困っているから助けてあげたくて、でも本当は、自分の手なんか借りなくても相手はちゃんとやっていける人で
一歩も二歩も先へ行っている人なんだ。
そして自分は置いていかれるだけで、そんな自分に相手は振り返りもしない。
なんて惨めなんだろうって苛まれるその劣等感。

自分の小さな共有が驕りだったことに気付くこの瞬間の冷たさは言葉じゃ言えない。

尤も、私に言わせれば、仕事がこんなにちゃんと出来て独り暮らしも出来ている時点で立派じゃんと思うが。
自分のことは見えないものなのか。

「愛される人は、いいなぁ・・・」

深夜の残業で電気も薄ら暗い中、一人呟く・・・。
くわーっっ、息っ、息止まったよ・・・!!

平匡さん役がただのイケメン俳優だったら今週は絶対説得力無かった。
このちょっと涙声の震える感じが、もう絶妙に響く・・・!


人って抜け出す方法とかを意外と自分では分からないもので
多分多くの人がそんな苦しみを抱えたまま生きているんだと思う。
それを、とても丁寧に、少ない言葉で表現してきたこれらシーンは、見事に心に突き刺さりました。

このドラマのスゴイところって、表面的な恋愛模様ではないと考える。
契約結婚とかイイ歳した男女の初心な恋愛など、突飛な設定を用いているが
静かに語られる人生の生き難さだったり、不器用さだったり
そういう味わいを指摘してくれることで報われる、救われる何かが確かに存在している。


また、そんなイイ歳して行けない男の拙さをピュアに描いて置きながら
ゆりちゃんの同僚(後輩くん?)サイドで
「好きなら行く、行ってから考える、カッコ悪くてもいいじゃないですか」
という一意見を反映させてくる、この答えを決めつけない感じも好きだ。

あと、物語冒頭、「働く時は下を見てはいけないと思います」という平匡さんの言葉も目からうろこだったり。
この就職氷河期、雇ってもらえたことでつい負い目を感じ言い出せないことって多いよなと。
でも、雇って貰った後は堂々と主張はしていっていいのかと、ちょっと背中を押された気分である。



その反面・・・といいますか、実はその他のディティールは割と粗雑なドラマである。
必要なとこだけに力を入れているという印象を抱く。
さっきも言ったが、前回と整合性を持たせていないように感じる脚本も雑な気がして残念だった。
せっっかく、ここまで素晴らしいものを描いているのだから
もっと細部まで凝ってくれたら、評価出来たのにな。

拘る方向性がちょっと違うんだよな。


ラストダンスの部屋とかvv ひまわり?だらけのオレンジの部屋、あれが最終ラウンドか。
かわいすぎる・・・!
こだわりすぎvv

・・・は、ともかくだ。

例えば、平匡さんの心理を心理学専攻だったみくりが分析していく。
みくりの心理学専攻設定って、こういう意味だったのか。
それ自体は悪くない。

平匡の補填的アイテム&みくり自身の心の傷。
これまでのみくりの情熱大陸やらNEWS23などは全て、ネタではなく
自分を客観的に見るための心理学テクだったということがここで解明。
なるほど~!そのための脳内妄想=脳内シミュレーションだったのね。

面白いですけど、その観点から言えば、今回の小人さんはちっとも面白くないし意味も分からない。
チアガールの妄想はぶっちゃけ萎えたというか冷めたというか、いらなかった。
可愛いからいいでしょ、とは流石に思えない。
小人になる意義と、チアガールの意義を出してこそ、面白くなるわけで。
め―っっちゃ可愛かったけど、いらなかった。


この繋がりで元彼破局ネタ。

「小賢しいんだよ・・!」

これ、結構キツイと思う・・・。
でも、みくりが就活落第生にそれをやると、それも確かにキツイと思う・・・。

前の恋を失敗していたというエピソードがここに挟まれた。
元彼が就職活動で全敗している時に、ああすればいい、こうすればいいと助言していたら
「小賢しいんだよ」とウザがられた。

そんな自分を嫌悪し・・・ってとこまでは分かるんだけど
でもそれが、何に繋がるのかが不透明。
別に脳内シミュレーションを封印した訳でもないし、それによって恋に臆病になったというエピでもなかった。
みくりの人生観に対する何らかのトラウマになってはいるようだが
特に枷となっている風でもなく、自己価値が低い平匡さんに比べたら、大した重みがない。
その意味で、このエピをどう料理しようとしているのかは、ちょっと謎だった。

ラストの平匡さんの「愛される人はいいなぁ」にリンクさせるみくり側の心理だったのかな。


沼田さんの思い込み。
「あの二人は・・・・恋に堕ちてる」

ぶっちゃけ、その思考回路には大爆笑したんですけど・・・w
恋ってw
言い方w

ただ後々冷静になってくるとこれも疑問。
お泊まり会の時に、同性愛に対する勝手な思い込みに、しょうがないよな・・という寛容目線・・・
というシーンがあって
それによって平匡さんが知らない間に人を傷つけているんじゃないかと反省するという
とてもピュアな要点があった。

なのに、自分も勝手に妄想するなんて、しかも同性愛目線。
なんかあの夜のシーンが台無し。
無神経じゃないけど無自覚な人の怖さみたいなものを抉り取っていた良いシーンだったのに。
これじゃ勝手に傷つけられたって文句言えないですよ。自分も勝手なんですもん。


ゆりちゃん。
あの不倫のススメをしてきた男とついに仕事も終了したらしい。
謝罪してくる男とゆりちゃん。見つめ合う二人。
「悪気はなかったんです。ただ、懐かしくて」

男の言い訳はいつの時代もみっともないな・・・v
ここで流れるユーミンの曲・・・v
このセンスは最高だった。笑った。

でも。
「人を好きになるって、不安になるんだよね・・・」

この歳で言われると流石に引きます。
いえ、歳をとれば恋も上手くなるでしょということではなく、歳を取るとそんなピュアなことが言えなくなるんですよ。
イイ歳してまだ何言ってんの?って感じて、引いた。
子供みたいなこと言ってて冷める。

何だろう・・・結婚とか、老後とか、死とか、もっと重たいものが圧し掛かっていて
切羽詰まった人生にリミットも見えてきていて
恋に不安になるとか、そんな少女趣味なこと言っていられる余裕があるうちは
あんた、まだ充分恋出来るよって感じ?
好きになるならないの問題じゃなくなるんだよ。

死生観やエンディングを相手に背負わせてしまうことで好きになるってことが不安になるという意味ならばまだしも
単なる恋に怯えた少女じゃ妙齢の女に言わせる台詞としてどうか。

言葉自体は素敵で、共感性も高いだけに、別な人に言わせてほしかった。


そしてそしてっっ!!
そーんな山越え谷越え、ラストにぶっこまれたのが、みくりからの恋人宣言!!

えぇえぇぇーっっ!!そう来るー!!

何でも「みくりさんの自由意思です」と壁を作る平匡さんに対し、みくりの自由意思返し!!
やったー!
かわいすぎるよ!!

ただ、ここでエンドってどういうこと?流石に収まりが悪かった。
また、恋人になりましょうの提案や思いが非常に分かり難くい。
真意を隠してのいう演出というのは、衝撃度を高め、効果としては良かったが
やっぱり女性心理が粗雑な印象を抱いてしまう。
理知的な男と感覚的な女?←地図の読めない女風に

みくりの心理学的な考察の末の職場環境の改善ということなのだろうか。
平匡さんを雇用主としては好きだと思うけど、まだ一人の男性として見てないような
或いは無自覚だと思うので、この提案は爆弾発言ではある。

恋人って、えっちしても良いですよって意味も入るって分かってんのかな//////
彼氏ごっこってこと?彼氏から給料貰う気かよ。

その辺をまるっとブツ切り、次回に持ち越しっていう脚本センスは流石に気持ち悪い。
一話完結のスッキリ感も台無しになってしまった。



余談。
個人的にやっぱスゲーと思ったのは
元ヤン友達の旦那の浮気のくだりで 浮気現場を20人で囲んで写メしたというあざといシーン。
ここをコメディにも生温く流されたら、このドラマの均等が崩れるわけで
しっかりとそういうところは押さえてくるもんだなと感心した。
ポップでほんわかしたドラマであれど、描いているのは平匡さんの心理に代表されるように
真摯な人間の厳しい世界で踠く姿である。

しっかりと詰めてくれたのでこの先も付き合おうとこういうところで思わされます。
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