Like Sugar&bitter chocolate  邦ドラマと映画の甘くてちょっとほろ苦い感想雑記。けっこなんでも飛び出すごちゃまぜブログです。お暇つぶしになれば幸い。ヾ(≧∇≦)
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2016*10*22(Sat)
逃げるは恥だが役に立つ 第2話感想
なんて可愛い恋愛模様なんだ!あまりにあまりな展開にテレビの前で悶絶・・・!!
想像通りに甘酸っぱい恋物語になってきたー!
主役二人の醸し出す距離感の毒気のなさと色気のなさから生まれる愛らしさなんかもう想像以上である。
これはキャスティングが大成功ってところだろう。

第1話で完璧に仕上げてきた作品が2話に入って減速するなんてよくあるが
どうなるかと思っていたら2話もまた見事に完成させられていて、これはレベル高いなと思った。
とにかく細かいことはさておき、ものっすごっく面白かった。

基本私は恋愛モノに興味はあまりないので、恋愛ドラマには割とローテンションになってしまうのだが
何より私が評価したいのは、提示し得る命題が量産されてることだ。とにかく思料が多い!
数多のシーンが繰り広げられる中で、様々な方向性の思料を示唆し、多重の考え方を広げていく。
だから客観的に見ていても多種の思考に平行して考えさせれていくし
そこで主観的な視点に切り替えようものなら更に裾野が広がっていく。

もう脳味噌があっぷあっぷしてきて!
おっもしろいなぁと冒頭から感心してしまった。

事実婚が良いか悪いかなどという単純な課題を言っているのではなく
人生選択に於いて正しさというものを色々考えさせられていく。
人間が選ぶ選択の多様さを、甲乙付けずに見せてくる。
逆にいえばそれは、結婚というテーマを真正面から捉えることなく少しスライドさせた論点なのだが
それでもしっかりと見せてくる流れは、とても骨太だ。

これは原作がしっかりしているのか・・・あるいは脚本が上手いのか。
扱っているテーマはともかく、こういうプロットのしっかりとした、そして強い命題を持つドラマ
私は好きです。


そして!そこに含まれる、二人のなんとも初心な距離感が丁寧に差し込まれてくるさじ加減が絶妙で
もぉかわいいったら///////
不意打ちもよいとこな、ガッキーの笑顔とか声とか!
星野源さんの言っちゃ悪いがカエルみたいな顔さえ地味系男の可愛さにすり替わる。
いやはや、こちょばゆいっっ。こちょばゆいよ~ぅ!!うわぁあ~!!/////////



第2話。
両家顔合わせ&友人招待。
前半と後半できっちりと分け、二つの素材を一話に凝縮させてみせた濃密さも素晴らしい。
おかげで内容が濃く、スピード感もあり、見応えもある。

もうほんと、見終わった時、後半の濃密さだけでお腹いっぱいになっているんですよね。
前半の流れなんか、ホントにこの回だったっけ?っていう濃さで、びっくりするくらい。
素晴らしいよ・・・!


まず前半・両家顔合わせ。
いきなり冒頭、またみくりの妄想からスタート。
今回はニュース23。

なんの説明もないし、劇中誰も触れない潔さがなんかもうたまらないんですが
これ、シリーズ化するのかな。
そこでゲストになってインタビューされる形式で、みくりの考えを説明していくから
拡散しがちな主人公のスタンスがマトモに伝わる。
アイディアが面白い。


両家が出揃って、結婚したことを宣言したことで事実婚の視点が当事者から外向きに変わった。
ってゆーか、津崎父、そっくりな人選だな・・・!v

結婚で芽生える責任というものをじわじわと描いてきたのがちょっと重たく
遊びじゃないんだぞという雰囲気がシビアだ。
二人がぽっぷんな感じなので、得られるギャップがまた鮮烈。
親を騙してまでやることなのか?という素朴な疑問を浮き上がらせる。

この流れも上手かったんですけど、その後、両家からそれぞれ別の感性を引き出したのは唸った。

みくりの方では、いわゆる一般的な嫁に出す親の心境。
式は挙げないから、バージンロードを歩けないとか、ウェディングドレス見れないだとか
そこに纏わる男親の夢などを打ち砕く仕打ちの過酷さがある。
そんな中で、それでも幸せになってねなんて祝福されたら、それこそ「嘘」のネガティブな面が強調されて
ちょっと残酷な感じなんですよね。
二人の身勝手な行為に否定的な感覚と、二人の孤高な秘密が、妙に重たくのしかかってきて
ちょっと辛くなる。

あれ、なんか思ったより重たいドラマだぞ・・。

そう思っていたら、今度は津崎家。
こちらは、父親におめでとうと言われ、それをただ受け止める息子という図。

「お前には出来ん事じゃと思っていた。今夜は上手い酒が飲めそうじゃ」

津崎さんは「僕は父の望む様な息子にはなれないので」
だから、一つでも父親を安心させてあげられることができて、良かったのだと言う。

なんか目からうろこ・・・!
今度は祝福が、それこそ「嘘」のポジティブな面を強調してきて、なんだか大人の決断が見える。
これは、津崎さんとみくりの年齢差にもあると言えるのだろうか。
でも、確かにある程度年齢をいくと、親を安心させるために結婚という選択肢も考えるようになる。

例え嘘でも、自分では一生出来ないと思っていた一つの形を
こうして見せてやれることが出来たなら、それは幸せと呼んで良いのかもしれないとか考えた。

あれ、なんか思ったより重たいドラマだぞ・・。

ここでみくりと津崎さんに真逆の結論が芽生えている訳ですよね。
で。

「良かったぁ・・・、津崎さんが後悔してたらどうしようかと」
なんって可愛いリアクションすんだ・・・!/////

その上で、津崎さんが結婚という形を取ってしまった現在に後ろめたさを感じるみくりに
静かに添える言葉が、正にドラマタイトルで。

「逃げたっていいじゃないですか」
「え?」
「ハンガリーにこういうことわざがあります。逃げるは恥。だけど役に立つ」
「役に立つ・・・」
「後ろ向きな選択だっていいじゃないか。恥ずかしい選択だったとしても、生き抜くことの方が大切で
 その点に於いては異論も反論も認めない」

なんか沁みた・・・!めっちゃ沁みたよ・・・!
この言葉、自殺願望とかで苦しんでいる人たちとかに届けたい・・・。
そうだよ、逃げるって意外に体力気力必要だし。生きることのほうが苦しいし。でも、逃げちゃいなよ。
そこから先のことはそこから考えればいいじゃないか。

日本は一度リタイアした人間に厳しい社会ですからね。
そんな簡単なことではないですが、なんか、戦おうとしている姿は眩しく映りました。


・・・で。
思う訳ですよ。
でもそもそもやっぱり事実婚ってキャリアの上では逃げ以外の何物でもなく、やっぱり欺瞞だよなとか。
そう思わせないように巧妙に巧妙に作為している脚本の努力は伝わるが
でもこうやって、(もしかしたらワザと)こうやって顧みることをさせてくる。

そして、それに伴い、また色々コチラも考えてしまう。だから面白い。

他者に認めて貰えるからという理由だけでみくりは事実婚に走ったが
それに対する、専業主婦のワーキングプライスを前回も解説していたが
でも履歴書的にはやっぱり空白になるんですよね。
彼女のキャリアにはならない。
そうなると、この先もう一度就職しようとした時に、その空欄を認めてくれる成熟した社会があるとは
到底思えないわけで。
だったらやっぱり津崎さんはみくりの将来性を思うのなら、自分のメリットだけでなく
キチンとみくりのデメリットまでを一覧にし、社会に送り出すべきだったよな~とか思う。


こういうかんじ?
こういうところが、ホント、説教臭くなく、しかも堅苦しくなく、さり気ない台詞の端に多弁な思料を含ませていて
多角的な視点を示しつつ、答えを押し付けない。
そういう所で視聴者ってドラマの濃厚さを感じる訳で、ワンシーンに於ける密度が他ドラマと比じゃない。
そこが凄く面白いと思った。

・・・・・・ここでまだ半分ですよ・・・!
このドラマ、太っ腹っ。

そしてそんな流れで後半戦。
今度は、津崎さんの妻が妄想彼女だと言い出した同僚の言葉に乗せられて
自宅招待をすることに。
・・・・ってか、同僚の沼田さん・・・なんで毎回しましまTシャツなの・・・。
なんかを彷彿とさせる・・・ウォーリーを探せ?


まあ、そこからのドタバタは次回への伏線という感じでしたが
みくりの契約結婚はバレるとか・・・。
でもお互いの布団で寝るシチュに持っていくだけのネタだったのかと思うくらい
匂いでムラムラ・・・じゃなかった、クラクラする二人が可愛いっていうかもうなんていうか!/////
見ているこっちが恥ずかしいわっっ。

絶妙の距離感で、それを草食系である二人が演じるからエロスがなく
もう中学生かっっ//////
前半の家族顔合わせのところで、お互いに名前呼びするシーンなんて
可愛いっていうよりもぉぉ見てらんないっっ。


前半の、どうして男女が同じ屋根の下で安心していられるのかという自覚をお互いにする流れも
自然で丁寧だし、いいな~というかカユイくらいの甘さ//////

「あの人は、相手の意に反することをする人じゃない。そんな風に思えるからだ」

「本来人に家に入られたり、構われたりするのは、好きじゃない。
 でも、彼女は距離感を弁えていて、何か察すると、波のように引いていく」

一緒に恋を芽生えさせ、一緒に育てて言っている感じがとてもピュアに描かれてて
言葉でも台詞でもなく、似合いなんだなという雰囲気が駄々漏れ。
単純だけど、温かくて、人に対する優しい視点が見えました。


その反面、何故か同性愛をカミングアウトした人への対応の難しさから
知らぬ間に人を傷つけているのではないかとするクダリも、突発的とはいえ、ファクターとして重たかった。
これ全部が、延長なしの1話分にふんだんに詰め込まれている濃厚さですよ。
もう感動です。

なかなか人生論が重たい中、適度な量で投入されるラブモードが絶妙で
この配分が天才的なドラマだと感じている。
上品な繊細さも見事としか言いようがないです。
画面を荒っぽくしてみたり、下品な小ネタを連続してみたりして話題を攫うような
小手先の技術じゃない、プロの仕事を見せられている気分。

勿論、正直内容には多少まだ違和感があるのですが、それをぶっちぎる勢いと甘さがあって
もうほんと、そんなのスル―できるよー!

これはながら見どころじゃない、最後までガッツリ付き合ってしまいたいドラマになりました。
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