Like Sugar&bitter chocolate  邦ドラマと映画の甘くてちょっとほろ苦い感想雑記。けっこなんでも飛び出すごちゃまぜブログです。お暇つぶしになれば幸い。ヾ(≧∇≦)
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2016*09*07(Wed)
金田一少年の事件簿R 白蛇蔵殺人事件第11話感想(週刊マガジン41号)
面白かったー!ちょっと早送りというか掛け足だった気はしますけど、こうくるとは思っていなかったので
すっごく楽しかったです!
もっと呪術的な不気味さを増やしてくれたって良かったくらいだ。


最終話。
黄介の告白はついいに白蛇酒造の社員になったところから。

盗聴器やらなにやら使って探りを入れ、復讐の機会を狙っていた黄介が
偶然知ってしまった「事実」というのは
それこそが自らの手を汚さず上手い汁を吸うことになった、女将・鏡花の企みってことか。

だから容疑者一覧表に白ちゃんが入っていたのかー!
奥が深い!

ある意味犯人当てクイズは、白ちゃんで正解だったとも言える。
本当の主犯を成敗したのは白ちゃんだからだ。


そして、前回とは打って変わって性格激変の鬼門さん。
鬼門自ら、兄貴・蓮月のフリをしてこの蔵に忍びこんできたのか。
黄介が計画のために呼んだんじゃなかったんだ。
で、鬼門に唆され、この蔵を乗っ取る計画に乗ったフリをした。

出た!乗っ取り来たー!・・・それでテンション上がっているのは、恐らく私だけだろう・・・(;一_一)

DNA鑑定は、そういう利害関係を組んだために黄介が提供したもの。
白頭巾を被った男が、蓮月なのか鬼門なのか分からないような流れにして
その上で結託していた黄介の存在で、DNA鑑定という一見確かな科学証拠を出させる流れは
今振り返ってみてもやっぱり謎に満ちていて面白かったです。
本当は鬼門と蓮月が同一人物なのか?っていう仮説も立てられるし、なかなかにミステリーな設定だった。

あの時、美雪ちゃんが、「三男・黄介さんだったりして!」って言ったのも、何気に当たってましたね。


そして事件決行の夜。
普通の呼び出して殴って薬を嗅がせて・・・。スムーズすぎだ。
・・・て思ったら、黄介自身も言っている・・・「恐いぐらい計画通りにすいすい進んだよ」

左紺を殺すシーン。
「俺だよ!左紺兄さん!あんたが殺したと思ってる黄介だ!」って告白は
もっと左紺の驚愕のカットとか入れて欲しかった。
このたった一言が黄介の最大の復讐劇になる訳で、もっとドラマティックも盛り上げてくれても良かった。

・・・って、敢えてここで重さを持たせなかった理由がページを捲ると表れる。

恐いくらいに計画通りに進み
「そして極めつけは、鬼門をタンクの放りこんで溺死させた時だ。
 タンクの酒を抜いて溺死させた鬼門を見た時、その様に俺は驚いたよ。
 まるで白蛇が纏わり付いているように・・・
 アア―――ソウイウコトカ・・・・!」

ここまで一気に持ってきた頂点はこっちだということだ。

白蛇の呪いに導かれる様子を頂点としたかったんですね。
ここ、すっごく良かったです。
自分が行ったことに対し、超越的な力が認めてくれたような感覚って、なんか分かる。
酒粕が白蛇のように見えただけなんて、偶然だろと流す人もいるだろうけど
この時の黄介には、蛇のご加護に見えた。
何かもっと超自然的な力が働いていると匂わせる力があって
もしかしたら本当に偶然じゃないのかもしれないし
そういう不気味さが面白かったです。

キバヤシが途中の巻末コメントで、そういう超常現象みたいなこと言ってましたけど
このことだったのかな。


それをまた、そんな訳あるわけないだろとばかりに
黄介の告白を中断させる親父の叫び。

なんか胸が苦しくなったー・・・・。
前回まで親父・音松には感情移入出来ないと残念に思っていたのだが
何がどうして!畳みかけられるように息子たちが狂っていく様に、流石に哀れな想いが湧き
同情を呼ぶ。

職人気質で、ただ仕事に邁進していただけの田舎の朴訥な男だっただけなのに
その無機質な一面が最悪の形で表れてしまった。
これでもかと連打される重い鉄槌は、身に余る罰だった気もして、無念さが痛い。

無心に仕事だけに生きてきて、何も悪いことしていないのに、何故こんな仕打ちを受けるのか。
それもまた、白蛇の呪いとは別に
人生ってそういう不運というには語りきれない遣り切れなさってありますよね。


そんな終焉の後味悪い余韻を引っ張って・・・・補足が描かれる。
そこで黄介が言っていた恐ろしい事実が破裂する。

「まぁ・・・結果オーライ・・・ってとこかしら」

「あの黄介が生きてたのはびっくりしたけど」

ええぇえぇぇー!!!そっちィ!!??

ここ、マジびっくりした!
鏡花も黄介の存在に気付いていなかったの?!
え?嘘でしょ!
じゃ、何であんなナチュラルにプライベート部屋の掃除を頼んだんだ。
そうなの!?いやなんかオカシイよ!

鏡花は2人目の鞠乃を殺した人間だった訳か。事故にしても。
それを左紺に見られていて、左紺と結託していた・・・。

ええぇぇえぇぇー!そっちィ!!?

いやいや、面白い。
黄介と結託して、蔵に邪魔な左紺を消したのではなく
左紺と結託して、音松に邪魔な兄弟を消したかったとは。


鏡花については鞠乃殺害時における、呵責や偶発性を匂わせる部分があり
はじめちゃんも、そんな罪の意識から娘には正確な殺害現場を伝えなかったとした。
でもこれも、高校生のはじめちゃんの理解であって
鏡花はもっと強かで、嘘を教えたのは、娘から真実がばれることを恐れた計画の一部という
完全に徹してくれてても良かった。


それも、つまりは音松がいつまでも鞠乃以降、結婚に踏み切ってくれないことへ業を煮やし
前妻の痕跡を消していったわけで
結局、妻の座を射止めたい想いって、イコール、資産・遺産的なものなわけでもある。
だから遺産相続継承順位のある三兄弟は邪魔なわけでもある。

また、音松、ですよ・・・!

恐えぇぇ~。
やっぱり無害な顔をして、事は全て音松を巡る悪意から発生している不気味さ。
だけど当の音松は直接何か誰かを恨んだ訳でも憎んだ訳でも、ましてや具体的な殺意を抱いた訳でもないという
この奇妙な人間関係の闇。

上手く繋げられて描かれていて、他シリーズにはなかったとても目を引くシーンでした~。


そして、鏡花のこの思いもまた、白蛇蔵に巣食う私利私欲になる。
恐らく娘の蒼葉との会話の中から血清のない白蛇を飼っていることを知った黄介が
シャワールームに白蛇を放っておいた。
黄介にとっては、鏡花が実の母親の仇でもあり、この蔵を乗っ取ろうとしている他人でもある。

白蛇様の怒りに触れるのであれば、当然制裁は下される。
そして、勿論、制裁は下された。

うおおぅ。
ちゃんと白蛇様は見て下さったという認識になりそう。黄介にとっては。

オールヌードの濡れた熟女っていうのもまたなんとも言えないシーンですね・・・。
もっと色気があったら良かったのに。
そしてかぷりと噛みつく白ちゃん。
可愛いのに、日本には血清がない。それを理由にターゲットの死を待つばかりにする計画だったんだろう。
まさか自分の身の上に降りかかるとは思いもせずに。
皮肉だ。


更に物語は、ここまでまるで左紺が異常な執念に支配され
親父への憤りから兄弟を殺したように進められてきていたのに
ここで、全てのコンダクターが鏡花だったことが分かることで
左紺の本音って、実は違ったかもしれないって疑惑を抱かせる。
実はそこまで根深くなかったんじゃないかとか。

鏡花さんに言葉巧みに悪意を植え付けられ、乗せられ
だからあんな稚拙発言だったんだったりして。
親父への鬱憤で「やっぱり鞠乃さんが好きで~」なんて台詞、マザコンにしたって
ちょっと的外れな気がしたんだよ。
妙に怒りが浅いというか、一辺倒っていうか、絵に描いたような怒りだった疑問が
鏡花の存在で、逆転する。

くっそー!やられたー!

今シリーズはなんか、さとうの作画力を逆手にとって利用された部分が多々あって
もう何とも言えない説得力が出ている気がする。


左紺もただ操られた可哀想な人形だったとして、それら全ての元凶が
辿れば、親父の朴訥な性格である。
三人の女に魅入られ、取り込まれているうちに、二人の息子たちを失った。

何て後味悪い重たい余韻を響かせるんだ。
まるで口辺りの良い酒を呑んだ後からアルコールが回るかのようである。

狂わされたのは、誰なのか。
明確に誰が悪かったのか。
いつもみたいに型に嵌めた勧善懲悪ではなく、大人テイストの人物模様にしてきた物語は
事件物も謎よりで、人間描写でした。
壊れてしまった蔵で、それでも最後の息子を待つ音松さんの心境が最後に重たく残りました~。


「待ってるってさ!」

音松さんの伝言を黄介に伝えるはじめちゃんもまた、いつになく鬱とした感情を抑えきれない感じで
怒鳴っているのがまた、妙に生々しかったです。
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