Like Sugar&bitter chocolate  邦ドラマと映画の甘くてちょっとほろ苦い感想雑記。けっこなんでも飛び出すごちゃまぜブログです。お暇つぶしになれば幸い。ヾ(≧∇≦)
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2016*07*13(Wed)
ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子 第1話感想
想像以上の硬派さでした。異常性もノリノリだ。
でもこれ一時間で治められた内容だろ。

徹底された雰囲気もタイトルコールもマッチしていて、統一感があったし
心理的な面を掘り下げてきそうな内容にも期待が持てる。
なのにテンポがとろくてとろくて、流れがもの凄く悪い。

無駄な溜めの間が多く、その意味も透明性を欠く演出で、まったりとした流れは物語に鋭さを目減りさせた。
やけに主役の顔アップを延々と流したり、無言のシーンを長々と挟む。
そこに特に効果もない。
表情も然程変わらないし、その尺の長さが物語的に融合していたと思えないのが致命的だ。
じっくり描きたいのと、無駄な尺を取るのは、訳が違うと思う。
別に今のシーン、そこまで長々と顔アップすることなかったんじゃね?ってのが何度もあって付き合ってられん。
もっと演出面での精査を要望したい。



『ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子』
第21回日本ホラー小説大賞・読者賞受賞作・内藤了の「ON 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子」
をベースにした連続ドラマとのこと。

そのせいか、しっかりとした物語構成と骨太なテーマに、見応えを充分に期待させられた発進だった。
ストーリーもそこそこ面白い。
抑えた緩急の付け方で緊張感を維持していたし、間延びしていたとはいえ、とても重たい。
昨今続いた、変なコメディパートなどのオフザケもないし、彼らのプライベートを大きくクローズアップする遊びもない。

目を引いたのは、異常性・猟奇性をアピールする美術面での徹底。
事件描写も珍しくここまでしてきたかという印象だった。
画面の明度からズームの角度、スポットさせる秒数まで、も、プロ技術。

更に、冒頭からいきなり畳み掛ける被害状況の異様さだけでなく
対象となる犯人の異常性も独特だったし、合わせて各登場人物の人間描写もどこかみな歪で異常。
みんな少し病んでるみたいで、この世界観のどこにも正常がない。

人は誰でも心の奥に闇を持っている――みたいな性悪説の解釈も面白いし
それを損なわせない統一感ある装飾・タイトルコールだとか、音楽だとか、少し暗めの照明だとか。
そういうものが全てマッチしていて
クールにリアルに作りこまれた作品は芸術レベル。スタッフの意気込みも感じる。

気合いの入ったシリアスドラマになりそうです。
掴みとしては及第点。
常軌を逸脱した人間の性みたいなものは、じっとりと描くと確かに背筋が凍るようなリアリティが味わい深いが
そういう意味では、比較対象となるノーマルがないので、逆に中途半端に見えなくもない。
ただ、刑事モノやミステリーのような謎ときをメインにするつもりはなく
心理解釈や、心理学的な側面を重視する感じに見える。

こういう設定にしてきたからには、安易な幸福論なんかいらないです。
徹底したサディスティックでいって欲しい。

人を殺す者と殺さないものの境界線を知りたくて・・・って、BORDERか!
私の中の神作品が少し脳裏を過ぎった。


キャラクターの魅力が今ひとつ伝わってこないのも策略か。
何も伝わって来ないのがかえって不気味で、観ているこちらの孤独感を煽る。
ドラマを主体的に見ているのに、ドラマに突き離されている感じである。

主人公・藤堂比奈子。
異常に記憶力が良い。記憶は絵で行う。特定な味に固執する。悲しみや怒りよりも「興味」が優ってしまう。
かなり変人の域に近い特異性で、人間的にもなかなか突飛。面白い。
波瑠さん、無表情なのがいい。

何の感情も乗せないので、その分、彼女に対する親和性は低いが
彼女もまた、なんかコワイと思わせられてしまう。
そもそもキツイ顔立ちだから、冷酷さは申し分ない。


主役からこうなんだから、脇も同様。
共演の横山裕さん。
演じる東海林刑事の欠陥は、分かり易くてノーマルだが、それを思春期の不良と勘違いしているような演技が
ちょっと鼻に付く。

殺人事件を書類上事件と同じに見ているような藤堂にイラッとするのは分かるが
藤堂に絡む東海林にこそイラッとさせられるのは、彼が一本調子な怒りしか見せないから。
そもそも、勝手な行動をしているのは東海林の方であり
勝手な理想を押し付けているのも、東海林だ。
お前が藤堂に「大人しくしてろ」と言える分際じゃないだろと思う。

勿体ないのは、藤堂がやること全て一律に怒っていることに、特に彼の信念が見えなかったことだ。
なんか兄貴を亡くしているようだが、そんな自責の念に駆られているだけって、ちょっと浅い。
彼の傷も、職場に持ち込まれた時点で仕事に私情を挟むなという印象。
「警官だけは犯人に怒りを忘れてはならない」という台詞はカッコイイけど
自分の鬱憤を晴らすためにしかみえない。

演技が一本調子だからなのか、もう少し工夫された屈折があって藤堂に絡んでくれたら面白かった。
やさぐれ感がベタ過ぎなんですよね。
そして協調性は皆無。
でも、暗い表情と細い目が、鋭さを感じさせ、他刑事との差別化はあったか。


同じく同僚の倉島刑事。
要潤さんの方が、ストーカーとか陰気な役柄がお上手なので、ぶっちゃけ、この二人の役は逆の方が良かった。
でも、たまには、要さんの明るい癒しキャラも、まあ悪くないか。


鑑識の新人女はウザイ。
鑑識やるくらいならギャーギャー素人みたいに騒いでほしくはなかった。
折角のドラマ雰囲気、ぶち壊しである。
確かに新人で、異常な現場に遭遇したという設定を用い、この事件のランク違いを示したかったんだろうが
ちょっとこれもベタすぎというか。

なんでこういう設定なんだろう・・・。
藤堂も新人設定だから、新人というファクターでの格差を見せたかったのか。
動じない藤堂の冷淡さは、確かに際立っていたように思う。


監察医 石上。
彼女が何で死神と呼ばれているかいまいち掴めなかった。
普通に楽しんで仕事をしている印象しか受けなかったですが、そこはこれからなのか。
だったら、今異名を出すことないのに。

・・・・・そういう無駄が多いんだよなぁ。
そういう無駄と、全体的にところどころセリフが浮く。というか、浅い。それがいっちばん、気になった所だ。
かなり奥深く、重たい内容を扱っているのに
キャラが喋っている言葉使いが、時々、幼稚っぽい表現になるのが、勿体ない。

東海林刑事との確執についてもそうだが
怒る理由が子供臭い。
説教する台詞が陳腐。
何でもっと練って来ないのか。


篠田麻里子さん。
ええぇえーっっ!!これで退場~っっ?!
なんとまあ、あっさり。
警官コスプレちょー可愛かったのに、これで終わりかよ!
唯一華やかな癒しシーンだったのに!

友人ポストで時々出ると思っていたので、いきなり殺害されてて、そこはちょっと衝撃だった。



第一話は、被害者が過去の加害状況で殺されていくという三件。
三つの事件がめくるめく出てきて、目まぐるしい。個々の深みはもう良く分からない感じで畳みかけられる。
そういうのも恐怖を煽って、悪くない。

それぞれの関連性を示唆しながら、引っ張られ、最終的には・・・・
一話完結じゃないのかよ!


過去に自分で起こした事件宛らに殺されて発見させる犯罪者たち。
そうなると大抵他人が報復のために見立てにして殺害していると思うのが通常だが
彼らの傷は自傷。

彼らが数年経って、報いで同じ顛末を辿る。
自分で悔いた?・・・・なわきゃない。

だけど、それを誘導している者がいるのかどうか?その方法は?

なんとも非科学的な謎はちょっと論理性を欠いてて刑事モノに相応しくはない気はするけど
ってか、そんないっぱい異常犯罪者が一律に顕著な反応示すか!って突っ込みはあれど
新鮮で面白くって見入ってしまった。


とにかく三つの事件が続々と起きるから、情報がてんこもり。
この暑さで処理しきれなかったり。
例えば、一回しかでてこない被疑者の名前なんかは、その人物について話す時はその回想映像をこまめに入れるとか
そういう誘導してくれりゃーいいのに、そういう親切心がまるで皆無。
視聴者にまで、素気ないドラマである。


自ら防御反応を越えるほどの傷を付けることが出来るのか?
でもそこに行為に伴う快楽物質があったら、どうだ?

とても面白い発想。
これなら、犯罪者を法的に裁かず、自ら制裁加えることが出来ると言う誇大正義が見え隠れしている。
それをネットに配信するだなんて、見せ締め効果も抜群だ。

ネットに送信するソフトを送りつけるとか、殺害状況を中継するとか、そのネタがどれも異常で怖くて
そういう意味でも今どき風の斬新さを感じた。


誰が何のために犯罪者を誘導して殺していくのか。
関連性も今のところ何も見えないが
これでハヤサカ・メンタルクリニックの中島か早坂が犯人だったら拍子抜けだったが
そうしては来なかったので、視聴者心理を良く分かってらっしゃる。

ってか、ラスボス感満載だが。


そのまま話はネグレクトに進み、その男性が追い詰められていくビデオもまた
一々ネタが陰気で上手い。
構って貰えないから電気を見て刺激を受ける幼少期。
裸電球の下で尊厳を否定され、罵られ少年期。

そうなのかと思うと、過酷度が過激。

そういう域に達する「ON」にするスイッチが、あるっていう解釈もまた面白い。
確かに誰でも、何らかの過去を何かを布石として脳から引き出すってこと、ありますもんね。
不思議はない感じ。

今回は、その裸電球と母親の香水。
で、当然、この男が、一応実行犯ってことになる。


ここで、藤堂が一人、勝負を仕掛ける。
ターゲットを呼び出し、自分の推理のままに(新人なのに?!)、煽って挑発。
猟奇犯罪者を「ON」に覚醒させる藤堂と犯罪者とのやりとりは、ちょっと迫力あった。
要素が揃い、豹変するターゲット。
変わる瞬間が見たいという藤堂の好奇心も、どこか常識を逸脱していて
正直どちらも異常者に見える。

そして覚醒する、犯罪者。
緊迫する空気感。
くお~ッッっとなったところで、東海林乱入。

ええぇえぇぇぇー???!!


どこかに正常のラインがあるわけじゃなくて、何もかもが曖昧に霞む設定は
正にここに光明が!と盛り上がっていたのに、なにそれ!
善にしろ悪にしろ、そのクライマックスを中断させた東海林に怒り心頭だ。(爆)
おっ前、なんてことするんだよぅ~~!!

多分、見ていた視聴者全員の反感を買ったぞ。

助けたつもりで、ヒーローになり損ねた男。だっさ。
なんでお前は余計なことしかせんのだ。
しかも、ガンガン殴りつけて、殺す寸前。むしろ、東海林の方が異常者。

ここはちょっと面白い。
どちらかというと、ネグレクトの母親からのクダリで、視聴者的には犯罪者の方に共感性があり
むしろ、ちょっとガツガツ殴られて、可哀想にさえ見える。
あんな幼少期で、こんな結末で、勝手に覚醒させられて、殴られる。

むしろ、加害者なんだけど、被害者に見えた。
その陰惨さと凄惨さが、身勝手な怒りをぶつける東海林の感情と相まって
何とも熱いんだけど虚しいシーン。


だからこそ、頭を打った男は頭を打って死んだというラストは、怖さもあれど
え、結局、どういうことなのか?の部分も暈され、なんか、全体的に陰気さを残しただけで
消化不良な終わり方だった。
でもそれも、ドラマの不穏な空気感に似合ってて悪くはない。

って、だから、一話完結じゃないのかよ・・・・。


そんな感じで、まあキャストを含め、歪で揃えてきたなという印象。
シリアスな重厚感出てました。がっつり浸れそうな予感。
事件物として、謎ときやトリックなどはあっさりめで良いから、じっくりと異常心理の恐怖やリスクなどを
丁寧に描いていってほしい。

とりあえず、来週も見る。
このこってり系。今夏の熱さの中で見切れるだろうか・・・(謎)

中島は、このまま藤堂の奇妙な人間性に興味を抱くだけの友人であってほしいかんじだが
まあ、ラスボスだろう。
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