Like Sugar&bitter chocolate  邦ドラマと映画の甘くてちょっとほろ苦い感想雑記。けっこなんでも飛び出すごちゃまぜブログです。お暇つぶしになれば幸い。ヾ(≧∇≦)
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2016*06*20(Mon)
99.9 最終回 感想
結局最後まで付き合ってしまったぜ・・・。付き合わせるだけの魅力があったと見るべきなのか。
面白かった?ですか?微妙だった気がする。何もかもが滑っていて
笑えたのはネクタイ関係だけだよ!ここだけ爆笑したよ!
なんか一生モンの不覚を付いた屈辱感だ。


ネットを漁っても、このドラマに於いて中身を述べたり議論したりする感想を見たことがない。ほぼ。
あ~みんな思うところは一緒だったんだな。

感想として挙げられているのは、大概が、小ネタがウザイだの、滑ってるだの
カメラワークの切り替えがしつこいとか、主人公に好感が持てないだとか。
キャストについても、主演さんのニヤけ顔に疑問視する声や、香川さんとのコンビネーションを絶賛する声。

ほぼ誰も内容について触れてやがらねえぇ!

家族で楽しく見てます~とか、気楽に見れていいとか。
そりゃそうだろう、内容に、響くものなどどこにもなかったから、そんな感想しか出て来ないのは尤もだ。
小学生には丁度良い難易度だが、普通の大人が見るドラマじゃない。
(でもものすごく弁護士という職業を誤解させた気はする)


だが、脚本の杜撰さを除くと、実はそれほどクオリティの低いドラマだったとも思えなくなった。
最後まで見てしまった自分としては、それ以外の努力は評価したいかも。
何もかもが独自性に富み、奇抜だったと言える。

他ドラマにない、これがこの世界の流儀ですと推し切っちゃう世界観。
何より、テンポが良かった。
内容などどこにもないのだが、それでも場面転換のタイミングやスピード感など
心地良いリズムで進んでいくし、それを補足するように、主人公深山と佐田の、リズミカルな陰険漫才。

これは、香川照之さんがナイスアシストだった。
声のトーン、太さ、声色の変化など、絶妙な合いの手で、松本さんとのタイミングを図っていらっしゃり
面白く見せる工夫が香川さんから強く感じられた。

さすが、実力派ベテラン役者さん。


台詞は、すげえツマンナイんですけど、流れがとにかくいい。
勿体ぶるカットや意地悪なカットなんかもない単純構成でポンポンと見せてくれるから、飽きが来ない。
居酒屋のシーンなんか、確かにホント要らないし、確かにそこに退屈さはあるのだが
全体として見ると配分は順当で、まあ、その尺を事件の補足とかに使って欲しかったですけど
それほど目くじらを立てるほどのものでもないかなと。
このドラマに限ったことではないし。

そうそう、佐田家の奥さん、好きだった~。
深山との会話も嫌みなく、こういうのがいいよ。最後なくなっちゃって残念。

シーンとシーンの間にさえも、重さは入れずに淡々と流す。
となると、軽いタッチにあっているスピード感・・・リズム感で、良かったです。


その上での、小ネタとオヤジギャグ。
視聴者置いてきぼりの、ハイテンションなネタの応酬と、寒いギャグ。

どこが面白いか分かんないという所がウリなだけあって、ホント、分からない。
分からないからこそ、最初は寒く感じられていたお馴染みカットが
「あの二人のツボが分からない・・・」と中盤で言わせたことで
深山と佐田の似た者コンビという特徴を、解説なく視聴者に知らしめた技巧は
それなりに、目新しかった。

結局、意気投合などせず、最後まで寄ると触ると棘棘する深山と佐田の関係も私好みだった。
変に慣れ合わなくて
「お前の良い所はオヤジギャグのセンスだけだ!」とか言っちゃう感じが、微笑ましい。

そうか、佐田さん、出来る弁護士さんなのにそんな駄目なツボがあったんだね・・・v


・・・という中での「ネクタイ関係」には、私も不覚にもツボを付いたよ・・・!
ごめん、ここ、今でも笑っちゃう・・・・w

深山と佐田のコンビが、とにかく絶妙なドラマでした!
いじょ!



で!問題のストーリーですよ!
なにこれ?ドラマとしては最悪レベルの脚本である。
特に私のような、役者さん推しとかない視聴者は、もろ叩きたくなるストーリー連発だった。


警察、法廷ドラマを観てきた身としては
警察がこんな初歩的ミスをするわけないだろという場面が多く、頭に疑問符が浮かぶ。
そんな他機関にリスペクトのない、弁護士信仰で進むストーリーに苛立ちさえ抱かせられる。

一方で、私情に流され、起こった事実だけを解明する主人公の我儘なスタイルでは
視聴者に共感性を抱かせず、その矛盾がもの凄く異様だ。
まるで、深山だけが真実と真理を得ているような骨格である以上
彼にこそ、普遍的な肉付けをさせるべきである。

この捩じれをワザと付与したのだというのなら、脚本家さんのセンスというか一般常識の欠如を疑わざるを得ない。

演出的にも、ラストを深山のアップで終わるので
アップ=主人公の強調である筈で、毎回、今話の理屈(結論)のどこに納得を得ろというのか
そこが最後まで馴染まなかった。


そんなだから、最終回ではそんな深山が偉そうに法廷で長説教をするが
言っていることが、兎角、不快。
ってか、お前に言われたくないよと思わせられてしまい、最悪だった。

事実を追及するのが検事の仕事で、依頼人を守るのが弁護士の仕事である。
冤罪の危険性を彼が越権して訴えても
そもそもそれ、刑事の仕事だし
相手検事さんが言っているように、こちらが提出した資料でどう判断するかを最終的に決めるのは、裁判官である。
検事さんに向かっていう台詞じゃない。
ましてや、他人の法廷で言う台詞じゃない。

誰かが裁判長に「それは事件と無関係です」と挙手しても良いシーンだ。

例え彼自身が冤罪で苦しみ、人生を狂わされたのだとしても
それをこの法廷で言うのは卑怯だったし、弁護しているあの彼にも失礼だ。
ここは、貴方の鬱憤を晴らす場所ではない。
そんな私怨で、偉そうに説教するなんて、神聖な法廷に無礼でもあった。


何気に良いこと言った、的に纏められているが
それを彼が言う事の異常さと生意気ぶりに、違和感を感じるし
深山に他者へのリスペクトはなく
また、冤罪者が心に抱えている闇や心の機微等、苦しみや悲しみ、それを越えた決断などの重みは
全く感じられないので、訴えるものは希薄だ。


大友検事正に廊下で宣戦布告するシーンも
まるで彼が好んで冤罪を造り出しているように決めつけていたが
そんな訳ないでしょ、ただ結果を出したい姿勢を、冤罪温床にスライドしている感じも子供っぽくて。

仮に暗い過去があっても、俺は貴方と違い人のために頑張るとか言えばまだ可愛げあるのに。
何その言い方。


・・・ってか、このシーンもちょっと可笑しいんですよね。
本当に事実がどうのと申し立てたいのであれば、だからあんた、刑事になればいいだろ。


松本さんに人間的な部分を演じる力はないとも感じたシーンだった。
憎しみや遣る瀬なさなどの裏側のものがまるで演じられていない。
台詞が一本調子なので、もっと、ポジティブで明るい人物像などが似合うと思う。
こういうひと癖あるタイプは、その台詞をそのトーンで言っちゃう?っていう箇所が多く
そういう言い方しちゃったら、意味変わっちゃうよね?!って何度も思った。

不幸に見舞われた人間の前でニタニタと笑ったりしているのも
飄々とした男という設定なのは分かるが、不快ですよね、普通。
そんな人に、真実が突き止められるからといって、人の心が分かるとは思えず
だからこそ、冤罪で苦しむなんて過去は、本当に苦しそうには見えない矛盾が生まれる訳で。

なんなのこいつ、と視聴者にまで思わせて、どうすんだ、スタッフ。

松本さんのにやけ顔がドラマのシリアスさを緩和するのではなく、全てを台無しにしているのが勿体ない。
ふざけたシーンもあれば締めるところは締めて・・・といった、緩急のついた演出ならば
まだ理解でも出来るのだが、そんなことはなく
内容が軽装なので、余計軽さだけが際立ったというか。

毎回切り口が異なる案件で
主人公らが糸口を見つけ無実を立証しなければ有罪が確定するという重たい内容・・・の筈だったろうに
味付け、完全に間違えたな。
重たいテーマも空滑りである。


例えば、今回のラスト案件でも
被疑者がどうやって捜査線上にあがってきたのか理由がわからないことが最悪だ。
血痕と毛髪が見つかったとしても、関係者か、前科歴なければ、該当者として出て来ないだろうに。
被害者との接点もなく、目撃証言もない。
現場に血痕を残すほどの出血があったのなら、青年は捕まった時無傷じゃない筈。

そういう証拠を示さずに、現場に血痕があったから~・・・・って。失笑。
おいおいおい。

こんなちょっと刑事ドラマ好きな私にさえ突っ込ませてしまうんだから
このドラマ、相当である。


真犯人となった都知事は、なぜあの青年を犯人に選んだのか?そこも疑問。
適当に選んだのであれば、それこそ接点がないから病院の件なしに捜査線上に浮かび上がることはないし
名前が上がるなら、同時に病院と盗まれた血液という情報も得られるだろうから
益々、警察捜査を馬鹿にしすぎている。

警察が無能であることを棚に上げ、検事が冤罪を~とか訴えても
だから失笑しかないんですってば。
あまりにもご都合主義が過ぎて最後の深山の長台詞も、冤罪被害者の現状も白けるだけなのだ。


冤罪を防ぐことを最終的に訴えたいのであれば、まず警察はきちんとしている前提条件が必須だし
弁護士だけが最後の砦という価値観も疑問だ。
それをまた自分だけが正しいとばかりに深山に訴えさせる展開もある意味では偏向なのだ。
彼の見せ場など抜かし、ここはシリーズを通して暗に訴えてくれた方が染み入ったと思う。


その上、深山の父親のことで個人感情を向け、まるで総論のように検事の仕事に苦情を言ってもな~。
最後の大友検事正との対峙は
彼が深山の父を冤罪に追い込んだ理由とかも匂わす私的内容で充分だった。


そういうことを延々と考えてくると、結局描きたかったのは深山と佐田のゴールデンコンビなのかなと思う。
息の合わない上司と、仕事上でそれでも能力が相乗効果で高まり、結果を生みだしてしまう。

でも、佐田を始めとしたメンバーが深山に感化されていく過程も雑で
全然魅力なかったですけど。
どうせなら、深山も何かしらの成長が欲しかった所です。


あ、カメラワークは私も苦情を言いたい。
酔いそうなので画面を直視してなかった。
パンパン台詞ごとに切り替えるの、ほんと付いていけないんですけどー!けどー!

しかも時々フレームがふ~らふ~ら揺れるのも謎。
演出に凝っているというよりは自分の演出に酔っている浅はかさが見えました。
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