Like Sugar&bitter chocolate  邦ドラマと映画の甘くてちょっとほろ苦い感想雑記。けっこなんでも飛び出すごちゃまぜブログです。お暇つぶしになれば幸い。ヾ(≧∇≦)
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2016*06*15(Wed)
僕のヤバイ妻 最終回 感想
「何で戻ってきたのよ・・・!」
「早く金持って逃げろ。俺はこいつら殺してから追いかける」
「嘘。本当はこの人たちの口封じしてあたしの罪を全部被るつもりでしょ」
「あんたなんかのためにそこまでするかよ。・・・・いいから行けって!金さえあればあんたはやってけるだろ!」
「馬鹿・・・かずくんがいなくちゃ意味ないのよ!・・・・うあああっ」
「馬鹿野郎!俺だってお前がいなきゃ意味ないんだよ!!」

きゃああああ!!!!
台詞に悶えたー!!こっちの夫婦にこんなサプライズがあるなんてー!
こんなところでこんなオトコ見せられるなんてー!

俺のために退職金だと言って庇おうとする女にそこまでさせられるかよ!・・・ってとこですか?
うぎゃあぁぁぁ////////

不覚にもマジ泣きしました。

これを幸平&真理亜なんかに言わせたって、全然燃えない。
かずくんが言うからこそのこの切なさ!この純愛!
マジ泣けた!!ってか本気でラブに絞殺されるかと思った!私が!!胸が痛すぎる・・・!

まさかのかずくんの大告白に、ほぼ鯨井夫婦に持っていかれた最終回でした!
お互い手の付けられない問題ガールに手を焼く夫どもの物語でしたね。
お見事!!




最終回。
予想の斜め上を行く展開続きでエンターテイメント性という意味では群を抜いたこのドラマ。
この破天荒にぶっ飛んだ内容をどう落とし前付けるのか、いっそ何でもアリだからこそ予想を付けさせず
興味津々でした。

結果は、なるほどねと。

このドラマらしさを失わせないキテレツ愛のまま、キチンと締めくくったのが嬉しかった。
愛は崇高だなんて使い古された主張されても萎えたし
好きだからとかそんな平凡な動機じゃ浅いと思っていたが
こういう結末かというものを見せてくれた感じだ。

特に平行して描かれた対象者としての鯨井夫婦が見事な補完作用だった。
紙切れ一枚の繋がりである社会的夫婦と、同じ契約夫婦を持ち出し、夫婦の原点とは何かを問い掛けた展開は
上手い流れだったと思う。
常に、こんなんで夫婦なの?破綻してるじゃんと思わせながら
それでも〝何故か〟相手を切り捨てずにふらふらと繋がる二人は
確かに他の人にはない何かをお互い鎖のように引き千切れなくて、それを客観的にいえば
情なのかもしれない。

契約夫婦であった鯨井夫婦の方にもピュアな愛があるとなれば
それこそ紙切れ一枚の違いとは何なのだろうとか意識させてくる。

所詮夫婦など、みんな信じたり信じられなくなったり、そんな山谷の繰り返しだ。
その起伏が大きいだけで、このドラマの夫婦も特に歪という訳ではないと言っているようで
その夫婦解釈が逆に純粋にさえ見える。

ましてや、紙切れ一枚で契約を交わしたのは
鯨井夫婦も、真理亜&幸平も同じなのだ。あの血判状が、何よりのシンボルとして対比させられていた。

共に暮らすうちに、情が湧いたり、空気になったりし、人は何かを絡みつかせていくものなのか。



また、女と女の戦いの熾烈さを過激に描いたことも、脚本家さんの女性解釈の面白さを感じた。
前半は杏南との駆け引きでギスギス感を出し
後半、特にラスト二回の、ゆきちゃん。

ここはもう、圧倒された。
愛する男に対する狂気とも言える執念の恐ろしさが見事すぎて、言葉もない。
ドラマ中の最高の見せ場はここである。
女と女の戦い。己の恋のために狂う女の情愛。
何もかもが激しくぶつかり合い、凄まじい。
そこに年齢など関与さえさせない。

だからこそ、その全力の狂乱に、全力で答えたかずくんにカウンターパンチを喰らうのだ。

本心では、自分に溺れて殺人までしでかしたゆきちゃんを持て余していた部分もあったかもしれない。
年増女だし、どこか金に惹かれていた部分も強かったかもしれない。
どこかそういう冷めた部分を台詞なしで見せていた高橋一生さんの空間演技は嘆息レベル。
劇中、かずくんのこの辺の心理描写は敢えて明確に描かれない。

その上での、ラストのラストまで引っ張った、このクライマックス!

ゆきちゃんのためでもあった必死に奪った二億を、先にゆきちゃんの口から「退職金」と言われて
突然手放される。


「ゆきちゃん、金手に入れた」
「そう、・・・・じゃそれ持って一人で逃げて!」
「え?」
「分かってる!最初からあなた、お金手に入れたらもう戻ってこないって思ってた」
「ゆきちゃん」
「その二億は退職金よ」
「何言ってんの」
「お疲れ様。あなたとの生活、結構楽しかったわ」
「ゆきちゃん、・・・ゆきちゃん!ゆきちゃん!!」

この声のトーンが急に変わる「何言ってんの」とか!
その衝撃のまま、かずくんのその切な気な表情がもうたまんない・・・っ!目線と声が素晴らしかった。
もうここから感極まって(私が)かずくんの必死で再コールする仕草とか、金持って駆け付けるシーンとか
やばすぎる!

ゆきちゃんの気持ちも切ないし、身を引く恋の辛さは正に乙女心をストライクであり
そして、記事冒頭のやり取り!に繋がって!

「ゆきちゃん、なにやってんの」

くっはーっ!/////
くっはーっ!/////
ホント手間のかかる女だぜ、みたいな包容力ある愛見せられて、こっちが窒息するよ!
年上なのに、なんでそんなことも分かんねぇんだよ!とか言わんばかりの年下男の色気がパネェ。
ここまでベタな台詞の応酬であっても、気恥ずかしくさせないドラマティックさ!
どうしよう!かずくんがめっちゃカッコ良すぎる!!!

「あんたなんかのためにそこまでするかよ」だってっっ。o(≧▽≦*o)(o*≧▽≦)o

察しろよばか、とか脳内補完された。

情が移ったか、偽装が本物に変わったか。
甘甘カップルで気持ち悪いとさえ思えそうな歳の差夫婦だったのに、何だこの爽やかエンド。
ガッツリ行っても全然違和感ないv


それをまた、キムラ緑子さんの迫真の演技が圧巻過ぎて!!
演技派ってこういうことを言うんだな。

まず、一息で出る台詞の中で、巧みに抑揚が変わる。
震えるような声でもういいのと言ったあと「ここで死ぬわ」って言い方とか。
適正な声量とトーンに、こちらの感情が引き摺られ、揺さぶられた。

報われない恋に、でも身を焦がして断ち切る年増女の切なさが、もう堪らない哀愁。
真理亜にぶつける凄味とかが逆に悲しさを感じさせてくる。
台詞に感情を乗せるのが上手すぎて、煽られた煽られた。
ふっと声のトーンが時折低くなったり、小さくなったりするのが上手すぎるんだ。
そこにエアスポットのように、こちらの感情がグッと深まる。


画面には二大女優。木村佳乃さんとキムラ緑子さん。
動きの無い同じ部屋だけの背景で、作られる画面の威力が桁違い。
すっごいものを見た。

それを支えるカメラワークも上手くて、正に、ドラマ中、最高の見せ場である。
ろうそくの灯だけの照明という画も終末的な雰囲気出ていて素敵だった。


紙切れ一枚の契約に。
「それってまるでゆきさんのことみたい」
「そうね・・・だからあたし、あんたのことが大っ嫌いだったの!」


「お前を置いて行けるかよ」という幸平に。
「何なのよ!殺し合いしてた腐れ夫婦が!」

激情に狂う女の情念が、満ち溢れていました。
僕の「ヤバイ妻」
そうだ、このドラマは妻たちの物語だった。

他人には分からない強い理由が存在するのが夫婦なのだという脚本家さんの主張が聞こえる。
それを台詞などであからさまに言わせないで、視聴者に想像させる流れも、良かった。


この夫婦は2億と本物の夫婦愛を手に入れた。
死ぬまでの逃亡生活も、この二人にとっては倖だろう。
一緒にいるだけで良いというなんとも子供っぽいオチであっても
何故共にいることが倖となるのかを、じっくり味わわせる説得力があって、なるほどと思いました。



そして、脚本的に一番私が気に入ったのが、前回ラストでも鳥肌が立った、脚本の回旋部分だ。
ここはもう、絶賛したい!

ゆきちゃんを煽って、ついに報復の如く刺されてしまった真理亜。
そして二億を要求する鯨井夫婦。
同じ拘束された真理亜。同じく負傷した真理亜。同じく帰宅すると手紙で要求される二億。
けれど、今度は狂言でなく本当に脅されているスライド。

設定がそのまま、ドラマ第一話に帰するように准えているのがもう何とも言えない。
ここまでの破天荒な展開は、全てこのためかと思ったほど。

それを敷いたまま、この最終話でもまた、同じく担架に乗せられる真理亜。涙を流す真理亜で締めくくられる。
同じカット、同じ照明。
だけど、今度の涙は幸平が本当に来てくれたという本物の涙だろう。

こういうの!こういうのが見たいんだよー!上手すぎる。
ここまで付き合ってきたからこそ准えている意味が分かる。
こういう最後まで見て一つにまとまるようなお話が、大好物だ。



逆に欠点として勿体ないなと思ったのは二点ほど。

一つめは、何故真理亜がそこまで幸平愛するのかが最後まで分からなかったのが、少々惜しい。
ここまで盲目だったのに、一方で幸平はバカ呼ばわりされるほど
とにかく短絡的な男で、魅力があまり感じられない設定となってしまう矛盾があった。

そこが男の可愛さとでも言いたかったのか。
でも真理亜からはそういうニュアンスはあまり感じられず、ただただ盲目的に惚れているというだけに終始する。
最後に、ここまで入れこむ理由が明らかになるのかと思ったら
それもなく、本当に真理亜の狙いは幸平に恋していただけ。

ちょっとパンチが弱かった。


二つの夫婦が対比だったから、こちらもしっかり描いて欲しかったのだが
イケメン・クール夫のかずくんと、ダメダメ・馬鹿夫の幸平という対比となっていたのは面白かった。

惚れた「妻」を護ろうと、ゆきちゃんがヤケになって投げ上げた煙草を
掴み損ねる幸平と、負傷した足でもダイビングキャッチを決めるかずくんの出来る男っぷりの対比。

かずくんに突き付けられたナイフから逃れて「ばーか!」
どんだけ子供だよ!!幸平ちっちゃ!ここは吹いたw
そして、かずくんにまで「馬鹿が逃げた」とか言われる始末。
最後には木暮にも「馬鹿」と言われまくりの幸平。
いや、うん、確かにほんっと馬鹿男なんだが。

どこまでも世話の焼ける駄目夫・幸平。
お前のターンは最後までなかったw だが、最後まで駄目さ加減で持っていった男であった。

大根演技に文句を付けてきましたが、この完成度を見るに
やはりこの稚拙さが上手く軽く描かれていたなと評価したいです。


もう一つの残念ポイントは、N31についての一連の真相。
木暮さんの扱いとか、なにそれ?とか思った。
え、だったこれだけ?すげえ存在感で引っ張っていたのに、あっさり終わる。そして彼も何も知らない・・・。
そんなのあり?

せめて、真理亜に何かあったと知らせて、居場所を想起させるような台詞とか
ちょっとイイトコ見せてほしかった。
「あなたしか分からない」とかなんじゃそりゃ?何も知らないの?嘘でしょ?

最後の木暮とのことをもう少し描かなければこのドラマ、そもそもの設定が破綻する。
妻の死が真理亜の動機に起因していて、木暮さんも杏南も協力するに至ったのかと思ったのに
全然スル―かよ。
家庭教師時代に真理亜を海外留学させて、勘当されちゃったと。

ただそれが、真理亜に多額の保険金を掛ける切欠となったらしいから
彼が発端と言えば発端。
真理亜にとって、愛の象徴だったのかも。


N31の意味を直ぐに幸平が察していれば
N31=愛を誓ったお店の名前=愛の原点と推理が成り立ったんだなという皮肉は面白かった。
幸平の愛を試したというより、思い出してほしかったんだろう。
そう考えれば、いじらしいほどの愛は分からなくもない。

が、やり方は間違ってるけども!


そのサインは更に深く、真理亜の保険金の日付にもなっている。

真理亜に何かがあったら、幸平に16億入る。
16億からしたら2億くらい端金ってことか?
となると、一番最初の狂言誘拐も、最初から保険金目的の自作自演だったのか?という疑問も浮上するが
流石にそれはないだろう。
真理亜がお金を欲しがるとは思えない。

私を愛してくれたら、16億あげるわ、という魅惑の女神って意味なのか。


ただ、そんなネタをわざわざ意味ありげに事務所呼んで杏南に読ませているシーンは不要な気がした。
また、杏南が真理亜の味方みたいになった経緯が浅いのも残念だ。
せっかく良い女のバトル見させてもらったんだから、ここはカッコ良く治めて欲しかった。
あそこまで女のプライドが炸裂していた執念を滾らせていて
真理亜の純愛に打たれて感動?ありえないでしょう。


純愛という意味では、むしろ鯨井夫婦の方に軍配が上がる。
ほんと、このドラマでまさか最後に泣かされるとは思わなかったぜ。
かずくんのカッコ良さに悩殺されそうだよ!

だからこそ、杏南の撤退がよりおざなりに見えるのだ。

所々、浅いなと思う箇所もあり、ずさんな印象は残る。
勿論、描かれてきたのは二つの夫婦を用いての夫婦愛の形であったようだから
この辺が雑になるのは致し方ないのかもしれないが、こっちがメインと思って見てきた視聴者は多い筈。
この辺もしっかり骨格を据えて欲しかった。

大体、ガソリン撒いた部屋で煙草吸ったら普通気化で引火する・・・・。


純愛エンドでは奇天烈な激辛ドラマだったのに生温ささえある。全ては愛故に、なんてパンチ弱い。
と思っていたら、このドラマ、最後まで詰め込んでくる。

「私と取引しませんか?」

鯨井夫婦と最後まで取引する真理亜らしさ。こうこなくっちゃ!という感じです。
そして幸平には、同じ銘柄のワインを注ぐ。
絶対見てる全ての視聴者がここで一瞬毒入りを連想した筈だ。

「真理亜は16億のために別れなかったのか?」
幸平はまた疑心暗鬼。
「あなたってほんと馬鹿ね」

張り付いた仮面で向き合い、笑顔でワインで乾杯。
第二ラウンド開始。


「16億を狙ってるのか?」って・・・w だから馬鹿ねと言われちゃうんだよw
この流れで、幸平だけがビビっているだけで、真理亜が毒殺するわけはもうないでしょうに。
「お前を置いていけるかよ」なんて男前な台詞を吐いてもいたのに
何でここでそういう思考回路?

幸平が再び疑惑を抱くという流れにして第二のゴングを鳴らせたかったのだろうが
そこは少々無理矢理感があった。
普通なら、思い出のワインに、慌てふためいた過去を笑い話にするくらいの成長があるものだが。

それでも、ワインを毒入り?と思わせて、それを二人で乾杯して終わるラストシーンは、やられた!と思いました。
最高の終わり方。


夫婦とは死が二人を別つまで、切磋していくものであると言わんばかりの結末。
文句なしのラストエンドでした。
破茶滅茶なのをここまでやってくれると痛快である。
最終回で失速するドラマが多い中、このドラマは最後まで激辛で疾走した。
役者さんの怪演で、焼き切れるようなドラマでした。

木村佳乃さん、キムラ緑子さん、相武紗季さんの女の恋と情熱に圧倒され
高橋一生さんの変化に魅せられた。
やっぱりベテラン陣の演技力はすごい。それに尽きる。
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