Like Sugar&bitter chocolate  邦ドラマと映画の甘くてちょっとほろ苦い感想雑記。けっこなんでも飛び出すごちゃまぜブログです。お暇つぶしになれば幸い。ヾ(≧∇≦)
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2016*06*01(Wed)
僕のヤバイ妻 第7話 感想
むしろこちらが死ぬほど笑った。なにこの殺人ゲーム。
茶番が引っくり返ったラスト10分に目が釘付け!もう笑って良いんだか眉を顰めるべきなのか分からねぇ!

前回で既に斜め上展開にイっちゃってるなと、エンターテインメント性の突き抜けっぷりを評価したが
今回は更にその上を行った。
回を増すごとに加速していく変態度合いは尋常じゃなく
こんな夫婦やだ。でも傍から見てると飽きない。独特の世界観がリスペクトもない人間性に嫌悪感を持たせない。
ちょっと癖になってきた。



第7話。
杏南にアドキシンを精製させ純度の高い致死率を持たせ
それを使って幸平を殺す最後の晩餐が開かれる。
ただそれだけの回だったのに、練り込まれた心理戦は脳味噌が追い付かないほど。

このドラマは誰がどういう理屈を持っているかを推理するのが、ほんと楽しい。

同じく毒を入れるか入れないかで引っ張った別ドラマ『火の粉』よりは俄然こちらの方に軍配。
だが、スリルという意味では、少々コメディに寄り過ぎで、ハラハラ感は薄い。
ひとえにそれは、幸平役の伊藤英明さんのへたくそな演技に因る水差しでしかない。
周りが幾らレベルが高い役者陣であろうとも、幸平視点で物語が進めば、台無しである。

ところがところが。

その棒読み演技が、むしろ、浅はかで浅知恵の馬鹿な男というキャラクターを実に上手く見せ掛け
隙だらけの男という幸平像を補完していて
今回に至っては、むしろラストのオチをカムフラージュする見事な布石であった。

とにっかく、バレない方がおかしいでしょ、というレベルの大根演技で
幸平の仕掛けた罠が張り巡らされた晩餐が始まる。
勿論、どこかで真理亜も仕掛けてくると幸平は知っている設定なので
より、欺いている感が強い。

ここ、真理亜なら裏を掻くよね、という視聴者側の推論だけではなく
実際に真理亜視点の罠を視聴者にだけは教えているからこそ、この二人のギリギリの攻防戦が引き立った。
プロットが上手い。

幸平だけの大根演技では、緊迫感は出なかっただろう。


だけど、とりあえず仕切っているのは幸平という視点で舞台が進んでいく。
その顔が下手くそで、これでバレない方が不自然なレベル。
もうちょっと表情とか作れないものなんだろうか。
故に、ここの抜き差しならぬ筈の最後の晩餐は茶番に。


なのにラストのラストに大どんでん返し!!ですよ!!
視聴者をも覆しやがった!!

そうか、幸平視点で繰り広げていたのは、わざとだったか!
最後の晩餐を幸平のキャラで茶番に見せたのも、このためか!

視聴者もまた、幸平と同じように真理亜に騙されていた訳だ。
仕切っているつもりで踊らされていたのは幸平の方で、タクトは最初から真理亜だった。


杏南が真理亜の指示通りに9時に表れて、そこで計画の失敗を告げられ
「なにそれ」と茶番に付き合わされた憤慨で食卓のフランスパンを魚介類のスープに浸す。

幸平が杏南と仕掛けたアドキシンだらけの食卓が
そのまま、杏南を死に追いやるこの最悪な喜劇からの悲劇。

もう、ここのスライドが見事すぎた!


だってまさか!杏南ここで退散(死亡)かよー!!
えぇえぇぇぇー!??
本気で私もそう思って目玉飛び出たー!

・・・・でもよくよく考えると
「真理亜さんは私を信用しているから大丈夫だとは思うけど、一応他の食材も気を付けてね」
そう言っていた杏南が気安く食卓の上の食事を口にするとは思えない。
ちょっと不自然すぎる。

なにそれって呆れた人間が苛立ちからヤケ食いのように食事を口に入れる。
ごく普通の人間心理を利用して、杏南もまた、幸平を仕掛けたと考えた方が自然かな。
ここまでが真理亜の仕掛けた罠だったと考えた方が整合性あるな~と思いました。
後になって。


そもそも、その「他の食事にも気を付けて」という台詞と
幸平自身が杏南に頼んだ(と思っている)岩塩へのアドキシン混入、それによるメニューのほとんどに入った毒素。
それを可能としたのが、他の食材への毒素の混入への警戒なわけで。
警戒自体が成り立たなくなりますもんね。
つまり今回の内容全部が意味なくなるわけで。


だけど一瞬、清算のために計画したのが、まさかこんな真理亜に好都合な結末を連れてくるなんて、という流れに
背筋が寒くなった。
幸平を殺そうとした真理亜に、一番邪魔な杏南が始末されてくれた。
勝利の女神が彼女に微笑んだという、この皮肉。

ぶっちゃけ、それでも面白いとか思ってしまった・・・・。

ですが、やっぱり真理亜には実際の人殺しまでは犯して欲しくない。
本当に人の命まで奪ってしまったら本当のサイコパスといいますか、愛情倒錯ですらなくなってしまうから。
狡猾な女は、自分の手を汚さずに目的をスマートに達して欲しいです。

殺人まで犯して何かを強欲に成し遂げるというレベルまできたら
正直笑えなくなる。


そんな辺りから推察すると
杏南が乗ったのは、殺人ゲームではなく、殺人を犯したと幸平に思わせて
実際その場で幸平の愛情を確かめてみない?と持ちかけたとか、どうだろう。

そのための離婚騒動は伏線だったとか。

杏南が倒れた後、真理亜が妙に切羽詰まって幸平に問い掛けた台詞でそう思いました。
「あなたもアドキシンを使ったの?私を殺そうとしたの?」みたいなやり取りの後
「でも貴方も私を殺せなかったのよね!?だから止めてくれたのよね!?」
「今はそんなこと言ってるときじゃ・・・」
「答えて!」
「・・・ああ」

ここで、本当は真理亜は幸平が自分を殺そうとしてくるだろうことを知っていながら
敢えて、今気付いた振りをするところが、役者だなぁと。
真理亜怖えぇぇぇ。

あまりの気持ち良い心理攻防に感嘆です。

だからこそ、後ろめたさを幸平に植え付けられ、殺そうとしてたけど、殺せなかったという言葉を引き出した。
それは、もし杏南を幸平が100%選んでいたら出て来ない台詞であって
だからこそ、杏南もこの茶番に乗ったし、二人で仕掛けたのかなとか考えた。

この二人の殺害計画を、ボイスレコーダーで幸平に聞かせるよう指示したのが真理亜だとすると
その辺が妥当なんじゃないだろうか。

トランク内の、愛の駆け引きに負けた杏南が舌打ちしているのが聞こえてきそうだ。


用意周到な真理亜が後ろに幸平の目があるこの状態で、堂々と毒を入れるとも考えにくい。
つまりあれは、毒を入れましたよというパフォーマンスであって、実際真理亜は毒は使ってなかったんじゃないかな。


その線で考察していくと、だからこそ、幸平のお子様レベルの殺人が
意味を持ってくる。
ああ、だからこそ、こんなにバカバカしいコメディタッチで描かれ、隙だらけだったのかと。

もぉぉ、幸平が毒を交わす心理が、バカバカしいってか、アホかっていうかw

「これも、これも、これも、毒だらけかよっ!」 とかww
岩塩に毒を入れろと指示したのは幸平なんだろうけど、そう思わせられているだけで
実際は杏南の誘導だったりして。

んで、真理亜が岩塩を使うことで、あっちこっち毒だらけになる食卓w

もうおっかしくて、おっかしっくって!!
「生ハム、セーフ!」とかもうその先も台詞が全部がおかしくて!
馬鹿かww

おなかが痛い。笑いっぱなしである。
突っ込みどころもたくさんあるように見えるだけに、とにかく笑った。


それを、大根演技でやるから、余計に可笑しさが増長されるのだ。
そもそも表情の演技が下手すぎで
逆に真理亜役・木村佳乃さんが演技上手すぎるので
幸平が分かり易く顔に出ていると、視聴者に錯覚させるんですよね。
この奇妙な副作用が良い相互作用である。

幸平役、ハマってきる気がしてきた。

裏の裏がテンポ良く回ってくるのも飽きさせず、ほんと面白い。
けど、これで次回、杏南が本当に死んでたら、別な意味で目玉剥く。



すっかり忘れてましたけど、緒方殺し。
あらら、やっぱり鯨井奥さんだったか。当てちゃったよ。
でも、主要人物以外から犯人を出すとは思えないし、だとすると、消去法で、彼女しかいませんでしたもんね。
鯨井夫が、杏南に「君が殺したんだろ」と持ちかけたことが、まず不自然でした。
この台詞で、彼自身は殺してないんだなと思ったし。

だけど、それを知ってて、鯨井夫は何をしようとしてるんだろう。

狙いは二億円のようだが、こちらサイドはまだ不気味さが残っているから
なんとなくドラマのシリアス感が途切れていない。
でもなんかチープなんだよな・・・。行動に迫力が足りないというか。
彼はチキンタイプ。

瞳の動かし方とか、雰囲気の出し方が上手い役者さんだなぁ・・・。


どう転ぶか全く読めないドラマなので、めちゃめちゃ楽しい。
多くの人が、どう動くかを想像させる脚本も、巧みで上手い。
各キャラが皆イっちゃってて、面白すぎだ。大笑いしながら観てます。
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