Like Sugar&bitter chocolate  邦ドラマと映画の甘くてちょっとほろ苦い感想雑記。けっこなんでも飛び出すごちゃまぜブログです。お暇つぶしになれば幸い。ヾ(≧∇≦)
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2016*04*25(Mon)
火の粉 第4話 感想
なんか昼ドラのノリになってきたな~と少し失笑していた正直開始30分。
「家に行っても良いですか」のゴングから始まった後半交戦が圧巻でしたー!
どっちが真実かを客観視するほどに迷走感が増す論理応酬!
なんて濃密な心理バトル!


「雪見さんが家族に隠し続けた真実を曝け出し、家族の方々に光を当てたのに」

最初に視聴者にだけ、武内自身に告白させ、やっぱりジョーカーはこいつかと明確にしておいて
つまり白黒ハッキリ付けているのに
その上で一つの事象を両極端から糾弾していく、この論理展開。
まるで鏡に映った反面のように、言っていることは池本の方が真実なのに
全然説得力がなくって、めちゃめちゃ面白かった。

池本が武内の家に来て、梶間家の二人も混ざり、直接対決。
徐々に池本の形勢が弱くなり、最終的には侵食するように確かなものがないこの水かけ論が
やがて武内の論理的構成力に蝕まれるクライマックスには、ほぉぉ~と魅入ってしまった。


正直、確かに両方とも馬鹿みたいな大人げのなさなんですよ。

水かけ論も良い所で、誰か、確証のない押し問答は止めないかと言ってくれと苛々さえする。

地蔵を注文したのが武内だった、と池本が雪見に言った時
何故そのまま鵜呑みにするか。大人として理解不能である。
普通、証拠を求めるだろう。相手に確認取るだろう。確実性を追求するだろう。

武内に聞きに行く時はそれを持参で行くのが普通の神経だろう。
何故手ぶら・・・?
馬鹿なの?

何の証拠も持たず、良く他人を糾弾出来るよな、とか阿呆らしくなったのも事実だ。
なんかそういう理屈で詰めない策略の未熟さが、とにかく鼻に付いて
イイ大人なのに、馬鹿みたいに、同情の余地さえ軽薄に思えてしまう。

この辺の台詞の甘さは確かに目を覆うレベルだ。
が、そんな細かいことは一掃出来るほどの、武内との応酬が、確実に見物だった。


「僕も言いたくはありません。だけど、戦わなければなりません」

そう前置きし、武内が反論を始めるのだが、こっちの方が余程場数を踏んでいる感じで
何を用いれば人は納得するかを良く良く吟味されているファクター。
そうか、それを強調するための要素だったか。←池本の迂闊さが

しかも、冤罪という過去を背負った男だから
より、その「反論しますよ」という態度が客観的に説得力を増す。
つまり、同席した梶間家のお母さんと夫という無知なる観覧者にだ。

いやぁ~壮絶だった!
上手く状況を利用して造られたこのシーンに、大満足です。
大人なくせに、浮ついて先走っちゃうとか、証拠も無いのに決めつける態度とか
気になるけど、今はそんなのど~でもいいや~。

徐々に荒ぶり、落ち着きを失くすだけの池本と
冤罪で苦しんできたからこそ、もう、自分を護るためには言うしかないと腰を上げる武内。
正直、ここだけみたら、どっちが真実を言っているのか、本当に分からなくなってくる。
それほどまでのギリギリの嘘と本音の微妙な差異が、魅せる魅せる。


それに、池本が最初から挙動不審だった設定も生きていましたね。
彼が激昂して、感情的になればなるほど、客観的には嘘っぽく見えてくる。
人を見る視点の性質を利用したシーンを視聴者にスライドしている点も、高評価したいです。

全てはここでそう持ってくるためだったか~。納得~。


論理的証拠を出せないで、お前がやったに決まっていると繰り返すだけの池本と
地蔵を注文したという状況を持ちださせたが
それを逆手に取られて、誰かに名前を偽装されたと反論する武内。
しかも相手のケータイ番号を聞いたと、これまた証拠も無いことを言いだし、その場でかける。

ここ!
目の前に具体的な行動を示されることの説得力という効果も小憎たらしい。

そこで鳴る池本のスマホ。

大体、聞きだしたと武内が言ったのだって、池本が聞きだしたと言ったのと同じで、双方証拠も無いことは同条件である。
予め武内が池本の番号知ってれば済むだけの話で、ホント突っ込み所は満載なんですが
敢えて、視聴者的には同じ条件での戦いに見せ、そこに数々の脅迫文も示し
それで池本はまた動揺&激昂。

上手い~。
冷静に見て、大人はどっちを信じるかってだけの話ですよね。

池本の馬鹿っぷりと、しかも琴音に近付いた占い師まで池本の妻だと分かると
それこそ、何のために池本が雪見に近付いたのかも不明瞭になってくる。
狙いが見えなくて、どういうこと?という疑惑がこっちの脳裏にも浮かび
その時点で、視聴者も武内の罠に見事ハマった。

そもそも池本妻が、琴音に武内が近付いたことを止めない理由も疑問である。
一気にコイツら怪しい~って空気が、画面から満ちてました。


しかもドラマはそこで終わらず、雪見の動揺も誘った。
自分が何を信じれば良いのか分からず、嘘を吐かれ、利用されただけとも取れるこの状況に
ついに雪見が呆然と立ち尽くす。

「分かってんのか!お前が俺たち家族に喧嘩ふっかけたんだぞ!」

夫の糾弾も、視聴者的には、これで完全に騙された馬鹿な男だということになるのに
なんたる的確な雪見に対する鋭さ。

そうか、これらのために、最初に武内の犯行だと、視聴者にだけはバラした訳か。
うまい~~~。
うますぎる~。
練られた脚本構成にクラクラする・・・!


ガクリと崩れる雪見。
だけど、彼女は刺し違えてでも、と決意を表明していた。
これが、武内を騙せるパフォーマンスだとしたら、面白いんだけど。


そして、そこまで混迷に視聴者を混乱させておいて、空かさず、池本がラストに失踪したというオチまで入れてくる・・・!
ぎゃあぁぁぁ・・・・・・怖えぇぇ~・・・・!
武内を横から映す、奥のまな板の上!まな板の上~!
トランクに入ってるよ~!あれ、この人確か前クールでもトランクに入れらてたよ~。(どーでもいい)
そして「ようこそ我が家へ」って迎え入れてたけど、それ、どこぞのタイトル~。
あぁあぁぁぁ~・・・混乱してきた・・・・。



その他。
カメラワークというか、照明さん。
義理の父と喫茶店で話す時のライトが、めっちゃニュアンスあって
雪見役の優香さんの瞳が、もう綺麗で綺麗で・・・!
潤んだ感じのハイライトが二つ映り込む位置とか入れ具合が絶妙で、とても美しいセンスでしたv
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