Like Sugar&bitter chocolate  邦ドラマと映画の甘くてちょっとほろ苦い感想雑記。けっこなんでも飛び出すごちゃまぜブログです。お暇つぶしになれば幸い。ヾ(≧∇≦)
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2016*04*24(Sun)
グッドパートナー 第1話 感想
面白かったー!リズミカルなテンポと掛け合いとどっしりとした物語構成にかなりの満足感でした!
アンティークなセットや企業法務という設定もお洒落で面白い!
でも法務とHOMEを掛けていることには、最後まで気付かなかったよ!

離婚した夫婦っていうから二人だけをフューチャーしたサクセスストーリーなのかと思ったら、割と脇も濃く
パートナーが誰を指すのかも含みが出ている気がします。
パートナーというキーワードを軸に、今後様々なコミュニケーションを見せていってくれたら、面白そうです。


と言う訳で、はい!リーガルネタです!飛び付きましたー!
実は今期一番楽しみにしていたドラマでした。
期待を裏切らず、ちゃんと真面目に造ってくれていて良かったです。やるなテレ朝。
それなりの専門ネタを入れてくれそうなので楽しめそうです。

冒頭、新人くんが誰の元につくか?なんていう弁護士ならではのシチュから入っていってくれたところから
初々しくって目が釘付け。充分面白い。
イソ弁・ボス弁・・・定番ですね~。

アソシエイトだの、パートナーだの、色々な立ち位置がある上に、資格を持たない人間も関わっているという設定が
とてもリアリティがあった。
いいな~そんな職業。


全体的に堅いカラーを扱うので、逆に少しドタバタしすぎな部分が気にならないこともない。
――が
主演・竹野内豊さんのおっとりした雰囲気と口調が絶妙な幉となって落ち付きを出していた。
元妻と口論になり、夫婦のプライベートに周りが振りまわされていくのが
このドラマの最大の見物のようであるが
それもウェットの効いた早口の応酬で、煩いという印象は無かった。

全体的に大人っぽい雰囲気で、その点に於いて同じリーガルネタを扱ったTBSとは一線を画している。


元妻・夏目先生役に松雪泰子さん。
そうきたか!
きれー!きれー!ちょっと濃い目のメイクが妙に可愛く見えた!
・・・マスカラが濃いいのだろうか。

なんか、年増女の融通利かない優等生タイプのイメージだったのに、小悪魔風の問題ガール風で
ちょっとパッションな感じがすごくイイ。
弁護士ならではの理屈の応酬も、ハマっていた。キンキン脳天貫く系の声色でないのも◎。
なんかいいかも~///


新人・熱海優作役に賀来賢人さん。
主人公は竹野内さん演じる咲坂健人なのだろうが、物語視点はこの新人くん目線でのナビゲート。
人物設定としてはイーブンな立ち位置か。

彼のツッコミや疑問が視聴者視点で綴られるので、むしろ彼にシンクロして物語を見ていた。
彼はこういう真面目系後輩役が上手いですね~。

主要人物は何の違和感も問題もなく、なんて重厚な役者陣。
濃い脇も、特に奇抜さは無く、ベテラン陣なので安心して観ていられる系だ。



さて。今回のネタは、著作権侵害。
旬だな。

東京五輪から始まり、最近ではフランク三浦時計など、特許も絡んで色々話題なネタなので
企業法務という一見専門分野に見える世界観でも、実にスムーズに入れました。


広告代理店の帝都広告から清涼飲料水のキャラクターの依頼を受け、草案を提出。
しかしイメージと合わず、没。
その数ヶ月後、青森県の町おこしのイベントでそのキャラクターを使用したところ
帝都広告から、著作権侵害で訴えられたというもの。
その額、1億円!


高っけぇ!(@_@;)
払えるかーっ!

依頼しておきながら無下に没ったのはともかく、個人事務所にそれだけの大金を請求するあたり
ブラックな企業である。

両社間には正式な契約書は存在せず、発注書が交わされていた。
その中の一文に、「キャラクターデザインの著作権は帝都広告に譲渡する」と明記。

面白い~。
つまり、これが法的な効果を持つかどうかというのが争点な訳ですね。

素人思考ですと、デザイン没=契約不成立と解釈でき
売買契約がなかった以上、譲渡権利も白紙に戻りそうな印象を受けますが
あくまで、この仕事は成立したって考えになるのだろうか。

そんなこと言ってたら、最終案まで持ち込まれなかった多数の草案も全部契約内商品扱いになるんか?
げえぇぇ。
デザイン業界コワイ。


ところが、その争点で真っ向から勝負するかと思ったら、ドラマはそうは進まない。

裁判所がどう判断するかというよりも、圧倒的に不利な態勢であることは事実である状況で
その小さなデザイン会社にビタ一文払わせない方法へと邁進させる。

つまり、法廷で戦わない。

なんだかこれはこれで面白い。
その企業の顧問弁護が、最大ライバルとされる大手事務所であるという設定なので
弁護士同士の子供みたいな意地の張り合いの喧嘩へと突入。
大人げない作戦ではあるが、こちらにも非があるにも関わらず支払い拒否という派手な工作も
この大人げない人間模様と合わさって、悪くなかった。

相手弁護の社名を告げ、ボスに「戦え!」と言わせるノリノリのシーンは
割と、燃えたvv
私もこういう馬鹿な戦い、好きである。(笑)


そして打った手が、小さな案件を逆に訴訟に持ち込むという反訴。
狙いは、向こう側から訴訟を取り下げるように仕向けるという、超後ろ向き作戦だ。

つまり、大手企業の顧問弁護というものは報酬制ではなく時間給制。
それこそ食事や移動時間まで金額を請求するので、小さな訴訟とはいえ数を増やすと
その分、金額が膨れ上がっていく。
そうなってくると、大手企業とはいえ、採算が合わないだろうという、正にシステム違いの利を付いたもの。


アイディアとしてすっごく面白かったんですけど
ここ、イマイチちょっと仕組みが分かりづらかった。

例えば、相手弁護士と企業の足並みを狂わせる手を使った訳ですが
素人考えだと、これ、もし相手側がそれでも訴訟に踏み切ったら、訴訟費用は原告持ちなのでは?と
ちょっとハラハラしてしまった。

一個一個全力で戦うリーガル知識と、そこにかけた労力の時間給で
いずれ、向こうが悲鳴を上げるとドラマ内では説明してましたが
裁判自体のその莫大な費用、誰が出すん?

そこで、後でちょっとググってみたら
どうやらそうでもなかった。
軽くしか漁らなかったから、詳細説明は省きますが
簡単に言うと、どうも反訴というのは、控訴や本訴とは、仕組みが違うらしい。

反訴。
民事訴訟の被告が、口頭弁論終結前に同じ裁判の中で、原告を 相手方として新たに提起する訴えのことをいう。
民事訴訟法146条に規定。
つまり反訴制度を用いれば、関連する紛争の解決を一つの裁判手続の中で行うことができる。


ああ、そうか、一つの裁判内という認識なのか。
これを利用したんですね。

故に、どうやら、弁護士費用の着手金は原告持ちで
しかも倍になり、判決で損害賠償費用を払うにしても貰うにしても、原告弁護士に報酬金が発生するようになるらしい。

な~る~ほ~ど~vvv
そういうことか。

勿論、反訴は、当然「本裁判関連のものに限る」だとか、色々制約はありますが
訴え返せば返すほど、向こうの弁護士さん、儲かっちゃうんですね。
最後にもそんなこと、言ってましたね、ドラマでも。


そして、ドラマでも、当然、巨大企業とはいえ、一専務が持ち回れる金額を大幅に超えたため
帝都広告上層部が撤退を判断。
訴えを取り下げた。


それを持って、勝ったと喜んでいるが、果たしてそうか?という疑念は残らんでもない。
でも、取り下げさせたのだから、こちらの勝ちは勝ちか。
結局、デザインの流用が著作権侵害に当たるかどうか?そして、受注書が法的効果があるか?
・・・の判断は個々に因って異なるのが通例であり
その辺の名言を避けたオチとなっていた。

あからさまに指摘してこなかったことを考えると、やっぱり一度提出したデザインは
没にされても相手の物になっちゃうってこと?
著作権ってわっかんねーっ。

また、受注書だけで契約が成立していたのなら
没にされてもちゃんと賃金は支払われるんだな。
それもまた、摩訶不思議。


企業専門というネタは個人弁護と違う面白さがあり
正にそこが今回も肝となってて、とても興味津々でした。
ワザとらしくウケを狙おうとせず、その辺りを抑えていた脚本構造も好感が持てました。
少し争点はズラされましたけど、これはこれでアリだなという説得力があった。
もっと、色々なドラマティックなネタが有り余ってそうな舞台である。今後がめっちゃ楽しみになりましたv


でも、悔しいのが、例えば最高峰リーガルハイみたいに法律ドラマって言う訳じゃなく
夫婦との人間関係の方を描いていきたい含みが感じれらたのが、私としては残念。

まだ少々突っ込み所が残って
もっとがっつりシフトしてくれてもいいのにとは思った。
夫婦や娘なんて余計な装飾入れないで、法律家としての一話完結物語だったら良かったのに。

それが最大の懸念材料ともなっている。

事務所内に於けるおかしな人物像も、バラエティ色あって明るくドラマを彩っていましたが
あのかなりセンス悪い猫田先生の扱いが気になったんですよ。

猫田先生が一人婚活に励み、今回の騒動から逸れていて
どうせ勝てないと思われた大手弁護士事務所に撤退させた今回の勝利を
すごく不思議がるというオチでドラマは閉じられた。

それが、団結して関わった人間側の躍動を表現するための比較対象とするための差別化ならば
誇張表現として受け容れられるのですが
一人蚊帳の外にいて、しかも婚活失敗してたし~、という笑いを取ろうとしたオチだけの意味だったら
幻滅である。

そんな子供っぽいテイストはいらないし
そんなイジメみたいなノリは、ちょっと引く。

例えば検事モノの棒ドラマみたいなノリになるのだったら、シリアス感が薄れて嫌だなと思った。
もう少し違う味付けを期待したいところだ。
それでも上々の滑り出し!次回がめっちゃ楽しみである。
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