Like Sugar&bitter chocolate  邦ドラマと映画の甘くてちょっとほろ苦い感想雑記。けっこなんでも飛び出すごちゃまぜブログです。お暇つぶしになれば幸い。ヾ(≧∇≦)
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2016*05*14(Sat)
寄生獣 第4巻/5巻(文庫版)感想 
えぇ~そういう展開になっちゃうのか!?まさかのシンイチの取り巻く環境変化に目が釘付けでした。
もっと狭い範囲で戦い、人脈を増やしていく方向性かと思ってた。
心が乾いているとか、響かない、涙がないという布石を、重要ポジを殺されることで、更に煮詰めてきましたね。
一気に熱が締まる中盤戦です。

4巻は大きな目で見れば繋ぎ(消化展開)に見えますが、次のステージに行くには重要な布石でした。
んで、5巻がめっちゃ面白かったー!
面白かったー!
誰得!俺得!涎垂展開てんこもりっ!
顔がニヤけるわ吹くわ燃えるわで盛り沢山ですよ~!サービス巻すぎる!


それだけでなく、この漫画って、本当にプロットが絶品である。
「AはBである。故にCである」っていう三段論法が絶妙だと思う。

大抵の漫画って、●●は××である、で終わっちゃうことが多いので
それを更に活用させてくるとことに、もう羨望すら感じてしまう。
自身のアイディアを発展させてくるって凄いです。
脂乗ってるってこういう感じを言うんだろうな。プロのすごさに感動です。こういうの大好き。
スゴイです!



まずは4巻。
この巻は私にとっては加奈ちゃんが死んじゃったことがびっくりでもあり、意外でもあり
それ以上でも以下でもない巻。

割と好きなキャラだったのになぁ。加奈ちゃん。
面白キャラだったのになぁ。加奈ちゃん。
正直、村野より好感が持てる女の子だった。

特に3巻の終わりから4巻序盤にかけて、明るく陽気な性格が楽しそうで
シンイチとの会話もポンポン衒いなく弾んでるし、その仲が微笑ましいやら、可笑しいやらで。
恋のライバルとしてもっと頭角を現してもらっても嫌悪感なかったのになぁ。

まあ、確かにそこまでの雰囲気じゃなかったかな?
色々とこれからって感じで終わってしまいましたね。
それがまあ、淡い切なさを齎してもいました。

王子様の夢見て笑ってるシーンとかもすっごく可愛かったのに
もういなくなっちゃうなんて衝撃です。残念。
この漫画はある意味、誰が亡くなっても可笑しくないわけか。うー。


皮肉なのが、この巻でシンイチは村野とカレカノになれたのに
そんなことよりも加奈に持ってかれちゃう村野・・・・。負けてんな。
でも手に入れた者勝ちとも言う。


で。
この加奈の、冒頭の夢がまた、可笑しい。
王子様が白い馬に乗って迎えに来てくれるお姫様願望。しかも何故か裸だがw
高校生の女の子妄想らしい内容に、自分で突っ込んじゃう照れ隠しも年頃って感じであったが
その白馬の王子様ネタを使って、まさかのラストの死期を描いてくるとは
ここはちょっと上手く繋げられたって気分です。

女の子の夢を描きたかったのか、王子様が=将来的なヒーローを暗示しているのか。

いずれにしても加奈にとっては護ってくれなくても、紛れなく王子様=初恋だったんだろう。

可愛いラストで(って言い方もどうか)盛り上げてくれました。
その痛みもまた、受け取れないシンイチ。
これまでの、涙が出ない、とか感情が直ぐ落ち付く、とかいうよりも
救えたのに救えなくて
自分のせいで巻き込まれて、という不甲斐ない状況が、よりシンイチの苦しみを描いている。

これは定番の悲劇ネタであり、その王道そのものなのに
なのに、涙が出ないシンイチ。
荒れちゃうシンイチ。

救おうと必死だった前半を比べて、確かにちょっと可哀想になった。

折角のシンイチの胸の傷になりそうなこのカット、実はちょっと勿体ないと思うのが
加奈が刺されるシーンの向き。

目撃して、背中を見せて倒れたんだろうに、その直撃シーンを「加奈の正面」から描いているのが
何だか変。
しかも少し重心が後ろなのも違和感。
だから見た目の流れでは、寄生獣の勢いが削がれてしまって、スピード感がない。

刺殺の衝撃を描きたいなら、その反動で身体は前のめりになる筈で
これだとまるで前から刺されたようだった。
なのに、うつ伏せに倒れ込むわけで、なんか流れがコマ切れとなってる。

え、ここ、ワザとなのだろうか?
ワザとだとして、じゃあ、それにどんな意味があったんだろうか?
ここの作者さんの主張がちょっと読み取れなくて、う~~~~ん???って感じてます・・・。
気になるのはそんな些細なことぐらいで、あとはもう素晴らし過ぎた!



私的メイン、シンイチとミギーの関係!
ここはもう、可愛くってもう、どうしてくれようーっっ!!すっげ可愛かった!

今回はちょっと仲が揺さぶられてまして、悶えました。
お互い秘密を抱えようとして、だけど一心同体だから色々考える。

こういうの、私的にツボるんですよ!
やんちゃで子供っぽいパートナーに振りまわされてたじろぐ主人公的な。


「やっぱり・・・やっぱり言うよ。君を敵にすることはできないし・・・」

そういって加奈の能力を高まったことを正直に話すミギー。
シンイチを助けたことで4時間のウィークポイントが出来てしまったミギー。

「なんでそのときに・・・!」と詰め寄ろうとして
自分も嘘を吐いていたことを顧みて動揺するシンイチ。

な~んかさ~、もう想い合ってる連帯感が堪らないんですけど。
いいコンビじゃないか。
ニヤニヤしちゃう。

個人的にめっちゃこのシチュに弱いので
もう全体的にミギーの行動が全部可愛く見えて仕方がないvvv

シンイチと一緒に路上テレビ見て、シンイチが立ち去ろうとしても
右手だけが伸びててミギーはまだテレビ見てる・・・・とか
目玉だけデカデカと変形して「シンイチ」って呼ぶとことか
そんな些細なシーンに激萌えでした/////

くっそたまんない。

自室で、見た目は独り言になる会話をしてるって指摘もいいですね~。
シンイチって呼ぶ時、耳にバチンと当たるアイディアも面白い。
そうか、人前で声出さないようにしてるんですね。

「それ脅してるわけ?」
「うん」
「・・・・ほんっっと情の欠片もない!!」
「だからそうだってば」

とかとかとかvv
二人のやりとりに終始悶えました。


そうやって夫婦漫才繰り返しつつ、加奈に真実を言うか言わないかの事態が
結果、最悪な形で幕を閉じる。

シンイチは前巻辺りから、人間感情が薄れているような気がするということを頻りに気にしていて
その辺の葛藤にもページを割いている訳ですが
ここで否定派のミギーと意見が分かれることで、一旦、嘘を吐く。
だけどミギーが正直に胸の内を話した態度を見て、嘘を吐いたことをちゃんと告白する。
加奈を助けようと、必死に模索する。

この漫画で言う人間的感情が具体的に何を指すのか明示されていませんが
少なくとも、こんな風に相手を思いやれる存在は、充分人間だと思える。
わざわざそれらしいエピ入れなくとも、こういう所でシンイチの優しさとかちゃんと透けて見える訳で
気にすることじゃないなって思います。


一方、重要ターンだと思う理由は、ってか総ツッコミしたいのは
そりゃやっぱり市長選に出ている寄生獣でしょう。
おいおいおい。マジか。

ここは流石に、え?だよ、えっ!?

目立ってどうする。メディア進出して安全な地位を獲得したいのか。
それとも、人類を思考から制圧したいのか。

でも一朝一夕で何が出来る。
浅知恵だな、という印象が強かった。
できればもっと伏線引いてから展開して欲しかったところですが。

食事場の調達の不便さという理由だけで、この政界進出は、ちょっと飛び過ぎな気がしました。
元々、人間を支配したいという欲望があからさまではなかったので、余計唐突過ぎる気がする。

でも、ミギーの様に人間社会を着々と勉強し、彼らがここまで進化してきたのかと思うと
ミギーじゃないけど、その進化速度には確かに背筋が凍るものがあった。
この世界観の怖さが出ていたかな。

あれだ、人工知能の進化で機械に人間を乗っ取られちゃうあんな世界観の恐怖に近い。
マトリックスだのターミネーターの世界だ。


ってことを越えて、いよいよ5巻ですよ!最高な5巻ですよ!

シンイチが一度死んでしまい、それを蘇生させた辺りから、少しギクシャクしてて
でも男同士って、明確に仲良くなんかしなくて
その微妙な空気感のまま、父親のことで団結してきたシーンも燃えたが
4巻ラストで、加奈の死が、ミギーの姿を見られてしまったことで、名実共に攻守交代。

そうか、加奈の件はこの布石だったのか。

記者に襲いかかるミギーを必死に止めて
「おいっ、あんた逃げろ!早く!何やってんだ、走って!早く!」
っていうシーンが凄く良い。

ここ、やっぱりミギーを制御出来んのはシンイチだけだなと確認。
うちの子は暴れん坊で・・・そこが可愛いんだけどっていう、どうでもよい妄想が広がった・・・(爆)
同時に、ミギーは自己防衛なんだけど
シンイチを護るためなら何でもしてくるそれが、愛情に見えて悶える。
こういうの、狙ってますよね~。

シンイチとの主従関係を丁寧に描いているのが、この漫画の土台でもある。

んで、それだけはダメだというシンイチと、「生かしておいたらこっちがどうなるかわからない」というミギーと
文字通り押し問答。
力任せに引き合って、そして
「つかれた・・・・」

んもぅ、なにその可愛さ!
くそぅ、ミギーが可愛すぎる!残虐性を匂わせようとしているシーンなのだろうが
私には可愛く見えて仕方がない。

その後、ミギーを捨てて真実を話すか?ということにまでシンイチの思考は発展し悩むが
結局、見捨てない。
なんか明確な言葉を交わさなくても、お互いの存在感は強くなっていることを示していて
そういうあざとさがないのが凄く好きだ。

その後、口喧嘩するのも良かった~vvv
村野に真実を告げられなくて、結局少し荒れちゃうシンイチ。
拗ねちゃってw

ベッドの上で拗ねてそっぽをむくシンイチに、ぐぅんと伸びて顔を覗き込むミギーが、慰めようとしている感じv
細かなセンスがこれまたイイ。

で!で!
宇田さん再登場だー!!うはー!!わー!わー!大興奮ーっっ。

ほんと、彼の存在に私も癒される~。
シンイチの唯一の安住地ですよねぇ。
久々に、まさかの宇田さん登場です。

宇田さんには包み隠さず話せるから、シンイチも心強いだろうなぁ。
また、宇田さんのこののほほ~んとした顔がさいこー。

パラサイトくん。性格がまたやんちゃで。
「そうだぜぇ、冗談じゃねぇよ、こっちはいい迷惑だ」
「あ・・・今の僕じゃないからね」
「・・・はい」

名前がジョーになりましたv

屋上で懇談会な4名。
ミギーとジョーくんの会話がまた、たまらん。

「ともかくその男を殺さずとっ捕まえるとして、ツラは分かってんだろうな?」
「よーく覚えている。こうだ」
「なるほど・・・・覚えた」

お互い変形してみせるんだんぁ。
そりゃどんなコピーより精密。彼らはコピー能力に優れているから、成長も早いのかもしれない。


んで、その後、計画通り探偵さんを捕獲に成功。

「だがそっちの奴はなんだ!かっ顔の形が不自然だぞ!」
さり気なく顔を変えられる宇田さん。便利だな。


ここで、お互いの宿主を護るために、意思疎通や共闘出来ちゃうミギーとジョーがめっちゃカッコイイ。

「こいつやっぱりぶっ殺そうぜ」
「そうだな」

一瞬にして刃物に変形し、ぐわっと宙に伸びる触手。
なにそれ、カッコイイ!
そして、ビビる探偵さんの脚元に、同時に突き下ろす!
まるで侍のようなその威嚇は、ミギーが手前でジョーが後ろ。
そのコンビネーションの上手さ!

寄生獣らはみな俺が俺がばっかりで、こういう団体行動的な協調性に欠けているのに
この二人は社会的行動が取れるわけか。
これ、やっぱり強みだと思う。

「ふん、自己犠牲が聞いて呆れるぜ」
ジョーの台詞は一々影が無くて清々しいや。

「テレビでやってた通りだぜ探偵は依頼主の名前を絶対言わない」
相変わらず見てんのかw

一方ミギーは会話術も学んだらしく、真っ向から攻めずに交渉戦。
人間を説得するにはどうすれば手っ取り早いか?
ああ、なんか、国政選挙に出てきた奴らの補足にもなっている気がした・・・・。

正面から戦っていてもマイノリティな自分らは不利だと悟ったのかもしれない。
面白いですよね。
力は圧倒的なのに、武力で人類は制圧出来ないと皮肉ってもいるようで。

しかもここで、名前に無頓着という笑いのネタだったものが
それを発展させ、名前が無頓着なのだから、姿を変えても似たような名前にしている筈、と展開。
田宮良子の存在を、探偵に匂わせた。

なるほど~!そういうことか~!


三段論法が素晴らしいって上記しましたけど、それが正に目事されているのは、こういうところですよね。
例えば
ミギーは分裂出来るって題材を最初に提示し、だからシンイチの身体に3割残ってしまったという理由を付け
それを展開して、髪の毛を抜けば寄生獣かどうかを見分けられるという設定に。

更にそれを用いて、4時間の弱点を付与した挙句
細胞がシンイチの中にあるから、シンイチが少し中間体として創造し始めたという物語の恐らく中核へ。
肉体的な変化で解説。

また、ミギーの付いた腕は伸びるということから、シンイチが眠っている間
いつも本を読んでいたが
それを用いて、伸びる腕=シンイチを引っ張る。
つまり空中移動へと繋げる。

そして今度は名前だ。
無頓着だから、推理し易い。

プロットが巧みというか、自分が構築した世界観を熟成させているというか。
漫画家さんやクリエイターさんはここまでしてほしいよなぁ。
こういう自分のネタを大事にして、更に発展させていくっていうスタンスは
最近の少年・少女漫画じゃ見掛けない。何かの理想を見た気分である。


「でもいいなぁ、ミギーは。上品で」
「え??」

宇田さんに言われちゃうw
それはとんだ誤解だと言わんばかりのシンイチがウケるw


そんな5巻冒頭1話。
1話だけでこのボリューム!満足感てんこもりですよ!

その探偵さんと知り合ったことで、深入りするなというのに深入りしてその被害がまたもやシンイチに。
助立ちに入った筈が、奴らの食事場で暴れてしまったことで、追われる身になる。
展開が実にスムーズだ。

探偵さんの言い分も、分からなくはなかった。
自分だけが知り得た情報で人類が救えるのなら、名乗り出るべきだという、手浅い正義感も
ただ他人事と思っている内は口に出来る。
だが、バケモノの戦いを見せられて、分不相応であることをようやく感じ取った探偵は
シンイチを付き話して去っていく。

シビアだけど、これが人間社会の自己防衛であって
だからこそ、より寄生獣との絆を慣れ合いではなく協調してしまったシンイチとミギーの関係が強調される訳で。


そして、ここから始まるミギーとの協調戦線が、完璧に私の心を鷲掴みました!
めっちゃ好みの展開!
もう一生この漫画に付いていく!!(永久保存版決定)

ああ、つまり、探偵さんの件は、強固なタッグへの鏡像だったわけですね。
上手いなぁ。


相手が一匹の時は
「君はせいぜい動いて相手の攻撃を避けていればいい。いつかみたいに素手で倒そうなんて思うなよ」
「それで勝てるのか?」
「いいぞ。中々良い動きだ。これなら馬の差で勝つな」
「誰が馬だって?」

頭っ////頭の上にぴょんと乗ってるミギーvvv
くっそ可愛い!
どうしよう!ミギーが欲しい!

眠りに入ったミギーに頼るしかシンイチには戦う術はなくて。
「ミギー・・・ミギー!」って手の平に呼び掛けるシーンとか、最高。

「そんなことくらい予測できなくてどうする」
「ああ悪かったよどうせ俺は馬鹿ですよ!」
子供みたいな喧嘩も始めちゃう。

「とにかく移動を続けろ!直線的にだ!」
「大阪まで行っちまうよぉ」
「新幹線じゃないんだから」
何この会話w


ここで表れた敵は本当にバカっぽくて、絶対これ、ウケ狙ってますよねぇ。
だからこそコミカルにシンイチとミギーの繋がりや会話が浮き上がり、そのさじ加減が絶妙です。
バトルシーンも奇抜さを恐怖ではなく規格外ということだけアピールして
スピード感良く練られてて、のめり込みました。

ピシュンピシュンと走ってくるコマとか、マジで吹いたんですけど。
何のギャグさ!


びよ~んと伸びた腕で、走っているトラックに乗っちゃう。
「乗るぞ!」
「えっ?」
ガー
「う~~、びっくりしたけど今の乗り方ちょっと気持ち良かった」
「二度とやらん」

だからさ~台詞のこういうツボった感じがもう絶妙なんだって!
一番欲しい台詞が選出されていて!
とにかくこの漫画ってほんと、台詞が激上手いです。
一語一語無駄がなく、全部が面白い。

しかもこの乗り入れシーンは、前巻のミギーがシンイチを引っ張れる、というテンプレの応用ですよね。
また、一つの事案を先に提示して、それを後に応用する。


こんな負荷の掛かった世界観を描いていても、ご本人はもしかしたらひょうきんで明るい御方なんじゃないだろうか。
絶望的な展開で始まった物語ですが
この巻に於いては、未来も幸せがきそうなテイストで、非常に楽しめました!


・・・・けど。
一方で、こんな睦まじい展開みせられると、あれ、これ、別れの布石?とか少し別の意味で不安になってきた・・・。
シンイチとミギーのひと夏の冒険的なラストはやめてほしい・・・。
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