Like Sugar&bitter chocolate  邦ドラマと映画の甘くてちょっとほろ苦い感想雑記。けっこなんでも飛び出すごちゃまぜブログです。お暇つぶしになれば幸い。ヾ(≧∇≦)
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2016*04*11(Mon)
寄生獣 第3巻(文庫版)感想
文庫版の表紙は単なるイメージ写真かと思ったら、ちゃんと中身とリンクされている!
・・・ということに気付いた第3巻。
なんかシンイチがスーパーになっちゃうのと、その他の良くも悪くも変化を始めた身体の説明巻・・・?
ってとこですかね。
何気に寄生獣について、その性質と特徴を盛り下げているのが面白かったです。

それを可能とするための機関が、政府など国の機関ということで
彼らの既知事実と、彼ら大人が対応していこうと模索する側面は正直物語に重みが出てきていて
シンイチ一人じゃどうにもならなくなってる幅広い世界観と未来が伺える。

特に、序盤で去った田宮良子の命令で学校に侵入してきた男を切欠に
最終的にマスコミ世間を騒ぎたてるまでの大惨事を引き起こすまでの展開が、スムーズで魅せた。
コイツ、結局利口そうでバカで終わる。

それを倒す切欠を作ったのが女子生徒って辺りも、ユニークでした。

女性だからこそ、男には無い発想で、力では敵わないし、刃物持っても駄目だしと
工夫を凝らして、まさかの硫酸!
硫酸ときたよ!
酸の中でも強烈なヤツだしてきたー!
安易に苛性ソーダとかにしない辺りが私のツボを付いた。

いっそ硝酸も加えて王水にしてやりゃー良かったのに。


襲われそうになって、物理攻撃ではなく、硫酸を投げ
それを切り裂くことで中身が寄生獣に噴出。

なんていうか、生物である以上、細胞を攻撃すればそりゃアウトである。
この発想、めっちゃ面白いー!


また、ラストの人間に切欠を掴ませるファクターとしての、細胞分裂の話が
三種類展開をされていることも、私的には大満足な部分。
この作者さん、ホント発想の展開が奇抜である、

まず一つめが、ミギーが可愛く説明してくれて、70%になっちゃったクダリ。
細胞は分裂することが出来て、命令を統一させることで一個の個体を成しているとの話。
だけど、細かく分裂しすぎると、IQが下がって、唯の物質と成り下がる。

それを展開して、硫酸を掛けられた寄生獣が、色々な思考を混在させて意思系統が乱れてしまうこと。
人間の動揺とは違う別個体の集合体であるかのような連結遮断が面白かった。
それが結局、敗因となる訳だし。

おまけに動揺というキーワード繋がりで
シンイチが僅か数十秒で精神統一したクダリは意味深でした。
人間という生物の、社会成長に於ける精神的な高等さを描いている気もする。

んで、それらの伏線を繋げて、ラストに、髪の毛を引き抜けば、細胞がやはり同様に意思分裂するので
逆にそれが寄生獣と人間の見分け方にもなるというオチに繋がった。
その説得力の高さは当然ハンパない。


あ~も~なんかすっげぇ漫画を読んでる気分だよ!
面白すぎるよ!
なんていうか、一々人間とはどういう生物か?という哲学的な問いを語り掛けられている気分である。


・・・が、校内で内臓ぐちゃぐちゃの大量死体は、ちょっとグロすぎた・・・・。
見開き効果も秀逸すぎである。
カラーで見たら泣く。


その他の細かい感想。
シンイチとミギー。
・・・の夫婦漫才が面白い。
ここは相変わらず、健全な協力関係が築かれていて、微笑ましい限りである。

村野にフラれて落ち込むシンイチをミギーが慰めるような台詞を言ったり
「あれ?ミギーもしかして慰めてくれたわけ?」
「・・・・・そうなるかな?」
ってクダリとか。

大量の死体を見て、愕然とするシンイチを必死に落ち付かせるミギーとか。
「大丈夫だ!君は大丈夫なはずだ!」

「少し落ち付け、もっと平和主義になれ」とミギーに言われちゃうシンイチとか。

むしろ今回は、そんなミギーとの関係図よりも
寄生獣との距離感の取り方を意識させる流れなので(政府も含め)
より、シンイチの異質感が際立ってまして、その分、ミギーとの距離感があったかい。

私的にはオイシイんですけど
この展開だと、なんか、悲惨な結末しか脳裏を過ぎらないので、読んでてブルー入るんだが。
なんか微妙なテンションを強いる漫画である。


ラスト。
ケジメだと言って、遠方から寄生獣をシンイチ主導で殺すシーンは
スーパーすぎて、むしろ怖い。
これだと、シンイチだって恐怖の対象と見られても仕方ないし、バケモノと言われることに無理もなくなる。
え、ここまでシンイチ視点で感情移入させて、シンイチが破滅する物語なんかにはしないでくれよ~・・・。
どきどき。

村野をスーパーに助け出すシーンは王子様さながらで「もう一丁!」って塀を飛び越えるシーンに吠えたvv
姫だっこかよ!!/////
別な意味でどきどき。


そんなシンイチがスーパーになりすぎて、人間という生物を一線を画しているのではというテーマは
シンイチ自身にも掛けられる。
この辺がこの漫画の隙のない部分であり、気に入っている部分なんですが
それを描いたつもりなのであろう、冒頭の1話は、ちょーっとどうしちゃったのレベルで
ちょっとびっくりした。

この話だけ浮いている・・・。

死んだ子犬をゴミ箱に捨てたことで、人間とは違うという内容を訴えていますが
小学生の男の子ってみんなこんなレベルじゃないか???(流石に犬は捨てないか?)
でも、このくらいで?とは思った。

ただ、ふと思い起こすのは、確か1巻あたりで、シンイチはゴキブリを手掴みして窓の外に逃がしていたから
あのシーンを思えば、ちょっとオカシイと言えるのかもしれない。

だが、人間には記憶があるだろう。
シンイチが、そんな自分をみた村野が怒って逃げてしまったことの理由が分からなくてミギーに問うのだが
(ここもシーンとしてはちょっと悶えたがvv)
自分の発言の客観性って思考はないのか・・・・。

「ミギー!ミギー!」
「・・・なに?」
「聞いてたろ?どこが間違ってたか分かるんなら教えてくれよ」

そんなの過去の記憶を比較したり、社会通念を鑑みれば、普通に導き出される答えである。
なんかこの漫画にしては強引すぎる1話でした。

それに、こんな話にわざわざ1話割かなくても
シンイチの人間的な感情というものは随所に盛り込まれていて
人に対して傷ついたり、悩んだり、見捨てられなかったり、助けたり。
細かい部分で人間だよって充分感じるので、返ってしつこく感じてしまった。


あと、印象的だったのは、父がシンイチに初めて母の死を告げるシーン。
敢えて台詞を被せずに、解説だけでそのニュアンスを伝えた手法が、胸を締め付けられました。
感情的に伝えない分、返って深刻さと鋭さが感じられて良いコマでした。


本当に無駄なページがない展開で、何度も読み直してしまっている。
こんなにリピする漫画は久しぶりだ。
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