Like Sugar&bitter chocolate  邦ドラマと映画の甘くてちょっとほろ苦い感想雑記。けっこなんでも飛び出すごちゃまぜブログです。お暇つぶしになれば幸い。ヾ(≧∇≦)
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2017*05*29(Mon)
リバース 第7話 感想
美穂ちゃんターン来たァァ!やっぱりねという納得とこうこなくちゃという興奮でテンション上がりました!
7話だからまだ裏があるとは思っているが
戸田恵梨香さんを起用しておきながらこの展開はないわ~と思っていたのでガッツ!ですv

ここまで男四人の仲睦まじい交流を見せられほのぼのしていた所に
女の爆弾投下です。
男の寂しさを繋げていく交流はそれはそれで見物だったのですが
美穂ちゃんが蚊帳の外すぎてあれぇ?って感じていました。
そこにこの張り巡らされた罠!

う~ん、このタイミングでばらされるセッティングが鳥肌であった。
前回広沢の故郷まで出向いた意味はこれかぁ!

なんか6話はのんびりした回だったのでこれがどんな伏線になるのかと思ったら、そのまま元カノ=美穂ちゃんという。
しかも村井と谷原にも既に接触澄という衝撃的発言が恐怖を加速する。
知らないのは当事者だけな発言が恐えぇぇぇ~・・・。

村井には選挙のバイトで。谷原には野球のマスコット的キャラで。
しかも谷原が突き落とされたホームに美穂ちゃんも同席。

ソレもすべて計算の内か美穂ちゃん!
女の執念怖えぇぇぇ。
10年経った今復讐する意味がちょっと無理矢理感あるが、怨念に背筋が寒くなった。

だったら深瀬との出会いはどうだったんだろう・・・。
あの喫茶店のおばさんが薦めていた仲だったけど、まさか彼女も知ってたとかだったら余計怖い。
どこまでが計算の内か。

逆に、深瀬とは純愛を育んでいたらちょっと悲恋が見えてそれはそれでゾクリと来た。

だって村井や谷原とは接触する時期が異なるということは
深瀬には接触する気はなかったんじゃないだろうか。
なのに偶然喫茶店で会ってしまって、恋に落ちてしまって
美穂ちゃんもまた罪と恨みの間で悩んでいたとかだったらどうしよう!

それがあのストーカーの時の「ごめん」だったら、やべ、、今更ながらちょっと泣けてくる・・!

深瀬に調べるように勧めたのも美穂ちゃんだったし
だったらいずれ自分に辿り着くことを予感していたと思う。
そして今ようやく正体がバレた時には既に東京にいない美穂ちゃん。
くわーッ、偶然、怖い。偶然、すごい。


王道であり、予想出来た展開だったとはいえ、その演出方法と煽り方に乗せられ
充分満たされた7話でした。
もうこの回はラストの美穂ちゃんの正体を深瀬たちが知るアルバムを捲る瞬間にあったといって過言ではない。

このドラマ初回、1話でなんでダラダラと美穂ちゃんとの出会いからラブまでを描いたのかと思ったら
つまり、こうやって近付き信頼を得ていったという
美穂ちゃんの相手に取り入っていく手口を描いていたという意味が込められていたんですね。
くわ~作者の狙いも恐いっ。


ただ深瀬がアパートの扉に張り紙貼られた時見掛けた背中って男性っぽかったですよね。
その意味で美穂ちゃんもまた、まだ真相を握るキーマンではないのかなと思った。
そもそもパン屋に手紙を送り付けた流れは自作自演も出来るけど
それを持って深瀬に直接話を聞きに行った流れが少々違和感あるし。

あと「人殺し」なんて脅迫しておきながら、事件を調べるななんて牽制もする矛盾だらけの影があって
つまりは二種類の敵がいるってことですもんね。
そもそも美穂ちゃんが4人を殺そうとしているとまでは思えない。
となると、告発文は彼女だとしても、そこから思わぬ派生が生まれて悲劇になっている、とかだろうか。

広沢母の表情も秀逸だった。
なんとも取れない強張った表情がさすが。
もしかして広沢母は送り主に気付いたのかもしれない。


そんなアルバムを男4人で覗き込む、このシチュがなんか可愛いんですけどーっ。
事件を通じて、古い知り合いだっただけの彼らがお互いを認め合い距離を近付けていく丁寧な描写が
この物語の味わいでしたが、それがなーんか夢があって微笑ましい。

人はカメレオンみたいに向き合う人の心に残る肖像はそれぞれ違うということを
つまり見る人によってその人の本質が変わっていくということを訴えてくるだけに
それまで馬鹿にしたり、邪険に扱っていた深瀬の魅力というか凄さに3人が気付き懐柔されていく所に
妙なカタルシスがある。
勿論それは視聴者にもあって、初回なんて、深瀬のダサさにイラっとしたものだが
今はそこも可愛く見えているし私。
そしてついに目を覚ました谷原までが「おまえ、変な奴だな」だの「絶対言うなよ!」と。

みーんな深瀬には心許して喋っちゃう。
そして極め付けに、深瀬の部屋にみんなで集まってるよ~v
みんなで買い物してるよ~v
なんか微笑ましいよ~v
妙にそれが嬉しい。

そこに夢があるなと思いまして。
人は大人になるほど距離感を取るようになるし、ましてや男なら尚更強がると思うし。
それなのに、事件を通じて彼らは一つ結束してしまった。
緊急事態によくある現象だが、そうやって団結した彼らはきっと今後どんなことがあっても
お互いを信じられる仲になったんだろうな~って思える。
きっとなんだかんだで一生付き合っていく仲なんじゃないかな。
そこに夢を見させてもらったという感じ。

それにやっぱり当初の想像通り、広沢の事件は本当に事故だったんだろうな~と思った。
その意味で、現在軸でも目立った殺人が起きているわけでもないし
客観的に見れば、地味なドラマである。

心理変化を丁寧に分かり易く情景描写を交えて表現していく手法がハマっているだけで
特に映像美があるとか、ハラハラさせられるとか、そういうパッションな部分がまるで出て来ない。
このまま終わってしまいそうな予感。
だが、それでも重たい密度になっているんだから凄い。

次回は多分美穂ちゃんがいよいよ語るんだろう。
何をどう語るのかめっちゃ楽しみである。
あと、嫌な予感がするのが、あのてんとうむしのペンダント。
まさか現場に美穂ちゃん居たりしないよねぇ。むしろそっちの犯人だったら泣く。
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2017*05*27(Sat)
帰ってきた家売るオンナSP 感想
「し、幸せそうですね」「幸せってなんだ!」冒頭スコーンとやられた庭野にもう笑いが止まらない。
帰ってきたよ~このノリ~!楽しい!嬉しい!

連ドラから3年後の彼らを描いた二時間スペシャル。
個人的にサンチー不動産で活躍している二人を一時的に応援頼む形で再会っていうのが
一番自然で一番楽しそうって思っていたら、正にその通りな設定だったので
それだけでワクワクでした。

中身も変わらない世界観での物語で、変に悪ノリしてこなかったのも良い。
開始二十分はもうスピード感もあって一気に世界を取り戻してくれた。
イモト演じる白洲美加もまた健在にしてくれたのは、粋な心遣いである。
お馴染みのメンバーが出揃ったテイコー不動産新宿営業所。
内装まで懐かしかった。

そして、そうそう、いたよな、こんなマスコットキャラ。
そうか相撲って住もうと掛けていたのか、と今頃ハッとした馬鹿がここにいる。


ただ、屋代課長が一人蚊帳の外だったのが悲しい・・・。
彼の凄さが全くなかったような・・・(笑)
個人的に仲村トオルさんをここまで駄目男にしているこのドラマの贅沢っぷりは清々しく
出来れば彼も交えての活躍を見たかったかな~。

北川景子ちゃんの無表情顔もやっぱりハマってる!
下手に演技をさせないところがもうぴったりで、やっぱり笑えるし味だわ~~~。
目を見開いてパソコン、ガン見しているだけでウケる人って早々居ないよ。

イモトさんが演じる白洲美加が産後復帰しているのも面白かったけど
すんげー勘違い発言&自惚れ発言もこれでもかと投下。
これはこれで笑えた。
最後にやっぱりサンチーに利用されているのも、良いポジション。

個人的には足立王子が今回の功労賞でしょう!
内容的にもだが、それよりなんかパワーアップしているような、ノリノリの演技が素晴らしかった!
大袈裟な顔芸とかw
優雅な動作に加えたイケメン風なのに、突如ガラが悪くなる言葉遣いとかw

足立王子の豹変に、その度にニヤついた。
やべぇ、このキャラいい・・・w まじイイよ・・・!



さて。内容的には。
まあまあ満足。ちょっと精彩を欠いた印象があったことと、連ドラを知らないでSP見ちゃった人には
このドラマの良さは伝わらなかっただろうな~っていうプロットがちょっと惜しかったが
連ドラファンからしたらもう美味しい展開てんこもりの、ツボも心得てある、無難なSPって感じでした。

息の合った役者さんたちの板に付いた演技とか
テンポ良く進む物語とか
派手さはないんだけど、どこかしんみりしちゃう人の世だとか。


不満なのは脚本じゃなくて演出面かもしれない。
なんかちょっと中盤中弛みした印象がある。
サンチーのGO!を聞けただけでうひゃぁぁ!な私ですが
それを挿入するくっそたまらないタイミングとか、ちょっとズレていた気がしたんですが。

その上、物件も三件扱った豪華版だったにも関わらず――
定年後の独居老人→家族と和解出来ずアパート経営
天才子役→芸能界辞めたけど家は見つからず
母子家庭→収入が少なく家は横取り
・・・と、どれも消化不良な結末ときたら、少々ドラマ時代のカタルシス不足だったと言っても言い過ぎではないだろう。

サンチーが売買した相手は皆幸せになれるというジンクスみたいなのが
不動産=人生というテーマに沿い、ドラマティックに魅せられるのに、そこが足りなかった。
家を売る売らない以前に、彼らの人生にどれも決着付けないって、どういうことだ?


とか言いつつ、個人的にグッと来たのは三件のうち父息子の子役ネタ。

母親に先立たれた子供が大人ぶっていくうちに何かが違うと思っていてもそれが出せなくなって
八方ふさがりになっているのが、ちょっと泣けた。
全力でぶつかって「お父さん」って泣き付いた和解シーンはほろりとさせられた~。
抱きつくタイミングなど、煽りが上手い。


娘を勘当した父親が、かつての暴言の報いを得たように孤独な老後に終わる話は
娘に謝らせない威厳も、娘と和解させないあっさり加減も
世知辛い社会を切り取っていて変に夢を見せて来ないから私は好きだ。
出会いと別れを繰り返す人生の交差点か。

でもこの父親が打ちのめされたのは寂しさだけではないと思うが。
その辺は巧妙にズラし、娘と和解も再会もさせないサンチーの潔さがなんとも沁みる。

サンチーの言葉にしない家と人の理解は、相変わらず小気味良かった。
シングルマザーが先約になりそうな物件を、奪い取って犬の家に売却とかかなりキツイ現実を入れてくるところとかも
彼女らしいし、このドラマらしさも充分で
後味悪いのも、奪い取るだけの理由がサンチーにはあるわけで、そういう流れは良かった。

のに、なんか尻つぼみである。
不動産が齎す幸せや不動産の魅力、そこに准える人生というものが
あまり前面に出て来なかったからか。
ドラマ時代はもっと、不動産の魅力解説書か!って感じで、不動産ありきで
そこにベストマッチングする人生の郷愁を描いてくれていたような。


その上、サンチーと課長の結婚を期待させておいて
「俺と!・・・俺と!」
「結婚、しますか」
「えっ」

最後までヘタレな屋代ちゃん・・・v
まさかの逆プロポーズ/////
そこで先に言っちゃうのかよw

これはこれで笑えましたw
さんちーがそれを察しているっていうところがツンデレである。

それでもドラマ時代は恋愛にはちょっと奥手で不器用で乙女な部分もあった彼女に
そこを分かって上げられる課長・・というテンプレが全く無視されてしまったのが残念で。

折角、最後の定年じぃちゃんが、人生の最後に寂しさを覚えて勘当した娘との再会を願ったというネタがあるのに
そこを踏まえて、一人強がるサンチーと、寂しくないふりをするサンチー。
そんな流れを経ての、屋代課長のプロポーズと来たら
それなりに含みのあるエンディングだったのにぃ。ってか、きゅん死出来たのに。

だったら庭野に「しっかりサンチーを自分のものにしてください」とか言わせないで
「課長がそんなだったら俺が奪いにきます」ぐらい言わせてくれれば
別な意味で悶えたのに。

この中途半端ぶり。
これ、もしかして続編考えてます?


大きな物件、営業成績などに重点を置いていた連ドラ時代とは少し視点を変え
今回はミニマムな物件に拘らせて、足立王子も庭野もまた人を背負っていく営業マンとなっていった。
営業マンたちの成長は見れた、のかな?
それも発展途上だった。

だって結局家は紹介出来なかった訳だし。彼らの未来は示されなかった訳だし。


このドラマの良さは伝わらなかっただろうな~っていうのがファンとしては悔しいですが
お馴染みのキャラのその後を味わいました!

サンチーを呼ばなきゃならないほどヤバかった営業所にサンチーが来て、嵐のように去っていく。
さんちーだよ、やっぱ、さんちーだよ。
しんみりさせる間もなく、視聴者にとっても嵐のような一件でした。
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2017*05*25(Thu)
CRISIS 第7話 感想
回を増すごとに面白くなってきた。世の中の理屈や理性や綺麗ごとじゃない社会視点の切り口は
そこそこドロドロしていて興味深い。
事件そのものではなくその中で戦い鬱積する大人という角度ではとても硬派な世界観を維持している。
ぶっちゃけドストライクになってきた。

何より主役二人のカッコ良さが駄々漏れなので、画面みているだけでくらくらする。
特に今回主役二人を脇に追いやっての話だったので余計だ。
カメラさんが二人をインさせるセンスが良い。
後ろで立っているだけ、だの、腕を組んでいるだけ、とか、椅子に座っているだけ~な演技の二人なのに
なにこの背後の神々しさ。
妙に色気滴っていてやばい。

特に西島さんの下半身が正視できないくらい色っぽかった。
いや、変態な意味でなく。えろい意味にしてもいいけど。しちゃだめだ。
混乱中。

えっちぃことを言いたいのではなくて
腕を組んで机に寄りかかっている時の、腰から足のラインや太さ、その角度など
上半身とのバランスが良く、計算しつくされた動きなんだなと感服した。
立っているだけで様になるんだなと思ったのだ。

確かに小栗さんも鍛えられた肉体がシャツ越しにも分かりますし、物凄く素敵ですが
(二の腕とか肩周りとか、美しい筋肉が想像できます/////)
その上、表情が豊かで繊細なので、脆そうで強がる性格に前回パンチ喰らいましたが
そういうセックスアピールがない西島さんの均整の取れたラインに寡黙な男の味わいがあるなと。
ワイシャツとスラックスだけのネクタイ姿なのに妙に存在感とビジュアルがはまっていて
台詞がなくても迫力がある。

・・・・・そろそろ何が言いたいのか分からなくなってきた。
ヘンタイですか。



そんなメイン二人を脇に追いやった第7話でした。
今回はこれまでの流れを汲み少しまとめてきたかなという印象を受けました。
まあ、もう折り返し地点ですしね。

今回のメインはこのドラマの最大の敵となっている、漫画チックなラスボスが
未成年の集団が作った狭量なチームであることを社会との対比で提示してきたことだ。

勿論こういう思想集団のメッセージ性をやけに社会派や哲学的にしてしまうと
殺人が正当化されてしまうので
どこかに穴を儲けなければならない。

それが今回ちょっと具体化したんだが・・・・・・まあ、幼稚すぎて。

幼稚なのは理解出来る。
テロなんてのの主張は突き詰めるとみんな幼稚な主張だ。
ただ、それにしたって・・・・惜しい。
せめてもっと凄い信念や理想郷があるのかと思ったら、ただの妬みかい。


実家が裕福ではなかったため、苦労せずに大学へ進学していって遊んでいる奴らに憤りを感じたという発言だったが
それを主張したいならもっと露骨に貧困格差をデータ化した話にすれば良いのに
年収500万って。
日本家庭としては普通に入るんじゃないだろうか。
なんとも中途半端な平凡家庭である。

そもそもローンを組める家庭はまともな方である。
家のローンがあるだけ中流階級であり、だったら中流なりの苦労や苦悩を描きたいのかと思いきや
言っていることは普通の貧困学生。
もっとさぁ、母子家庭だとか、それこそ保育園落ちた日本死ね的な家庭環境にして
義務教育を越えたら高校さえ行けなかったみたいな少年にすれば良かったのに。

中流なりに、ローンを抱えちゃうから、奨学金返済に追われるから、大変、的なことを言いたいのだとしても
なんか中途半端だな。

分からなくはない。
まだ未成年で家庭だけが全ての閉塞的な中で、自分の成長に伴う出費にいちいち苦い顔してくる親。
いるいるいる。
面と向かって否定されなくても、自己存在を間接的に疎ましがられ
それがどれだけ子供にもどかしさと負荷を与えるか。

ただ、そういう中流階級ならではの鬱積を描きたいのかと思いきや
金持ちは狡い→政治家なんて滑稽→だったら自分がやる・・・という風に論理が進んでいくから
んん?って感じだった。

もっと貧乏な人はいるだとか、もっと不幸な人はいるだなんて浅い倫理観を押し付けてきたら
それこそ萎えたんだけど、でもなんかちょっと方向性が違わないか。
少なくとも、彼が諦めて自分が何かするという主張を
世界に自分が合わせるという融合性にシフトさせてほしかったかな。


一人っ子で個室を与えられ、パソコンも持っていた。
裏組織と繋がってる風の擦れてしまった様子もない優等生が
そんなに簡単に日本で銃手に入れちゃうとかw
手入れ出来ちゃうとかw
その資金が、ままからのお小遣いとかだったら笑っちゃう~。


そういう中流階級の中から格差社会へ反骨精神が生まれることを言いたいのなら掘り下げ不足。
ただのやっかみとか妬みに終始したのが残念だった。

・・・・でもそれも狙いかもしれない。

つまり 平成維新軍だって、自分の能力や経済力の低さを利用していて
若者の手足と使って、自らは手を汚さない。
やっていることの同義性に気付いていないところが、子供であり、浅はかである。

そうなると、そんな彼らを生みだしたのがこの社会であり、大人であり
その彼らを導くのが大人であるという命題が見えてくる。


その辺の幼稚さが、だから未成年という皮肉でキャスティングしているのかとようやく納得。
更にはその幼稚さと大人と対比させているので
今回大人側に何も語らせないプロットがより彼らの稚拙さを演出していて
黙って、しょうもないな・・・とか、そういうこと思う時期もあるよね・・っていう若い感性を見守るような
そんな稲見、田丸の表情の挿入が巧みすぎ。

更に更に、子供VS大人という構図に持っていきたいから
だから子供=大山が一人こちら側にいたのかと、そこのキャスティングにも納得した。

子供が一人こちらにいないと、それこそ大人VS子供という単純な敵対構図になっちゃうし
世代対決にさせちゃったら、難しく複雑な社会性を描きたいのに、平たくなっちゃいますからね。
寝返った、もとい、更生した子供もこちらにいないと。

成程ね~そのための要因だったか~。
そういう意味では悪くなく無駄のない設定だったんだなと。
維新軍が薄っぺらな感じがするだけに、特捜班のメンバーの真剣さが際立ち
古臭い話として古風に纏められていたと思いました。

でも正直、いらない。
このドラマに子供はいらないと思う。紅一点はもっと色っぽい女が似合っていた。
ルパンのふ~じこちゃんとか、誰かが言っていたけど、踊るのすみれさんくらいの気の強い女とか。


ただ勿体なかったのが小栗旬さんと西島秀俊さんが前面に出てこないと、ドラマとしては駄作というか
出汁が足りないよ出汁が!!
苦みも中途半端で、前回までのあの腹から捩じれるような苦悩が今回は薄かった。

・・・がっ!

その中で田中哲司さんの取調室でのやり取りがすっごかった!です!
とても印象的だった。
思えば田中さん、演技派だったんだなぁ。
間の取り方、声の抑揚、目線の動かし方など、タイミングが神かかっていた。
静かな一間なのにすんごい熱量のワンシーンとなっていて
迫力に魅入ってしまった。

これを見れただけでも、もうけもんだ。


意志VS意志みたいな部分をクローズアップしているドラマなので
そこら辺を楽しめないと、このドラマは中途半端に映るかもしれない。
事件に注目していると、綺麗に解決しないわ、稚拙で凝ってくれないわで、フラストレーション溜まってしまうかも。
でもそれ以外の部分に着目すると、実に面白くなってきました。

また、ツートップの男らしさが目の保養である。潤っている・・・。

ぽんぽんぽんと犯人を逮捕して未然に防いだラストは、あっさりすぎるとはいえ
小気味よく動きに力入っている画だ。


「おまえが・・・自由になった時にあいつが酷い人間だったら、また狙えばいい」

それを言っちゃうのが稲見くん。あっち側の瀬戸際に立っている稲見くんなんだろうな~。
この危うさがたまらないです・・・。

もっと稲見くんの危うさと、田丸さんの鬱屈をリンクさせるような話にすると箔が出るのに。
キャラもまだ試行錯誤で掘り下げてくれないのがじれったい。
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2017*05*22(Mon)
リバース 第6話 感想
じっくりと丁寧なキャラ造りをしていたようだったのに此処へ来て急に散漫となってしまった・・・。
広沢の同郷の同級生とか出てきてちょっとびっくり。
そこまで話が飛ぶの?ってかそこまで必要なスケールの話なのか?

深瀬が無職、浅見が有給中ということで、自由度が出来たな~と思っていたら
こういう展開でしたか。やっぱりねと思いつつ、オイシイ展開だ。
浅見と深瀬の距離感が実に良い。

二人揃ってかつての事故現場と広沢家巡り。
何気に浅見が仲良くしてくるのがちょっと微笑ましく思っちゃう。
お互いをフォローしあって、探り探り。
大分信用してきているんだな~と思っていたら、まさかのラストの告白。

「証拠を消した」

ああ!だから〝雪はいつから降りだしていた?〟ってナレーションが繰り返されていたんですね。
手で掻き寄せた血痕なんて跡が残るだろと思っていたんですが
その後も大雪となって積もったら、わっかんないですよね、警察でも。

先に事故車を見つけたのが谷原で、どうしても将来を潰されたくなかったらという谷原の説得に折れて
浅見も事故の証拠を隠した・・・。
ってことは、最初に何があったのかは、谷原が知っているのか。

・・・と思ったら今度は谷原が目を覚ましたよ~~~!

う~ん、何ともそつのない展開である。
でもちょっと散らばっているけど。


一方、深瀬と浅見は揃っての広沢ルーツ探し(笑)
これ必要?
必要なんだろうな。どう繋がってくるのかは今後の楽しみとして。

彼女の存在とか、親友の存在とか、めちゃめちゃ嘘臭かったんですけど。

大学では一人浮いていて馴染めず、でも飄々としている奴、じゃなかったでしたっけ?
勿論深瀬の方がネクラで人付き合いも悪く、輪に入れず・・・的な孤立系でしたが
広沢もまた誰にも心許さない感じで。
みんなに親切なんだけど、どこか一線引いてて、個人行動しちゃうタイプっていうか。

そんな風に思っていたので
今更同窓会みたいに当時のメンバーが集まることも
事故で死亡してしまったことについて恨みや嫌味を持つほど
熱い付き合いしてたって流れがどうにもこうにも不自然に感じたのは私だけ?

今更墓参りして偽善だ、みたいに思われるって、よっぽど仲良くないと出て来ない感情だし
そんな奴らが今まで何も言ってこなかったのは同罪じゃないだろうか。
10年経って、恨んでます~みたいなこと言ってくる奴、ウザい~。

そんな風に愛されていました的な広沢くん・・という構図に物凄く違和感。
そうなの!?

もっとあっさり系のお付き合いかと思っていたよ。
一匹狼というか、一人の方が気楽なんだよ俺、みたいな。え、私の勘違い?

・・・まあ、ここは親友とカノジョにリンクする伏線として軽く流すか。

浅見が教師になる資格がない・・・なんて弱音を見せて
それに必死にそんなことないと思うって弁解する深瀬ってシーン、すごく良かった。
深瀬の、だめだめ男なんだけど、でもじっくり付き合うと、こういう奴が一番信頼に足るっていう
人の本質を描いていると思った。

浅見も、それが分かってきたから、甘えたんだろうし
証拠のことも喋ったのかなと思うと、心理的な変化がとても情緒的かつ繊細に描かれているなと思います。


両親の素朴な感じも凄くハマっていた。
みかん畑?も田舎風で、長閑な感じが画面から滲み出ている回ですね。

そんなお母さんが脅迫文を送ったんじゃないかと疑う二人・・・。
母ちゃん、怪しいリアクションを見せて思わせぶりな態度で視聴者を翻弄してるけど
普通に考えてこれないでしょ。
10年経ってわざわざ東京に出向いてって・・・。

実行犯の線を突き止めるのが先だろうという違和感もある。
そんな中途半端な回でした。

美穂ちゃんのストーカー編。なんだそりゃ?
村井の拉致。やっぱ妻じゃね?
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2017*05*20(Sat)
デスクトップPCは富士通かNECか
結局その究極の二択になるのか。スペックにほぼ差はなく値段にもまあ大差はないときたら
どうでも良い些細な違いをどっちが好みかというどうでも良い選択肢に委ね、どうでもいい迷走をする。
決定打って何だ・・・。

一体型のデスクトップパソコンを目下検討中の素人です。
宣言通り来月パソコンを買い替えるのでパンフレットやネットを比較している。
ちなみにノートは考えていないのでここでは触れない。ノートにしない理由もこの記事には関係ないので割愛。
以下はほんとにどうでもいい考察なので真面目に読んではいけません・・・。


まず用途なのだが
従来通り、このブログ書いたり、ネット漁ったり、絵を書いてみたり、ファン活動してみたりと
その程度のライトな使い方である。
動画作ったりだの、ゲームだのはしないし、テレビはテレビで充分。
アマゾン見てタブを複数並べたり、音楽動画後ろで再生しながらブログやるくらいが重くなる時かなレベルだから
それほど高度な性能を必要としていない。

だから、そんな人間が一体型とはいえデスクトップパソコンを新規で買おうとすると
全てが過剰スペックである。
そんな状態で高額商品を並べられるわけだから、このチグハグ感とギャップは疎外感高い。
まずその画が滑稽である。


それでも何とか選ばなければならない訳で
富士通とNECの二択かなという部分にまでは絞り込めた。
理由はやっぱり二大大手だし、店頭で目立っている要因が大きいかも。店でも勧めてくるし。

それはいいのだが、そこから先の絞り込みが出来ない。
型番によってどちらのメーカーも差が出てくるが、ここでは個別の比較はしない。
大まかな現在企業レベルの比較である。
(見ているのは2017年春時点で店頭にあったパンフレットのみなので詳細は信じないように)

まずモニタ。
解像度はどちらも23.8型の92万画素で1920×1080ドットくらい。

メモリも4GB/8GB
そもそも私には4GBあれば充分なのでここも問題ない。

HDDは
富士通が1TB。NECが4TB
お。ちょっと差が出た。でもだから私にはどっちも過剰スペック。

テレビ。
あれ、私この部屋にテレビが既にあるよ。SHARPのアクオスが後ろにあるよー。
いらないじゃん!
でも一体型デスクトップを買おうとすると、まず付いてくるオプション。(オプションかよ)

勿論テレビ機能搭載していないモデルもあるにはある。
だからそれで充分かなと思う。
でも色がホワイトしかないって、それ標準!?
白は嫌だ白は。←今がグレー系だから。もうこの色は飽きた。

3波対応のシングルチューナーかダブルチューナー、4チューナー。
どうでもいい・・・。
ただ、地デジを見るのならドライブはブルーレイじゃないと。


と思って、次にBD/DVDドライブ。
ところがなんと!付いているのはどちらもDVDマルチドライブ。
NECが上位種で対応しているくらいで、世の波はまだDVDマルチドライブか。

ええっ!?
意味分かんない。
地デジ視聴のテレビでDVDって、つまり落とすことは前提としてないんだ?
内臓ハードに溜めておいて、消去?若しくは外付けか。

んなめんどくさいことを。
地デジ搭載テレビでブルーレイ付いていないって、それ、私の今のパソコンじゃん!!
どんだけ迷惑被ったか!外に取り出せないので、いやぁ、使えない。
地デジでドラマ一時間落とせないんですもん。

でも外に取り出さなきゃ勝手は良いのか。Σ(゜ロ゜;)!!


つまりテレビ搭載しておきながら、HDDで済ませてしまう使用状況なら
高額スペック&ブルーレイにしなくても充分ってことになる。
って、だから待て待て待て!
私の背後にテレビあるんだってば!
PCでテレビを視るという状況にまずならない気がする・・・いや絶対ならない・・・。

なのに記録媒体でこんなにも引っ掛かりを感じている自分・・・。

いや待て。
ブルーレイは何もテレビだけではない。
DVDでは処理しきれないデータを保存することになったらやっぱり困るぞ。

・・・使用状況がブログ書くくらいというライト感覚な奴が
んな巨大なバックアップメディアを必要とするケースが超レアである。
そもそも何で悩んでいるのか良く分からなくなってきた・・・。


だったら見た目。
ビジュアルは大事である。
イケメンは三日で飽きるなんて昔言っていたが、そんなことはない。
ちょっと不細工だったりすると、パソコンっていうのはモニタを見ている間中目に入る造形美であり
パソコン付けていなくても目に入る。
それを10年近く見続けるわけである。

不細工なパソコンを買ってしまうと使い勝手は良くとも
無意識の深層化で、見るたび、なんかちょっと気に喰わない・・・なんかちょっと変・・なんかちょっと可愛くない・・・・など
10年ストレスを蓄積していくことになる。
三日見ていれば愛機なんだからあばたもえくぼ・・・となればいいが
それでもやっぱり、なんか可愛げのないフォルムだ・・・と無意識に思い続けることになる。

・・・って、それ、だから今の私の愛機だよ!!

周りにぶっとい枠が付いててかっわいくないったら!!
やっぱ変だよ!SONYさん!


それを踏まえると、ビジュアルは断然富士通である。
「暮らしを美しくスタイリッシュに」
「デザイン性を極めた感性満たす上質な大画面PC」
「質感の高い美しいたたずまいのスタンド」
などなど。
謳い文句まで大々的に誇張されたパンフには確かにスタンドが特徴的なフォルムが。
そこだけ色が違うのもイイ。
すっきりとモニタだけの枠組みだし、これはいい。


一方NECはなにこの下に付いている太い枠線・・・。
まるで現PCを思わせるフォルムの不格好さ。
多分、音が出てくる部分。

確かに音源には力を入れているらしく
NECはYAMAHA.でも富士通はパナソニック・・・。
どうでもいい・・・。



次にCPU。
ここでやっと差が出てきました!
富士通はほぼCeleron(セレロン)でNECがCore(コア)重視っていう感じだ。

CPUはいわばパソコンの肝。
つまりここで企業コンセプトが見えてくる。
core i7、i5、i3シリーズは高度な利用を行いたいユーザー向けの高性能CPU。
PentiumとCeleronはCoreシリーズよりもかなり機能を減らすことでより廉価にしたモデル。

ということは富士通はあれだね、テレビを搭載しておきながらほとんどセレロンってことは
テレビの変わりにリビングに一台おいて、家族で和気あいあいと囲む様な状況を想定してるんだろうね。
ネットショッピングなんかをたまにしながら
でも、そういえば前回IE開いたのいつだったかしら、なんていう。

勿論富士通にもコア入れているのはありますが。全体的なイメージとして。


同じように、NECは逆で、セレロン入れているのもありますがほぼ全機種がコア重視となると
全体的なイメージとしてはもう少しネット民に近い個人素人向けで
タブを開きまくるとフリーズとかでイラッとするくらいなストレスを回避させている機種なのでは、と。
(全部個人主観です)

ブログ書くだけの人間が今度はCPUに拘り始めるこの意味不明感・・・。


ああ~・・・でもなーんかイメージは掴めて来ました。
後は店頭で実物を拝見して、そのインスピレーションだなぁと思う。
でも多分NECにする。

過剰スペックといっても、そもそも仮に今ハイスペックPCだとしても
10年後はどこまで下位機種になっているか不明だし
ここでケチって中途半端なところで手を打つと
5年後くらいにネット界、若しくは業界に見捨てられて泣きを見るはめになる。

・・・ま、それ今の私のことですけど!

まさか騙し騙しであと数年は使えそうだったPCをOS追放のせいで買い替えるはめになるとは
人生分からない・・・。


実はFMVが我が家で初めて買ったノートパソコンで、個体差の運がなかったんだと思うんだけど
不具合が多発して二度と買うもんかと思ったウン十年前。
今は随分とスタイリッシュになっていて時代の変化を感じました・・・。

Macも一度使ったけど、可愛かったな~v
でも今はウィンドウズに拘りたい。


そんなことをずっと考えて今もネットを迷走していて逆上せてきた一日でした・・・。
だから何って記事ですいません・・・。
世のみなさまは何を基準に選んでるんでしょうか。
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2017*05*17(Wed)
CRISIS 第6話 感想
小栗旬さんの情感豊かな演技力が駄々漏れで、ラストの結末にまた胸貫かれたー!
ああぁぁ~、やってくれる。

切れあるアクションで身体全体をバネのように使ったかと思えば
強かな男の脂ぎった目をし、そのくせ、捨てられた子犬のような仕草と脆弱さ。
なんとも盛り沢山に表情を変えてきて、小栗さんのその繊細ながらセクシーな魅力に魅入ってしまう。
カッコ良すぎである。

他方、物語はラストで珍しく未然に悲劇を防げたかと思いきや、まさかの獄中死。
え、これ、葬られたの?それとも自殺されたの?

逮捕が追い詰めた悲劇に言葉もない・・・。


組織社会の構造悪の中で人生論を考える彼らを繊細に描いていて大変見応えがありました。
見方(視点)を変えたら実に重たく密度の高いドラマだった。

前回で気が付いたけどこのドラマってやっぱり
初回から見てきて思っていたように、どんな事件が起きてどう解決していくか、なんて視点で見ていたら
掠ってしまうのだ。←個人主観です
誰一人ちゃんと逮捕しない部分に言及するのはナンセンスなのだ。
どう解決していくか、その着地点はなんて部分は所詮オプション。
装飾みたいなものであって、事件の中で稲見や田丸が何を喋ったか?がメインなのである。←だから主観です


今回だって、ホームセンターでのアクションシーンはぶっちゃけ笑ったw
麗しい立ち姿とキレのある動きに魅せられつつ
相手役の役者さんの見事なやられっぷり、リアクションに爽快感さえ貰いつつ
ホームセンターで暴れるなよw
しかも5人揃ってヌンチャク?みたいなの出してきて
どこのヤクザもんだよw ってかそれ持参している辺りがw
したら稲見&田丸も出してきて
お前らもかよw

せーの、で一斉にアクションスタート。決まり過ぎてて笑っちゃうw行儀の良い悪役さんであるw
もう演出さんが遊んじゃってるとしか思えないw



そんな第6話。
流行のテロである。
地下鉄、宗教団体・・・もう使われるキーワードがあの事件を模しているとしか思えない既視感である。
フィクションであると分かっていても、あの時の記憶が生々しい世代なので
正直それをドラマに用いることに不用意な禁忌を破ったような不快感さえ抱いてしまう気分だった。

だがドラマはそこに、潜入捜査の怖さも平行させてくる。
これが程良い中和剤となっていて、悲劇の相乗効果でもあって、物語の濃密にしていたと思った。


某宗教団体に潜入捜査して、テロ実行の情報を流したのに、何故か警察は動かなかった。
上司に握り潰されたのか、アクシデントがあったのか。
情報を流した後、逃げ出さないように何もない空間に三日間閉じ込められ
三日後外に出たら世界は変わっていなくて
分かったのは、自分は警察に見捨てられたということと、テロをしなければ今度は自分が殺されるという現実。

その時、その男・里見が決死に上げた情報を揉み消した相手が、三か月前、警視総監に着任。
だから報復を与えるために、里見は潜伏していた身を表に出してきた。


「これがテロの怖いところだ・・・」by田丸

誰もかれもが怪しく怖く見えてしまって、何を信じて良いか分からなくなる。
怖くなるくらいに感情移入してしまう不気味さで演出してくるテロ説明は
まるであの当時のメディアをパクったノンフィクションのよう。
テロネタは昨今のドラマ・映画で良く使われるが
今回の話ほど、現実味を帯びて再現していたタイプは初めて見たなぁ。

そんな仄暗い設定の中、そのテロを企てたのが、元警察官(公安)という流れに持ってくるのが絶妙だ。

そうか、それで前回の稲見の潜入捜査ネタが活きてくるわけですね。
納得。
稲見は辛うじて戻ってきたが、戻れなかった人間の末路を描くお話と変わる。
テロを対面的に描き、悪いものとして成敗する正義を描く話は多いけど
相手が、あっち側に行っちゃった人間というところに、返って生々しさとリアリティと
このお話の怖さがありました・・・。


序盤の、もう一度テロを起こしてくるのでは?と警戒を強める警察と
たまたま目的はそう見えるけど本音は復讐だった里見の狙いの違いが面白い。
そこに捜査進行の面白さを見せ、視聴者をテロ犯として誘導し
そして潜入捜査をキーワードに、物語を反転させる。

でもそれが悲劇の始まり。
後手に回っていたチームが、前回の潜入捜査の経験を上げ
「こっち側に戻してあげましょうよ」って安易に優しさを掛けるから、ラストの結末が悲しく響く。

こちら側に戻る光を失った男を、こちら側に安易な人情で戻したら
元上司の警視総監の射殺に失敗して、捕まって、獄中て首吊り自殺・・・。

里見が哀れっつーか、予定どうりっていうか!

チームに里見を捕まえさせれば、始末することが出来ると誰かが睨んでいたってことなの?
里見が進んで自殺する意味ってないですよね?
こっわ!

自殺では無く葬られたってことですよね?
こっわ!

未然に仇討を防げて初めてラストはすっきり!かと思いきや、やっぱりそれで終わらせて来ないこの余韻・・。
後味悪・・・。


また、潜入捜査の怖さから人間の孤独や弱さを抉った部分もたまらない。
潜入で別人物になりきり、そのままそっちでアクシデントがあれば捜査員としてではなく
その組織の人間として何事も なかったかのように存在が葬られる。
無事戻ってくるまで個人情報も抹消。

徹底しているといえば徹底なんだろうが、都合の良い抹殺理由だな。
潜入捜査員の現実をさらりと説明していたが、それも重たい伏線である。

里見が語る過去も辛辣。
何にもない狭い部屋に閉じ込められた過去。
きっと助けに来てくれると信じてたのに、来てくれなかった絶望感と失望感。

前回危うい所で救われた稲見が田丸に
「あの時弾が当たって死んでたら、俺はヤクザとして葬られたわけですか」と聞くシーンは圧倒的。

「田丸さんは上の命令で口を閉ざしましたか」

消された足跡を見つけてやらなきゃって稲見は人情を見せ、連帯感出したのに
それが彼の命を奪う未来に繋がっていく。

里見は別人格として死んでいくべきだったのか。
里見としてこっちで殺されるべきだったのか。
どっちに転んでも誰も助けてくれない現実に、彼らの立場の重さもあるし
このドラマが訴える背景の腹黒さと冷徹さが、実に徹底的だ。

「お前が本当に警察官だとするなら・・・リンチを受けて殺されたとしてもテロを実行すべきじゃなかった」
「確かにそうだな、理屈は正しい。後は・・お前がおんなじめにあったとき、本当の答えが分かるだろう」

生の人間らしい台詞と空々しい理想論の応酬は虚しさだけが残り
テロを企てたことへの反省だとか罰だとか、そういう浅いことを考えている視聴者に
こちらへ戻し救った筈の里見が留置所で首つり自殺。

正しいと思って行動したことを、尽く否定してみせる現実を静かに広げて見せる脚本に
胸に鉛のようなものだけが残される。

うわあぁぁ・・・・なんたる世界観。
確かにこういう話は珍しく、興味深いです。

小栗さんの弱さと強さを同時に表現した危うさがとにかく素晴らしい。
相対する西島さんの渋さも艶があり、懐の強さを思わせる。
でも出来るならもうちょっと西島さんにも活躍してほしい。(クライマックス用だろうが)

「ちょっと付き合え」なーんて二人で地下鉄に向かう時の小栗さんの?って顔とか
「続きは後だ」って制する田丸に「・・はい」と素直に返事する声とか
なんか尊敬し懐いている感じが出ていて、二人の距離感がちょっと見えてきたのは良かったです。
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2017*05*14(Sun)
のどじまんTHEワールド!2017春 感想
SMAPひとつだけの花に泣きそうになったわ!!しかもとても綺麗な音。いいアレンジでした。
「参加すると思ったけど」「喉の調子崩しちゃって」中居くんw

この番組久しぶりに見た気がします。レベル高くて感動した。
予選の方が楽しいのは毎回ですが、音楽を楽しめました~。みんな素敵でした~。
そしてあの双子!双子!

以下一言感想です・・・。途中から見たので中途半端です・・。(>_<)
予選
>アナ&ヴィクトリア/アルゼンチン/365日の紙飛行機
テレビ付けたら並んで歌ってて!歌っててー!
中居くんじゃないですが、くっそ可愛い。めんこい・・。どうしよう!!
ちょっと音程外す緊張具合がもうたまらん。


>ジョン・ルーカス&ジャポニカンシンガーズ/ジャポニカ/みんながみんな英雄
うっわぁぁ~・・・最高!
こういうイメージにまた良く似合う曲でしかもめちゃウマときた。
パワフルですねぇ。まるであれだ、天使にラブソングをの世界。


>クリシャ・ヴィアジェ/フィリピン/DEPARTURES
とってもクリアー!沁みる!
切ない!なんでしょう、声の質が合いすぎなのか。


>カトゥリスティワ/インドネシア/世界に一つだけの花
みんな笑顔で楽しそう!4人の声の深みがすごい。とっても良い曲に仕上がってました。
そしてカメラさん、中居くん映し過ぎですw

でも冷静に聴けない自分がいる・・・。


>オマール・カバン/プエルトリコ/シルエット
こなれている・・・ふっつーに上手かった!
声の出し方がもうプロみたい。
楽しそうな顔が好印象で、とても気持ち良いです。

あれ、この人知ってる?少し北村一輝さんを太らせた感じのひと。28歳には見えないけど笑顔が素敵。


決勝戦
>ダイアナ・ガーネット/魂のルフラン
かーっこいいー!
のりのりだ!しかも可愛いぞ!この声の張りと高さは聞き心地は良いし私は好きです。
ハードな鋭さが曲にも合っててすごくよかった。
予選も聴きたかった~。

この人もも見たことあるのか?
真っ赤なスカートがふわふわだ。


>ジョン・ルーカス&ジャポニカンシンガーズ/見上げてごらん夜の星を
予選で歌ったAIの「みんながみんな英雄」の方が良かった。
この曲のこういうアレンジはゆずがやっちゃったから、どうせならそっち歌えば良かったのに~(笑)

でもこんな風に曲を楽しませてくれる歌い方が一番好きで、この番組コンセプトにも合っている感じです。
私的には彼らが優勝。


>オマール・カバン/story
太くもない声だからとっても綺麗だ。
半音上がったとこなんかもう鳥肌たった・・・。
こなれた感じも上手すぎて。

「多分君、すげえいい奴なんだろうね」by中居くん


>ニーラジャ/なんでもないや
少し掠れた感じの声が癖になる歌い方でした。大人っぽいけど歌うと年相応で可愛い。
ジレを着ているような衣装も可愛かったです~。
ん、一生懸命!
声も本家と似ている気がした。


>リチャリー/酒と泪と男と女
なるほど、こういうアレンジしてくるとは。これはこれで沁みるものがある・・・。
悠久の時を感じた(笑)
男臭さとかはないんだけど、旅人の哀愁がありますよね。


久しぶりに見るにはとても良い企画の番組ですよね。
また見たいです。
ただ、毎回思うんですけど、せめて歌っている間くらいはゲストさん映すの止めようよカメラさん。
みんな夢中感を出したいんだろうけど、ゲストさんのうっとり顔を長々と映されてもね。
出場者の方が喋られているのに、ゲストさん映されてもね。

最後は同点優勝でニーラジャさんとリチャリーさんでした。
特別賞は中居くんの独断で、あの双子ちゃん。
いや、可愛かったし!
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2017*05*13(Sat)
リバース 第5話 感想
村井ー!前回あれだけ村井を黒く見せておいてこのターンか!村井~!!
くっそ胸を抉られる展開である。

村井、何気にイイ奴だった。
不貞腐れた生意気盛りなおぼっちゃんだと思っていたのに、意外に腹を割ると繊細で優しい奴だった。
そして惚れた女を護るため今生の嘘を吐く。漢を見た。
絶望の決断を下したそこに、何故かタイミング悪く居合せてしまう深瀬。
そっと淹れてあげる珈琲はきっと生涯一番おいしかったに違いない。

珈琲ってこのドラマでは一つの重要アイテムですけど
こういう台詞ではない状況説明に効果的に印象付けてきていて、すごく沁みました。


「脇が甘いんだよ!」と怒鳴られ、不倫相手を切った姿も男だった。
そんな失態の時に転がりこめる友人に深瀬を選ぶ辺り、まだ腐っていなかったんだなって思う。
それ以上に、そんな時に転がりこめる相手がいるっていいよねっていう理想を
ドラマは見せてきてもいて、そういう人間の温もりの描き方は凄く好きだ。
村井に同情よりも羨ましさを少し抱く。

そこに何故か現れる、有給休暇中の浅見という流れも
以前ならきっと考えられなかった選択であって、変わっていく、深まっていく関係図がとても繊細だ。
4人が狙われているのなら4人が一致団結すれば、勝てるんじゃないか?と思ったよ。


そんな村井の告白である。
何故前々回、浅見と谷原を落とすような言い方をしたんだろうとか思っていたが
村井視点で見れば、事実確認としてこれが単なる事実だったのかも。
みんなが深瀬に告白して、深瀬もまた悪戯にペラペラ吹聴しないのもいい。

前回の「今、この人だったら」
今回はそれが村井に適用され、村井が深瀬に(浅見も)徒然に語る広沢の昔話。

時系列をまとめると
タクシーで向かった→浅見が到着→村井が到着→合流・・・ってとこ?

その間にお互い姿を目撃していたってところだろうか。
まさか現場に別人がいたとも、浅見が嘘吐いたとも思えないし。
谷原が第一発見者って部分は変わらなさそう。
その谷原だけが意識不明。

確実に何かが起こっているのは事実で、今度は「10年前の事件をこれ以上首を突っ込むな」?
おいおいおい、やってることがチグハグだぞ。
ということは告発文を書いた人間とメールの人間は別人か。

メアド知っている時点で、わざわざメアドに送ってくる時点で、今の状況を疎ましく思っている人物の仕業に違いなく
村井近辺とか怪しい怪しいw

美穂ちゃんのストーカーは全く良く分からなくなってきた。
美穂ちゃん襲って何のメリットがあるのか?単なる愉快犯ならホント迷惑。

深瀬、女の子を抱きよせてやれるくらいのオトコを見せろよ~。
でも大丈夫って言葉を掛けるくらいしか何も出来ずにもどかしさを募らせる姿が
愛情滲み出ていてしんみりするラブカットでした。


一方、漢を見せた村井、笑顔を残して失踪。・・・失踪???

うわぁぁ~・・・このタイミングでか!
残像がこっちの胸にも痛むんですけど!
何その残酷展開!

でもこれはミスリードっぽい。
どう見てもあの妻が怪しいだろ。
嫉妬が高じてヤっちゃった?


今回も実に造りは濃厚で重厚だった。
展開も丁寧で二つの時間軸を扱っていても、両方に興味を持たせられる。
その進め方も憎たらしいほど煽ってきて、楽しい~!
特にここ3話で各話に一人ずつ登場人物を掘り下げてくれているので感情移入しやすく
また、だからこそ誰にもそれなりの親愛が湧き、それが誰も犯罪者になってほしくない人間愛に発展させてくる。
その誘導がもう憎いくらい!
面白い骨格ですよね。
それがラストのどう考えても悲劇な結末を否が応でも高めてくるし。
いやいや、楽しみだ。

音楽だけがわざとらしくて笑っちゃう。
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2017*05*10(Wed)
CRISIS 第5話 感想
ラスト直前がもう見事すぎて!惹き込まれました!西島さんと小栗さんが無言で見つめ合う演技が秀逸!
怒りに任せあっち側に向かおうとする稲見を引き留め、無言で制する田丸。
言葉なくただ見つめ合う中で巡る時間を視聴者に想起させ、小栗さんの目がだんだんと我に返っていく。

こちら側に戻るだけの光が田丸にあるという意味なのか
戻り方を問うあの時間をフラッシュバックさせたのか。

目だけで全てを表現した数秒間は圧巻だった・・!!

そうそう、小栗さんってこういう演技が上手いんですよーっっ!
BORDERの時にそう思ったよ!
序盤、西島さんと小栗さんの役柄は逆が面白かったと散々ごねておりましたが、納得!
西島さんも演技派なお方ですが、こういう危うさと脆さを外向きに滲ませるのは
やっぱり小栗さんの方で正解だった。

なんたるシーン。


前回の余りにあまりなシーンに、クオリティは高くともメンタルが持たなそうで、挫折するかもな様子見でしたが
付き合って良かった。
内容的には突っ込み所はあれど、物凄いものを見た。

同時に、ドラマが描きたいものも、これで何となく表現されたのではと思った。
適当な事件と捜査義務と、それに伴う事件解決などをお気楽に期待していては駄目なのだと反省した。
視る視点を変えてみれば、成程確かにここまで4話は導入部で
ようやく下地が完成したのかなと思う。

未完成なチームの役割や、それでも類友であるメリットなど
危うい立ち位置が説明文なしで理解出来る。
それを上手に使った回でもあって、最後に売春回の恥辱で官房長官を逮捕させたのは、納得の繋がり。

漫画チックに国家犯罪とか言わせてしまっているからこの視点がぼやけるのだ。
今後、テーマをどう装飾していくのが俄然楽しみとなった回だった。



第5話。
稲見が初めて潜入捜査する回。
政治献金を利用して政治家たちを暴力団が脅しをかけているので、その証拠集めに潜入。
でも本当は脅しなんかしていなくて、その規模の大きさからこれ以上出しゃばられると社会均衡が崩れるから
抹殺するために、チームを囮に使って取引現場で始末したという、あくどい裏事情。
報復じゃなくて抹殺だよ、容赦ない。

確かに今回も後味悪かったんだが、何とも言えない余韻があった。

潜入している間に、偽物のプロフィールを演じ人間関係を構築していく内に
どっちが本当の自分なのか曖昧になっていく・・という心理面も興味深い。
戻ってこれるのは、戻す理由は何なのか。

それを聞かれた先輩・田丸との野球場での会話がこの職業ならではの味わいがあって
痺れる。

「混乱しませんでしたか・・・?いろいろと」
「一度長期に潜った時にはおかしくなりそうになったよ・・・相手がどんなに極悪人でも、人を騙すことには罪悪感が伴う。
 それを打ち消すために完璧に役になりきって、相手を好きになろうとする。
 そうすると今度は、相手を裏切っていることに罪悪感を感じるようになる。

 そんな生活をずっと続けてると、次第に神経が麻痺していって
 本当の人生と偽りの人生、どちらを生きてもいいように思えてくるんだ。
 そうなった時、正気のままでいるためには何が必要だと思う」
「・・・任務への使命感ですか?」
「本当の人生の方に帰りたいと思える、大切な何かがあるかどうかだよ。
 深い霧に包まれた時には行き先を導いてくれる灯台の光を探すことだ」

田丸は戻りたいと思えるだけの価値がこっちにあるかどうかだと答える。
田丸のちょっと威圧的な喋り方がまた逆に男の背中が語っている感じで、重たい空気感が最高級。


その後、田丸が同僚の妻と教会で会話するシーンも見事に補足となっているのも嘆息もの。
「夫のいないこの偽りの人生が本当になってしまった」


これも意味深で、その輪郭が曖昧になり始めていた稲見が
その後終盤で、良くしてくれた先輩・沢田を目の前でめった打ちにされた時の衝撃が、もう、すんごいスピーディで!

あっという間だったからこそ、人が死ぬ時ってこんなもんだという無常さを見せ付けてもくる。
その上で、怒りに任せて犯罪者に戻りかけた稲見を、田丸がただ黙って二の腕を掴んで。
判断を稲見に任せる視線だけの演技が、緊迫感あるわ、危機感あるわで、最高だった。

何も知らされていなかったからこそ、稲見はこの場で全てを悟った訳ですよね。
何故取引現場を知られていたのか。
何故全滅なのか。
それはつまり、自分の存在そのものが糸となっていた可能性を示し
自分が関わったからこそ彼らは殺された。

突然死んでしまった沢田の状況に感情が追い付かなくて
必死に一人で溢れる激情を押さえ込む嗚咽みたいなのが、痛々しくて・・!

そこに到着するチーム。
真っ先に下りてくる田丸。
状況を一瞬で判断して、見つめ合う二人。

その瞬間、箍が外れた稲見の危うさを田丸が悟る一瞬の間!

泣き出しそうな、喚きだしそうな、いっそ崩れそうな小栗さんの表情がたまらない。
それを寡黙な顔で信じきるままに見返す田丸もいい。

このドラマ、内容よりまず画がいいんだよな・・・。

引き留めるシーンに言葉を入れさせないエッセンスも最高で、息詰めました。
良いセンスだ。


今回はそれだけではなく、友情を育んだ飯のシーンだとか
全滅という結末だとか
人が最後に留まるのは本人の質なのか、周りの質なのか。
人情に訴えられるだけのスパイスがふんだんにあった。

前回の「おにぎり」に続き、「旨い飯喰いたかったな」って・・・っっ。
途中渡るレインボーブリッジのヤケに綺麗にライトアップが強調されていて・・・っっ。
ああぁあ~・・・もう、画面に釘付けだったよ!


そうしてぬけぬけと囮に使って、「借りが出来た」ってことで始末しようとした神谷官房長官を
かっこいい言葉でいなした警備局長とのシーンがまた、後味の余韻を長引かせてきた。
首を切る落とし前付けるラストもツボを付いてくる!
警備局長、いい演技するなぁ・・。

「このお話の教訓はなにかわかるか。力を持たない者が欲を掻くと酷い目に在うってことだよ」
「私の部下が危険な目にあったんです。どう落とし前付けてくれるんですか」
「借りが出来たってことでいいじゃないか」

「・・私だ。例の件、今すぐ動いてくれ。マスコミへのリリースも忘れるな。責任は全て俺が取るから心配するな」

警備局長だってチーム愛なんかないだろうに。あっさり切っちゃう怖さもあった。

稲見とのやり取りも、正義感への斜め目線が効いていて、私好みでくっそたまらない。

「薄汚い仕組みを変えたかったら、正義感に縛られて動きを不自由にするな。
 善も悪も蓄えてしなやかに動け。そうして蓄えた力でいつか、本物の悪を叩けばいい」
「ヘ理屈ですよ・・・」
「でも何もかもを一気に変えることは出来ない。・・・どうする。俺に付いてくるか?」
「考えさせて下さい」

~~っっ!!!


前回とは別な意味で脳天貫かれました。
上手く言えないが、今回は今までで一番丁寧に描かれていた回だ。
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2017*05*06(Sat)
リバース 第4話 感想
人間模様を丁寧に見せてきて近付いていく描き方がもう絶品!頑強だった人間関係に綻びも出てきて
物凄くのめり込んできました!
今回は、もう逃げないと決めた深瀬が変わっていくことを描きたかったのかもしれないが
私的にはあの頃も今も変わらない馬鹿正直な深瀬だからこそ
浅見は人間性が評価したのだと思った友情シーンが最高級に悶絶して!

「あの、どうやったらほんとのこと、聞きだせるんですか?」
「なんだよ・・・今度はハウツーかよ・・」
「元刑事で、ジャーナリストで、プロでしょ」
「人はなぁ、そう簡単に長年隠し続けた秘密をべらべら喋る訳がない。今、この人だったら。そう思わせることだ」

小笠原と深瀬のターンってなんかウケるようになってしまった・・・。
珈琲貰えると思って手を出してスル―とか、ちょっとした仕草が深瀬だわ~・・・。
影が薄い&輪に入れない。


で。
この流れを受けて、浅見は深瀬ならって思わせる委員会へと物語は繋げていく。
そこに至るまで二つの達成感があって、カタルシスを持ってくる。


深瀬が生徒たちに話すシーンは良く言った!という感じだったが
すぐに改心しないのが現代っ子なかんじ。
そしてここが、今回の頂点ではなく浅見が深瀬を友人と認める布石だろうと勘付いたが
正にその通りだった。

しかも、思ったんだけど、ここで深瀬が口にした台詞こそが
ドラマが描きたい軸だったりして、とか深読みした。

「本当のことを知っているのは彼らだけです」
「俺ら馬鹿じゃないですよ」
「誤魔化すのは嫌だって思っている人もいるんじゃないの」

「今見ないふりしても、消えてなくなることはないんです。
 その時は誤魔化せたと思っても後で必ず辛くなります。
 上手くいかないことがあった時、全部報いだって思ってしまうんです
 今上手くいかないのは全部あの時のせいだって、諦めてしまうんです」

そうか、そういう報いだと罪を振り返るドラマなのかもなぁ。

「言わせてくださいよ!」と怒鳴り返した深瀬に、また一つの達成感があって
このたるかった前半戦を一気に引き締めた。


加えて。

「悪かったよ、面倒なことに巻き込んで。俺はいい友達を持ったよ!」
「友達って俺のこと?」
「学校来る度世間話したりするだろ。俺はそういうの友達っていうけど」
「広沢のことも、友達って思ってた?」
「当たり前だろ」

仲間外れで友人は広沢しかいないとドラマ冒頭から散々述べていた深瀬が
事件に前向きになることで、ここで周りが変化している訳で。
理想論かもしれないけど、そういう夢は見ていたいなぁ。

ここでの深瀬の嬉しそうな顔が二重にたまらん。

多分ここがもう一つの布石。
そして浅見も深瀬も揃って仕事を取り上げられる・・・。
この二人に時間的余裕を持たせたプロットは、今後なんらかの自由度を与えられた印象。


真実を貫いたからこそ、信頼に値すると浅見は評価できた。
〝今、この人だったら〟
案の定、浅見が10年閉ざしてきた当時の疑問を口にする。

浅見が現場に着いた時かなりもう破片が雪に埋もれていた事実と
爆発したタイムラグが違和感ばりばりだ。

そこで流れ出すテエンディングソング!
ぞわ~ってきた!ぞわ~ッッ!!

「車が爆発した直後に、誰かが逃げているのを見た。あれは・・・村井だったと思う」

10年前のあの頃と同じジャンバーを未だ来ている村井にもびっくりだが
前回で村井は到着してなかったのかな~と思って疑惑の気持ちが私の中に生じていたが
正にその村井ー!現場にいるんじゃーん!

妹はどうした!
こわっっ。
燃える車から逃走する村井、そっち車道じゃねーし!
こわっっ。

そして。
「お前らとんでもないことしてくれたな」by村井

これって単純に考えると事件起こしてくれやがって迷惑って意味だけど
もしかして警察なんかに知らせてくれやがって馬鹿野郎って意味にも取れるように言っているのが秀逸。

というか、村井こそ今も昔も身辺真っ黒じゃねーか。一番怪しくなってきた。
ついでに、だったら谷原は電話した時何を見て、何に動揺してたんだよと怖くなった。

村井は何故前回深瀬に浅見と谷原を疑うような発言をしたんだろうな?


犯人がさっぱりだ。
しかし10年前の事件の方はやっぱり事故だったで収束されそうな気がしてきた。
引っ張り過ぎていて。
本当に不幸な巡り合わせが生んだ事故だったのでは。
ここまできたら多分、あの脅迫文も殺害予告ではないなと思う。
偶然が重なっていて、それを「報復だ」と思わせるという、あの伏線を回収しているのだと。

現在軸の方で何らかの事件、逮捕が起こりそう。


村井も浅見もあの10年前の怪しいと思っていることを傍観者だった深瀬に呟き
その深瀬が事件の深みにはまっていくことで関係図が変化し
そして深瀬は本当に何も知らないっていう構図を鮮やかに浮かび上がらせてきていて
「その場にいた人間にしか分からないことがある。俺は情けないほど何も知らない」と最後に〆させて――
くっそ、完璧だった・・・!

なかなか話が進んでいかない展開の遅さはあるが
その分、人間関係の緻密さを、俯瞰した視点で切り開いて見せてくる描き方と
勿体ぶってはいるけど、時間軸を巧みに交差させて感情と説明を煽る手法が上手すぎて
口開けて見てた・・・。
暑さ忘れて没頭してました・・・。
すごい!

ミステリーよりも4人の人間ドラマなんだなと解釈。
きっと事件は大したことない。
更に、戸田恵梨香さんがただのヒロインでは終わらないと思うんだけど・・・。
なんかあんまりパッとしないので、逆に怖いキャラになってきてしまっているv

谷原の怪我の調子をさり気なく聞くシーンとか。意味深すぎた。
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