Like Sugar&bitter chocolate  邦ドラマと映画の甘くてちょっとほろ苦い感想雑記。けっこなんでも飛び出すごちゃまぜブログです。お暇つぶしになれば幸い。ヾ(≧∇≦)
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2017*02*24(Fri)
金田一少年の事件簿R 聖恋島殺人事件第9話感想(週刊マガジン12号)
冒頭の危機迫る臨場感からラストの「犯人かもしれない人間が一人いた・・・・!」まで
一気に引き込まれました・・!
最後の絵なんてとっても芸術的!今回は気合い入ってるな~。

いよいよ物語の核心に迫りそうな第9話!濃密でしたね~色々!
こうこなくっちゃ。ようやくメインに入ってくれたという印象です。
画が丁寧な上に、色々工作と相談を重ねたプロットが裏にあるんだろうな~っていう努力が見え
読者としても気が引き締まります。

練られていると言えば、また人物一覧図消えちゃいましたね。
アレ毎回載せないんだ~。どうでもいいが。

それよりやっぱり柱に人物紹介が続いていて
それがちゃんと物語の筋に沿った順番で紹介されているのが、凝っている感じって印象です。
分かり易いですよね。
毎回ページ戻らなくてもいいし。

・・・でも、そんなRPGゲームみたいな利便性を追求されてもな。


さて。
中々本筋に触れてくれない違和感といいますか、巧妙に誤魔化されているズレを感じていましたが
いよいよはじめちゃんが動き出しました!

寒野の殺害方法は現着の中、窓の外から矢で額を貫通させたもの。
当然外に誰かいるのではとスタンバイ。
でもやっぱり誰もいなかった。
そして遠くを走る灯りの付いたボート。

・・・?あれ、この状況、第一の現場と同じですね。

ってことは、ボートが遠隔殺人装置なんですね?
潮流のせいでボートは直ぐに強い流れに因って遠くへ流されていくとか、そういうことですか?

この状況下を振り返り、第三者の存在を皆は疑うのは当然だったが
それをはじめちゃんは否定。(まあ、読者もそう思っているが)
誰も犯人の姿を見ていないのはおかしいと。

確かにそうだ。
全員を集めて犯行を行うことで、自分のアリバイを確保していると考える方が自然だよな。
ここの理論は分かり易く
続けてオッサンが言う「劇場型の犯人が自分の姿を隠しているのは矛盾している」という意見まで
とても洗練されていると思いました。
こういうクダリ好き。
こういう所の流れで、漫画の基本実力を判断している。


そして、推理開始!
きたー!

これまでの検証をしようとして、どうするんだ?とオッサンに問われたはじめちゃん。

出ました!無口なカメラマンの海星さん!
出番だよ!
カメラが回っているというシチュから誰もが絶対こうくると思ってた筈!
ようやくこのターンか!

そして指摘されるのが、第一の殺人の時には照明が消えていたこと!

う~ん、色々繋がってきた!
つまりは最初の事件の初っ端は撮られたくなかったんだろうなぁ。
あっちこっち移動しましたもんね。

更に、背中から刺されているのに血痕がなかったこと!

あれ、そういやそうだな。←このレベルな自分・・・
最初の発見場所にはなかったってことは、ここでは気絶させられて死体に見せ掛けられていたとか言い出しそう。
移動させる意味と、照明がなかった意味は同じなんでしょうね。


そしてどうしても存在してしまう海を走る光について。
「一定でなめらかに滑る動き」と説明されていますが
じゃあ、海を走っている訳じゃないのかな?
紐かなにかで人工的な動きをさせられているものか。
なんだろう?
みんなはもう何だか分かっているのかなぁ?


録画を見ながらはじめちゃんが何かに気付く。
「もしかしたら犯人かもしれない人間が一人いた・・・・!」

ええぇえぇぇー!!!どこでぇぇー!!(驚愕)

興味深かったのは、それを誘導するためのコマが全て「映像」であって、声や動作ではない表現で描かれていたこと。
金田一シリーズではあんまりなかったですよね。
大抵こういう再生シーンって重要な台詞を含ませた一連の動作を
連続してコピペしたような様式だった。

台詞じゃない、っていうことは、はじめちゃんが気付いたヒントというのは
服装や装飾、タイミングなどを指しているのかな~と、ここで連想させられるわけだ。
ちなみに私にはさっぱりですけどね!!(自慢げに)

ゲストさんが黒い背景で顔だけ並べられて畳みかける演出は
緊迫感も煽られ、とても面白かったです。


私的怪しいと思うのは、今回は風呂上がりのオヤジ組ですね。
前も確かこんな風に風呂に入っていた振りをして・・・って事件なかったでしたっけ。
どうせ濡れているんだから、海に潜っていたってわかんない。

ちなみに鬼島が言っている「三人目」って何だっけ?


いやもうすっごく面白かった!
確か舞台は綺麗な海の島という設定だったと思うが、
そういう雰囲気や抒情的な情景はなくなってしまったけど、クオリティ高い。
今シリーズはあまり無駄なシーンがなくて楽しいっていうのも重要です。


美雪ちゃん・・・さり気なく可愛かった////
海星さんが映っていないことを指摘して、カメラマンだからと返され。
「やだ、あたしばかなこと聞いちゃった・・・」

ちょっとどうしたんでしょう、今回の美雪ちゃんは可愛い路線ですね。
もっとはじめちゃんと絡んでくれてもいいんですが、出しゃばってもヤなので
こういう感じは好感度高いですv

でもわざわざ美雪ちゃんにそれを指摘させたということになんか意味あったり?
そう言えばカメラが回ることは犯人も想定内なんだろうから
これも劇場型に通じたものがありますね。
撮らせることでアリバイ証明にもなっているんだろうな。

となると、カメラを回せと指示する相手にニヤリとする黒タイツが見えてくる・・・。
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2017*02*22(Wed)
カルテット 第6話 感想
なんだか今までで一番良くなかった。ラスト3分の派手さばかりを悪目立ちさせていて大味になってしまった印象。
折角ここまでしつこいくらいの丁寧な抒情歌を演奏してきたのに勿体ない一話だ。

前回のボイスレコーダーに纏わる超絶ハイクオリティなシーンもブツ切りかい。
あれで終わりとか、なにそれ。
すずめちゃんが何を思いどう苦しんできたかをあれだけ盛り上げておきながらもうスル―かよ。
なんか色々ショックです。

まきまきが怒るとは思えないから、けろっとしている彼女は良いとして
もっとすずめちゃんの方が引き摺って欲しかったところだ。
別にもう事件とかこのドラマに求めてなかったのに。

無言の涙とか。
再生することで全てが分かるまきまきの表情とか。
私すっごく感動したのに。

少なくとも、道端でぶつかったオジサンと、どういう成り行きで知り合い、漫喫まで共に過ごしたのかを
一切描かないで始まった第6話は
唐突感と前回までの乖離が大きく
そのすずめちゃんのスタンス・思惑が読み取れないので、単なる聞き役に落ちてしまっていた。

いつ彼が夫さんだと知ったのかとか、どういうつもりで会わせようとしたのかとか
合わせようとすることで贖罪を期待したのかとか、その偶然性に頼る意味ってなんだとか
全く入れないんだったら、別に前回の擦れ違いはいらなくね?

同じ追求でも第5話の女三人の食卓は強かな下心が熱い程に渦巻いていて圧巻の出来だったのに比べ
今回のは安っぽい。なんてチープなのか。
同じドラマとは思えない落差である。



第6話。
まきまきと夫さんの其々の回想回。
二人の独白を、各々の視点から別の人物に語らせるという手法で見せてきた。
語り手となるまきまきと夫さんの擦れ違いを同じカット、同じ画面で描いていないのに
視聴者に混乱させずに時間軸を追わせた演出は見事で
どうってことない夫婦の言い訳なのだが、とても興味深く見れた。

特に圧倒的に感じたのは、映像と台詞のギャップ!!
これがもうすっごかった!

なんかもう、最後まであべこべな不協和音を延々と見せられて
それが40分ほども続く一定の流れの構成で描き切る訳だから、これ、絶対わざとでしょ。
なにその技術・・・!

画面上ではどう見ても、まきまきの無礼な行為が無神経すぎて最悪なんですよ。
でもそこに被せてくる独白は
どう聞いても、夫さんの方の未熟さが鼻に吐くような感じで!

まきまきの方が言っていることは平均的な主婦なのに
でもやってることは最悪な無教養さで・・・。

ああぁあぁぁ・・・・もぉぉなんなの、この痒い所に手が届かない感じ・・・!

違う、何かが違う!
君たち、それはそうなんだけどさ、でも今言いたいのはそこじゃないよね・・っ、みたいな?
画面と台詞が合ってないっていう気持ち悪さかも。

それが最後までブレることなく一貫して描き続けられるこの狭窄世界!
延々40分・・・!!
何の耐久レースだよ!


・・・・もう言葉もでないです。素晴らしいですね。
どこか歪んだ世界観を台詞や状況だけでなく、こういう情感的な不快感で煽ってくる、このセンス。
やばい、すごすごる。
やっぱり何か凄いものを見せられたような気分だ。


夫婦の独白は、双方如何にもしょうがなかった、みたいな言い訳と主張で構成され
冷静に考えると、少し非現実的であった。
その欠点を視聴者に気付かせないよう、巧みに誘導する脚本構成と演出は
イっちゃってるこの世界観が補足していて、違和感がない。
まるでこの時のためのこれまでの世界観だったという気さえする。


第1話で、からあげにレモンをかけるかどうかの問答で
まきまきがどうしてかけちゃったのかと責める家森さんに一拍置くシーンがありましたよね。

「でも今の問題はそこじゃないと思います」
「え?」
「かけて良いか悪いかではなく、どうして一言聞かなかったんですか?かけてもいいですかって」
・・・みたいなシーン。

ここで論理的なロジックを精査したことに私はスッキリ感を感じていたのだが
かつて無邪気にレモンをかけていたことで、夫ではなく自分が傷ついた過去があるからこその台詞だったのかと思うと
重たいです。

そして重要なのは、傷ついたのが自分ではなく夫だという、この自己満足な帰結だ。


夫婦が徐々に崩壊していく過程は、まきまきの余りの無神経さに
そりゃ逃げられて当然だわと思う一方、傷つく資格もないなと思いました。
夫が絶賛する映画の横で爆睡。
映画の途中で何度も内容を確認する。
大事な思い出の本を放置した挙句、鍋敷きに。
散歩に誘われたら寒いと言って断る。
夫がバイオリンやればと言っても主婦をやりたいと断る。
断ってばかりかよ!

優しいふりして自分に夢中なだけの幼稚な大人でした。
夫さん、傷つくのは当然で、何気ないことというより、どんな躾をされてきたのか疑うわ。
○○でいい?と聞く姿勢がまるで感じられないので
本当にただの自己満足の主張を相手に強要する。

確かにこの流れでからあげにさっさとレモンを掛けられ、満面の笑顔でさあどうぞなんて言われたら
殺意も湧くというものだ。

ちょっと不思議な人、不思議ちゃんって、こういう無頓着なところ、ありますよね。
妙に生々しい気はする一方、親の躾を疑われている側面もある。


他方、妙に生々しい妻とは別に、妙にファンタジーなのが夫さんである。

彼が追い詰められていく過程は、まあ、妻がこれだけ酷い人間なので当然なのだが
そこを直接悲しいと思わず
何故か、恋人のままでいたかったのだと思うという、何とも???な感想を抱く始末。

え。不思議ちゃんの夫には不思議ちゃん?実はお似合いなんじゃねーの。

一つの鬱憤が起こり、また一つ飲みこむという夫さんの表情のアップという画面で
徐々に彼が殺されていく過程が繊細に描かれていくのは、見ているこっちまで息苦しくなるくらいで
すごい画面だった。

なのにだから、何故添えられる台詞が、「恋人のままでいたかったから」なんだ?

何でからあげにレモンかけられちゃったことが、「恋人のままでいたかったから」って理由になんの?
恋人だったらからあげにレモンかけられないの?
恋人だったら大切な本、鍋敷きにされなかった?
恋人だったら大好きな映画を最後まで見れたの?
違うでしょ。
「彼女は家族の一人になってて・・」・・て
大事にしていた本を邪険に扱われることが家族になることなの?

意味が分からん。
そこは恋人だろうが妻だろうが、普通に無神経な妻だと思うんだか?
もっと違う台詞あっただろう。もっと詰める台詞があっただろう。


恋人のままでいたかったという気持ちは分からなくはないが
男である以上、どこかでケジメ付けないと。
でもそれが出来ないのが男なんだよなっていう、脚本家さんの陶酔気質も気持ち悪い。

大体結婚したら、こんな閉鎖的環境じゃなくなって
周りもそんな風に促してくるだろうから、妻が家庭的になってしまったことにここまで不満を抱き追い詰められる
・・・というのは一般社会では少ないだろうな~と思う。
会社、社会、親族などの地位で色々身が締まる部分もあるだろう。
まあ、望まぬ仕事に回され、妻に心理的に踏みにじられ、それが言い出せなくて追い詰められちゃったかな。

その辺がちょっとファンタジー。

結婚の悪い面だけがピックアップされていたが、もっとポジティブな面だって沢山あった筈で
彼が追い込まれていく過程は、決して「恋人でいてほしかったから」ではないと思う。


そんな自分の本音にも気付けず、理由を恋「人のままでと思っている自分」ということにして
それを視聴者に強要して納得させようとしてくるこの画ヅラが
もう終始ムズムズするんだよ~~~~。

え、これこそみぞみぞするっていう奴なのか。
何かが違うと分かりながら巧妙な工作に見事に騙されて流された。


この夫の「恋人のままでという価値観と
妻の「家族になりたい」という価値観の相違が、最終的にズレと歪みを生んだという結論だったので
その説得力はちょっと弱いなと感じました。

妻もまた「家族になりたい」って言ってるけど主張する『家族』とやらが
曖昧で単なる甘えでしかなかったのも不満。
家事をやり、家に居て夫を支えれば、何をしても許されるというシチュがイラっとくる。

そして、そのことに追い詰められてしまったという夫の存在は
つまり男って女にいつまでも夢を見ていたいのだという最終的な押し付けを言いたいんだろうか。
悪いことじゃないけど、それで擦れ違っちゃったんだっていうドヤ顔がなんか自己欺瞞のようで。

脚本家さんの思想がこういうところで見え隠れしますよね。
この主張の煮詰め方が今までになく浅くて、もっと突っ込んで欲しかった所でした。

まあそれでも。
夫には、もっと言葉にすれば良かったという自業自得の部分も多いけど
この妻が無神経すぎるので、彼の受けたダメージは容赦なかったかも。



そーんな二人のやり取りの聞き役に、夫さんはすずめちゃん。まきまきは姑さん。
姑さんもちょっとキャラがブレてて萎えました。
出合い頭に、いきなり平手打ちですよ。「いつまで猫かぶっているつもりなの!」

おおぅ~!女の戦いだ!こうこなくっちゃ!

と思ったのにまきまきの独白後、なんか目が潤んでいたようですが?え?なに?感動しちゃったの?
反省したの?え?
この回想録のどこで???

病的に他人にストーカーさせるまで病んでたくせに、こんな夫婦生活の一方的なクダリで快心しちゃうとか
なにそれって感じです。
っていうか、ちょっと回想したら許せちゃうわけ?
じゃ、平手打ちはなんだったの。
この程度で和解出来るんなら、さっさと話しあいしてくれば良かったじゃん。
ここは1話から引っ張ってきた確執だったのに。
え。ここ、重要じゃないんですか。

なんか今回脚本が浅くて萎える。
尺が足りないというのならもっと今までの無駄なシーン省いてでも、このシーンに力を入れて欲しかったです。


夫さんとすずめちゃん。
まずすずめちゃんが家出したくせに帰ってくるのがどういう意味かも分からないんですが
その上で、挑発したいのか、寄り添いたいのかも分からないすずめちゃんの態度に、どうも画面が散漫としていた。

夫さんのコンビニ強盗、まじかよw
とか思ってたら、そこのまますずめちゃん拉致。
は?・・・ああ、でもやっちゃいそうな病んでる感じはあったな。
そこへ何故かアリスが不法侵入してきてバイオリンを盗むとか、・・・なんじゃそりゃ?

そういやアリスのメリットって何だったんだ?
まきまきの過去録音してあの姑さんから何のキックバックがあったんだろう。

しかも彼女、誰かに恋していたのかと思いきや、泥棒ってw
盗んだの、まきまきのバイオリンって知ってたのか?

もう何が起こっているか分からないまま、なんとアリス、テラスから落下。
ええぇえぇええぇぇぇー・・・・・・ッッ???


ぶっ飛び過ぎて付いていけない。


暗転ごとにカットを差し替えるラストの見せ方は、緊張感とスリル感が際立ってて
凄くドキドキさせられました。
息詰めてガン見だった。

何が起こったのという煽り方として、暗転が入ることによる心理的負荷が良い効果を出していたと思いました。
変にタイムテーブルを追わなくてもこっちに通じるもんですねぇ。

アリスは死亡しているんだろうな、だから二階から落ちても死ぬことあるって台詞があったのか。
ああ、そう言えば夫さんがベランダから落とされたっていうのは
悔しくなって吐いた嘘だったと分かり、虚栄心がリアルに伝わった。

夫婦の主張格差もそうですが、肝心な時に男性陣がいないというのも、男は役立たずと暗に言っているようで
この脚本家さんのスタンスが伺える。
ちなみに回想シーンの家森さんが包帯ぐるぐるで笑えました。
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2017*02*20(Mon)
踊る大捜査線4作イッキミ お台場で4作同時上映!
青島くんってこんなに可愛かったっけ・・!OD2に於ける室井さんの漢臭さと言ったら・・・!

久々にスクリーンで彼らを見れて感激でした!衝撃すぎてアベレージ跳ね上がってます・・・!
なんかもう、異常だ異常。や、分かってたけどさ・・・。
ありがとうドリパスさん。GJドリパスさん。この企画で今年いっぱい日本縦断すればいいと思います。


そんなこんなで2017年2月19日、上映会でした。
踊る大捜査線イッキミよかったです!
間に20分の休憩を挟みながら、お台場でOD1からODFまでを一日で制覇する。
太っ腹な企画だ。
都合、9時間である。10時間か。
体力勝負だなと突っ込みつつ、4作、6作か、まるまる楽しんじゃったって人、多かったんじゃないかな。


まず何度も観た映画なのに参加した私の本日の最大目的は
公開当時叶わなかった、レインボーブリッジの下でレインボーブリッジを観ることである。
上映後、外に出てそこに正に今スクリーンで観ていた橋があるこの感動・・・!
現実と幻想が交錯するような不思議な感覚を肌で感じてきました・・・!//////

当日は快晴。
橋の左には稜線まで見えたよ。
暫くはこの余韻に浸っていたい・・・。


フィルムは当時のものをそのまま使用ということで、それもファンとしてはお宝感覚である。
だから巨大スクリーンに写される映像が必ずしも綺麗だったとは確かに言えなかったんですが
そんなん関係ない。
もう二度と観れないと思っていた若かりし青島くんがスクリーンにいるというこの感動は
何にも代えがたいものがあった。

スクリーンから流れ出すあのRAP、ムーンなども感激//////
そして画面いっぱいに出るあの赤い縁取り銀文字のタイトルロゴ・・・!

しかもそれが聖地・お台場だよ・・・!
今年は踊る20周年記念イヤ―なので個人的にも感無量で
この作品が好きだった原点を思い出したような感覚でした。
とっても良いイベントだったと思う。

実はこの映画館・お台場シネマメディアージュは今月で閉館となってしまうため
お台場で観れるのはどうしたってこれがラストという節目。
最後も『踊る大捜査線』で締めるとか、粋だった。
運命的なようでもあり、ちょっと悲しい。


劇場には織田裕二さんがODFポスターにサインと一言手書きしてくれたものがあって
あの特徴的な字を見てニマニマしました~。
青島俊作って書いてあって、またニマニマした~/////
織田さんが青島俊作って書いてくれるんだよ・・・!!だから何。でもくっそたまらん。
なんてファンサービス。

「お台場の皆さん 15年ありがとう 青島俊作」みたいなことが書いてあって
何で15?と一瞬思ってしまった自分。
そう、ファイナルのポスターに書かれているってことはつまりファイナルの時のコメントなんですよね。
ってことは私ファイナルもお台場で観たから、当時も見たんだな。
他にも三種類ポスターが展示してあって、踊る史をこんなところでも。



会場。
実は正直コミケを含む踊るイベントなるものや試写会みたいなものには一切参加したことがないので
言ってみれば私にとって(ネット以外に)リアルに居る踊るファンを観てきた日でもある。
ドリパスでの前売りは213枚。当日券もあったが、まあ200人近くの人がいたことになる。
シアターは300超クラスが用意されていた。
なので、混みあっているという印象はなかったかな~。でもそこそこ埋まっているという賑わい。

女の子だらけかと思いきや、私の感覚では半々。
座席は入り口側の中央端だったのですが、そこから見える様子だと、6:4くらいだったと思う。
まあ、女の子の方が多いのは想定済みなんだが
意外に男性の方、しかも一人で来ている人が見受けられて、踊るの潜在層を知った気分でした。

そして年齢層!
考えてみれば、そうだよね、若いキャピキャピした乙女がいるわけがないんだよね・・・。
OD1公開が1998年。
今から20年前である。当時ファンだったとして、少なくとも三十路は誰もが超えてるわけで
ましてやこんな今更4作を一気に観ようなんてコアなファンは
「ディープだねぇ・・」←青島くんの声でbyOD1

当時からそこそこファンだったとするなら、そうか、年齢層は高くて当然なんだ・・・!



そして始まった上映会。
もうすっごく嬉しい!楽しい!そこに青島くんやら湾岸署やらがある・・・!
スクリーンで観ると青島くん、数倍かっこいいよ!?
テンポもサクサクしてて遜色ないですね。
会場にあのテーマソングRAPが掛かった瞬間には思わず拳を握り締めたよ・・・!

>OD1
何度も観た映画である。なのに内容的に思うことは何年経っても同じなのが自分でも恐い。
好き過ぎて気持ち悪いのでそこは割愛するが
この映画が私的踊る出会いでもあり、当時有楽町の映画館で観たのが懐かしいです・・・。

そして冒頭でも言った青島くんのぴっちぴちな愛らしさがスクリーンから駄々漏れなんですよ。
どうしてくれよう。
こんなに可愛かったっけ?
勿論役者として造り込まれた演技も光っているのですが
無意識にへらっと笑った顔とか、マジ天使。

どうしよう、顔が火照ってきた。

室井さん登場。
そうか秋スペ引き摺っている設定だもんね。二人が休憩室で歩み寄るまでが正視に堪えない。
(歩み寄っても正視に堪えない)
室井さんが自分比の中でもっと男臭くなった・・・。

どうしよう、変な汗掻いてきた。

・・・ん?ホントにこの映画館なんか暑くね?
空調効き過ぎだろ。どうみても青島くんのせいじゃなく逆上せてきました。
ここからは別な意味の戦い。
上映後流石にスタッフさんにお願いに行きました・・・これだとメインのOD2まで体力持たないよ・・・。

劇場スタッフのお姉さん曰く。
「他のお客さまからも同様の指摘がございまして、今下げましたので・・・気付かなくてすいません」

あ。やっぱり逆上せたのは青島くんのせいじゃないんだよ(それはどうか)
みんな暑いと思ってたんだね。



>OD2
こっちはですね、OPがカッコ良すぎですね!(今更)
続けてみるということが普段ない経験ですので
CDで聴いてて分かっている事実なんですが、スクリーンで立て続けに聴くと違った。とってもクール。

あと、見始めてから気付いたのですが、そういえば踊る再放送とかやってても
もう一つの海外用の方をやってて、そういえばこっちの純粋な(?)バージョンの方を見たのは
すっごい久しぶりだったー!
気付けばOD2を見たのは実に・・・実に・・・おい、何年振りだ?

シーンは覚えていても、こういう繋がりだったっけと、バージョン違いの方との混同で
とても新鮮に見られたという嬉しい誤算でした。


そしてなんといっても、正規バージョンの利点は和久さんと副総監の交流シーン・・・!

ドラマで室井さんが青島くんを引き抜きたいと告げたシーンの様な無意味な夕陽が
もう何とも言えない哀愁で。
人生の落日を投影しているかのようである。

それをまた、OD1を見た直後に見ているからこそのリアリティさというものがあって
受け継がれていく想いの一方で、それは朽ちることの代名詞である事実を
隠さず淡々と描き切っているのが鮮烈で
ちょっと胸が詰まった・・・。

ここ重要だよね。ドラマファンとしてみればとても重要な伏線。

俺たちは駄目だったね・・・という諦観を思わせる、台詞だけに終始した脚本も絶妙で
下手な希望的観測や自己陶酔なんかの台詞を加えず
背中だけで語らせた中年オヤジの画ヅラの高精度さに、改めてグッと来ちゃいました。


何年も前に約束をし、叶えられなかった夢想の極限。
何年かに一度こんな風に共鳴し合う人間が出てくるのかもしれない。
いつか、青島くんと室井さんも、こんな風に語り合うのかなとか
その時は室井さんもまた「すまない」って眉間に皺寄せているのかなとか。
その時は青島くん、なんていうのかなとか。

敢えて次世代に託すという台詞などは視聴者の胸の中でだけに去来させ
シーンでは和久さんたちの時間軸のみで語らせているのがいい。
そして叶えられなかったまま、エネルギーが今消えていくんだな~と。
時間軸の重複が綺麗に結晶化したシーンですよね。

いやぁ、良かった・・・。・・・・・・・・・今更ですね、すいません。



>今更物語論
物語も普通に面白いな~と思った。
改めて見ても、OD1の青島くんサイドと室井さんサイドの交差しない前半と
重なることで一気に加速する後半戦は、申し分ない。

OD2に於けるテーマは橋の封鎖ではなく、職業意識に対する青島くんの結論の導き方なんですが
(最後の「リーダーが~」じゃなくて、コートの話の方)
そこへ持っていく脚本が少し浅く強引な印象を感じつつ
また、ラストに血液だの吸血鬼だの骨格が散漫しているかなと初めて思ったものの
総合的にはやっぱり良く出来た物語だと20年目にしても思う。
それはドラマの土台あってこそではあるが、普通に楽しい映画だった。


その間にちょくちょく挟まれる青島くんのかっわいい顔と声!
どうしよう、くっそ可愛い。
昨今のドラマでここまで造り込まれたキャラ像というものを見ていなかったのでインパクト大きかったです。
ほんと、小さな演技が神がかってる人なんですよね!
もう反則だろっていうくらい、いちいち可愛いっ。
SAT隊長と再会した時の気まずい一瞬の作り笑顔と、最後に一瞬反らす視線とか。
この絶妙の角度。

脳内青島くんで満タンです。


OD2に入って、室井さんが青島くんを「俺の部下」的に意識が変化しているのが丸分かりに分かるのも
OD1から続けてみたから。

やんちゃな息子を手を焼きつつ大事にしているような、そんな愛着が滲み出てたよ・・・。
言うこと聞かないで暴れそうなのを「青島」って窘めるシーンとか。
だけど沖田さんに「コイツを邪険に扱うのは許さない」って言うような態度とか。

OD2の室井さんってこんなに漢臭かったかな・・////////

青島くんとの対比かもしれない。
序盤は青島くん、「不登校」になっちゃうまでのクダリがあるのでちょっとはしゃいでいるコドモみたいなんだよね。
それがOD1からの繋がりで変わっていなく見えて
室井さんの方が少し距離感を変えているように見えるから。
だから約束を叶えるために覚悟が決まったような成熟度が室井さんに強く感じられて
そんな室井さんを下の部屋に追い込んじゃう青島くんの暴走っぷりが可愛いというか、やんちゃというか。


他には、その別行動を受けての、(でもナチュラルに電話し合ってんのが/////)室井さん召喚呪文。

以前はここ、会議室に室井さんが登場するシーンをマックスにゾクゾク来ていたんだけど
廊下で新城さんと擦れ違い~の、「捜査を立て直す・・・!」ってアレ。

でも今回OD1と続けて観ていて思ったんですが
ここ、何で青島くんは地下室に行かないで会議室から呼びかけたのかなとか考えると
別に室井さんがやる気(実力)ないなら来なくていいよって挑発でもあるよなと。
俺はやる、で、あんたはどうすんの、っていう、試したシーンに見えて
別の意味で鳥肌立っちゃった・・・。

それにガタンと立ち上がり、受けて立つ室井さん・・・!

このカッコ良さ・・・!
となると、会議室に入って二人が見つめ合う意味合いもまた少し変わってくるわけで・・・!
きゃーっっ、何度観ても踊るって新たな発見があるんですけどーっっ//////



落ち付け、自分。

>その他
そんな流れを受けてからの、OD3&ODFです・・・・・・・・がっっ!

申し訳ない、私はここで帰宅させて頂きました・・・。
体力的には空調も整い(笑)、もう一本見られそうな様子だったのですが
多くのファンが思っているように、秋スペとOD1がセットであるように、OD3とODFはセットである。
3だけ観て帰るってのは出来ないと思ったので。

若い二人の未来を胸に抱いた所で気持ち良く退散させて頂きました・・・!
余韻にひたりながら帰宅・・。

ゆりかもめで見る海とお台場に夕陽が射していて、なんともドラマティックな風景の中
レインボーブリッジをレインボーブリッジを回想しながら渡っていく自分・・・。
大満足でした。

踊るやっぱり大好きだな~。



>誤算
ところで。会場はある意味ディープなファンの寄せ集めである。
普通、映画っていうのは、その作品のファンもいるが、一方で映画好きとか券を貰ったからとか
温度差の違う観客が混じっているのが通常である。
しかしここは一日だけのディープなイベント。

誤算でした・・・みんな笑いどころが一緒だよ・・・・(爆笑)

はっきり言って私は映画は一人でじっくり楽しむタイプである。
笑うとかはもっての他なのに、もう、どういう流れになるか分かっているから、事前からくすくすと会場が浮き出し
そしてドカッと笑いが入るんですよ。
釣られちゃうがな・・!

スリアミとか、もうタイミングや口調がやばすぎ・・!
ほんと上手いな、この三人。副総監殿、誘拐事件・・・とか。
青島くんが耳栓してなくて聞き返す間とか。
分かってて、もう笑っちゃうの!

DVD観てたってこんなに笑わないのに、もう、堪え切れないんだよ。

だからもう、おまえら、笑うなー/////(*^。^*)

一緒になって吹き出してしまいました。
そこ、そんなに笑ったっけ?って部分まで、笑った笑った。
趣味が一緒の人と見るとこんなにも楽しいもんかね。
終幕にはみんな拍手。ああぁ~・・・昭和世代だ。昔は映画終える度こうやって拍手してたよね。

いやぁ楽しかった。
行って良かったです。また行きたいくらい。でも今度は絶対お台場じゃないから悲しい。


しかし一点だけ不満が。

OD1上映後、あ~もぉ笑っちゃった、でも久しぶりにすっごく楽しかった、とひたっている私の横を
「すっげえ良く寝た!」って言って降りていく男の人がいたんですよ。
超絶むかついた。
彼なりのジョークかもしれないけど、大人として最低。
社会人マナーとして幼稚だなと思いました。

こっちはそれをすっごく楽しんで気分良いところを、何でそういうこと大声で言うんだろう。最低です。
凹むっていうか、傷つきました。
最初スタッフか何かの人かなと思ったんですけどね、それでもマナー違反。
思っていたって口にしてはいけないでしょう。

他の映画だったら、観客に温度差というものはあるのが当然だから、そう言う人もいるだろうと納得も出来る。
また、流石に4作も上映だし、何度も観た映画だし、前日にはスピンオフもやってるから
上映中ちょっと居眠りしちゃった(テヘ)っていうのは、理解出来る。
けど、口にするもんじゃない。小声で友人なんかと笑い合う程度で治めるべきでしょう。

ここは一日だけのイベントなんですよ。
ファンしかいないと思うのが普通であり、ファンじゃなくても口を慎むのがマナーじゃないんですか。

大声で後ろの方から降りてきてそんなこと言い捨てるなんて、酷いよ。
悲しくなっちゃった。そこだけ。
自分が好きなものを否定されたら誰だって悲しいでしょ。そんなことも分からないのかな。
切り替えてイベントに集中しましたけど。ほんと、この人さえいなければって思った。


はぁぁ、切り替え切り替え。
イベントは行けて良かったです。頑張って行って良かった。
しばらくはこの余韻に浸りたいです。青島くんで頭がいっぱいです。青島くんは20年経っても愛される人でした(#^.^#)


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2017*02*18(Sat)
カルテット 第5話 感想
だから何って物語をここまで秀逸な環境で仕上げてくるなんて想像もしてなかったです。
本当に他ドラマだったら1話で纏め切れそうな内容をダラダラと5話も費やした。
だが息を飲むほどの圧巻の出来栄えにもう言葉もなくテレビの前で正座である。

第5話。
同じ所でぐるぐる回っているような迷走感で内容的にはほとんど進展はない。
カルテットとして今後方向性をどうしようかとう模索と
まきまきの秘密に絡むすずめちゃんの嘘が少し解れただけのお話。
それだけなのに!

なのにもう何とも言えない密度の高い画ヅラが続き、向き合う人々の生々しさにも緊迫感もあって
どう転ぶかをハラハラして見ているんだけど
毎回どうにも転がらないっていうか!

だけどじわじわと描かれる薄暗い社会描写など、価値観や思想感は私好みで
1時間を集中してみてしまう。
苛つくほどのテンポの遅さも、取り留め無い会話も、慣れてくると気にならないものだ。

カルテット4名の距離感はそういえば5話分を経て少しベクトルが内面を向いてきたか。
そんな程度。
そんな程度の中に含まれる、世情描写がもうイっちゃってるのである。


カメラさん、演出さん、美術さん・・・その辺のセンスの良さも抜群である。
素人でも分かる。溜息でちゃう。

例えば今回絶賛したい2つのシーン。
どちらも、役者さんの卓越した演技力とか、練られた脚本なんかが重要ファクターなんだけど
それをきっちりと受け取っているカメラさんや照明さんの視聴者を煽るカットの作り方っていうの?
人物をどの角度から撮るかとか
どの大きさでインさせるかとか
台詞の合間に誰の、どの映像をどのくらいの尺で挟み込むかとか。
その全てをBGMなしの役者の演技力だけで構成するセンス・・・!

そういうのが完璧過ぎてもう胸がいたい!!


まず言及したいのは今回の功労賞・来杉有朱ちゃんでしょう!!
ここにきて一気にキャラが立っていた~。
まきまき、すずめちゃん、アリスの三人の女による追求シーンは
全部セリフで説明してくる女の修羅場である。

ここの台詞如何では、ヒステリックで安っぽいだけの、口やかましいシーンでしかなかった。

だけど「嘘は吐かないんですか?」「嘘吐いたことないんですか?」と
まあ、嫌われて元々という度胸の元に、ガンガンまきまきを追求し自白を引き出そうと奮起するアリスちゃんの糾弾は
ぶっちゃけ、めちゃめちゃイラっとさせられた。
ストレートにムカつく女の、完全なる形態であった。

つまりはそれだけこの役者さんの声のトーンやらテンポやら、挿入カット、チョイスされた台詞などが
これ以上ないくらい秀逸だったという証なわけで
役者・吉岡里帆さんの技量の見せどころでした!
うっまかった!

正直、ドラマの肝となるシーンってメインよりも脇がどれだけ分厚い演技をしてくるかに掛かっている場合も多く
今回も正にそういうシーンでして
明確な牽引は彼女だったなぁと思った。

顔を引き攣らせながら冷静を保っていうのか、唖然としているのか、不信感よりも戸惑いを表わすまきまき。
その中途半端な表情と、それを見せるカメラのタイミング。
口を挟みながら庇おうとしているのか、自己保身か不安定なすずめちゃん。
すずめちゃんが必死に制している横で、執拗に食い下がるシーン、その重なる声の中で
すずめちゃんのの声の方を聞き取るまきまき。

そこで視聴者に抱かせる、ほんの少しの優越感とアリスに対する根強い嫌悪感。
もうどこをとっても絶妙・・・!!


転がったボイスレコーダーが全てを説明していくシーンもすごい。
ここでこのアイテムかと思わせた。
大体回りくどい台詞だけでのらりくらりと進むドラマの中で
敢えて、言い逃れできない証拠を物的なもので用意するこのセンス。

その場で再生されることで、誰かが盗聴していたこと。
誰かが自分を友情ではない態度で交際していたこと。

その前で跪き、涙を流すすずめちゃんの涙が全てを物語っていて
まあ、すずめちゃんにしてみれば最悪なタイミングって所なんだろうが
人物個人にシンパシーを抱かせるドラマじゃないだけに彼女の心の痛手は結構希薄で然程痛手は無い。
とにかく嘘がばれるお膳立てがあまりにドラマティックでした。


その上で、アリスがすずめちゃんの秘密をマキにばらして「私たちはあなたの味方だから」なんて設定に持ち込む
アリスの強かさも嘘臭くてニヤリとさせられる。
白々しいことを言っているというのは、まきまきこそが気付いていそうだった。
すずめちゃんのこと、怒ってもいなさそうで
アリスとの対峙中に於ける動揺一つ見せないまきまきの態度が
小賢しいアリスの一人芝居を見抜いていたとも取れて
さり気なくアリスVSすずめちゃんの付き合いの深さを見せ付けているのかなとも妄想する。


いやぁ・・・なんかもう言葉もないよ。すごいの一言。
役者が揃うとこんなにもドラマは遊べるんだなあと思う。
ドラマってこういう楽しみ方もあるんだねって思わせられた。
・・・とここまで感嘆してて、観終わった後ふと振り返ると、物語がほとんど進んでいないというこの衝撃。

まさかの夫さんが最後に出てきましたけど
ここから夫さんとのターンになるのか?
正直まきまきは本当は殺しているかもって部分がドラマの緊張感の要でもあったので
夫さんは出てくれなくても良かった・・・。

そして声小さいつながりな夫さん・・・。


あと、カルテットの今後を示唆するような冒頭の演奏はちょっと沁みました。
社会人として仕事を受けたからには、最後までやり遂げるのがマナー。
話が違うと言って投げ出すのは簡単だし楽ですが
プライド傷つけられても、馬鹿にされても、使命をやってのけた姿に打たれました・・・!

みんなそうやって仕事してるんだもんね。
よくあることだ。

演奏家として、すずめちゃんの涙がプライドと誇り高き楽器への敬愛を捨てきれない感じが伝わってきたし
その中でも精一杯を出そうとしたのに
音源に合わせろという無礼な状況を強いられる。

「いきなり大きなホールでやらせてもらえることになって、嘘でしょって思ってたじゃないですか。
 それ、やっぱりそうだったんですよ。それが現実なんだと思います」

なんか、どうしようもないことが起きて、こっちがどんな気持ちになろうと
受け入れるしかないっていうまきまきの台詞は
自身の夫婦のことを暗示しているようでもあって
身に余る幸福を貰ってしまったけど、夢から覚めただけなんだなって思うしかなかったんじゃないかなとか
余計なこと、考えた。

そして。

まきまきの「そしたらやってやりましょうよ。プロの仕事、カルテットとしての夢をプロとして見せ付けてやりましょう」
その台詞、そしてそれに「はい」と応えるすずめちゃんの声。
くぅぅ~!

やっぱり実力と評価が全てで、無名なら驕りもはなはだしいのも確かで
分かりもしない社会の評価の辛辣さとか、驕っているようにさせられる社会とか
そういうのを冷静に淡々と描いていて良かったです。
どちらかにシフトした描き方だったりしたら、興ざめしてしまうところだった。

「志ある三流は四流だからね」っていう音楽家さんの台詞はキツイけど真理だとも思う。
良い・・というか見事な台詞だった。
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2017*02*16(Thu)
金田一少年の事件簿R 聖恋島殺人事件第8話感想(週刊マガジン11号)
殺されそうだと思っていたカンノミカが本当に三番目の被害者になってしまったー!
え~なにこれ~すっげえ。絵もすっげえが中身も恐い。
ちょっと衝撃。殺害方法も想像するだに衝撃。なんとも劇的展開なシリーズになってきた~!

そしてようやく容疑者一覧登場。
今回は柱に毎回人物説明入れていたからないのかと思っていたよ。
次回辺り決め台詞が来るのか。


第8話。
え、もう8話だよ。だがまったく容疑者が掴めないという罠。
みなさん把握してらっしゃるんでしょうか。
そしてそれは何処の線からなのか。
今回はクイズやるからか、各人物の直接的なコマは避けていますよね。
登場人物も沢山いて派手なお話になってきた割にはゲストさんを然程ピックアップしていないので
まったく読めない。
今回ようやく背景らしきものが描写されましたね~。

どうやらテレビ業界繋がりというよりは医療業界のいざこざっぽいお話。

その流れで、同じ医者繋がりなら次に狙われるのは寒野ではないかと当たりを付けたはじめちゃん。
本人に忠告すると、流れで第一・第二と今回の被害者・寒野の所属はみな同じ腫瘍内科だと判明。
その医療事故かなんかが動機となりそうな描き方である。

確かに切らないで治す・・・という治療法である以上
もう癌を切除するには無理なステージに移行してしまった患者さんに
放射線治療や緩和治療を行うところだと考えられるわけで
でも、カンノちゃんの口ぶりからは、どうやらこの線ではないんだろうなと伺わせた。

でもそうなると、今回の動機の線がまた不透明に戻ってしまうな。

治療過程で何らかのトラブルがあったとして
それがどう戦争に繋がるのかも疑問だ。

時系列も幅広く意識させているのが今回の特徴で、まだ全然背景が見えないですね~。

そもそも製薬・医療機器メーカーVS医者の怨恨だとするなら
犯人は文字通りゴマスリ製薬の伊豆丸かメーカー営業の鰐瀬って話?

考えてみれば、復讐を考えたとして、わざわざマスコミから潜入するって発想がオカシイよな。
いや待て。
過去にも、マスコミ関係に居る間に真実知っちゃいましたパターンがあったな。

久しぶりに人物的にも面白い。
そう思っていたら、ラストに衝撃的な展開がっ。


睡眠薬が入っていたのか、ビールであっさり居眠りした寒野の部屋に侵入する黒タイツ。
なのにそこで殺さないで、みんなを8時に呼び出し
扉を開けたところで、突然窓の外から水中銃で眉間を貫通。
ぎゃー!!

ひっさしぶりに恐いもの見たー!!
ぎゃー!

誰かが外から狙っているんだ!と当然誰かが叫ぶわけで
あっさりみんながその場から退散。
それじゃー犯人の思う壺ではと思ってたら、オッサンとはじめちゃんだけ残ったー!
おー!

どうせ飛び出してきたみんなと一緒に逃げちゃったってところでしょ。
っていうより、8時に矢が飛び出す仕掛けがあったと考える方が自然だよな、この場合。
ってか、だったらわざわざ寒野の部屋に入った意味はなんだ・・・。
なんか仕掛けを部屋にして、出ていったとか?

なんとなく人相から鰐瀬が犯人であってほしいような。
鬼島はほら、ヤられ役顔。

100%窓の外に犯人なんかはいないんだろうけど
でもここで二人が残ったことは計算内か計算外か。
色々考えられて、ちょっと、かなり、面白い。
どうとでも進められそうな含みある描き方が今回上手いなと思っています。
物語の進め方も丁寧ですし、ドラマティックにサディスティックで、中々に斬新です。


そしてど~~~でもいいけど
扉をノックした音に「うーっすっ!美雪か?」とナチュラルにリアクションするこなれた夫婦な二人・・・vv
それ以外のチョイスはないんだwはじめちゃんw
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2017*02*12(Sun)
嘘の戦争 第5話 感想
草薙くんのコスプレが眼福なドラマ。今回はメガネにパイロット。よくもまあ似合うこと。
立つだけで画になる男だな。

内容的にもそれほど悪くないと思っている。
大の大人がそのくらいで騙されるかとか、警戒心がなさすぎだとか、色々ん?って思う部分がない訳ではないが
このドラマの肝というか大事なところはそこじゃないだろう。

スムーズでスピーディな流れを損なわず、ガツンと決められた敗北に言い逃れ出来ない啖呵を突き付ける。
そこで得られるアイテムがゲームクリアの証だ。
そここそが重要でメインディッシュなのだ。
細々と心理描写をやられたり、常識的な社会性を言及したら、口煩いだけである。



第5話。
30年前のOL殺しの主犯である九島享と愛人にキャビンアテンダントとして近付き
最後の雑魚退治を終える回。
雑魚キャラはこれでラストだったのに、九島の口から
30年前の事件は結局二科親子の保身だったと知らされ、いよいよゴールが見えてきた。

二科社長が何故30年前リスクを犯して口封じを行ったか。

まさかの長男・晃が事件に関わっていたからだったと判明。
まあ、息子が関わっていなくても物語的には不自然ではなかったですが
晃は馬鹿息子だと思っていたので、ちょっとびっくり。
最後になって「俺も騙していたのかよ~」と仰天するキャラだと思っていた。
それに彼は、例の投資を裏切るだけで充分痛手になると思ってもいたので、まさかのサイレント・キラーである。

当時、二科父が何故人殺しまでをして警察に圧力をかけたのか。
分からない、何も知らないと一番最初のターゲットもほざいていましたが
結局は身内の恥隠しかよ。


それより隆の方である。
いやぁ、よい敵になってきた。
あれから色々彼も情報を仕入れ、浩一の揺るぎ難い強敵へと成長を遂げてきた。
そして楓の婚約でついに二科ハウスで迎え撃つ。

しかも、表情がとにかく上手いっっ。
もう藤木直人さんの圧巻の存在感でこのドラマのシリアスは成り立っている・・・!
前も言いましたが、この人ホントにこういう役似合う~。


あと、毎回みんな見事な一刀両断っぷりである。
騙され打たれる役者さんがまた演技派で巧みだから、各話のドラマも平均的なカタルシスが存在する。

今回なんて、銃で撃ち殺しそうなギリギリの攻防戦からの
閉じ込め監禁オチかと思いきや、脱出後に麻薬ではなく業務上横領容疑で逮捕。
ここでかー!
クライマックスに持ってくる破滅のカードの使い方が上手すぎる。

その一瞬で、九島は社会的に破滅したことと、女に裏切られたことを悟るわけで
それを見せる、役者さんのアップ。イイ表情だった・・・。

そこに入るそれを遠くの木陰から見届ける浩一のワンショット。
顎を上げた感じでフレームに微かにインするセンス。

こういところが丁寧にこっちの漫画的な躍動を煽るので、普通に満足感がある。

詐欺被害の重さを通じ30年前の罪の重さを知らしめる物語なのだとしたら
ここで愛人側の末路も入れるべきである。
裏切られたと思い告発した彼女が、どうなったか。
真実を知ったのか、或いは知らないまま今もピエロなのか。

でもドラマはその辺は一切カット。
その狙いはだから、騙される側の言い訳や苦悩は一切無関係で
ただ単に、仇打ちをする快感とそこに備わる浩一の自己陶酔から同情を描きたいんだろう。

それって少し自己満足ドラマと表裏一体ではある。
でもテンポの良さと軽いタッチが、そんな心理的問題を浮き彫りにはしない。
これはこれでいいのかも。

敵がどうのというよりも、敵さんは圧巻のビジュアル的やられ役を看破し
一方で細かな浩一側の数珠つなぎ七変化にバレやしないかとハラハラ感が存在する。
バランスは取れていると思った。


毎回誰かを陥れておしまいというRPGみたいなドラマかと思っていたら
早々に雑魚退治は終わり、いよいよラスボス登場となった。
これで恐らく唯一の善意の被害者となる楓がもうちょっと可愛い女の子だったら、悲劇感煽られるんだが。

30年前の事件は陰惨で非道なものだけど、実際の詐欺の手口や騙される相手はかなり陳腐。
そこは物語上重要じゃないので割とスル―出来ていて、楽しい。
あまり本格的な詐欺被害ドラマにしてこないので
実は気軽に楽しめていたりする。
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2017*02*10(Fri)
カルテット 第4話 感想
なんかいい・・・!ハマってきた!じんわりと描かれる人物描写が独特の手法でたまらない。
多くのドラマでは、ドラマなんだから夢を見たいし愛が欲しいと思うだろう要望に応え
分かり易い筋書きと明確なクライマックスにおけるカタルシスを用意してくるんだろうが
それは逆に言えばリアルではないんですよね。

このドラマで描く世界こそ童話的でおとぎ話みたいなんですが
決して登場人物に安易なハッピィエンドを齎さないところが物凄く救済に映る。
そんなに世の中そうそうイイコトなんか落ちていないよっていう、ある意味冷めたような
残酷な視点が底辺にあって、それが共感を呼ぶのかなぁ。(私の)



第4話。
今回は家森ターン。
彼が危ない感じのオジサンたちに攻められていた背景が明らかになる回でした。
元妻の居所を吐かないで踏ん張っていたというもの。全ては息子を巻き込みたくないからだった。
でもカルテットの別荘までオジサンに押し掛けられ
元妻と連絡を取ることを決意。
再会した元妻とのやり取りが、離婚夫婦の一形態を丁寧に描写しきったものでした・・・。


そんな彼に、ドランはやっぱり救いを齎さない。
うっかり息子と再会しちゃって、うっかり元妻もフリーになってて
うっかり復縁しちゃいそうになる家森さん。
だけど現実はそんな甘くなく、妻のけんか腰ではないけど徹底した台詞に
ガツンとやられるシーンなんか、見ているこっちの胸すら抉る。

「もう遅いねん。あんたはなぁ、絶対言うたらあかんこと言うたねん」
「・・・はい?」
「あ~あ、あの時宝くじ引き替えておけば今頃~て。今頃なに?そこにあたしはおらんかったやろ。
 妻ってなぁ、夫にな、もし結婚してなかったらって思い浮かべられることほど悲しいことないよ」
「・・・・」
「残念だったね、6千万」


キツイ台詞ですけど、元々家森さんが元妻にキツイ台詞を何気なく吐いちゃっていたんですよね。
でもきっと、そんなの言葉のあやというか、成り行きみたいな流れ上のことで。
だけど修復不可能なのが夫婦というもの。

元妻が何故か関西弁なのも、妙にいい味出してました。
捨て台詞が「残念だったね6千万」
キツイなぁ・・・。きついけど、ここで妻が残念って言っているのは決して6千万のことではないと分かる訳で。
6千万にかこつけた、復縁という野望を指している訳でしょ。
そういうエッジというか皮肉が分かる瞬間にこそカタルシスを狙っているんだろうなと。


翌朝再登場の手切れ金を持ってきたオジサン。

「痛い思いをさせて、悪かったね」

その一言で、今まで頑なに隠していた家森さんの不器用な愛が一瞬光る。
それを妻が悟ったかどうかはともかく、そこにインする妻の一瞬の視線!
この絶妙なカメラワークと、無音という演出のコンビネーション・・・!

「うるさい、早く帰れ」←この言い方・・・!

高橋一生さんの声のトーンがめちゃくちゃ痺れる。
やり取りに妻は問いただすこともなく、家森さんがバイオリンを無表情に投げつけようとして
それを慌てて留めて。

「あんたはそのままでええと思うよ」

なんかもう胸が痛いよ・・・!
大人になると簡単だったことが難しくなって行くよなとか思わされるともう。
この間、BGM一切なしで役者の技量だけで画を全て造り上げてくる。
緊張感、ハンパない画ヅラ。
そこに合わさる台詞も、言葉ではないこの空気感だけという不親切さ。

もうたまらないっての。


他ドラマだと、ちゃんと視聴者を誘導するために、キーとなる台詞を入れて役者に説明させるのがセオリーだ。
ガンガン煽るBGM掛けて。ここ重要ですよアピール。
でもそんな親切なことはしてこないところが大人向けなんだろうと思っている。
そして、使い回される台詞もダイレクトなものではなく、比喩っぽい言葉ばかり。

好きなの、嫌いなの、なんて問いただし明確な解答を求める現代社会には確かにウケなさそうである。

もどかしさばかりが募るだろうし、だから何言ってんのかわからないって話になる。
家森さんが元妻に復縁はやぶさかではないと伝えるだけのためのシーンでの
あのまだるっこしいやり取り。
それに付き合う面々。

多くの濃い言葉がそんな重複の価値を持っていて
表面だけ見てたら意味が分からないんだけど、もしかしてと仮説を立てさせられる。

でも、実際の生活の中であれやこれやと説明調であることなんて逆に少なく
言葉から人物像が推察されるなんてこともまずなく。
むしろ回りくどい言い方をすることで表わす人の優しさや思いやりというものがある。
私はそういう気遣い、嫌いじゃない。


結局息子とは一緒に暮らす夢は潰えて、ラストステージ。
そうそう復縁なんてドラマみたいなことが人生で起こるわけないでしょとドラマは皮肉っている。
二人でバイオリンを弾いて、そしてお別れ。
粋がる感じはなんだかロックだ。

ドラマは元妻でも家森でもない、どちらにも偏向しない作風になっているのがオツなのだ。
タクシーを見送る家森さんが、徐々に徐々に泣き顔に変化していく過程が
カメラアップで捕えられ、実に心理描写が繊細だった。

様々なことが胸に去来しているだろうことを、視聴者にだけ予想させる。

別に元妻にも息子にも、勿論家森さんにも感情移入させるような物語ではないから
そこに泣けはしない。でも逆にそれがリアルで。
身近にこういう人いるよなぁ・・・ってしみじみ同情しちゃう感じだ。
決して、自分のことに置き換え潤んでしまうとか、そういうシーンではないんですよね。
葬儀場の前を通ってネガティブな気分になるのに近い感じ。

でもそれって、見終わってみれば、結局何が起きて治まった訳でもないから
だから何?っていう根本的な疑問を抱かせてもしまう。


馬鹿でどうしようもなくて、でもこうするしかなかったっていう大人の狡い言い訳を
延々と見せられているような物語だ。
メインの登場人物4人誰にもシンパシーや愛着を持たせないドラマとなっているからこその
この横から見ているようなしっとり感。
台詞に含みを持たせている分、人物がクリアではなくなってしまい
はっきりいって4人とも魅力的じゃないのが致命的。

世の中に起きている無情も破壊も、外から見て経験していく感覚である。


そしてとにかく役者が全員うますぎ・・・!
こんなに演技が達者だとここまでハードル上がるのかと目からうろこである。

どうでもいい人のどうでもいい日常を延々と流しているような空気の中で
少しずつ人が懸命に生きているんだって主張を伝えてくる、この後味の主観的な愛おしさ。
そこにかかるEDの絶望的な中での叫ぶ願いごと。
くぅぅ~!!

だからなんだ!・・・そう思うのに、くっそたまらない。息詰めて見ている。


正直ここまでは圧巻の出来だと思っている。
BGMをほとんど多用せず役者の技量に掛けている造りも好感が持てるし
人々がここまで生々しいのも素晴らしい。
このアンニュイな世界観がツボってきました。


ただ懸念も。
前回も書きましたが、結局誰が何をした、という肝心の部分を未だぼかした造りであることで
この圧倒的なクオリティは成り立っていると思う。
4話消化して、メインキャラをフューチャーしただけ。
ようやく家森さんも意図的にカラオケボックスに行ったということが判明しましたが。

メインはまきまきだろうが、キャラに魅力がないとなると彼女の自己欺瞞に付き合わされても興ざめなので
つまり余程の事情を持って来ないと、ここまで煽られたのにって
めちゃめちゃ駄作になりそうな予感がしてきた。
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2017*02*09(Thu)
相棒15 前後編SP「声なき者~籠城」「声なき者~突入」感想
元旦でもないのにスペシャル回と思ったら映画の前振りかよー!!
二週に渡る壮大な要人紹介回だったよ!

「あなたは何のために警察官になったんですか」なんて右京さんにあっさい台詞を吐かせやがったと思ったら
そうかこいつが劇場版のキーマンか。
物の見事に映画へ煽られたわ!


13話/14話。
初の前後篇ということでしたが、ゲストさんも豪華でスペシャル感もあり、楽しかったです。
何より目を引いたのは、この犯人役を演じた高校生の新堂司くん役の人!
あまり台詞を言わせず空気や仕草で多くを表わさせていたため
とてもピュアで印象的な少年に仕上がっていました!上手かった。

押さえた声のトーンとか、ふと見せる弱さとか、最後の啜り泣くとことか!

籠城からようやく投降してきた時の危うい幼さも完璧で
取調室での従順なかんじから、右京さんに救われてようやくようやく張り詰めていた糸が切れたんだねって思えて。
彼の壮絶な一日の幕が下りたことを画面から感じ取れました。

そういう繊細な機微を見事に演じられていて、周りの濃い大人に飲まれていなくて
だからこそ物語が彼の孤高の奮闘を綺麗に盛りたてていたと思います。
(しかも何気にちょっとイケメン・・)
もう彼に尽きるよ!彼なしではこの話は成立しなかったよ!
彼を抜擢したスタッフさん、GJ!



話は1年前、冠城くんがまだ法務省からの居候の頃の話。
謎の立てこもり事件が発生して、その犯人が成り済ましを行うことから捜査が迷走する回。

キーマンの司くんを最初はまるで登場させず影の存在で登場させ
籠城する男としての狙いも曖昧なまま物語は進むのが面白かったです。
成り済ましていることを、視聴者から騙される。

そこに関わる複数の関係者を、複数の人間の証言からじわじわと周りから攻めていく脚本なので
伏線だらけというか、一瞬も気が抜けないというか。
でもごちゃごちゃしてなくて、分かり易くもあって、引き込まれました。

そこが物語の軸だとは分かるし、周りの籠城制圧という判断も頷ける。

カメラの視点というか、物語の軸が第三者視点なのも余計意外性を強調していて面白かった。
最初、女子高校生の群れが被害者を見つけた時は
逃げた男こそ悪人だと思わせられたし
籠城している男が悪人だと思っていた。


犯人の要求している女性は吉井聡美。
すでに亡くなっている彼女の死因は自殺。
この復讐かと思わせて、物語は全く別の少年とあかりちゃんを捜査線上に上げてくる。

ミステリーよろしく、真相を容易に想像させない感じが凄く巧みだった気がする。


どんどん犯人を追いつめる形で進む捜査が、籠城犯が真淵という男ではなく
真淵に成り済ましている新堂司くんだと分かってからも、何を狙っているのか?をぼかしたまま進められて
唐突に分かる司くんの狙いと真実に、高校生なりの身に余る背景が浮かび上がってくる流れは
しっとりと納得のいくものでした~。
よかった。


それにしても、DV夫ネタである。
司の父は法務省矯正局のホープ。
だが、家庭内暴力を振るい、女性蔑視の思想を持つ団体の会員であることが判明。

このクダリと、吉井聡美、新堂一家も、夫から逃げていたらしいという流れから
ああ、夫の暴力から逃げてきたんだなとは分かるのだが
そんな暴力から逃げて暮らす苦悩を真っ向から描くのではなく
なんと、そんな逃げた家族を見つけ出し夫の元に戻すというとんでもない団体が登場。

すげえ発想だな。
ってか、こんなのがあったら被害者はおちおち寝てもいられない。

真渕が依頼されていたクラウドソーシングの仕事っていうのが
夫から逃げた人を連れ戻すビジネス。最悪だ・・・。
依頼していた会社経営者が水野。
新堂司くんはこの二人と戦っていたんですね。


普通は逆だよなという。
逃げ出した妻を悪者にして、夫を擁護する飛躍した思想が驚くほど盲信的で
なんか言葉で言っても通じなそうな恐怖を感じ取れた。
時代錯誤も甚だしい。劇中で冠城くんも言ってましたが。
その発想が、目新しく面白いといったら失礼ですが、アイディアだと思った。
DV被害者はよくテーマにされますが
そんな夫を責める話は多々あれど、そんな夫を擁護し逃げた妻を批難する団体を出したのは
こちらの怒りや不条理感を煽るのにドストライクだった。


「健全な家庭を守る会」というふざけたネーミングのこの会は
夫から逃げ出した妻を子供を出しにつれ戻すビジネスで
そうして戻された吉井聡美は、追い詰められて自殺したというのが全ての真相。

二の舞になりそうだった新堂司くんはあかりちゃんを庇って、水野から情報と証拠を得ようとしていた。
なんて健気な・・・。
またそれに似合う、艶のある少年なんだよ・・・。←


だけど所詮高校生が考えるその場しのぎの苦肉の策。
病院に搬送された男こそが真淵だと報道されればお仕舞いである。
正体がバレ、水野に脅され、そこで司くんは水野に死ねと命令される。
全ての罪を被ってお前が死ねと。


そこにかかってくる一本の電話・・・!!

なるほど、連絡手段を一切断った司くんでも
病院からの電話なら籠城した家主が緊急だと懇願し出るかもしれないと踏んだわけか。

右京さん来たーって感じでした。
ヒーロー的タイミングはばっちり。
右京さんは静かに
自分は味方であること。お母さんと妹と司君を助けてあげたいと訴える。


物語には不満はないんだが、実はこの辺の勇み足感がちょっと不満だった。
少し急ぎ過ぎな気がした。
電話であっさり脅された司くんがいいなりになるのは母親を人質に取られたからだと理解出来るが
もっと抗った尺が欲しかったし
右京さんの説得も、それで普通信じるか?って感じでした。

警察関係者に内通者がいると脅されていたこともあるし
そう簡単に信じるなよと。<司くん
ここがなんか浅いんだよな・・・。もっとキーポイントとなるような言葉があればじんと来たのに。

ラスボスの山崎に右京さんが歯向かうラストシーンも微妙。
「あなたは何のために警察官になったんですか」
ちょっと追求するにもなんか子供臭い台詞である。
もうちょっとなんか別な台詞が良かった。

新堂の方に、「妻と子供は貴方のものではない!」って切り捨てたのは爽快感ありました。


水野と繋がっていた、法務省の新堂は失墜。
だが新堂と繋がっていた警察庁長官官房総務課長(?)の山崎は全てを知りながら最後に保身に走って
今回の事件の功労者として出世。

悪は蔓延る。
続きは劇場版で再会という最高の伏線の張り方・・・。うがー!



今回の私的ポイントv
冠城さんと右京さんのアクション。
変にもたつかせないであっさり流したので結構格好良かったですv

更に右京さん。
「僕は欠点はありますが、弱点はありません」
言い切ったー!vv

米沢さん
「警視庁における、君のあらゆる未来は潰えたと思え!」
恐い台詞を言われてた・・・え、だから警察学校なのもしかして。

あと、そうだ。結局良く分からなかったのは
盗撮?してたのは誰なんだよと。ネットオタク?
冠城くんに送った神戸くんの「君には借りができた」のメールの意味は結局どういう意味?


ちなみに私的いたみんチェックは
冠城さんから連絡を受けて、無線で母親解放を伝えたシーンですvv
籠城してた最初の頃にわちゃわちゃやってたのも可愛かったけど。
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2017*02*03(Fri)
カルテット 第3話 感想
「泣きながらご飯を食べたことがある人は・・・生きていけます」
すっごい胸に突き刺さった・・・!うん、そうだよな頑張ろうな・・・。
この言葉の重さは経験した人には言葉もない。

だから何って話なのになんか見てしまうドラマである。
4人の仲良しごっこな友情がだんだん崩れていく大人の難しさの物語かと思いきや
だんだん陰性な部分で結束していく物語だった。
綺麗ごとじゃない辺り、だらしない辺りが浸みてくる。

これでまだ3話。
出来れば深夜に酒でも飲みながら見たいドラマである。



第3話。
すずめちゃん回でした。
内容的には本当に、だから何って話で終わる。
ごく日常の一コマを切り取って、そんな一日でした~・・・なノリ。
もっと派手な事柄やパッションな台詞の応酬などがないと情緒的な雰囲気にぼんやり終わりそうな演出である。
ドラマにありがちな決め要素がまるでない。

でも台詞のチョイスが地味だけど絶妙で、切り取るセンスも絶妙で
何より今回はすずめちゃん役の満島ひかりさんが激光っていた回だった。
もうなんとも言えない味!

回想シーンはしつこすぎるし、もたれるんだが、彼女の演技力で全てがカバー。
満島ひかりさんの演技がずば抜けてたと知らしめた回とも言える。

冒頭の、すずめちゃんが「ごめんなさい」を二回言う所とか。
一度目のごめんなさいはお誘いへの謝罪。
だけど二度目のごめんなさいは、きっと盗聴している後ろめたさの懺悔。

それをごめんなさいという同じ言葉で、その音程の妙で伝えてくる演技力。

母親の骨壺に手を振るシーン。そしてもう一度、笑顔で手を振った。
まるですずめちゃんの目にはロッカーの中に母親はちゃんといて、笑っているんだなと思わせる。

チェロとの出会いについて過去形で語る車中。
舞台は変わらないのに、そこに悠久の時間が見えて
「チェロは絶対居なくならない」とか「私より長生きしているんだ」とか。
楽器に携わる人って歴史をみんな感じているんだろうなと思う。

その上でのラストの激情チックな演奏シーン。


狡いのは、彼女がそこで何を考えていたか?という肝心の命題をドラマは結局
決して見せて来ないということだ。
視聴者の解釈に委ねていて、幾通りもの解釈は出来るけど
それって逆に言えば正解を出してしまうことから逃げているスタッフの狡さとも言える。

きっと、最終回で全てが分かってしまったら、大したことない含みだったりもするんだろう。
何もかもが曖昧に溶けていくから面白いのだと思えているだけの
それこそ大人の社会みたいな狡猾さがあると思った。


すずめちゃんの父親が亡くなる回。
死ぬ前にもう一度だけ会いたいという親の死に目をドラマは斜めに切り上げる。
死に目にも会えなくて、しかも病院にも出向かない結末は
社会常識から外れた彼らの存在を否定しながら肯定していく、無情の優しさがあって
敢えて逢わせないことに、閉鎖的な夢を見た。

父親への恨みも憎しみも残したまま、健全な結末を用意してない訳ですよね。
楽だからというだけで、逃げることを選んで、その非社会的な決断が
閉鎖的だからこそ人情的な本当は夢見ちゃいけない束の間の夢を持っていて
あ~あるよね~良いとは思っていないのに今こうしたい、とか、こうされたかった、とか。

親に逢いたくなかった、そんな家族もあるのだという世知辛さと
そこで立ち向かわせず逃げさせる大人たち。
居場所と称する仲間が受け容れてくれる場所は、確かに息は出来るんだけど
逃げた場所のその、健全とは対照的な正に避暑地で、なんかもうこういうところが堪らなく刺さる。


「カツ丼食べたら、軽井沢に帰ろう」

冬の軽井沢に響くチェロの音色。
何故舞台が軽井沢だったのかが、ここで理解出来た気がした。
雪に埋もれる軽井沢。
なんかもう言葉なんかじゃない多弁さがある。


逃げて逃げて、大事なことは誰も口にしないまま既に3話。
はっきりいって、付き合うのが本当にしんどいくらいタルイ。
でも、哲学的な思考、まったりとした演出、含みばかりの台詞。
文学的な雰囲気も徹底していて
毎回、台詞やシーンではなく、流れる雰囲気の中で、「あぁ、いいな~」と思う部分がある。


大人なんだからもっとしゃきっとやろうよ、もっとハキハキ進めて。
多分つまらないと思う人はそんなもどかしさを感じているのだろうと思うし
私もそう思う部分はある。

でも、堪えて1話付き合う度に、懐柔されるだけの何かがあって
別に大切なこととか生産性あることを言っているわけでもないんだけど
なんかすごい、呑まれる。
男女の恋模様も多少入っているけど、そんなの些細なことだ。

ドラマで王道に描かれがちな筋を逆行していくこの感じ。
誰もがイタイ人だし、誰も好きになれないし。
その上でぽつりと零された「泣きながらご飯を食べたことがある人は生きていけます」

~~っっ・・・!!!

歪んだ大人がどろどろしたものを抱えながら深みに落ちていく恐さとか
だけどピュアな何かとか
それを軽井沢の雪景色が補完していて、もうなんか重たすぎる・・・!
観ているこっちが病的に狂いそう・・・!


つまらないと思う人は多そうだけど、そんな人はまだ生命に息吹を持っている人。
活動的でエネルギッシュで、毎日が充実しているんだろう。
退屈と思う人はまだ人生が浅いんだろうな。知らない方が幸せなこともある。

何か抱えたらきっと拡大解釈したこの世界観に何かを見てしまって
すっごい重たいドラマに変色するのだと思う。
だらだらした間の取り方や尺も、実は苛々させるものではなく中身が詰まっていると
後になって気付くんだろうな。
きっと、昔の私では理解できなかった世界。

何かに折れてしまったら、4人が造り出したいものが伝わるし、EDの寸暇の狂喜乱舞に息詰まる。
すごいクオリティだと思う。
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2017*02*02(Thu)
金田一少年の事件簿R 聖恋島殺人事件第7話感想(週刊マガジン9号)
そう言えば副題が恋の島だから家族話じゃなくて恋愛トラブルに発展するんだろうか。
今更ながらに充て字の意味にちょっと意識が向きました。

第7話。なんか色々迷走させてくる回でした。
反面ようやくはじめちゃんが事件の中心に立ったという感じで人物像にスポットを当ててくれたので
ちょっと相関図が私の中でクリアになってきた。
面白かったです。

まず、はじめちゃんが洞窟の中で見つけた正体。
洞窟の奥が吹き抜けになっていて、そこの地形と黒い魚雷みたいな残骸のせいで
風音が鳴っていたというもの。

「見つけたぜオッサンこれが――セイレーンの正体だ!」

いやそれ、普通だよね?洞窟の隙間を見つけた前回のオチから特に一週挟むほどインパクトは無かった気が。
普通にびっくり。

普通に切り立った崖見て辿り着けそうな結論である。


でも、ではこの秘密を誰が知っているのか?という問いから
この支離滅裂なメンバーの中に島民が混じっているのでは?という流れになるとは
私的にはかなり意外だった。
それは全く考えてなかった。

実は前回、霧声さんのトークターンで、その時島の掟だか戒めだか知らんが
人が二人も死んで何、いい歳して笑止なこと言ってんのって思ったんですよ。
ここは法治国家で、それに対する反抗ですかと皮肉ったことを書きましたけど
同時にそこに付随する違和感として
そもそもたった一人しか生き残っていないのなら、規則破っても咎める人もいないいじゃんって思ってて。

つまりは死んだ者の霊とか魂とか、そういう者を怖がっているというオチなのかと思ってたんですが
島民の生き残りがいるというのなら話は別だ。
前回までの流れがここにきて一気に変色してしまったことになり、そこが面白い。


その辺りの伏線を手がかりに、いよいよはじめちゃんの推理開始!うをー!キター!
傍にいる美雪ちゃんが無駄に可愛いです。かわいいです。

「オッサン、ちょっと小次郎の死体もう一度見ていいか」
「あん?構わんが・・・」
「え!また見に行くの!?」←
「じゃ美雪はここで待ってろ」
「や、やだ!あたしも一緒に行く!」←

かわいいなくそぅ。
死体が転がり出るのは慣れても、まじまじと検分出来るはじめちゃんに感心しちゃう美雪ちゃん。
待ってろ、なはじめちゃんも何気にカレシっぽい。
久しぶりになんかこの二人らしい雰囲気出てました~v
もっと増えてもいいのに。
もっと違う会話で繋いでくれてもいいのに。
そして推理始めるとイケメン度三割増しになるはじめちゃん。

今回は絵がまだ安定していて丁寧でいい塩梅なので、満足度高い・・・vvv



色々迷走させてきたっていう点について。
まず、20年前の時点で島民だった可能性があるものとして一人ずつ検証。
結果、全員が黒で一蹴。
一番歳の若い鰐瀬も、母親が島民である可能性を匂わせてクリア。

また、小次郎殺害方法についても
海に潜れて潜水が出来る者なら誰にでも出来たという可能性を指摘。
それについても80歳超えの霧声さんでも海女さんレベルを見せ付けてクリア。


全てに於いて条件は揃ったけど、メンバーはグレーという展開でした~。
お陰で私の中もリセットです。元々リセットするだけの論理はないけどね!

いよいよ次回三人目の殺害が起こる模様。
今回の小次郎の、手袋で引き込んじゃえなネタはちょっとどうなの。
大の大人の男っていうと大体60キロはあると思うんだが
それを引き寄せられる接着剤ってどんだけ強力なんだよ。

いやぁ、簡単に抜けないセーフ装置って、コワイですね~・・・。

あとナチュラルに食事に出てくる寒野先生に軽くウケました。
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