Like Sugar&bitter chocolate  邦ドラマと映画の甘くてちょっとほろ苦い感想雑記。けっこなんでも飛び出すごちゃまぜブログです。お暇つぶしになれば幸い。ヾ(≧∇≦)
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2016*04*30(Sat)
グッドパートナー 第2話 感想
こういう事件や騒動を扱うドラマは、とりあえずどういうオチになるのだろうと煽られるからそこそこ見られる。
相変わらずテンポと間が絶妙で面白かった。
・・・・が、視点が新人くん目線であった1話に比べ、俯瞰視点になってしまったため
どうにも拡散してしまって、どっちつかずに終わってしまった。

HOMEと法務を掛けていることは前回気付いたが
それにしたって、ホームコメディの要素の配分を間違えている印象だ。
もっと主旨を明確にした方が良くないですか?
具体的には、完結型の頂点を勝利に持ってくるなら、もっと事件の面を押し出す感じで。

何がやりたいんだろう・・・・。方向性が不安になってきた。
そこそこ面白いっちゃ面白いドラマなんだが、パンチが弱いし深みが足りない。
気軽に見られるからいいんですけど、薄味だぁ・・・。



そんな第2話。
企業合併を破棄する案件と、契約解除された雇用問題。
双方が、同じ弁護士だったという可笑しみ。

設定はいいんですよ、設定は。文句なし。
でも、元夫婦で今同僚、 ライオンのように攻撃的に肉食関係を続けながら
どっちも華麗に問題を解決していくっていう面白い設定が、あまり活かされてない気がする。

子供を挟んで、妻側に協力を呼びかけ、それに応えようとしたシーンなんか典型。
仕事なんだから、そこはきっぱり割り切って欲しいところだ。
だからこそ、良い仕事が出来るのだろうし。
だからこそ、時々出ちゃう、「ぱぱ」「まま」発言が可笑しみを持つのだし。

台詞の応酬は相変わらず乗ってて面白い。
掛け合いのテンポが良いからかな。
どっちも弁護士だから理屈っぽいと子供に言わせていたが、実際には低次元の陰険漫才。
コメディ要素はここだけに絞れば面白味ももう少し際立ってくる気はする。
弁護士としてスキルを見せ付ければこそ、ここの低次元な争いが反比例的に可笑しみを持つわけであって。

なのに中途半端に家族の擦れ違いなんか入れてくるから、味が薄くなる。


しかし一番の問題は、新人くんの熱海くん。
彼のツッコミが、脚本家さんが、ここぞと笑わせたい山なのだという主旨は理解出来るし
彼の派手なリアクションと声の大きさも、結構釣られて笑っちゃって、良いと思う。

・・・んですけど!

彼視点のナビゲートで進んだ1話と異なり、彼を傍観者ではなく濃い脇の一人という立ち位置となっていた今話。
だからこそ、話の流れに浮いてしまっていた。

面白いんだけどさぁ・・・・新人アソシエイトが弁護士本来の地味な仕事にブツブツ文句言いたくなるのも分かる。
そういう一般目線というか素人目線を入れることで、ロイヤ―たちの専門性の説明にもなるから
仕掛けとしては良いんですけど。

なんか弁護士としての主観が、どっちが主役か分からん感じなのも、歪みを感じてしまった。

むしろ意見としては、新人くんの方に賛同である。
弁護士は、依頼人の利益を護る職業であり、今回の相手弁護士をやり手と評価した彼の目線は
尤もだと思えたし。

しかし、新人が付いてまもなく、こんなにも指導弁護士を差し置いていては少し違和感が残る。
そんな彼がハッと気付くシーンや改めるシーンなどはないから
余計何なの?何のためのシーンなの?って感じだ。

だったらむしろ彼を主役に物語を展開すればいいのに。



今回のお話は、案件そのものを論じる話ではなく
その先方弁護士が、たまたま企業合併弁護もしていて、その案件も同時に当該法律事務所が請け負ったという設定が
肝であった。

二枚舌弁護士先生の登場。
なんて面白設定なんだ!と思った。
のに、その設定が最後まで生かされずに収束した・・・・・。え・・・・・。

企業合併で従業員解雇問題を由とする信条と
契約破棄で個人利益を弁護する信条。
相反する二枚舌が最終的に案件が折り重なり
劇的敗北・・・つまり二足ワラジが足を引っ張る展開になると思ったのに
ぬる~く回避。全く無関係のまま、無関係に終わる。

え。じゃ、その弁護を夫婦それぞれに担当させた意味って何だったの・・・。

むしろ、弁護士なんて、みんなそうでしょう。
正義論など、相手に因って変わるし、変わらなきゃ仕事なんてやってられない。
相手の利益を護らなくて、何が弁護士なのか。
そこが、刑事モノと違うロイヤーものの正義に対する面白さなのに
なんか、案件を重複して担当することが悪いことみたいに描写してないか?

この弁護士さんが企業合併を担当していた方を
契約破棄した男がなんらかの接点を持っていて、それを隠していた・・・
それをネタに、交渉成立!・・・というとこまで持って来なきゃ、意味ないでしょ。

恐らく、視聴者の大半が思っていたと思うんですよ。

地道な検証活動をして、300件の中から、飲食を共にしていなかった偽証請求書3件。
それを元にどう弁護に結びつけるか?どうもう一件とリンクしてくるのか?
・・・の出発点であり、尻尾を掴んだと思ったのに、それが結論。

それで終わりなのは良いとして、リンクさせないのかよ!
或いは妻側が先に収束させた企業合併話に何らかの水を差すことになり、こっちの劇的勝利!とか。
企業法務だから、なるべく和解で終わらせるのがやり手なのでしょうが
そういうことじゃなくてっっ!

何かが違う・・・・。


全く働く気がない訴えた側の社会人のふてぶてしさも、中途半端だ。
「請求書を1年分調べ上げる男が相手だ」というのが殺し文句だったのか?
でもそれ、弁護士の仕事として、普通だから!

そこまで考えなかった二枚舌先生の弱さが、逆にこちらの隙の無い手という強さに結び付くような誘導も
なんかちょっと下手だった。


でも色んな手を使って、相手の主張を覆す面白さというものは、ある程度堪能出来て
その意味では見ていて面白い。
地味な作業を耐える仕事の末に、証拠をぶつけ合う楽しさを
新人弁護士くんの存在こそが、体現できる筈なのに、その辺が弱いからかなぁ・・・。

だから、彼視点で物語を演出しないと、そこ、意味ないですから・・・・。


ちょっと何か、色々勿体ない。
全てにおいてどっちつかずで、深みが無くなってしまっている。
イイ線行っているんだけどな・・・・。
設置もアイディアも申し分ないし、とてもクオリティ高い筈なのに、俳優さんたちの勢いだけで持っている印象だ。
全体的な統一感がないのが難点。もう少し見応えがほしいところです。
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2016*04*27(Wed)
僕のヤバイ妻 第2話 感想
ヤバイの度合いが変態レベルになってきて、ちょっと面白くなってきた。
ドラマのリード役が夫・伊藤英明さんから、妻・木村佳乃さんへバトンタッチした途端、ドラマは一変した。
前回までのB級サスペンスとは一味違う。
「極上の心理サスペンス」と銘打っているが、これじゃ、心理サスペンスじゃなくて
狂気に堕ちたヒューマンホラーだ。

相手を手ぬかりなく追い詰め
血濡れて悦んでるよ~。イっちゃってるよ~。
ああぁあぁぁぁ~・・・・。
なんてディープな世界観。


そんな第2話。
冒頭、真理亜の独白にめっちゃ引き込まれました。
アテレコされた心境台詞の言い方とか、もう絶妙で、ぶっちゃけ前回よりめちゃめちゃ楽しい。
しかも、その粗筋の纏め方も完璧レベル。
前回の無駄に長い(笑)2時間を、見事、20分で纏めて見せた。
女の方が論理的だ。

独白という形でネタをバラしてくる手法も珍しく、楽しい。
しかも、展開も早い。
盗聴器を用いて真理亜が幸平や警察の動きを掴みながら手を打っていたということも
早々に今話でバラす。

まず、盗聴器を付けていたことを、夫が気付き、先にトラップを掛けた。
「やっぱりお前だったのか」

バレた途端、冷静に真理亜、豹変。「だったら何?」

そこで見せた、一瞬動揺しつつも、第二ラウンドに入ったばかりと言わんばかりの木村佳乃さんの表情が
巧妙だった。
そこから、開き直った女の言い訳や苦情を感情的に聞かされるのかと思ったら
そこはさすが、木村佳乃さん。
なんとワインをすり替えていた切り札を出し、私も貴方の殺意を黙っているから、貴方も黙っててと取引。

盗聴器だけだったら、自作自演した真理亜の方が不利だったのに
馬鹿な男が一時でもワインで殺そうとしたことで、それを空かさずチャンスに変える女の強かさ!


ワインを奪い合って突き飛ばされた時、階段から一緒に転げ落ちて
額からダラダラ流血しながら微笑んでるよ~~~。
怖えぇ~!怖えぇ~!

「ほんとに馬鹿ね、証拠のワインを持ってくるわけないじゃない」

ねちねちと、庶民的な恨みつらみだの責め苦を述べないで、穏やかに笑い、一言。
「ね、お願い。これからは私のこと突き飛ばさないで?」

普通に会話して、ワイン美味しそうに飲んでるよ~。食事を楽しみに待ってるよ~。
何この、平和な食卓という異常空間!!


歪んでしまった愛情を、こうもホラーテイストで描かれると、不気味でしかない。
煌びやかで白いクロスが映えるキッチンを舞台に、流血女と怯える男という、ミステリアスが
もう何とも斬新な味付けである。

あっさり、自分を慕っていた協力者(後輩)を消してしまう凄惨な神経も合わせ
どこかネジ飛んじゃってる。
なるほど、こりゃ確かに「ヤバイ」女である。

狂っている人間に、真っ当な常識は通じる筈もなく。
囚われた男の今更ながらにこんな妻を娶った自分への後悔というか、不始末を
じわじわと伝えてきていて、実に背筋の寒い、面白さであった。


尤も、馬鹿なオトコという意味では、証拠のワインを隠しもせず持ち込んだと思いこむ夫・幸平の
表面的な浅はかさとか、翻弄されるだけの弱さがあって
その辺の滑稽さも、皮肉に描いているなと思う。

ただ、今回は木村佳乃さんの迫真の演技に見事引き込まれましたよ~。
飽きさせない目まぐるしさもいい。


今後、この常識も通じない、病気レベルの女に魅入られた男が
どう逃げようともがくのか?
そうか、そういう物語か。

警察が介入していることから、彼女もまた追い詰められるのだろうが
それさえも巧みに交わしていきそうな勢いだ。
みんなを欺いちゃう知能犯。手口はベタだったのになぁ。

路線が見えてきて、ん~、もう少し見てみようかな~という気にはなった。
テンポの良さが、気軽さを出していて、良いですね。
だが別に、この夫婦の傍迷惑な夫婦喧嘩を見せられてもなと、やっぱり思う。
警察介入に関しても、詰めが甘いため、中途半端に終わりそうな予感。
主軸はどこなんだろう・・・。


先行きが読めないくせに、妙にスピーディに情報を畳み掛ける脚本が良くも悪くも魅力でした。
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2016*04*25(Mon)
火の粉 第4話 感想
なんか昼ドラのノリになってきたな~と少し失笑していた正直開始30分。
「家に行っても良いですか」のゴングから始まった後半交戦が圧巻でしたー!
どっちが真実かを客観視するほどに迷走感が増す論理応酬!
なんて濃密な心理バトル!


「雪見さんが家族に隠し続けた真実を曝け出し、家族の方々に光を当てたのに」

最初に視聴者にだけ、武内自身に告白させ、やっぱりジョーカーはこいつかと明確にしておいて
つまり白黒ハッキリ付けているのに
その上で一つの事象を両極端から糾弾していく、この論理展開。
まるで鏡に映った反面のように、言っていることは池本の方が真実なのに
全然説得力がなくって、めちゃめちゃ面白かった。

池本が武内の家に来て、梶間家の二人も混ざり、直接対決。
徐々に池本の形勢が弱くなり、最終的には侵食するように確かなものがないこの水かけ論が
やがて武内の論理的構成力に蝕まれるクライマックスには、ほぉぉ~と魅入ってしまった。


正直、確かに両方とも馬鹿みたいな大人げのなさなんですよ。

水かけ論も良い所で、誰か、確証のない押し問答は止めないかと言ってくれと苛々さえする。

地蔵を注文したのが武内だった、と池本が雪見に言った時
何故そのまま鵜呑みにするか。大人として理解不能である。
普通、証拠を求めるだろう。相手に確認取るだろう。確実性を追求するだろう。

武内に聞きに行く時はそれを持参で行くのが普通の神経だろう。
何故手ぶら・・・?
馬鹿なの?

何の証拠も持たず、良く他人を糾弾出来るよな、とか阿呆らしくなったのも事実だ。
なんかそういう理屈で詰めない策略の未熟さが、とにかく鼻に付いて
イイ大人なのに、馬鹿みたいに、同情の余地さえ軽薄に思えてしまう。

この辺の台詞の甘さは確かに目を覆うレベルだ。
が、そんな細かいことは一掃出来るほどの、武内との応酬が、確実に見物だった。


「僕も言いたくはありません。だけど、戦わなければなりません」

そう前置きし、武内が反論を始めるのだが、こっちの方が余程場数を踏んでいる感じで
何を用いれば人は納得するかを良く良く吟味されているファクター。
そうか、それを強調するための要素だったか。←池本の迂闊さが

しかも、冤罪という過去を背負った男だから
より、その「反論しますよ」という態度が客観的に説得力を増す。
つまり、同席した梶間家のお母さんと夫という無知なる観覧者にだ。

いやぁ~壮絶だった!
上手く状況を利用して造られたこのシーンに、大満足です。
大人なくせに、浮ついて先走っちゃうとか、証拠も無いのに決めつける態度とか
気になるけど、今はそんなのど~でもいいや~。

徐々に荒ぶり、落ち着きを失くすだけの池本と
冤罪で苦しんできたからこそ、もう、自分を護るためには言うしかないと腰を上げる武内。
正直、ここだけみたら、どっちが真実を言っているのか、本当に分からなくなってくる。
それほどまでのギリギリの嘘と本音の微妙な差異が、魅せる魅せる。


それに、池本が最初から挙動不審だった設定も生きていましたね。
彼が激昂して、感情的になればなるほど、客観的には嘘っぽく見えてくる。
人を見る視点の性質を利用したシーンを視聴者にスライドしている点も、高評価したいです。

全てはここでそう持ってくるためだったか~。納得~。


論理的証拠を出せないで、お前がやったに決まっていると繰り返すだけの池本と
地蔵を注文したという状況を持ちださせたが
それを逆手に取られて、誰かに名前を偽装されたと反論する武内。
しかも相手のケータイ番号を聞いたと、これまた証拠も無いことを言いだし、その場でかける。

ここ!
目の前に具体的な行動を示されることの説得力という効果も小憎たらしい。

そこで鳴る池本のスマホ。

大体、聞きだしたと武内が言ったのだって、池本が聞きだしたと言ったのと同じで、双方証拠も無いことは同条件である。
予め武内が池本の番号知ってれば済むだけの話で、ホント突っ込み所は満載なんですが
敢えて、視聴者的には同じ条件での戦いに見せ、そこに数々の脅迫文も示し
それで池本はまた動揺&激昂。

上手い~。
冷静に見て、大人はどっちを信じるかってだけの話ですよね。

池本の馬鹿っぷりと、しかも琴音に近付いた占い師まで池本の妻だと分かると
それこそ、何のために池本が雪見に近付いたのかも不明瞭になってくる。
狙いが見えなくて、どういうこと?という疑惑がこっちの脳裏にも浮かび
その時点で、視聴者も武内の罠に見事ハマった。

そもそも池本妻が、琴音に武内が近付いたことを止めない理由も疑問である。
一気にコイツら怪しい~って空気が、画面から満ちてました。


しかもドラマはそこで終わらず、雪見の動揺も誘った。
自分が何を信じれば良いのか分からず、嘘を吐かれ、利用されただけとも取れるこの状況に
ついに雪見が呆然と立ち尽くす。

「分かってんのか!お前が俺たち家族に喧嘩ふっかけたんだぞ!」

夫の糾弾も、視聴者的には、これで完全に騙された馬鹿な男だということになるのに
なんたる的確な雪見に対する鋭さ。

そうか、これらのために、最初に武内の犯行だと、視聴者にだけはバラした訳か。
うまい~~~。
うますぎる~。
練られた脚本構成にクラクラする・・・!


ガクリと崩れる雪見。
だけど、彼女は刺し違えてでも、と決意を表明していた。
これが、武内を騙せるパフォーマンスだとしたら、面白いんだけど。


そして、そこまで混迷に視聴者を混乱させておいて、空かさず、池本がラストに失踪したというオチまで入れてくる・・・!
ぎゃあぁぁぁ・・・・・・怖えぇぇ~・・・・!
武内を横から映す、奥のまな板の上!まな板の上~!
トランクに入ってるよ~!あれ、この人確か前クールでもトランクに入れらてたよ~。(どーでもいい)
そして「ようこそ我が家へ」って迎え入れてたけど、それ、どこぞのタイトル~。
あぁあぁぁぁ~・・・混乱してきた・・・・。



その他。
カメラワークというか、照明さん。
義理の父と喫茶店で話す時のライトが、めっちゃニュアンスあって
雪見役の優香さんの瞳が、もう綺麗で綺麗で・・・!
潤んだ感じのハイライトが二つ映り込む位置とか入れ具合が絶妙で、とても美しいセンスでしたv
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2016*04*24(Sun)
グッドパートナー 第1話 感想
面白かったー!リズミカルなテンポと掛け合いとどっしりとした物語構成にかなりの満足感でした!
アンティークなセットや企業法務という設定もお洒落で面白い!
でも法務とHOMEを掛けていることには、最後まで気付かなかったよ!

離婚した夫婦っていうから二人だけをフューチャーしたサクセスストーリーなのかと思ったら、割と脇も濃く
パートナーが誰を指すのかも含みが出ている気がします。
パートナーというキーワードを軸に、今後様々なコミュニケーションを見せていってくれたら、面白そうです。


と言う訳で、はい!リーガルネタです!飛び付きましたー!
実は今期一番楽しみにしていたドラマでした。
期待を裏切らず、ちゃんと真面目に造ってくれていて良かったです。やるなテレ朝。
それなりの専門ネタを入れてくれそうなので楽しめそうです。

冒頭、新人くんが誰の元につくか?なんていう弁護士ならではのシチュから入っていってくれたところから
初々しくって目が釘付け。充分面白い。
イソ弁・ボス弁・・・定番ですね~。

アソシエイトだの、パートナーだの、色々な立ち位置がある上に、資格を持たない人間も関わっているという設定が
とてもリアリティがあった。
いいな~そんな職業。


全体的に堅いカラーを扱うので、逆に少しドタバタしすぎな部分が気にならないこともない。
――が
主演・竹野内豊さんのおっとりした雰囲気と口調が絶妙な幉となって落ち付きを出していた。
元妻と口論になり、夫婦のプライベートに周りが振りまわされていくのが
このドラマの最大の見物のようであるが
それもウェットの効いた早口の応酬で、煩いという印象は無かった。

全体的に大人っぽい雰囲気で、その点に於いて同じリーガルネタを扱ったTBSとは一線を画している。


元妻・夏目先生役に松雪泰子さん。
そうきたか!
きれー!きれー!ちょっと濃い目のメイクが妙に可愛く見えた!
・・・マスカラが濃いいのだろうか。

なんか、年増女の融通利かない優等生タイプのイメージだったのに、小悪魔風の問題ガール風で
ちょっとパッションな感じがすごくイイ。
弁護士ならではの理屈の応酬も、ハマっていた。キンキン脳天貫く系の声色でないのも◎。
なんかいいかも~///


新人・熱海優作役に賀来賢人さん。
主人公は竹野内さん演じる咲坂健人なのだろうが、物語視点はこの新人くん目線でのナビゲート。
人物設定としてはイーブンな立ち位置か。

彼のツッコミや疑問が視聴者視点で綴られるので、むしろ彼にシンクロして物語を見ていた。
彼はこういう真面目系後輩役が上手いですね~。

主要人物は何の違和感も問題もなく、なんて重厚な役者陣。
濃い脇も、特に奇抜さは無く、ベテラン陣なので安心して観ていられる系だ。



さて。今回のネタは、著作権侵害。
旬だな。

東京五輪から始まり、最近ではフランク三浦時計など、特許も絡んで色々話題なネタなので
企業法務という一見専門分野に見える世界観でも、実にスムーズに入れました。


広告代理店の帝都広告から清涼飲料水のキャラクターの依頼を受け、草案を提出。
しかしイメージと合わず、没。
その数ヶ月後、青森県の町おこしのイベントでそのキャラクターを使用したところ
帝都広告から、著作権侵害で訴えられたというもの。
その額、1億円!


高っけぇ!(@_@;)
払えるかーっ!

依頼しておきながら無下に没ったのはともかく、個人事務所にそれだけの大金を請求するあたり
ブラックな企業である。

両社間には正式な契約書は存在せず、発注書が交わされていた。
その中の一文に、「キャラクターデザインの著作権は帝都広告に譲渡する」と明記。

面白い~。
つまり、これが法的な効果を持つかどうかというのが争点な訳ですね。

素人思考ですと、デザイン没=契約不成立と解釈でき
売買契約がなかった以上、譲渡権利も白紙に戻りそうな印象を受けますが
あくまで、この仕事は成立したって考えになるのだろうか。

そんなこと言ってたら、最終案まで持ち込まれなかった多数の草案も全部契約内商品扱いになるんか?
げえぇぇ。
デザイン業界コワイ。


ところが、その争点で真っ向から勝負するかと思ったら、ドラマはそうは進まない。

裁判所がどう判断するかというよりも、圧倒的に不利な態勢であることは事実である状況で
その小さなデザイン会社にビタ一文払わせない方法へと邁進させる。

つまり、法廷で戦わない。

なんだかこれはこれで面白い。
その企業の顧問弁護が、最大ライバルとされる大手事務所であるという設定なので
弁護士同士の子供みたいな意地の張り合いの喧嘩へと突入。
大人げない作戦ではあるが、こちらにも非があるにも関わらず支払い拒否という派手な工作も
この大人げない人間模様と合わさって、悪くなかった。

相手弁護の社名を告げ、ボスに「戦え!」と言わせるノリノリのシーンは
割と、燃えたvv
私もこういう馬鹿な戦い、好きである。(笑)


そして打った手が、小さな案件を逆に訴訟に持ち込むという反訴。
狙いは、向こう側から訴訟を取り下げるように仕向けるという、超後ろ向き作戦だ。

つまり、大手企業の顧問弁護というものは報酬制ではなく時間給制。
それこそ食事や移動時間まで金額を請求するので、小さな訴訟とはいえ数を増やすと
その分、金額が膨れ上がっていく。
そうなってくると、大手企業とはいえ、採算が合わないだろうという、正にシステム違いの利を付いたもの。


アイディアとしてすっごく面白かったんですけど
ここ、イマイチちょっと仕組みが分かりづらかった。

例えば、相手弁護士と企業の足並みを狂わせる手を使った訳ですが
素人考えだと、これ、もし相手側がそれでも訴訟に踏み切ったら、訴訟費用は原告持ちなのでは?と
ちょっとハラハラしてしまった。

一個一個全力で戦うリーガル知識と、そこにかけた労力の時間給で
いずれ、向こうが悲鳴を上げるとドラマ内では説明してましたが
裁判自体のその莫大な費用、誰が出すん?

そこで、後でちょっとググってみたら
どうやらそうでもなかった。
軽くしか漁らなかったから、詳細説明は省きますが
簡単に言うと、どうも反訴というのは、控訴や本訴とは、仕組みが違うらしい。

反訴。
民事訴訟の被告が、口頭弁論終結前に同じ裁判の中で、原告を 相手方として新たに提起する訴えのことをいう。
民事訴訟法146条に規定。
つまり反訴制度を用いれば、関連する紛争の解決を一つの裁判手続の中で行うことができる。


ああ、そうか、一つの裁判内という認識なのか。
これを利用したんですね。

故に、どうやら、弁護士費用の着手金は原告持ちで
しかも倍になり、判決で損害賠償費用を払うにしても貰うにしても、原告弁護士に報酬金が発生するようになるらしい。

な~る~ほ~ど~vvv
そういうことか。

勿論、反訴は、当然「本裁判関連のものに限る」だとか、色々制約はありますが
訴え返せば返すほど、向こうの弁護士さん、儲かっちゃうんですね。
最後にもそんなこと、言ってましたね、ドラマでも。


そして、ドラマでも、当然、巨大企業とはいえ、一専務が持ち回れる金額を大幅に超えたため
帝都広告上層部が撤退を判断。
訴えを取り下げた。


それを持って、勝ったと喜んでいるが、果たしてそうか?という疑念は残らんでもない。
でも、取り下げさせたのだから、こちらの勝ちは勝ちか。
結局、デザインの流用が著作権侵害に当たるかどうか?そして、受注書が法的効果があるか?
・・・の判断は個々に因って異なるのが通例であり
その辺の名言を避けたオチとなっていた。

あからさまに指摘してこなかったことを考えると、やっぱり一度提出したデザインは
没にされても相手の物になっちゃうってこと?
著作権ってわっかんねーっ。

また、受注書だけで契約が成立していたのなら
没にされてもちゃんと賃金は支払われるんだな。
それもまた、摩訶不思議。


企業専門というネタは個人弁護と違う面白さがあり
正にそこが今回も肝となってて、とても興味津々でした。
ワザとらしくウケを狙おうとせず、その辺りを抑えていた脚本構造も好感が持てました。
少し争点はズラされましたけど、これはこれでアリだなという説得力があった。
もっと、色々なドラマティックなネタが有り余ってそうな舞台である。今後がめっちゃ楽しみになりましたv


でも、悔しいのが、例えば最高峰リーガルハイみたいに法律ドラマって言う訳じゃなく
夫婦との人間関係の方を描いていきたい含みが感じれらたのが、私としては残念。

まだ少々突っ込み所が残って
もっとがっつりシフトしてくれてもいいのにとは思った。
夫婦や娘なんて余計な装飾入れないで、法律家としての一話完結物語だったら良かったのに。

それが最大の懸念材料ともなっている。

事務所内に於けるおかしな人物像も、バラエティ色あって明るくドラマを彩っていましたが
あのかなりセンス悪い猫田先生の扱いが気になったんですよ。

猫田先生が一人婚活に励み、今回の騒動から逸れていて
どうせ勝てないと思われた大手弁護士事務所に撤退させた今回の勝利を
すごく不思議がるというオチでドラマは閉じられた。

それが、団結して関わった人間側の躍動を表現するための比較対象とするための差別化ならば
誇張表現として受け容れられるのですが
一人蚊帳の外にいて、しかも婚活失敗してたし~、という笑いを取ろうとしたオチだけの意味だったら
幻滅である。

そんな子供っぽいテイストはいらないし
そんなイジメみたいなノリは、ちょっと引く。

例えば検事モノの棒ドラマみたいなノリになるのだったら、シリアス感が薄れて嫌だなと思った。
もう少し違う味付けを期待したいところだ。
それでも上々の滑り出し!次回がめっちゃ楽しみである。
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2016*04*20(Wed)
僕のヤバイ妻 第1話 感想
そこそこ面白い。安っぽい2時間サスペンスみたいな造りではあったが、テンポが速く纏まりも良かったので
2時間SPがあっという間だった。
少なくとも今クールではマシな出来でした。

初回は鬱陶しい妻→殺意からの誘拐→愛情確認と罪という目まぐるしい状況変化も飽きさせない。
一気に誘拐劇終了までを描き切った展開の早さも気に入った。
ということは、これが舞台設定ということか。
バカバカしいまでの身代金騒動に、突っ込み所は多々あれど、これは刑事モノじゃないですし
勢いがあって娯楽味充分。予想を反し、気軽に楽しめた。
正直こんなテイストで、もう2~3話引っ張ってくれても良かったくらいだ。

上質なサスペンス系を期待していたので、確かにそこは残念なのだが
浅はかな男の日頃のしっぺ返しを見ているようで、気分も良かった。


テイストも、構成も、そんな悪くはない方である。
殺害計画なんていうから、暗くて重そうなもっとドロドロしているのかと思ったら、あっさりめで
だが、運命の悪戯に翻弄され、小手先で足掻く浅はかな男の言動と調和していた気がする。

とにかく、知能の低い男だった。(爆笑)
風呂場に証拠品を捨てるな、瓶を残すなw もう小学生だって知ってそうな知識を知らない馬鹿男。

問題は、これが、何を描いていきたいのか、その辺のテーマが掴みにくかったのが難点で
結局ただの夫婦の絆物語に発展していくなら興ざめだ。
次回からは、帰って来てからの豹変した妻との心理戦を中心に描くつもりなのかと思えば
それはそれでとんだヤヴァイ妻である。・・・が、ぶっ飛んだ夫婦の傍迷惑な惚気話など見せられても
面白くもなんともない。
とりあえず、視聴するかどうかは次回の出来を見て決めることにした。


初回だけ見れば、まあまあのこのドラマ。
欠点はキャラクター造形だと思う。

決して、夫への同情や共感を呼ぶような話ではないんですよね。
だからと言って、じゃあ妻に肩入れ出来るかと言うと、そんなこともなく
夫が息苦しく思うのも分かるわ~とか頷いてしまったくらいだ。

その辺のキャラ造りが酷くずさんで、他人の台所事情を覗き見しているような非現実感がある。

特に、夫が妻の料理日誌を見つけるシーン。
好きな料理を書き残し、自分が死んだ後には参考にしてくれという、愛情遺志。
夫の家族への配慮も忘れず、嫁として頑張っていた回想シーン。

こういう良妻賢母こそが愛だと言わんばかりのカットに、逆に私は露骨過ぎて気持ち悪くなってしまった。
何この、男の妄想を押し付けたような偏見解釈は。
料理上手な妻が唯一最高な条件と言わんばかりの脚本に、アンタの理想を押し付けられても、と思ってしまう。
もっとストレートに、愛を表現する方法だってあったんじゃないだろうか。

特に朝、歯磨きする傍にひっついて歯ブラシ渡したりコップ渡したり
それストーカーレベルに病んでるぞ!妻が!!

どう?とスープの感想を聞いたり、それを後でメモられたり
汚した傍から付いて回って家を綺麗に保つとか、靴は靴箱に名札を付けてしまうとか
キモイわ!!
その、お努めは果たしたと言わんばかりのオンパレードに
こりゃ旦那も息が詰まるわと、感じてしまい
その上、駄目押しの料理ノートでうんざりしていたら
なんとそれで夫が大感動。

ええぇえぇぇぇ~~~~??????
目玉飛び出たー!

君たち夫婦の愛に理解が追い付かないよ、私は。


ここが、夫が改心するエピだったと分かり驚愕である。
こんなんで感動出来るんなら、何で息苦しく思ったりしたんだよ!
こんなんで改心出来るんなら、もう勝手にやってろレベルだよ!
ぶっちゃけ、引くシーンだったと思うんだが。

涙ぐんでるよ、コイツ!
だったら最初から料理作って貰った時に感動してやれよ。
細かく関与することが疎ましかったのに、細かくしてくれたことに感激する論理展開も疑問だ。


こうやって、何でも出来ます~的なことが愛になるのであれば
そりゃ器用な人は苦労しない。
もっと、不器用で要領も悪いしセンスもないんだけど、それを見せないよう影でいっぱい努力してきて
今も隠れて学んでて・・・とかのベタなラブエピの方が、私は可愛げがあると思った。
出来ないのに何でそこまでやるの?と友達とか義姉に聞かれ、だって好きだから~とか
ぶりっこしてくれた方が余程理解の範疇であった。
或いは、頑張りすぎが逆に自己満足になっちゃってて、喜んでくれてると勘違いしちゃう系とか。
その方がよっぽど人間的に許せる可愛げである。


これじゃ唯の機械妻。
それで感動出来る夫の、というか、そういう男の神経がまた、女性蔑視にも感じる。

同じ意味で、女に乗せられ、チャラチャラしてるだけで男を愚弄している視点も、ちょっとどうか。
そういう意味で人間観察視点が斜めってるんですよね。全般的に。
面白いっちゃ面白いですが、なら、愚かな人間どもの足掻きを見ろとでも言っているのだろうか。


話を戻しますが、つまり、夫がどうして妻を殺そうとまで思ったのか?という点に対し
明確な理由が途中でブレてしまっている気がする。
これって、浮気というよりは、妻への愛情が空回りしていた男に対して使うエピじゃないんですよね。
純粋に他の女に目移りしていただけの男になら、この設定で良いんですけど
そうじゃない訳で、その辺のプロットがごちゃごちゃになっているのが気になりました。

その辺の説得力の弱さが、最終的に何故彼が殺意を抱いたかの理由を希薄にし
牽いては、その殺意と偶然の重なりが招いたこの悲劇の追い込まれ感を弱めてしまっていて
結局何が言いたかったのかが分からなくなっている。

そして、その辺のごちゃごちゃ部分こそが、どうやら次回からのメインパートになりそうなので
ちょっと先行き不安です。


また、欲を言えば、ラストの担架での微笑。
そうか、妻が主犯かー!!
・・・・。

・・・・って、それ、ここで明かす必要あります?
ここも、上記と同じ理由で疑問を感じた。
もう少し引っ張った様が、今回の騒動の余韻が引っ張られたんじゃないだろうか。

今回の騒動の余韻。
それはつまり、初回のメインって、夫が妻への愛を思い出し、本気で探し始める心理変化を描いていたと思う。
だけど、一方で、身から出たサビと言わんばかりに
偶然と不運で、殺害しようとしていた未遂の諸々が、まるで夫が妻を誘拐させたように感じさせる
このユーモアが、見所だったんじゃないだろうか。

そこで自らの残した痕跡から追い込まれる夫。

その追い込まれ感を最大限に感じさせるのが、刑事に因る誤解である。
そこに生じる憤りと負荷に、視聴者は物語としての重みを感じる訳で
それをあっさり、もう覆されてしまったことで、今日の二時間が一気に軽薄になってしまった。
勿体なかった。

ってことは、何故夫が殺意を抱いたか?なんて、然程重要じゃないのかな?
豹変した妻との関係修復劇なのだろうか・・・。


役者さん。
妻役の木村佳乃さん。演じる美しくもヤバイ妻、真理亜。
綺麗な人ですね~。正統派美女という感じがあって、面白味もない感じも出ていて、すごく良かった。
次回からの豹変っぷりが楽しみ。

夫・望月幸平役は伊藤英明さん。
ぶっちゃけ他の人が良かった。彼の棒読み演技では幸平の繊細な心理変化が見物だった筈の旨味が
大分半減していた気がする。
感情表現が希薄な人という印象さえ感じ、動揺が弱い。
他の人なら、もっとハラハラ出来たんじゃないかと思う。

ベッドシーンももっとエロくやってほしいくらい。
カッコイイ人なんだけどなぁ。


不倫相手の北里杏南役は相武紗季さん。
あっはっは、ハマってる。

隣人の歳の差婚したキモ可愛い?夫婦役に、まさかのキムラ緑子さん。
え、何、この人ならもしや隣人も何かに関わってくるのか?
気持ち悪いくらいのラブラブぷりが、気持ち悪い(笑)・・・いえ、ラブラブならそれで良いんですけど。

窓から隣家を覗き見る目線とか、さり気なくさすがベテランさん。
そうそう、こうやって隣人は虎視眈々と相手の不幸を望んでいるのだ。



演出面は特に奇抜さはないものの、丁寧で、楽しめた。
照明も音楽も、気にはならなかったかな。
何かを仕掛けたであろう、金銭受け渡しのトラップ(ゴミ箱がヤケに目立ってた)は分かり易過ぎたが。
特に美術。豪邸のセンスとかは見ているだけで羨ましい室内v

強いて言うなら、カメラワークをもっと凝っていたら良かったかもしれない。
とにかく主演の伊藤英明さんがインパクトある演技ではないので
彼の動揺や揺らぎなどを、アップやカットインなどで工夫して、もっと煽ってみればいいのに。


ただ、エンディング。全然合ってない。
折角の妻の冷笑の衝撃が一気に失せた。もっとゾクリとさせるようなタイプが良かったのでは。
今後、こんなイメージソングな内容になっていくんなら、それこそ、期待薄である。
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2016*04*19(Tue)
火の粉 第3話 感想
うっわ、この女、最悪だ!
妻の雪見さんが追い込まれる過程を描いた回でしたが、明らかに雪見さんの方が悪く見えて
この女サイテーだと何度思ったことか。
自分は隠し事をするが、夫にはそれを許さない。キツイ言葉で糾弾する。
自分を信じない子供は許せないが、自分を叩いた母親は否定する。そして子供の話は聞かない。
うっわ、この女最低だ。

何様のつもりで前回夫の無職を責めていたんだろう・・・。
とても共感が持てん。

前回まで、中立の善意を体現するキャラかと思っていたから、余計にオセロがひっくり返されるような崩落に
あれれという感じです。
目先と自分のことしか考えない迂闊な言動に、当然の報いであったが、舅に「頭を冷やしたら」と言われ
今度は逆切れ。
公共の物に当たる。

うっわ、この女最低だ。
視聴者にすらそんな風に思わせて雪見を孤立させ、果ては家族のピースを一つ省いた流れが
有りがちなんですが、丁寧な描写で面白かったです。
うわぁ~梶間家崩壊の序曲が鳴ったぜ。



単調だった人物相関図が、ここにきて奥行きが出て参りました。
その筆頭が、妻の雪見さんでした。

家族揃って皆が武内信者になっている様子は、かなり気味が悪い描写となっている。
懐柔してきた様子も尺を取って描いてきた分、無理矢理感もなく
深い洗脳をされてしまった感が満ちている。・・・が、手に取るような心理描写という程ではない。

なんていうのかな、ただそういう風に誘導した描写としただけで
現状、やたら親切な隣のオジサンの域を出ないのは確かだ。
ちょっと介入しすぎであることと、こちらの嫌悪感を嗅ぎ取っていない風な態度が
空気読めない系に見受けられ、ウザイ部分は募る。

この流れだと、梶間家の人間だってちょっと変だよってことで、登場人物皆がなんか異常な印象である。
なんだろう、この薄ら寒い感じの気味悪さ。
決して武内が気味悪いとは思えない気味悪さ。

・・う~ん・・・そこまでのめり込むかぁ?イイ大人がさぁ。
何だろう・・・人間って、圧倒的な心の奪取をされることもあるけれど
どこかに、それまでの自分が培った時間というものが残らないか?
ここまでの入れ込み様は、流石にちょっと誇張しすぎな気がした。


で。
その何となくの野生的な勘で胡散臭さを感じている雪見だけが最終的に孤立してしまう。

発端は、雪見の過去。
何者かがその古傷を引き出し、梶間家に投下した。
ただそれだけのことで、ここまで歯車が狂う、日常の人間関係の希薄さが、皮肉のようでもある。
その視点は何気ない平和と惰性の差を問うているようですらある。


前回までも確かに、雪見については
息苦しいまでのキツさを持つ女性像であり
その完璧主義を他人にまで押し付ける、融通の無さや了見の狭さなど
彼女の柔軟性の乏しさはうすうす感じさせる作りでしたが
ここに来て、その完璧さは自分に非がない時にこそ成立するものであると、展開してきた。

人に偉そうな説教をしておきながら、自分にも汚点があるのなら
それはただの自己主張である。
雪見自身に何やら色々過去が付随させられてきたら、彼女の説得力も落ちるというものだ。

「信じてください!」だの「私やってません!」だの・・・そんな陳腐な言葉しか口に出来ず
なのに、決定的な弁明はせず、如何にも言わせてもらえませんでした的な逃げ道顔で
ちょっとこちらにだって共感性は薄い。
他人には理屈を押し付けるくせに、自分は抽象的な反論しか出来ないのなら
そりゃ家族も疑心暗鬼にもなるさ。

何故そこで皆まで言わない~~~っっ、とか
ってか、何で一言言っていかないんだ・・・!とか
色々頭掻き毟るシーンが続きました。
とにかく、反論の未成熟さや、拙さが目に付く流れで、終始、彼女に苛々させられた。

なんって上手い台詞構成なのか。

「きっと、武内さんもこんな気分だったんでしょうね・・・」と最後に雪見が言った捨て台詞は
すげぇ嫌味ではあったが、それがこの物語の主軸なのかもしれない。


前回までの丁寧な堅物女の描写がここにきて、たった一つの嘘という綻びから
ガラリと平穏が崩れていく過程。
見事でした!

墓参りに行った時、お墓が勝手に立てられている不気味さ。何で寄りによって墓なのか。
でも、そんな直接的なホラーテイストと合わせ
最後、雪見がいなくなった食卓で、誰も彼女の不在に憂慮しない展開も、これまたうすら寒さがありました。



その嘘。
雪見がかつて、母親に暴力を加えられていたこと、流産していたこと。
記者と名乗ったかつての遺族と一人会っていたこと。
元彼に会っていたこと。

いずれも、雪見を陥れようとする、異常な執念が感じられますが
元彼にメールを送った人物の仕業なのだろう。
実家には何か強請るネタがないか探りを入れに行ったんでしょうが
そこまでするか。

人の憎悪となれば、そこまでする人は出てくるかもしれない。
人間にとって、怒りって何者にも勝るエネルギーだと聞く。
だけど、これを全部武内の仕業だとして、無罪にしてくれた梶間家に恨みなんか直接ないだろう・・・。

無罪にされたくなかったのかな・・・。

単に自分を大切に扱わない集団だからといって、ここまでするか。
そのエネルギーの根源を何にするかで、この物語の面白さが決まりそうだ。


まあ、素直に考えて、実家に忍びこんでまでその情報を得たのは、武内なんでしょうが
この一部は他の誰かの偶然だったりしたら~なんてミステリーの王道ですね。
これで、元遺族の池本が嘘を吐いていて、逆恨みしているだけだったら、面白い。
視聴者にもそう疑惑の目を向けようと言うスタッフの魂胆が、ちょっと見える。

大体何故池本はあんなに挙動不審トークなんだ・・・。
池本、変人すぎるぞ・・・。

その辺の作りも成程と思わせられ、手の込んだ仕掛けが楽しかった。
だって、遺族であり、悔いを残しているのだとしたら、もっとキャラクター像を
どっしりと構えた、この世の果てを見てきた男の諦観などを体現したような
そんなネクラキャラで良かったんじゃと思うのだ。

敢えて、こんな疑惑のキャラに仕立て上げていることを考えると
真相を煙に巻こうとしているという意図が感じられていい。
でもミステリーファンにしてみたら、逆に裏を掻いて、やっぱり武内一択になってしまわないか。


そして一番の疑問はその目的ですよね。
梶間家での騒動も、全てが雪見の独断で賄われており、そこが不器用でもあり身勝手でもあるわけですが
その弱点に目を付けたのは、誰なのか?
何故雪見が邪魔なのか?
疑っていたから?でも雪見に対するアプローチって最初からあまりなかったじゃないか。
そういう視点の煽りも悪くないです。


あと、武内が撮っているビデオが気になります。
一応母親宛てということですが、その母親の影がまるでないことからも
生きてんのかな・・・。
最終的にDVに絡めた母親の憎悪となったら、それはそれで怖い。


ストーリーの展開も悪くなく、テンポも良いですし、ブレたりしていないし、今のところ楽しめています。
過剰なまでの恐怖演出には笑っちゃうけど、そこもまた、世界観が統一されてて好きな方。
例えば、武内家の照明の青さとか。
暗ぇよ!んな暗さの中にまどかちゃん呼ぶなよw

そしてその中で赤系フルーツをミキサーに掛ける・・・。
赤かよ!赤だよ!ぐちゃぐちゃですけど!←あたりまえ
しかも蜂蜜入れてるよ!正に蜂の!
小道具が一々効いてるぜ。

誰か毒殺されるんじゃないかという懸念が消えなくなってきた。
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2016*04*13(Wed)
火の粉 第1話/2話 感想
冤罪か失態か?裁判所の判断が下った後の人間とその裁判官の物語ということで
リーガルネタかと飛び付きましたが、全然法律ネタは出て来なかった・・・。(期待しすぎ)
でもミステリー仕立ての設定は、何もかもが怪しく見えて、割と面白くなってきました。
何を描いていくつもりなのか、先行きを見守りたいです。


FNS系列放送の昼ドラが2016年3月で終了したらしい。
見られる時間帯じゃないからそこはどうでも良いのだが
代わりに4月からは新たに「土ドラ」なるものがスタートしたらしい。(同じ東海テレビ制作で)

んじゃーちょっと大袈裟なコテコテどろどろドラマか。

・・・と思ったら、ノウハウを活かした大人のドラマを目指すというコンセプトとのこと。
大人のドラマといえば、ここ数クールは俄然NHK。
スキルが民放とは断トツだった。

今クールはネタがつまらなそうなので、ちょっと(ーー;)・・・してたら
土ドラの第一作は累計55万部を突破、雫井脩介原作ミステリー『火の粉』だという。
ならば一丁挑戦してみるかということで周回遅れで参戦してみました~!


物語は、退官した裁判官とその家族が住む家の隣に
過去に彼が無罪判決を下した連続殺人事件の容疑者が引越してくるところから始まる。
勿論、原作は未読。

真実は結局どうだったのか?
今再び巻き起こる悲劇の真相も、何なのか?
その辺の謎を見せてきた第1話と2話。

人間の狂気や本性、家族愛をスリリングな展開で描くサスペンス・・・らしいのだが
ぶっちゃけ、同じフジの前クール「ナオミとカナコ」を見ていた人間としては、生温い。
ダラダラとした主婦の日常がスローテンポで描かれているかのような錯覚を起こす。

あのスリルを知ってしまったら、並大抵じゃ駄目と言うことか・・・・。

だが、その主婦目線で描かれていたらつまらなかっただろうが
物語は微妙に、その容疑者視点で送られる。
それが意味深だし、物語の混迷・真相迷宮も可能としていて特徴的だ。
受け身の罪悪ではないってのがいい。
視聴者としては主導される人物に感情リンクしていく傾向があるから
これは、こっちも闇に落とされると言う意味でユニークだし、危うい感じが出てた。


更に更に、出来すぎ!と思ったのが、その配役。
主演、この容疑者役がユースケ・サンタマリアさんで、その配役の妙がこれでもかってほどハマっている。
それがドラマの完成度を高めていると思いました。

とにかく、ユースケさんの感情のこもらない台詞回しとか、棒読み、表情の乏しさ、滑舌の悪さなど
ちょっと役者としての否定的な部分が、めちゃめちゃ効果的に出ている!
「ありがとう」という一言取っても
本気で言っているのか、嘘なのかが判然とせず、不気味だったら!

しばらくバウムクーヘンが喰えなさそうだよ!!

お近づきの印にって手土産多すぎだとか
言っていることがテキストレベルで正論なのも
ちょっとキャラクター的な異様さ、天使の顔して巣食う怖さはあるのだが
その最終的な味付けを可能としているのは絶対ユースケさんの喋り方のせいだと思う!

親切に振る舞うほどに、なんだか鉄仮面のように見えて、薄気味悪い人物像となっていた。
この人、善にしろ悪にしろ芯の強いキャラよりも、こういう静かな狂人をやらせると
マジ、ハマる人だな・・・。


物語は隣人の家族を次なるターゲットにしたという設定で、まずは次々と家族を懐柔していくのだが
隣人が妙に親和的だと、確かに少し警戒心を抱いてしまうかもしれない。
そういう日常の何気ないファクターから潜り込む危うさをドラマは丁寧に描いていて
その視点は興味深かった。

その中で、唯一不信感を募らせる妻。
こういう完璧主義者で頭堅いタイプが一番堅苦しいんですよね~。
ちゃんとしないことに苛々し、ちゃんと出来ないことに鬱鬱とする。
そういうストレス溜めまくるネガティブキャラなので、いっそこの人が前向きキャラだったら
事件は起こらないのかもしれないとか考えてしまった・・・。
「私の仕事取らないで」っていうくらいの可愛げがあればなぁ・・・。

事象をシリアスに捉えているのは、絶対彼女のキャラのせいである。

役が、優香さん。
役柄的には違和感はなく、溶け込んでおられるので、そこは気持ち良く見られてます。


途中までは、唯一洗脳されない休息キャラかと思ったんですが
義理の父親の仕事に口出しした辺りから、あれ?この人もちょっとズレてんな・・・と思い始めた・・・。

普通言わないだろう・・・男に仕事に、特に専門外の仕事に。
ましてや、義理父は弁護士という、人を裁く重責ある仕事をしている。
彼を無罪と判断した理由については、専門的な責任と覚悟の上の決定なのだから
むしろ擁護と労いを見せる発言をするべきだろうに。

ってなると、まともな人なんか誰もいなくて、全ての人物が少しずつ狂気を内含していることになって
何だかもうどれが真実か分からなくなってきてしまった・・・。(スタッフの思う壺)

元々、此処の心理を主観で掘り下げていくドラマではないので
誰が本音で何を考えているのか、何も分からない不気味さっていうのもあります。


そんな妻へ接近してくる、当時の新聞記者。
ぶっちゃけ、今の時点で一番可笑しいのはこの記者の方だよねぇ!?
この記者、めちゃめちゃ怪しかった。人柄的に。
ワザとらしいくらいの、変人キャラ演出である。
なんでこんな怪しい設定なんだ・・・。名刺まで嘘っぽい手抜き道具だった・・・(笑)

今の時点で、この新聞記者より隣人を不気味に思う妻の心理が分からん(爆笑)
いや、そのくらい、変人だった。



介護をしていたおばあちゃんが第1話にて早々死亡してしまった事件は
偶然なのか必然なのか。
ドラマが武内をシロとして描きたいのか、クロとして描きたいのか
その辺も曖昧にしている気がして、その作為が妙にハマっている気がする。

介護で、おばあちゃんに対する家族の邪険ぶりと、嫁である奥さんへの感謝の薄さ
おばあちゃんの介護してもらう立場に於ける感謝の念の希薄さまで描く過程は
そこに澱むように潜む、人間の本音がじわりと浸み出し、怖いというより鬱屈だ。
妻には感謝の気持ちを述べない夫は、本当に罪はないのか?とか考えると
色々正義が陰ってくる。
狂気なんて、日常のほんの些細な部分に眠っていると考えるネタは平凡ではありますが
やっぱり不気味ですよね。
人間視点というものに目立った奇抜さがある作品ではなかったですが
そういう日常の小さな鬱屈を積み重ねている描き方がとても巧みだと思いました。


んで、最大の謎、武内がシロかクロか?!という点について。
いや普通に無罪でしょ。
取り調べで自白をしてしまったが、裁判で一転、無罪を主張。
自白は取り調べ官によって強要されたものだと証言。

その時点で、自白以外の明確な証拠を警察側が出せないのであれば
日本の裁判では限りなくクロに近いグレーであり、判決はシロである。
(・・・・って、最近もこんな事件があったような・・・と脳裏をちょっと過ぎった・・・・・)

背中の刺傷を自分でやったというが、医師の診断書で、刃物の角度などから分かるだろう・・・。
せめて、状況証拠や動機辺りを抑えておかないと
無罪にせざるを得ないでしょう。

そんな状況下では、如何にも裁判官の独裁に於いてのミスであるみたいな憤懣を滾らせる新聞記者の説得力が
少々弱いのが気になる。

じゃあ、ヤったかヤってないかという点については・・・あ~・・・・。
逆に完全にシロだとするなら、愉快犯である。別な意味で。



その他で気になったのはの演出!
これは皆さんも気になったと思うのですが。面白いなぁ。
ブツブツとシーンをぶった切る独特の編集が、妙な胸騒ぎと焦燥を生んでくる。
しかも連発だ。
一カ所二カ所じゃない多用が、結構大胆である。

音楽が途中でブツっと切られる容赦のなさは、なんだか手の平を返された人間の冷たさにも似ている。


当てる音楽はコテコテに王道。
ここまでベタなメロディで恐ろしさを煽ろうとしてくると、ワザとらし過ぎて笑っちゃう。
そのくらい、ストレートである。
この辺は昼ドラ出身って感じ。


とりあえず、もう少し追ってみようと思わせられるギリギリのクオリティでした!
元裁判官の隣に転居してきた元被告人。バウムクーヘンで家族を懐柔。
狂人っぽい隣人に恐怖を持つ面白さと言うか逃げられない圧迫感が、地味にじわじわと来る。

欲を言えば、もう少し気を引く何らかの要素が欲しいところ。不気味さにしろ、全体的なパンチが薄い。
これで、妻だけが正しかったというオチになったら超つまらん。
スリル感も半端なので、これからに期待だ。

時間が遅すぎるので、必ず録画になっちゃうのが残念です。24時って・・・もう翌日じゃん。
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2016*04*11(Mon)
寄生獣 第3巻(文庫版)感想
文庫版の表紙は単なるイメージ写真かと思ったら、ちゃんと中身とリンクされている!
・・・ということに気付いた第3巻。
なんかシンイチがスーパーになっちゃうのと、その他の良くも悪くも変化を始めた身体の説明巻・・・?
ってとこですかね。
何気に寄生獣について、その性質と特徴を盛り下げているのが面白かったです。

それを可能とするための機関が、政府など国の機関ということで
彼らの既知事実と、彼ら大人が対応していこうと模索する側面は正直物語に重みが出てきていて
シンイチ一人じゃどうにもならなくなってる幅広い世界観と未来が伺える。

特に、序盤で去った田宮良子の命令で学校に侵入してきた男を切欠に
最終的にマスコミ世間を騒ぎたてるまでの大惨事を引き起こすまでの展開が、スムーズで魅せた。
コイツ、結局利口そうでバカで終わる。

それを倒す切欠を作ったのが女子生徒って辺りも、ユニークでした。

女性だからこそ、男には無い発想で、力では敵わないし、刃物持っても駄目だしと
工夫を凝らして、まさかの硫酸!
硫酸ときたよ!
酸の中でも強烈なヤツだしてきたー!
安易に苛性ソーダとかにしない辺りが私のツボを付いた。

いっそ硝酸も加えて王水にしてやりゃー良かったのに。


襲われそうになって、物理攻撃ではなく、硫酸を投げ
それを切り裂くことで中身が寄生獣に噴出。

なんていうか、生物である以上、細胞を攻撃すればそりゃアウトである。
この発想、めっちゃ面白いー!


また、ラストの人間に切欠を掴ませるファクターとしての、細胞分裂の話が
三種類展開をされていることも、私的には大満足な部分。
この作者さん、ホント発想の展開が奇抜である、

まず一つめが、ミギーが可愛く説明してくれて、70%になっちゃったクダリ。
細胞は分裂することが出来て、命令を統一させることで一個の個体を成しているとの話。
だけど、細かく分裂しすぎると、IQが下がって、唯の物質と成り下がる。

それを展開して、硫酸を掛けられた寄生獣が、色々な思考を混在させて意思系統が乱れてしまうこと。
人間の動揺とは違う別個体の集合体であるかのような連結遮断が面白かった。
それが結局、敗因となる訳だし。

おまけに動揺というキーワード繋がりで
シンイチが僅か数十秒で精神統一したクダリは意味深でした。
人間という生物の、社会成長に於ける精神的な高等さを描いている気もする。

んで、それらの伏線を繋げて、ラストに、髪の毛を引き抜けば、細胞がやはり同様に意思分裂するので
逆にそれが寄生獣と人間の見分け方にもなるというオチに繋がった。
その説得力の高さは当然ハンパない。


あ~も~なんかすっげぇ漫画を読んでる気分だよ!
面白すぎるよ!
なんていうか、一々人間とはどういう生物か?という哲学的な問いを語り掛けられている気分である。


・・・が、校内で内臓ぐちゃぐちゃの大量死体は、ちょっとグロすぎた・・・・。
見開き効果も秀逸すぎである。
カラーで見たら泣く。


その他の細かい感想。
シンイチとミギー。
・・・の夫婦漫才が面白い。
ここは相変わらず、健全な協力関係が築かれていて、微笑ましい限りである。

村野にフラれて落ち込むシンイチをミギーが慰めるような台詞を言ったり
「あれ?ミギーもしかして慰めてくれたわけ?」
「・・・・・そうなるかな?」
ってクダリとか。

大量の死体を見て、愕然とするシンイチを必死に落ち付かせるミギーとか。
「大丈夫だ!君は大丈夫なはずだ!」

「少し落ち付け、もっと平和主義になれ」とミギーに言われちゃうシンイチとか。

むしろ今回は、そんなミギーとの関係図よりも
寄生獣との距離感の取り方を意識させる流れなので(政府も含め)
より、シンイチの異質感が際立ってまして、その分、ミギーとの距離感があったかい。

私的にはオイシイんですけど
この展開だと、なんか、悲惨な結末しか脳裏を過ぎらないので、読んでてブルー入るんだが。
なんか微妙なテンションを強いる漫画である。


ラスト。
ケジメだと言って、遠方から寄生獣をシンイチ主導で殺すシーンは
スーパーすぎて、むしろ怖い。
これだと、シンイチだって恐怖の対象と見られても仕方ないし、バケモノと言われることに無理もなくなる。
え、ここまでシンイチ視点で感情移入させて、シンイチが破滅する物語なんかにはしないでくれよ~・・・。
どきどき。

村野をスーパーに助け出すシーンは王子様さながらで「もう一丁!」って塀を飛び越えるシーンに吠えたvv
姫だっこかよ!!/////
別な意味でどきどき。


そんなシンイチがスーパーになりすぎて、人間という生物を一線を画しているのではというテーマは
シンイチ自身にも掛けられる。
この辺がこの漫画の隙のない部分であり、気に入っている部分なんですが
それを描いたつもりなのであろう、冒頭の1話は、ちょーっとどうしちゃったのレベルで
ちょっとびっくりした。

この話だけ浮いている・・・。

死んだ子犬をゴミ箱に捨てたことで、人間とは違うという内容を訴えていますが
小学生の男の子ってみんなこんなレベルじゃないか???(流石に犬は捨てないか?)
でも、このくらいで?とは思った。

ただ、ふと思い起こすのは、確か1巻あたりで、シンイチはゴキブリを手掴みして窓の外に逃がしていたから
あのシーンを思えば、ちょっとオカシイと言えるのかもしれない。

だが、人間には記憶があるだろう。
シンイチが、そんな自分をみた村野が怒って逃げてしまったことの理由が分からなくてミギーに問うのだが
(ここもシーンとしてはちょっと悶えたがvv)
自分の発言の客観性って思考はないのか・・・・。

「ミギー!ミギー!」
「・・・なに?」
「聞いてたろ?どこが間違ってたか分かるんなら教えてくれよ」

そんなの過去の記憶を比較したり、社会通念を鑑みれば、普通に導き出される答えである。
なんかこの漫画にしては強引すぎる1話でした。

それに、こんな話にわざわざ1話割かなくても
シンイチの人間的な感情というものは随所に盛り込まれていて
人に対して傷ついたり、悩んだり、見捨てられなかったり、助けたり。
細かい部分で人間だよって充分感じるので、返ってしつこく感じてしまった。


あと、印象的だったのは、父がシンイチに初めて母の死を告げるシーン。
敢えて台詞を被せずに、解説だけでそのニュアンスを伝えた手法が、胸を締め付けられました。
感情的に伝えない分、返って深刻さと鋭さが感じられて良いコマでした。


本当に無駄なページがない展開で、何度も読み直してしまっている。
こんなにリピする漫画は久しぶりだ。
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2016*04*09(Sat)
ONE PIECE81巻〝ネコマムシの旦那に会いに行こう〟感想
うはー!サンジくんの血統がエクセレントすぎて話がデカくなってたよー!
彼の身に何が起こったのかが衝撃すぎて待ちわびていた81巻!
なんだか女子が二次妄想してそうな展開である。

おだっちはサンジくんがノース出身だということを決めた時からこの展開も考えていて
ルフィ―がカイドウと具体的に向き合うこのタイミングを見て、ぶつけてきたってことなのだろうか。
仲間の一人が実は高貴な出身でした~なんて、薄っすらと読者に仄めかした上でバラす展開でないと
どうにもこじつけに見えてしまう。

いっそ二次妄想で五万と見かける有りがちネタじゃないか。
しかも政略結婚て。

ワンピの世界でそういう家柄的繋がりは余り重要視されてこなかったから
余計に新鮮でもあり突飛でもあった。
確かに血族として、Dの血だとか天竜人だとか、その辺の色濃さはありましたけど
絆を持つという意味でそういう印象は薄かったなぁ。私だけか。

ただ、囚われの姫を救いだすために迎えに行くだなんて、それどんな展開(爆笑)
ちょっと個人的には悶えた・・・・!(バタリ)


その新たな風雲巻き起こる運命に、久々にみんなで会話していくクダリがもうサイコー!
ルフィの「じゃあ俺も連れてけ!」だのゾロと会話するとことか~v

「聞いたか?今の」
「聞こえた」
「サンジのこと心配なんだろー」
「ケるぞてめぇ」

ゾロが実は裏で話を盗み聞きしてたとか、いいなぁ。

え、これ、誰が潜入することになるんだろう。ホントにルフィだけ?
超絶楽しみになってきた。
あれか、ルフィとゾロってどうだろう。
合流した時の会話とか、楽しみすぎる。


そんなサンジくん。
一人で決めて一人で乗り込んでいってしまいました。過去へケジメを付けに行く模様。
男だぜ・・・!

怪銃ヴィトに耳打ちされた内容って何だったんだろう。
この時の顔の描き方にめっちゃ痺れた・・・!二段構えでトーン使って陰影付けて・・・。くっそ、燃える。

その流れと、「俺は仲間に隠し事をしていたつもりはない」と言った台詞から空想できるのは
ちゃんと一度はおとしまえ付けた筈の過去なんだろうなぁ。
向こうもそれは納得していたか、或いは客観的に納得せざるを得ない状況下であったか。

いずれにしても、ここで言う所の決着って
あの船の事故以前の話なんですよね?まだ子供時代じゃん。あれ?違う?
だったら、ケジメもくそもない気はする。


「準備はいいか?幸運を祈る!」との耳打ちを合図に、仲間を逃がして
サンジくんが反撃するシーンは一番燃えた・・・!
やべ・・!こういうの好きなんだよ・・・っ。
「俺のことも殺せねぇよな!」って相手のカードを逆手に取る感じ!

台詞の流れもスムーズで、悶えまくった。

手配書が生死問わずではなく生け捕りとなっていたことも、少し理由が判明しましたが
一方で、海軍が発行する手配書に影響を与えられる存在って・・・。(;一_一)
なんだかまたスモーカーさん辺りが火を噴きそうな予感がする。



そんなサンジくんに釘付け(間違いではない)流れで進むゾウ編。
いよいよ開幕しました~!

今巻は、舞台説明って感じでしたね。色々情報が盛りだくさん。
島民の身体能力の高さとか、信頼性などの初期条件は、割と面白くなりそうな印象を受けました。
喋り方のウザさよりも、容姿が違和感。
まあ、慣れていくとは思うけど。
DR編が長すぎたために余計楽しく見えるのかも。


表紙のサンジくんにやられましたー!/////
かぁっけぇぇー!!!
表紙でおおぅ!って思ったのは久しぶりですよ!サンジくん、男前だよ!

中身も、離れ離れになっていた間の10日間に何があったのかを回想で流していく粗筋ですが
そのサンジくんも男前すぎて・・・!
くはーっ!イイ男すぎて潤いが満ちる・・・!好きだー!(どさくさ)

なんだろ、仕草が一々イケメンになんだが!


各話の扉絵が、手配書を見たそれぞれの故郷やかつての友人らの反応。
これもオイシ~~~。
ワンピはこういう隅々まで楽しませてくれるから好きだよ・・・/////
一番ウケたのはアラバスタ編でした。「お前とうとう・・・!」って。
アラバスタ編は私的お気に入り章でもあるだけに、アイスバーグさんのリアクションとかオモロイ。


絵的なことでついでに言いますと
恒例のパンダマン探しは、簡単になったと思いきや、二体いるー!二体いるー!
え、二体であってますか。
分身を覚えられると、中々探しだすのが難儀である。

また本編も、相変わらず細かく書き込まれていて
紙面が黒々としているのは楽しかったです。こういう流れの回だと。
ごちゃごちゃしているのと紙一重なのは、確かにどうなんだろう。
多くの方が指摘されていることですが、こういう説明巻では色々読みこめて楽しいです。
スピード感は落ちますよねぇ・・・。一コマの迫力が落ちるというか。

そこはやっぱり気になりましたけど、贅沢な要望ですよね。
真っ白な単行本買うと、ふざけんなって思っちゃうし。←少女漫画に多い


あと、なんかナミがめっちゃ可愛く見えるんですが!
実は再開後のナミちゃんは私の美的感性からズレちゃって、髪長いのもケバい感じで嫌だったんですが
今回は可愛い!
あ、このくらいのうねうねが脇にあると可愛いなぁ。
ナミちゃんは、もっとオレンジの太陽カラーが似合う元気少女の方がいいです。(私が)
ショートの頃の可愛さったらなかった。


それから、ベポが出たよ、ベポ!vvv
ローと再会するシーンに意味なくニヤけたよ!
そしてローかルフィに「ウチのクルー総勢20人だ!」
「おう!」
・・・で終わっちゃう自己紹介は実は吹いた・・・・。ローのこういうとこが好きだ。ベポも好きだな私・・・。
「終わり!?」って私も言いたいw 



内容はそんなミンク族の解説を交えた、国が滅びる一部始終なんですが
ぶっちゃけ、ラストのオチにどうリアクションすれば良いのか分からん・・・!

国が滅びても絆を護った熱き信頼は、確かに壮絶な印象を抱かせるが
一方で、あの、相手は雷ゾウを出せとの一点張りの問答無用で殺していく、理不尽と言うよりは
野獣的な相手だった。
つまり、無秩序な構図だった訳で。

相手が無慈悲な程に、映えるというネタではなかったですよね。

こういうのって、相手にも何らかの意思があってこそ、ぶつかりあって、それでも手折れないって流れに
覚悟の強さを感じる訳で
端からただポンポン大量殺戮してく流れで
しかも無い物を出せと無理難題を吹っ掛けられて
読者としてはその横暴行為に無念さや非道さを募らせ、その死に無力感を抱いていたので
実はラストに、こちらも嘘吐いてました~とかバラされても、え?って感じで
大きく透かされた気分である。

なんか違う・・・。
あれですよ、塩は確かに素晴らしい調味料だけど、ケーキに入れても不味いよねって話に近くないか?

あれ?

・・・ミンク族の忠誠や頑固さはとても伝わったので
凄く、ふわぁぁ/////って思ったんですけど(だったらいいじゃないか・・・うん、そうなんだけど)
でもなんか、前半の(10日前の)あの無慈悲な殺戮と死と、どうすることも出来ない無念さと
合流したナミやサンジくんの手助けらと、このオチが合っていないような気がしないか・・・?

つまり善意の被害者じゃないわけですよね。
どんなに理不尽な要求を付きつけられようとも、それを選んだのは彼らなんだから
自業自得である部分が否めない。

無残に散って行った村民らの心中如何に。
意地を護れたなら本望ということを描きたいなら、無理難題を突き付けられたという設定で苦しみを描いた前半が
なんかチグハグに感じるのだが。私だけか。

ってか、そんな意地の戦いだったなら
序盤で、無い物を出せと強請らせた乱暴な強要さも半減するし
それを突っぱねた彼らは自業自得で、サンジくんらはむしろ手助けしてはいけなかった気もする。

それで、良く頑張った的に涙流されても、その涙にどんな感傷を抱けと。
え、感動するとこか?
心理変化が付いていけなかった感は残る。
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2016*04*07(Thu)
ロト7CM 第12話・13話
社内人事でどうなることかと思っていたロト7CM。恋バナ展開になるとは思わなんだ。
何しても妻夫木くんの邪魔になる柳葉さん。だがこの強かな様子がロトの魔力という意味か。

そろそろ柳葉さんの逆襲ポスト争いは新展開が欲しいと思っていたので面白かったです。

でも、ぶっちゃけ柳葉さんの室井さんっぽい立ち振る舞いにノックアウトして好きになったCMなので
やっぱり役職系の話にして欲しいなぁと思っていたら
この後の14話で急展開するので、またちょっと面白くなってきた。

とりあえず、12話と13話をコンプリート。


12話~デート中


「恵梨香ちゃ~ん、ロト7って知ってる?すごいのがさ・・・」
「聡くん、私は、お金には興味無いの。でも、もしもぉ、お金で何でも返るとしたらぁ、聡くんの心がほしい」
「/////」

「なーんて言うんだよ恵梨香ちゃん」
「ドン引きだな」
「なんでよ」

「これは当たっちゃうかもなぁ」
「ワクワクするぅ」
「え、えりかちゃん・・・」
「あららららら」

「やなぎばぁぁぁぁ」←ついにキレた妻夫木くんv 

妻夫木くんの顔芸に吹きましたwこの顔がCMの味だw
その当選金額でえりかちゃんが自分を射止めようとしているとは思わないんだな(爆笑)



13話~タクシー内で


「嘘だ・・・」
『わくわくするぅ』

「よう、妻夫木くん」
「やなぎば!・・・副社長・・・、お話したいことが」
「乗りたまえ、こちらにも話があるんだ」

「今週はロト7キャリーオーバーしているぞぉ」
「そんなことどうでもいいで・・・」
「どちらまでまいりましょう」
「な、なんで・・・」
「感動の親子の対面だ」
「どういうことなんだ・・・!」
「やめるんだ!・・・手を出したら、我々の負けだ」
「ふっふっふ」←この笑い方w
「チャンスはまだある」

上手くロトのキーワードを詰め込んでますよねぇ。
けど、狙いは何だ・・・w


そしていよいよ新展開。おまけ。
14話~トイレで


このCMホント好き。シリーズで好きなのはこれくらい。
続きも楽しみですv 誰かアップして~。
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