Like Sugar&bitter chocolate  邦ドラマと映画の甘くてちょっとほろ苦い感想雑記。けっこなんでも飛び出すごちゃまぜブログです。お暇つぶしになれば幸い。ヾ(≧∇≦)
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2014*12*26(Fri)
Mステスーパーライブ2014感想
今年もやってきましたね!Mステ!おー!ちゃんとサンタの女の子もいる~。
これが来ますとクリスマスっていうか、年末っていうか。
歳末ムード満点になります。

と、綺麗に締めた所でまずエンディング。
偽タモリ出たー!!!えぇっええっっ、今年はやるのかよ!!ww
しかもちょっと離れているよ!ちょっと後ろだよ!周りだけウケてるよっっ!www
当然タモさん、スルー。
久々に見たぜ城島・・・・やってくれるぜ城島・・・・。

以下いつもの一言感想です。途中から視聴しているので、ちょっと順番が逆・・・。


>Dragon Night アコースティックver SEKAI NO OWARI
うっわー!すっごく良かったー!こういうのがプロだと思う!プロ魂見た!
まさかのインフルエンザで3人だけのステージ。(そっくりミニチュア人形付きw)
アコーディオンとタンバリンとギターだけのシンプルなステージ!
特に動きもなく、3人だけで前へ出て。

それが意外にすっごくて!!
この曲は早口で、元々あまり好きではなかったのですが、断然いいです!
スッキリとしていて、スッゴクいいよ!こっちの方がいいよ!
めちゃめちゃ可愛い曲に聞こえましたー!一気に気に入ったわ~。


>イジメダメゼッタイ BABYMETAL
なにこれー?歌詞もダサイんだが、3人いるメリットも分からんし、アニソンみたいだしw
でも妙に引き込まれる。しかも生歌だぁー?!おおぅ。
緊張しているのが丸分かり(初出場らしいしな)
赤黒の衣装がクールで、声も張りが合って、カッコ良かった。黒髪美少女w


>KAT-TUN
彼らはなんか渋いカッコ良さがあって、とってもクール。
4人がもっと揃う様になるとすっげえインパクトでそうなのになーといつも思う。


>Perfume
なんじゃこの衣装ー!爬虫類みたいw どうなっているんだろう・・・・。
いつも清楚系なのに、めっずらしい。


>miwa 君に出会えたから
わー!かっわいー!真っ白なワンピに花冠~vvvvv
満面の笑顔が彼女の魅力だ。
この曲はあんまり琴線に触れないですが、楽しそうに歌うので聴いてて気持ち良くなります。
♫ヘイ、YO!♫


>aiko あたしの向こう
ブレスがふわふわデッカくてかわいー!
西野カナさんのような失恋ソングなのに、ひたすら感情に訴えかけるものは少なく、聴き手のハードルは低い。
声の質のせいかな?
甘さよりも、ナチュラルさが感じられるな~とか、どうでもいいこと考えた・・・。

歌はもう!この音質の悪い会場なのに、同レベルの歌声を出せる実力派v


>三代目
ぶっちゃけエグザイルより好き。だったり。
動きもキレキレだな!
間奏の横一列になって揃うポーズは、格別見どころですが、見る程にカッコイイ。
盛り上がりますね~、こういう一致っていうの。
ちなみに、それでもやっぱり私は「正しいオジサンになる(以下略)


>ポルノグラフィティ 俺たちのセレブレーション
赤いタータンチェックがお揃いでかわいー!そっかー!クリスマス仕様かーvv
そして岡野さん、テンション高い高いwノリノリ!見ていてこっちのボルテージも急上昇!
やーっぱいいなぁ!
しかも岡野さん、カメラさんで遊び過ぎwww

良い声だった。満足。
一曲をしっかりと丁寧に仕上げてくれて、それはそれで嬉しい。
(ショートバージョンで幾つか歌ってくれるのも嬉しいけど)


>Darling 西野カナ
パステルブルーのふわふわが愛らしい・・・。ってか、ホント、ブリブリ衣装似合うなー。
ハイヒールにまでブルーのぼんぼん付いているの気が付いた時にはちょっと、くうぅってなった。
シャボン玉演出も良かったです。
滑らかな声の伸びが心地良いです~。
♫あ~なんでぇ~ すきーにな~っちゃ~った ん~~~だろう♫


>ゴールデンボンバー
なんじゃそのギスギスした賞はーっ(大爆笑)生々しいなっ!w
ホント、そんな賞があったことにオドロキです。
そして、おまえらがサンタになっちゃうのかよw

演出には吹いたw不覚にも吹いたw
サンタの衣装からみんなタキシードへ。しかし・・・・一人だけ素っ裸ー!wそうくるかw
警備員に追い掛けられ、バスタオルで腰を巻くも下から風www
そのための箱かー!驚愕(笑) オチまで付いてて納得デシタなんかw

そしてその騒動を、見て落ち着いたという乃木坂www ケツ丸出しなのに?!


>乃木坂/AKB
人がてんこもりだー!ごちゃごちゃ居るー!あっはっはwいすぎでしょ、どう見ても。
やっぱり絶対的中心核が不在に見える。
ひとつの集合体であって、以前の方がトップダウンのメリハリを感じたな~。

カメラさん、寄りすぎだ。へったくそ。


>SMAP
タモリさんとSMAPのトークはなんかいい。やり取りが微笑ましかった。
「タモリさんと一週間に一度会っていたのに、会わなくなった」
「そうだねぇ、毎週会っていたのにねぇ」

「今日は真っ赤だね」
「・・・・・・」←誰も反応しないSMAP
「当たり前のこと言っちゃったかな」 タモさ~んw

曲は盛り上がった!舞台パフォオーマンスが上手い。歌は音痴でも。
JOY!は楽しいですし。
でも今日、ちょっと勢いが足りない・・・?

いつかその真っ赤なコート脱ぐんだろうな~と思ったら、今度はギラギラだーw

Top of The World
これはカッコ良かった!中央通路にかなり離れた間隔で横一列!
この離れ具合で、貫禄を出せるのがSMAPだよな~^m^

・・・・・・・そして、さっきから思ってるんですけど、カメラさん、寄りすぎだっての!
ちゃんと演出分かってやんなよ!そんな顔だけ映したりして意味分からん。
いきなり引くのも、アップも止めてください・・・目移りしてクラクラしてきた・・・・。


>ゆず 雨のち晴レルヤ
左の人、パパになったんだー!去年あんなカッコしてたのにねー!wおめでとうございます~!
そして右の人。
「タモリさんを見習って朝から酒を飲むのに挑戦したいと」
「そう、朝起きたらビール。歯を磨く前にビール。酒は朝と昼に呑むモノ」
あれ?何かこの会話デジャブ・・・?もしや、去年そんな会話した?

歌は抜群の安定感。うまいっ。
全力で歌われているのも、好感度高い。


>Superfly 愛をからだに吹き込んで
デーモン先生が見えるよ~。パワフルだよ~!ハイトーンが太くてゾクゾクするー!
でもクリアな声だからスコーンと突き抜けるんだろうな~。


>今咲き誇る花たちよ コブクロ
これだよー!これが紅白で聴きたかったのにー!
今ここで聴けて嬉しいです~わー!

しかも後半アカペラだよ~~~~~~。うぎゃああ!!

会場からも歓声が上がっていましたが、熱意がこもってて、感動しました!
照明も落ちて、真っ暗な中での、声だけのパフォーマンス。
前も一度やってくれましたが、この曲のサビはアカペラ似合うな~。
いや~・・・いいもん聴きました。


>ラストシーン JUJU
何度も言っておりますが、今年の私的ナンバーワン曲なので、堪能。
・・・・・・・・・・・・・・・・イイ。


>TOKIO
オヤジの色気たっぷりだなー!
多少の音程のズレも、長瀬さんの男臭いエネルギーでオールオッケー!別に構わないー!


>NIPPON 椎名林檎
目のやり場に困る衣装だ・・・・///////なんて布の少なさwww
後ろの羽根も凄いんですけど、どうしても目の前の色気に釘付けしてまう~。

歌・・・・。そう、歌は、この独特のメロディになんだか酩酊感が・・・。


>愛のかたまり Kinki kids
凄い。
もうそれだけ。彼らは本当に歌唱力があるのだということが、こういう所で分かりますね・・・。
目立った動きもなく、発声だけで魅せる姿に呑まれました。お互いの能力のバランスもいいですしね。
二人とも、上手い。
う~ん、今までそんな目で見たことなかったですけど、今年の新発見だ。
絶対、私好みの曲と出会えたら、ハマると思う。


>ラルク
なんか・・・独特の世界観に言葉を失う。
呪術的な破壊力さえ漂わせていて、力強さを感じた。突き抜けたカラーだ~。


>X-JAPAN
神の声だ・・・。
間違いなく本日の頂点。
一瞬にして全てを掻っ攫っていかれました。

細く透明感ある声なのに、なんて通るの!ふわぁぁぁ!!!←口を開けたままで

ああ、実力ってこういうのを言うんだな・・・。
人を呑む歌声ですね。曲も良いですけど。
マフラーを投げ、コートを脱ぎ、感情いっぱいに表現するパフォーマンスも
ご本人がまず浸りきっている感じで、狂気的ですらあった。

プラチナカラーのステージに真紅の薔薇が妖艶・・・。(恍惚)

冒頭のタモリさんとのコントのようなトークはなんか頼りなくて可愛いのにw
「テレビは17年ぶりということですがどうですか」
「でも俺たちワイドショーなんかに良く出てるし」
良い人たちなんだろうな~って思いました。


>ミスチル
X-JAPANの後はこんくらい実力派でないと比較されちゃうよなぁ。
丁寧に歌う感じが胸に響いてきて、綺麗ですし、素敵でした。
あと、メロディのセンスが割と私好み。聴きやすいんだよな~。


>嵐
ああ!あのハワイの紐ぐるぐるはアメリカンサイズだったのかー!!!爆笑。
演出かと思って色っぺー、的なこと言っちゃった。←過去レビュー
ウン、絡まってた絡まってた~。

「15年ぶりにシイラが釣れた」「家族でビンゴ大会をやる」←とりあえず自分の話をしちゃう大野さんwww
「5人の話をしてくださいよ!」

移動の時の櫻井くんとニノのお茶目さんに笑いましたvvv


・・・・・ところでカメラさん!ちゃんとパフォーマンスの意図を理解してあげてください。
ほんっと下手くそ!!!
殺意が湧く程に。
GUTSのサビで顔だけ映しても仕方ないでしょーが!
あそこは指の動きと足が、メインなのに。

全体像で完成する動きとか、そういう繊細なディティールもまるで無視の画面に
ぜんっぜん魅力が伝わらなかった。

嵐に限ったことじゃないですが、顔だけ映したり、上半身だけ映したり
近寄りすぎだっちゅーねん!!
一気に顔だけアップにしたり、いきなりかなり遠方からの映像になったり。
目まぐるしいっちゅーねんっっ。

特にこういうグループの演技パフォーマンスは、総合で完成する部分もあるので
ちゃんとそういうの勉強しておいてください。
AKBの時も酷かったけどさー・・・。

お陰で、嵐の最大の魅力、手が揃うとか足が一致とか、そういうの全然見れなかった~~~。
ちょー残念無念。最大のショック~。


>Bz
クール!
このジリジリとした感じが如何にもって感じー。
曲は、好きなのと嫌いなのが極端に別れるグループです・・・(^^ゞ


オープニングからの感想。

>ももクロ
そっか、トップバッターはももクロだったのか。
彼女たちはもっと生声で、ガンガン歌って、腕とか足とか振り回して燃え尽きてほしい。
ちょっとお行儀良かった・・・。


>きゃりー
バルーンをイメージして・・・とのことですがかぼちゃぱんつにしか見えないwww
でもカワイイv
タモリさん「しんちゃん・・・俺に対してちょっと失礼だよなぁ・・・?」
弘中アナ「五歳児ですから」
なんかチョット、ウケた・・・。

>秦基博 ひまわりの約束
ステージのエメラルドの照明が印象的だった。雰囲気出てた~。


>君にHITOMEBORE Sexy Zone
え・・・w 一般の方をステージに乗せちゃったのかと思ったよw
ナイスな演出。
でもバラをもらった方は、ホントにシロートだったり?


>総合評価
なんか、カメラさん、下手くそ過ぎて、眩暈がしました。くらくら。ほんっとに!!
新人さんなんだろうか・・・。

後、会場のホールに音響が反響して拡散しちゃうので、みんなエコー掛かっているように聞こえたりw

番組としては、タモリさんと年末の挨拶をする出演者さんたちのクダリが割と好きで(笑)
トークは、この番組に関してだけは許容範囲w

楽しかったです。
今年の集大成ですね。元気出た!ヾ(*//∇//*)ノ
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2014*12*25(Thu)
金田一少年の事件簿R 蟻地獄壕殺人事件第1話感想(週刊マガジン4・5合併号)
うわーっ!いつきさんだあぁぁ!!どうしよう嬉し過ぎる・・・v
「通ったら一緒に行こうぜ」口ぶりも昔と変わらなくてどうしようストライク過ぎる・・・っ。
はじめちゃんと美雪ちゃんといつきさん。うっわーこのコンビ何年ぶり?
ニヤニヤが止まらないー!私今週号だけで正月越せるよ・・・v

始まりました!新シリーズ!
まさかのいつきさん登場です。しかも突っ込むことすら躊躇するような奇抜な舞台です。
なんじゃそのドーム型住居。SFの世界、なんて言ってますけど
私には縄文時代に見えた(笑)センスなくてすいません・・・。

色と心理テストを題材にした物語のようですが
色の解釈は色々ありますから、それほど重要じゃないのかも?
でも名前欄にイメージカラーまで書いてあるしなぁ・・・・。

3日間閉じ込められ、身体チェックを行うという変なバイト。
実験って、バイオリズムを計る・・・・訳ではないですよね、これは絶対。
衣装は浴衣なの?←入院服です
まあ、いいかも。さとうのセンスは服もあまり変わり映えしないしw

はじめちゃんは紫。
美雪ちゃんはピンク。
いつきさんは「どん暗い青!!」え、似合ってるんじゃ・・・w

渋くていいよー!でも確かにいつきさんはド派手なイメージあるけどな!


7人の先着+先生+3人?
結構人数いますね。これは楽しそう!

で、もうダントツ先生が怪しいんですけどー!
ってか、お前が立てた計画だよねー!って感じです。
共犯者とかいると新鮮で面白そうですが、金田一はほぼ単独犯だからそれはなさそう。

どういう話になるのか、ちょー楽しみです。ヾ(≧∇≦)ノ
っていうか、もういつきさんとの会話だけで、ゴハン行けるよ!
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2014*12*25(Thu)
踊る大捜査線THE MOVIE 湾岸署史上最悪の3日間!感想
ヤフートップ画面に無料動画GYAO!のコーナーがありますが
現在その映画のタグで、何故か踊るがトップリンク貼られてまして。
観ちゃったよ!!あったら観ちゃうよ!!

MOVIE1です。再生回数も1位です。みんな好きだね。

もうこれ何回観たの?DVD持ってるよね?映画館にも行ったよね?ってか何で今更貼られているの?
だけど好きだわ~~~~~~。←エコー付けて


踊る記事の100質でも答えているように、私が初めて触れた踊るワールドが、このOD1。
絶対面白いからと友人に連れられ、いきなり映画館で拝見。
その時の初印象は、派手な映画だな~くらいのものでしたが
目まぐるしい展開や、クライマックスの「室井さぁん!」に、うおー!と思っていたのを覚えています。
その帰り道、その友人が、この作品はドラマがとにかく面白かったんだと力説。
で、ドラマ版を観て、ハイ、1話で落ちました~。

なんっじゃこりゃああああああ!!!!
ドラマ1話マジいいよ!マジいいよ!
ラストのオチがたまらん!事件を解決しない刑事の、犯人とのリンクがたまらんっっ。
刺激を求めて相似的な想いを抱いた二人の同調に唸りました。
そして、一部の隙の捨て回のない連ドラが続き、最終回の、大階段。
もう何も言うことはないです////////言葉が出ないって正にこのこと。

なのにですよ!
更にその後SPで歳末、初夏、秋と続けられ、盗聴器ひとつで、あんなに見事な心理的擦れ違いを演出!
その上でのこのOD1の公共電波使った共鳴!
ふわあぁぁぁ~///////

そんな訳で、久しぶりに観ちゃったので、軽く感想文をば。←軽くなどないw長いね!


踊る大捜査線 THE MOVIE 『湾岸署史上最悪の3日間!』1998年度作品
興行収入101億円
監督/本広克行(ROBOT) 脚本/君塚良一 制作プロダクション/ROBOT
プロデューサー/亀山千広 臼井裕詞(フジテレビ)堀部徹 安藤親広(ROBOT)


この作品は単品でも充分エンターテインメント性を持つが
ドラマ版~SPを経ての集大成として捉えると、より一層、そのテーマ性やら主旨が重みを増す。
(何度も言うが、踊るの本来の魅力はドラマにある)
そして、ドラマを知らなくても、ファンとしての贔屓目なしに一映画として観ても
なかなか面白い映画である。(ホントに)

日本実写映画歴代興行収入4位。
勿論、第1位はOD2ですね。未だに2位に大差を付けてトップに君臨中。


本作は1998年11月4日~11月6日の3日間の出来事が描かれている。
踊るシリーズの最大の特色は、従来の刑事ドラマから一線を画し
警察を一企業に見立ててサラリーマンの悲哀を描いている所だが
その特色を捻って、今作のメイン事件は、副総監を副社長と間違えて誘拐した犯人の話である。
踊るならではの特徴を模した事件ですよね。

冒頭、早朝の薄暗い車内から映画は始まるが
それも、強引さのない優しい導入であり、唐突感はない。ほぼ無音の湾岸地区の夜明け。
勿論、張り込みのように見せかけて、実は副総監のゴルフ送迎という
何とも踊るらしいネタにシフトされるテイストは、抜かりがない。

そして、ここで手に入れるスモークボールが、後々の最大アイテムとなる布石としての効果も充分。

そこに堂々と横切っていく犯人・・・w
・・・コメンタリーでも言っていましたが
湾岸署内の窃盗事件犯も、湾岸署カットに入った瞬間から普通に登場しているんですよね。
そういう伏線の貼り方も大胆で特徴的だ。笑えるのもいい。
(映画3、4では見られなくなった繊細さだ)←禁句

例えば、雪乃さんが初めて検死に立ち会うのを促した後
青島くんが「当分ハンバーガー食べれないな」って笑うシーンも
その後ろでハンバーガー持って立ち尽くす中西さんとか。(当然台詞なし)
ここで、あからさまに何かを喋らせてしまっては下世話に成り下がるが
敢えて、無音のカットで、そのままシーンチェンジ!
これだよ~~~~。こういうセンスが元祖・踊るだって~!


本編には直接関係ない、水死体の捜査を巡る勝どき署との権力争い。
スリアミによる、戒名付け。
特捜本部は2000円の幕の内弁当・・・。

物語はドラマのノリを色濃く投影したまま、ポンポンと手際良く進む。
映画を楽しみたいと思う人には、コレ映画でやる必要あるのかと思う程の
コントのようでもあるアホな言動や軽妙な会話劇が、斜め上に展開されていく。
慣れない新参者には、少々まだるっこく、或いは無駄に感じるかもしれない。

しかしトータル的には、その前半の明るさが、後半のシリアスムードを引き立てているし
踊るはあくまで、事件を追う刑事の物語ではなく、働く人間の哀愁、心情的物語であるから
これで良いのだと考える。

とにかく序盤は、画面も軽く、ポンポン話が進む。
一気に世界へ誘われていく。
二つの事件――猟奇的殺人と副総監誘拐事件――が同時に進行していくので
湾岸署サイドと本庁サイド、しかも湾岸署では更に窃盗事件も起きていて
導入角度が沢山あるのも目まぐるしく、バラエティに豊む。

それらがビーズのように散りばめられ、とても鮮やかな印象だ。


一方で、少しずつ進められていく本編(特捜)本店サイド。
湾岸署に本庁が乗り込んでくるシーンは、暗いブルーの闇に包まれ、ゆっくりと迫りくる軍隊演出。
笑っちゃう程の誇張表現が楽しいv そしてカッコ良くもある。
本作品に於ける、本庁というものをどういう解釈をしているかが、露骨に表れるシーンですね。

初めは新城さんを管理官として開設された特捜が
ターゲットが副総監ということで、万一のことがあれば失点は免れず
そんなリスクを冒すなと、エリートキャリア擁護策。
よって、(ドラマ時代に)既に汚点が付いている室井さんに本部長を譲れという指示が下る。

新城さんの名セリフが拝めるのも、ここですね。
「この辺で点数を稼いでおいた方がいいんじゃないですか。室井さんは東北大でしたよね」
「何が言いたい」
「入試で遊ばず、死ぬほど勉強しておいて良かった」

~~なんっっちゅー台詞っっ。
良くこんな台詞考えつきましたよね~。ある意味清々しささえ残る、壮大な嫌味。

そして、紙コップに熱いコーヒー入ったまま、無言で握りつぶす室井さん。

こういう、時折見せる野性味あふれるところが
如何に普段理性的に行儀良く振る舞っているかを彷彿とさせる。
っていうか、どれだけ自制心強いんだと。
この辺でもう分かるように、室井さんは今回、ほぼ四面楚歌である。
あっちにこっちに好き勝手に負荷を掛けられていく。



でもそんな、生温い展開が、青島ー室井がようやく個別に接触した付近から、急速に色を変える。
明るく、ポップな湾岸署カラーで縁取られていた物語も
一気にシリアスに傾斜する。

室井さんサイドー副総監事件は、身代金受け渡し失敗。
思う様に動かして貰えないことで、指示が滞り、憤りを募らせるシーンは
見ていて様々なエゴが圧し掛かり、正にサラリーマンのヒエラルキーだ。

青島くんサイドー猟奇殺人も、犯人と接触出来たものの逃亡。
それは大事な所で本庁サイドの邪魔が入ったからであり
所轄の仕事より、本庁を優先させろという、従来のテーマが壁を造る。
ちなみに、この切り口はそのままOD2へも引き継がれる。


イライラする青島くん。
むしゃくしゃしたまま休憩室へ。

そこで、ついに室井ー青島、二人きりで遭遇。
思えば、秋に喧嘩別れした時にも周りに人がいたし
二人きりでゆっくり話せるのは、恐らくここが初だと思われる。

そして!有名な背中合わせの椅子シーン!

青島くんが缶コーヒーを買ってあげて、後ろに腰を下ろす。
「誘拐犯、接触してこなかったですね。無線で聞いてました」
「・・・・ああ」←初めて(秋以来)室井さんが答えたー!
「参事官になったんですってね・・・ザ警察官僚。おめでとうございます」

缶コーヒーをプレゼントv

「そっちも大変でしょうけど、所轄のこっちも大忙しです。下っ端は下っ端でね」
「・・・・」
「今のは嫌味です。いちお」

「すまない」
「・・・?」
「頑張って上まで行ったのに。君との約束が・・・・。
 本当なら、現場を知ってる君たちに、捜査を。
 正しいことが出来ないんだ・・・・。自分の信念も貫けない・・・っ」

苦しそうに目を瞑り、何かを吐き出すように訴える。
そんな室井さんに、驚いたような顔をした後、青島くん、笑って。

「出来ますよ、室井さんだったら。俺が信じた男ですよ」

室井、ゆっくりと目を開ける。

「・・・待ってますよ俺。頑張りましょうよ。俺たちの想い、実現するまで」

すると、室井さん、缶コーヒーを握り、立ち上がる。


このお互いを消化するシーンはもう格別。
そこに明確な理屈も言葉もいらない。

この直前まで、青島くんは、室井さんにはムクれたような、睨みつけるような目線を送っていたし
直前まで上手くいかないことにイライラしていた。
それが、ほんの少し・・・
室井さんが諦めた訳ではなく、戦いたいんだ、でも出来ないんだという愚痴を零すと
まるで魔法のように、青島くんの中のモヤモヤしたものも一掃されてしまう。

室井さんもまた、青島くんの、まだ信じて貰えているという熱意を知るだけで、再び火が灯る。
ここの境遇を強調するためだったのだろう、これまでの室井さんの四面楚歌状態という背景が
ここの二人の説得力を持ちあげ、鮮やかに演出されている。
どん底で同じ立ち位置に戻るからこそ、伝わる同調感も大きい。

そもそも、映画から入ると、何故この二人がいがみ合うのか、明確な記述はない。
だから、初見だと、室井さんは嫌われ者にも見えてしまうかもしれない。
勿論、これは、秋スペで、監察官の室井さんに盗聴器で裏切り、裏切られたことで
それがまだ心の中で解決できていない燻りを物語っている。

青島くんも、最後まで信じてくれなかったことへ憤っていたし
室井さんも、上に行くために選んだ苦渋の決断を
頭では信念(約束)故にと割り切っていても、自分もまた、そう簡単に割り切れていないことが伺える。
同時に室井さんの場合、それがそのまま現状の負荷にも通じる。

それを、青島くんが理解しただけで、こんなにも強くなれる絆。
たった数分で、あの秋の確執が煙のように消えてしまう。
その説得力も充分だし、言葉ではなく、表情とか声質とかで伝わるものがある。
二人っきりっていうだけで、あとはベタベタしていないのもいい。

二人で戦うんだと思うだけで、パワーに変わるのは
やはり元々の根幹の同調と、一度は理解し合った仲だからだろうなと察せられる訳で。

室井さんが継続的に孤立してきた環境も、この和解を補足していて
青島くんは“約束”を通じた、自分を追い込む存在ではなく、唯一、一緒に戦ってくれる味方だと
室井さんの中で心理がシフトした瞬間でもあり
この瞬間、少なくとも彼は、心理的には孤高ではなくなった。

事実、その変化が、クライマックスの共闘に繋がり
共通認識が気力や勇気、そして行動へと繋がる変化は、観ていて充分こちらの共感を呼ぶものである。
むしろ、数多の人間が深層心理で求めているものだろう。

ここは、サラリーマン云々よりも、結局俺たちは最初から二人きりだった、という同志な想いが
めちゃくちゃ燃える。←萌えるでも合ってるがv


しーかーもー!
「ああの、珈琲代の方はあとで本店の方に請求しますから。経費節減しろってうるさく言われてて・・・」
「・・・・・自動販売機ごと返してやる」

きゃーっっ!!!!何そのおっとこまえな台詞!!
その室井さんの目を見て、青島くんもニヤリと笑う。
室井さんはもう大丈夫だと分かりあえる。
たまらん共鳴シーンです。

また、その後、和久さんが吉田副総監と、似たような境遇であることを告白し
なんだか、時代が受け継がれているようで、歴史とか世代とかを感じさせる。
そういう連鎖みたいなものは、これまでなかった側面で
その関係性が、ラストの負傷に繋がる訳だから、少々重たい。

「お前も室井さんとそう約束したんだろ」
「・・・ええ」←この、なんとも、はにかんだ、嬉しそうな顔がイイvvv
「諦めるな。想いはきっと実現するから」

そして余談としては、OD2で本当に室井さんは自販機買ってあげちゃったというね。
衝撃のオチが付くwwwどこまでも冗談の通じない男・ザ室井慎次!


*******

さて、ここまでが前半戦。
後半は事件の進展と、青島くんの境遇に視点が絞られる。
ここからが、評価に値する、本当の怒涛の展開になる。

誘拐の方と猟奇殺人の現場が同じであったことが判明。
誘拐の方の仕込みとして仕掛けられていた盗聴器に、青島くんの声が入っていたから。
このスライドは絶妙だと思う。
どうやって、青島くんを自然に疲労させつつ、本庁の方に関わらせるか。
なかなかに考えられた接点。

これで、青島くんのスタンスが微妙にシフトする。
室井さんと話したことで、わだかまりが解け、友好的になっているだけでなく
名実ともに、本庁サイドに関わる理由が出来た。上手い駒の進め方。さあ、下準備は整った!

「こいつに何をしてもいい、絶対に思い出させろ」
「めちゃくちゃだなぁ」
新城さん、相変わらず、強引~v
彼のこの失敗を知らない無謀さは、室井さんとは別な意味で突き抜けている。

ここのMOのファイルを閲覧させるクダリは絶妙な間の笑い・・・w
思うんですけど、青島くん演じる織田裕二さんの演技の上手さはこういうとこだと思う。
ヒーロー宜しくバシっと決めるのも上手ですが、缶珈琲CMの「ブラボー」って言い方とか。
センスが絶妙だと思うんですけど。


で。
猟奇殺人の方は、勝手に犯人が自首して来ちゃうので、そこを確保。
これは追いこむまでの、ネットを使ったチャットやら、袴田課長も混ぜた、待ち伏せなんかが見どころ。
そして、その殺人犯を青島くんと一緒に逮捕した男が、窃盗犯。
「通販で買っちゃった」ばしっ←青島くんとすみれさんの息の合ったツッコミも見どころ。

とてもテンポの良い流れだし、簡素だけど無理もなく、丁寧に造られていると思う。
踊るはいわゆる倒叙的なものでもないから
犯人逮捕という重要な線でも、この辺の軽いタッチに違和感もない。



残すは副総監誘拐事件のみ。
室井さんの苦悩はまだまだ続く。この負荷こそが、名シーンへの布石となるので、限度がない。

本庁はプロファイリング
所轄は後方支援
そうしたいんじゃないのに、言いだせず押さえ付けられる室井さん。
眉間に皺よせて 両肘を付き頭を抱える。

それを見る青島くんの態度が、前半とは一変し、言うこと聞いてやるかって顔するから
ちょっとリアクション変わったのが分かる。

室井さんをこれ以上更に追い込む訳にはいかないっていうのもあるだろうが
それよりは、その苦悩が本当に必要なのであれば
室井さんの苦労を、俺も一緒に受け止めなくてどうするっていう、ある種の覚悟みたいなものも感じられる。
それが後の、あの名台詞に繋がるのだと考えると自然だなぁ、と。

事実、室井さんが抱えて雁字搦めになっているのは
決して善VS悪の話ではなく、戦うフィールが違う二つの視点が噛み合わないだけの、温度差に在る訳で
行動原理の問題である。

また、こういう心理的決着の付け方って
サラリーマンを経験している青島くんだからこそ、という経験値も感じられて、共感してしまう。
(勿論、規律と階層に憂う室井さんの負荷も)


特捜サイドでは、まだプロファイルなどを駆使していても、全く辿りつけない中
和久さんは和久さんで足で付き止める。
青島くんはデータからプロファイルしちゃって未成年にターゲットを絞りだした。
更に真下くんから、猟奇殺人の時の仮想空間のチャット仲間の一覧表を入手。
そのデータから、未成年を絞ったら一件ヒット。
でも住所が分からず。(ネットだから)

この、結局犯人に辿りつけたのは
円卓囲んでいる脂ぎった上役でも、部屋の中で書類とにらめっこの本庁でもなく、所轄っていうのは
物語的な爽快感があし、製作者のサラリーマン謳歌が感じられる。
ブレもないし、悪くもないと思う。
また、インターネットで知り合った人間同士が犯罪に加担するという発想も
(当時としては)何とも斬新な真相だし、犯人との接点が割り出せず難航した理由付けとしても充分。
この辺のリンクの仕方と回収の仕方が、踊るらしいし、見事である。



住所が分からない。
そこで何気なく見た湾岸区域の風景。
煙突から上がる赤い煙。

そこから掛かりだす、お馴染みテーマソング!RAP!
走る青島くん!
屋上で、360度の展望!
画面が白黒になって・・・・際立つ赤い煙。「天国と地獄だ」

燃えるー!!ゾワっと鳥肌が立つー!
ノリノリのお馴染みのテーマソングもいい!

急速にスピード感も上がり、一気に観客のボルテージもストレスなく上昇させる手腕は
見事に洗練されていて、ここからアクセル全開。
この辺から怒涛に畳み掛けるエンディングまでは、もう圧巻である。

ついでに、これこそが、冒頭、ゴルフコンペで貰ったスモークボールであり
そのひとつを和久さんに渡していて・・・という繋がりで、というのも上手い。
なーるほど、と、すっごいしっくりくる伏線回収。
真っ赤なスモークボールが事件解決のヒントになるというアイディアも面白い。
それを誇張するように、映像も他は白黒で色を失くし、煙だけを赤く立ち昇らせるという、天国と地獄演出。
細部まで実に良く出来ていると言える。


そこが現場だと確信した青島くん。伝言を残し、現場へ急行。
和久さんを発見。
そして、アパート番号を付き止める。

掛かり始めるMOONLIGHT。(これがまたねー!ほんっと良い曲だよな~~~~//////)
沁み入る~~~。

さあ来ました、あの名シーン!!

無線で本部と連絡を取る青島くん。
突入の指示を仰ぐ。
しかし、あまりのプロファイルとの相違点と、いきなりな展開に、円卓から待ったがかかる。

「待て!うちの捜査員をいかせたほうがいいでしょう」
「いえ、うちの二係をいかせますから」
「とにかく所轄なんかにやらせないでよ」

見当違いな会話にうんざりとした顔を見せる青島くん。

「室井さん、命令してくれ 俺はあんたの命令を聞く!」
「・・・・・」
「そこで待機だ!本庁の捜査員が行くまで待て!」
「室井さん・・・っ」
「室井に指揮権はない!お前は手を出すな!」
「答えてくれ室井さん・・・っ!」

「被疑者と思われる人間に見られました。追いかけます」
「動くな!本庁が行くまで待ってろ!」

「事件は会議室で起きているんじゃない!現場で起きているんだ!」
「・・・・っ!」
「室井さぁん!」
「青島、確保だ!!」

~~~~っっっ!!!!!・・・・っっ!!!!/////////
キター!うっしゃー!!

このための、室井さんへの数多の負荷であり、室井さんと青島くんの一時期的な不和だった。
室井さんの大爆発と青島くんのエネルギーが融合して
何とも気持ちの良い展開。

これを公共電波(ちょっと違う)使って、堂々と会話しているんだぜ!どうしよう!変な意味でなく!
前も言ったけど、こんな直向きに自分呼んでくれたらたまんないよなーw//////
見せ付けるような二人だけの世界と会話が、二人でいくぞ!っていう勇気にも変わり
共鳴していく。くはーっ!

ラストだけ画面が切り替わり、青島サイドから本部へ切り替える。
青島くんの声がスピーカーから響くのも最高な演出。
やべえ。何度見ても卒倒しそうだ。



これだけの頂点を描いたにも関わらず、脚本は未だ手を緩めない。更に畳み掛けクライマックスは終わらない。
今度は捜査本部。

最早会議室になど、用はないとばかりに立ちあがる室井さん。
「どこに行くんですか」
「現場だ」

室井さんに黙ってコートを手渡す新城さん・・・っ/////
かっけ~!
ここの演出の妙は、コメンタリーで成程と思いました~。
また、あれほど苛ましていた周辺環境を、もう一切気にしていない堂々とした室井さんが痺れる・・・。
青島くんが室井さんを開花させた瞬間である。


だが、こんな啖呵を切って、本部を投げ捨て飛び出してきた室井さんが、現場で見たものは
何と、自分が自らタズナを手離した、唯一の相棒の血濡れた姿。
ああぁあぁぁぁ~室井さん・・・。どこまでも報われないひと・・・。

犯人を目前にした青島くんが、室井さんのためを思って本庁の捜査員に逮捕を譲ろうとするシーン。
「ちょっと待って・・・俺たちが逮捕しちゃったら室井さんが・・・」

それを一番に助けにくるのが、他の誰でもない、室井さんってのがまた悶える~////。


この時の室井さんの心中を思うと、怒涛のように押し寄せる様々な感情には、台詞等なくとも
息が詰まる。
命令しなきゃ良かったのか、自分の判断が遅かったのか、判断が甘かったのか不十分だったのか
ならば大人しく、上の言うことを聞いていれば良かったのか。
つまりどちらか片方に属していれば、その摩擦の象徴としての悲劇は避けられたのではないか。

問題解決のアプローチの異論が齎した着地点は、あまりに重く。

同様に、新城さんにも訪れる苦悶。
「兵隊が犠牲になってもいいのか・・・っ」自分を護ってくれるのではないのか。
己の庇護の対象を怒鳴る新城さん。

ラストでは様々な想いが、熱く、言葉なく交差し、怒涛のように押し寄せ、決着が付けられていく。
前半は明るく、軽妙に進んだ数多の言動や、横暴なまでに振る舞い
一点の迷いもなかった本店サイドが
捜査員の負傷という転換期を経て、対象的に迷いを生じさせる展開は異様ですらある。
そこにヒエラルキーの弱みや弊害を見せつつ
生じるカタルシスが単純なものではないことも匂わしていて、層が深い。

そもそも青島くんが懸命に叫んだ台詞も
これは組織構造の根本として回す気のない本店への心理的な揶揄なだけで
別に本店を全否定させている訳でもない。
そういう解釈がまた、小気味良い。


また、室井さんもそちら側として、抜け出そうともがいたのにも関わらず、一律に迷いと罰を与えることで
何とも悲痛な結末と成り得ている。

反して、所轄サイドは、負荷を与えられつつも、最後まで実にストレートなままであるのも
ちょっと浮き彫りにしているのか。



よっぽど慌てたのだろう、室井さん、誰の手も貸さずに(笑)、青島くんを抱えアパートを飛び出してくる。
自分で運転しちゃう。シートベルトも忘れる。室井さんの運転~青島くんお初だ~v
お馴染み、これまた名シーン。

車の中の遺言(違)

「室井さん・・・」←最初に声かける相手v
「喋らなくていい・・・っ」
「俺・・・いなくなっても・・・現場の刑事のために・・・」
「ああ・・っ、約束する・・・!」

意識を失う青島くん。

「いやあぁ!」
「くっそぉ!」
「なんで・・・・青島くん!青島くん!!」
「青島ぁ!!」

悲愴な叫び声。
やがて聞こえる寝息。爆笑。

「あれ・・・?」
「死んだんじゃないのか」←www
「青島くん・・・三日寝てなかったんだ・・・。はあ・・・ったく」
「ほんずなっす」

折角通じあえたのに・・・!っていう室井さんの心中を思うと、遣り切れない。
・・・・けど、唯一、二人が共有していなかったのは
喧嘩していた間のお互いの状況であって(笑)
眠くて眠くて仕方なかった、3日間寝てなかった青島くん・・・・w (そうか、副題は青島くんのことかw)

どれもが奇跡の結晶のような精錬された台詞で、かたどられる。
ムーンがかかってからここまで、一言一句、名台詞。無駄も隙もない。
脂乗ってますね、という感じだ。


そして、結局、室井さんは降格処分。
青島くんと関わると、結局処分を受ける羽目になる室井さん(笑)

でも見舞いには行く。労災持参で。

「もっともっと偉くなってくれって」
そういう青島くんを遠目から見る和久さんと室井さん。
どうする?という表情で室井さんを見る和久さん。
くるりと踵を返し、帰っていく。
うん、会えるわけないよな。そんな風に言われちゃったら。

そして明日に向かって頑張る二人で、エンディング。
なんて爽やかな読後感。


あ~やっぱり面白い~。
後半、前半の可愛いカラーが嘘のように一変し、そこから一気に雪崩れ込ませる勢いは圧巻。
何よりストレートな盛り上げ方が、素直に楽しい。

訴えているものは、比較的重くなく
室井さんと青島くんの共鳴に焦点を当てたような構成だが
それでもドラマ時代から継承している階級社会や社会性を
刑事という職業で分かりやすく表現しているのは
面白くもあり、応援歌にもなっている。壮大な物語が完結したという感じだ。(まだ続いちゃうんだけど)

ラストこそ血が流れ、派手な結末(悲劇)を呼び起こしてしまっているが
根本は、不条理や利害関係に揉まれ、やってらんないよな・・・というサラリーマンの抱える葛藤であり
日常だ。
そういうことをエンターテインメントの裏でひっそりと描かれると
青島くんと同じように、しょ~がね~な~また明日も頑張るかって思えてくる。
そうやって、みんな生きていく。
そういう大人の世界と刑事ドラマを見事に融合させた、類稀な物語だと思う。

※OD1コメンタリーのツッコミ感想がこちら
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2014*12*24(Wed)
名探偵コナン85巻 緋色シリーズ 感想
b-conan.jpg
赤井秀一が生きてたー!蘇ったよ~何巻ぶり?前出たの、58巻?うわぁ。
こんなに待たせて待ってる読者もすげえ。間に27巻もあるよ!

あの来葉峠で彼が本当に死んだと思った読者はいないでしょうが
どう蘇るかがずっと気になってました。
個人的な趣味を言いますと、ファンの皆様には申し訳ないですが
あのまま赤井さんは死んでしまっていた方が、物語として好きだったんですけど。
赤井サイドストーリーとして見ると。

キールと共に、ジンらとの攻防戦。
見応えあったし、スリルとしても、群を抜いていました。
その上で、こーゆー悲劇もあった方が、物語に深みが出ていたのにな~。
組織にキールを潜入し直させるだけの、リスクとハードルの高さを思わせ、白熱してた。

でもねぇ・・・・死ぬわきゃないだろ。

コナンサイドストーリーとして見れば
あれで一本取られていたらジンにドヤ顔させるだけなので、納得いかない!

そして、いよいよ今回!
赤井復活と絡ませて、バーボンとの直接対決!
今までの伏線、幾つか繋がったー!
うっわー!盛りあがったー!
ベルツリーから長かったよ~。

こういう原作者の意図みたいなものが消化された瞬間って、ホント、感動しちゃう。

毎回思うんですけど、
コナンって消化回のネタはとことんチープに徹するし、台詞も適当なんですが
漫画としてのクオリティ高いですよね~。
勢いやらスピード感、迫力、それから、視点や角度を大きく変える誘導。
そして何より、漫画としての見せ方?
凝っているし、拘りも感じられるし、訴えたい意図も明瞭だし。
そういうところ、ほんとにほんとに、スッゴク好きです。
原作者自身が、この作品を愛しているんだろうな~って伝わります。

その上で、ちゃんと奥深い背景を要所要所に加えて、物語を引き締め直し、しかもちゃんと進めてくれる。
幾ら待たせても、ちゃんと回収していってくれる。
これ、一番大事ですよ!うん!

そして、一番私的に評価したいのが
少年漫画でありながら、多くのディティールもきちんと意識していること。
キスなどのラブ要素で読者心理を満たしてくれたり
小学生といえども、服装なんかも拘って描いてあって
女の子はみな、流行の可愛さがある。

ホント、細かい所まで気配りがあって、これが少女漫画畑ってやつなんですかねぇ・・・。



さて!
話が大分ズレましたが、緋色シリーズ!
84巻中盤の英理さん入院話から、じわじわと始まっていたプロローグ。
ジョディ先生の友人を使った誘き出しメールのネタ明かしには、ゾクっとしました。
なんて壮大で手の込んだ策略なんだ!

友人のケータイからメールさせておいて
キャメルのケータイを使わせ、負傷をさせておいて、キャメルとジョディを呼び出す。

静かに動いていく安室の動向を
消化回と同じテイストの小さな事件をメインに扱う裏で、ゆっくりと進めていく・・・。
すんばらしー!ヾ(≧▽≦*o)ノ


んで、その偶然性に疑問を持ったコナンくんが、危機感を募らせるシーン。

「彼が公安で、組織に潜入しているなら、こっちの事情を話せば最悪の事態は避けられると踏んでたけど
 そうじゃないのなら・・・
 練りに練ったあの計画がバレちまう! 
 待て・・・落ち付け・・・・まだバレたわけじゃねぇ・・・
 彼には未だ知り得ない情報がひとつ残っている・・・。それを入手するために何か仕掛けてくるはず」

最悪の事態ってのは、勿論赤井さんの生死についてですよね。
それだけは組織にバラす訳にはいかない。キールの命が飛んじゃうし。

知り得ない情報って、だからつまり、“ならば身代わりの死体は誰なのか?”ってことですよね。
これが動かぬ決定打に成り得る訳ですし。

こんなに慌てふためくコナンくんは珍しいので、その表情からビシビシ伝わる切迫感!

そして、その次ですよ!

「待てよ、待て待て・・・
 そもそもFBIと組織の一員のバーボンが偶然、事件現場でかち合うなんてありえねぇ・・・
 こうなるきっかけとなったのは確か・・・」

ジョディ先生に友人の夏子からメールが入ったから。

・・・・うっわ~~~~揃ってきた~。
コナンくんじゃなくても、ゾワってする~。


で、その夏子が危篤だと連絡させ、ジョディとキャメルを引き離す。
その隙に
一旦、バーボン自身が目立った接触をして挑発し
そこを救いだしたジョディ先生が、変装したベルモット!!

うっわー!
鮮やか過ぎるー!
ここまでの設定だけでもうクソ充分な展開っす!!o(≧v≦●)(●≧v≦)o


で、先手を打たれたコナンくん。
仕掛ける。

ここからの安室との直接対決・・・というより、腹の探り合い。
これがまた見物でした!

変装してくれたのは、工藤優作。

あ~、便利に息子に使われちゃってるよ・・・。
でも、事情を知ってて、事情に利害関係がなくて、しかも安室とタメはれる頭脳の持ち主って言ったら
他にいないですもんね~。
ナイスキャスト。

ここでの第一目的は、一にも二にも、赤井の生存を知られてはならないこと。

で、ここで何で沖矢昴宅なの?と思った私はアホ者。
そっかぁぁぁ!!!昴さんが、赤井の変装だったのかー!
そうじゃないかと思った時期もありましたが、何分放置されすぎて、すっかり忘れてたよ~。

衝撃を受けている自分に衝撃だ。

そう言えばヤケに哀ちゃんのナイトっぽい存在でしたもんね~。
そうそう、そうだったそうだった。思い出した。

赤井は完全に死んだ筈とベルモット。
その時のキールとの会話繋がりが、も、カタルシス・マックスレベル!
燃えさせてくれるわー!あーやま先生!

ジン「頭だ・・・ 頭に弾丸をぶち込め!それで赤井の息の根は・・・完全に停止する・・・」
キール 「・・・了解・・・」
赤井「フン・・・まさかここまでとはな・・・」
キール「私も驚いたわ・・・こんなにうまく行くなんて・・・」

当然ここでの読者の誘導は
赤井:まさか自分の挑戦(足掻き)もここで終わりになるとは
キール:組織に簡単に戻れるわけないと思っていたけど、予想以上に疑われずに戻れそう
・・・・的なものでしょー!

なのに、実際は
「だが、これにある言葉を加えると・・・その意味は一変する・・・。
 “まさか、ここまで・・・読んでいたとはな・・・”
 そう・・・この計画を企てたある少年を称賛する言葉だったと言う訳ですよ・・・」

鳥肌ー!!
うまいー!
カッコイイー!


んで、ここでまた凄いのが
安室に静の攻撃をさせておきながら
舞台となった来葉峠で、同時に、動の攻防戦!カーチェイス!しかもこっちは本物の赤井さん!
出たーっっ!!
カッコイイー!

物語の構成も見事だわ。

スピード感たっぷりにギリギリの逃亡劇を演じさせることで、対比しにして
ただの座っているだけの安室VS昴(優作)の頭脳戦の緊迫感を上げる。
やーらーれーたぁぁぁぁ。

巧すぎる。そして赤井さん、カッコよすぎる・・・。生きててくれて嬉しすぎる・・・∑(´□`;)


で、結末は
来葉峠に赤井さん本人が表れたんだから当然、昴は別人ということになり
秘密は護られたと。
安室(バーボン)が知り得たのは
赤井が死んでいるということと幼児化共々。
コナンくんの作戦価値ですね。やったー!爽快さも申し分ないよ!大して話は進んでないけど!
見応えあった!


それだけに留まらず!
ラスト!
安室さんとポアロにて。

「うそつき・・・・」
「君に言われたくはないさ・・・」

なにこの会話ー!!!
この、怒るでもなく笑うでもなく嘆くでもなく、対等なライバルという意識もない
むしろ感情をまるで乗せていない、このコナンくんの顔!

こんな表情もするんだ、と、このコマひとつで、緋色シリーズが一気に煮詰まりました。


細かい所では
父、優作と息合わせて、交互に喋っていたのかと思うと燃える・・・w
「あ~~~~ちかれた~~~~」とか
「ったく、打ち合わせ通りにやってくれよな・・」なんて甘えた文句が出る辺りが
父息子だなぁv


※ラクガキ
コナン初描きv
哀ちゃんとコナンくん。このコンビ好きなんですよね~。ツンデレいいよツンデレ。
微妙でデリケートな感情が詰まっている、でも、似た境遇に言葉ではない通じ合うものを抱いている二人。
二人の間にある繊細な設定もまた、悶える・・・。

笑えないような笑える会話をする二人が好きです。いっそ、もっとベタベタしててもいい。
コナンくん、哀ちゃんを笑わせてあげてねー!
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2014*12*22(Mon)
金田一少年の事件簿R第4巻 感想
b-hajime6.jpg
狐火流し殺人事件完結巻!いい!やっぱイイ!
丸々一巻使いきっての最終章になりましたが、連続して読み直すとラストのあんまりな結末に
改めてグッと来ました。
ホント、絵柄が雑になり、内容も荒くなった2期の中の、最高傑作と言えるだろう。
(あれ?Rに入って、もしや今って3期なの?)

詳細なレビューは本誌で追っているのでここでは割愛しますが
この狐火~は、トリック云々ではなく、引き起こした動機と背景に主点を置いた
情緒的な物語がメインとみて良い話。
本誌で追っていた時も、その抒情的な雰囲気と、しっとり紡がれたラストに何度やられたことか。

何が良いって
その動機が解明された後に表れる、なんとも非道でドラマティックな演出ですよ。
無情な運命と言うか境遇と言うか。

大切な母がなくなった~・・・という、一過性・一元的なもので終わらず
それが自分のせいで~
しかも故意ではなく悪戯で勝手に成されたもので~
だけど、それを誤解したまま、恨まれ、疎まれ~
その誤解が解けることなく父とも永遠の別れを迎え~
更にそれをただ聞きに戻っただけなのに、張本人にまた傷つけられ~

・・・・・。

結局これは、自分勝手な人間に振り回された優しい男の物語だってところですよ。
偶然というには、余りにも災難な、その後の彼の運命もまた、充分同情の余地がある。

だって、そのくらい、楽しい思い出の裏で傷ついてしまった、一人の男の悲劇だから。
そうせざるを得ないくらい、ここの犯人は見た目は普通で、健全だ。
あからさまに悪に堕ちた極悪人って系統でなく
普通の女の子が、無邪気に、無垢に
自分の行為がどれほど反社会的だったかということをまるで理解しておらず、最後まで気付くことがない、という
無知ほど怖いものはないって人種であった。
しかも、思い込みで相手を決めつける最悪タイプ。

ホント、子供が無心で小動物を殺すように、無邪気な中に恐ろしさとくだらなさがあり
犯人が、哀れで、哀れで、もぉぉぉぉ。
久しぶりに犯人に多大に過剰に感情移入してしまった回でもありました。


そして、それを知ったはじめちゃんが
他メンバーの良い思い出を壊さないために、一人、胸に仕舞い込むエンディング・・・。
まあ、元々はじめちゃんはペラペラ喋るタイプではないですが
後味悪いですよね~。

事件を引き起こした直接の誘因には、はじめちゃんは関係ないけど
切欠を与えたということで
黙って罪を一人仕舞い込むと共に、悔悟の念に苛む。

「もし、あの時俺がペットボトルと靴紐を使って救命胴衣を作ろうなんて言わなけりゃ
 もし、茉莉香たちが陸の水筒に入れたスズメバチが中で死んでてくれたら
 もし、陸のお母さんが過去に別のスズメバチに刺されていなかったら
 もし、陸と再会した茉莉香がちゃんと心から謝ることが出来ていたら
 こんなことには――」

そんな、偶発性やタイミング的な現象さえも己の身に振り返り
ついには涙する。


軽い気持ちの悪戯が、6年も経って、今尚、こんなにも無関係の周りの人間までをも
ナイフで抉っていく裾広がりも、いつになくたっぷりでイイ。
波紋のように広がる遣り切れなさは、クライマックスに充分。
いつもさらりと流される、お涙頂戴告白回が嘘のような、満足感。

それがまた、夏の田舎というちょっとノスタルジー入っている舞台で行われるから
雰囲気あって最高でした。
陸とはじめちゃんの、男二人で夜の川辺で語り合うセッティングもイイセンス~vvv

電車の窓から去っていく夏の田舎と呼応して
セピア色に煌めいて、終幕する。(夜行だけど)

もーっ!こういうの大好きー!
あれー!そういや、4巻表紙もセピアカラーじゃないかー!
オレンジに染まるはじめちゃん、制服姿でカッコイイですv

まぁ、確かに、ミステリーとしてみますと
途中、はぁ?って思う箇所があるし(障子から手ってw)
トリックも無理ありすぎなヤツも含まれるんですが(暗闇だから振り返らないとかw)
それらを差し引いても釣りがくる。
そういう物語でした☆

本誌連載中、文句もいっぱい言いましたけど、最終的にはこの着地点に満足してまして
すっごく気に入っています。



※ラクガキ
メリークリスマス!素敵な夜を!

丁度時期的にシーズンですので、イブの夜をテーマに一枚。
近くのスーパーでクリスマスケーキのカタログが置いてあって
その写真見てから、ケーキ描いてみたくて描いてみたくてv うずうずが止まんないんだけどどうしよう。
とりあえず、どでかいラフ画描いてみたが
それをどの人物と合わせるのが似合うか分からなくなって放置・・・。

どういうカップリングでもいいから、ラブラブ密着絵を描きたいです。
でもキャラが浮かばないという本末転倒な落とし穴・・・。(;一_一)
もっといちゃいちゃしたの描きたい~。
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2014*12*21(Sun)
Nのために 第10話 感想
お前か安藤ー!!!
安藤の将来を護りたくて内緒にしていたN作戦2が、知らないばっかりに安藤自らの手で悲劇を呼んでしまった。
事件にこういった不確定要素が思わぬ影響を与えることは、よくある展開ですが
それにしたって、切ない。

「杉下、本当に困ったら誰に助けを求める・・・?
 誰に頼る・・・!俺に電話を、かけてこい・・・っ」

プロポーズネタ、つまり三角関係がこんな形で実を結ぼうとは・・・っ。

直前にエレベーターで西崎さんとまさかの遭遇をしておいて
尤もそれで煽られちゃったんでしょうけど(自分だけ部外者?って)
でも、ここで何かが計画されていると知ってて、知ってしまったからこそ
悪魔の囁きみたいな、魔が差して、チェーンをロックしてしまった・・・。
ああぁあぁぁ~・・・・。←ニワトリが首を絞められたようなトーンで

おーまーえーかぁぁぁ。

や、ちょっとはブラック安藤想像してましたけど
彼だけは能天気キャラではないとはいえ、明るい道だけ本能的にチョイスする人だと信じてた~。
彼だけは、希美や西崎と違って
道を踏み外しそうになかったですし、やるとしても、成瀬に直接対決申し込むと思っていたから
こんなにも賭けに出るような真似、しないと信じてた~。

そこが人間の多面性というか、脆さと言いますか。そういうことなのか。
作者の人間観察視点が惜しみなく投影されていて、安藤の瞳が変わった瞬間
カタルシスにも似た鳥肌が立ってしまった・・・。わわわ~。

出世街道まっしぐらで、いわゆるホワイトカラーすぎて
ロボットのような安藤に、一気に人間味が増し、私的好感度は上がりましたが。(笑)

そして悲劇の火蓋が切って落とされた。



事件は、結論から言いますと
傍迷惑な夫婦の一人劇場に付き合わされただけの自爆に近いものでしたが
純真な気持ちで、安易に関わってしまっただけに、巻き込まれた3人+1人の運命が
余りに切なく残酷に描かれる。

擦れ違い、裏切られ、罪悪感だけをそれぞれに残して。

それぞれに個々の罪悪感が芽生えていく過程がもう凝ってて繊細で
素晴らしいの一言でした。

また、人の人生に、こんなに容易く触れてはいけないし
触れるなら、相応の覚悟が必要なのだと、そのくらい一人の人間の人生って強大なのだと
訴えている様な作風は重く
(特にDVなどはデリケートな問題ですからね。当然といえば当然)
それでも、少年探偵団のようなノリで首を突っ込んだ彼らに
果たしてこんな天罰を与える程、無神経なものだっただろうかと考えると
作者の訴えようとしていたことは、中々に辛辣だ。

同時に、歪んだ認識の人間との対話の難しさみたいなものも感じ
人間社会の多様さとか複雑さを、そこで自己を貫く方法論などを
強く感じました。

台詞も隅から隅まで秀逸で、「原作にはない」とテロップが出てましたけど
エンディングまで、希美と西崎の人生が綺麗にまとまっていた気がします。
そして、どんなに美しく纏めても、残り僅かと言う短さが、また、何とも美しい結晶になってて。

このドラマは、西崎と希美の、心の傷を終わらせるためのドラマでした。

ごめん。TBSのこのドラマ枠は後半いつも失速して残念みたいなこと言ってごめんっ。
確かにちょっと間延びして、後半、無駄な引き延ばしもありましたが
(さっぱりまとめて全7話か8話でまとめたら濃密だった気がする)
このドラマは着地点まで素晴らしかった。ちょっと乙女チックだがw
美しさに拘り、ブレなかったのもいい。



事件の真相も、なるほど~って納得できるだけのものでした。
また、ここの西崎さんが良い味出してて!とんでもなく感情移入してしまった。彼の愛のケジメに絶句!です!
小出恵介さんの表情が素晴らしく、際立っていました。

花屋に扮装して、野口邸に侵入成功。奈央子をいきなりハグ。
いざ、奈央子の手を取り、部屋を出ようとしたら・・・・「そうじゃないの」
立ち止まる奈央子。

「あの娘、いつもあたしに隠れて主人と連絡取ってる。今日の食事会もあの娘が主人をそそのかしたの」

だから希美を連れ出してくれと。自分ではなく。

そう来るかー!
助けてというキーワードを境に、双方描いていた願いは全く対照的だったんですね。
充分想定内の展開なのに、一端「助けて」って言葉で一拍(一話)置いただけで
このインパクト!

すっごい!騙された!

確かに、奈央子が連絡を取ってくる前までは
私も似たようなこと、想像してましたよ~。
こういう自己実現をDVに求める人間が、外へ救済を頼むかなと。<8話レビュー

「助けて」っていうから、私もすっかり騙されちゃいましたが
希美を引き離してくれっていう、奈央子の歪んだ感情が、見ていて気味悪かったです。
しかしとってもストレートで分かりやすい感情。
やっぱり最後まで目が醒めないままなんだ・・・!

歪んだままの愛情に縋る妻。歪んだ愛情を与え続ける夫。
なんちゅー傍迷惑な夫婦・・・っ。

また、ここで、希美へのドレッサーネタも繋がりましたね。
あの贈呈は嫉妬かな?と思っていたけど、どちらかと言えば憎悪でしたね。
奈央子にとって希美は、自分から主人を奪おうとする、恐怖の対象なのだろう。

奈央子の心の闇の描写については、大変ストレートで一般的で分かりやすく
それを理由に、混沌へ巻き込まれる勇者たちの混乱が、よく伝わりました。


でも、ここまでなら良くある事件物。
この物語が凄いのは、ここからだった。


とりあえず外に出ようとする西崎。
チェーンロック済み。
「逃げられない・・・っ」

逆上した野口に、ぼこぼこに殴られる西崎。

手を出せないというより、そんな喧嘩さえも、したことない、ひきこもりっぽさ全開。
この辺の頼りなさが西崎だわ~。
子供のまま止まってしまったという人間を、如実に表している気がしてならない。
戦うということを、彼もまた、知らないのだと思う。

この時点のこの描写が、後のクライマックスを彩る伏線になるクダリは壮観。


野口夫、今度は奈央子の元へ。
その隙に、西崎の元へ駆け寄る希美。

「西崎さん・・・西崎さん・・・ごめん・・・」

希美が野口に告げたのは、やはり、西崎を売って、下に奈央子を連れ出す算段であることでした。
西崎と同様、奈央子が逃げ出したいと思っていると信じている希美は
安藤に付いていくかと野口に問われ
「付いて来いって言われたら、付いていく。奈央子さんのように」と挑発。

だから、そのことを悔やみ、西崎さんに必死に謝る希美。

「あたしがあんなこと言ったから・・・・あたしが野口さんに、あんなこと言ったから・・・」

悲劇が起きてしまった後も、ずっとそう言っていて
希美にとって、これが罪悪感となったことが伺える。
この後、計画を立てたことに西崎が
ロックしたことに安藤が
それぞれ、罪悪感を抱く訳で
それが、無理のない事件への“協力”を構成していく終焉は、もう見事。

それぞれの胸中に宿る物は、微妙に違っていて、ズレてもいて
その擦れ違いが、見ていてこちらにもどかしさを与えてくるし
その温度差があるまま、何故か求心力を高めていく現場が、なんかもう芸術的で!
その辺の流れが秀逸すぎる・・・っ。
なんて無理のない物語設定なのだろう。心理誘導描写に隙がない。


攻撃の対象が西崎から奈央子へ。
「俺を置いて、あいつと逃げるのか・・・!!」

思えばここの擦れ違いも哀しい。
奈央子は逃げるつもりなど、本当に全くなかった訳だから。

「もうやめろー!」
奈央子を殴る野口に、火は怖いくせに、火を越えてナイフで立ち向かう西崎。

揉み合う野口と西崎。

でもやっぱりヘタレ。倒されて、そこに野口がナイフを突き立てる――!

瞬間、倒れた燈台で野口を殴る奈央子。

え。これ、予告まんまかよw
一撃でダウン。野口倒れる。出血も凄い。致命傷だと一目瞭然。


慌てる希美。野口に近付きタオルを押し当てる。
すると、触れたことに奈央子が反応。

「その人から離れて!このひとはあたしだけのもの、止められるのは私だけなの・・・っ。
 早くここから出てって!
 あなたも!
 あなたなら、私とこの人をここから助けてくれると思ったから優しくしてあげたんじゃない
 その傷も舐めてあげたんじゃない
 お願いだから出って!二人っきりにして・・・っ」

うわあぁぁぁ・・・・・。
狂ってる~。奈央子の精神はとうの昔に縋る物を乞いすぎて、凝り固まってしまっていたのだと思う。
誰の声も届かない。
だって、外的要因に触れたら、他者との違いを目の当たりにされ、自分が惨めだって理解しちゃうんだもん。
そりゃ避けるよ。
奈央子の恐怖が手に取るように伝わる~・・・・・。あぁあぁぁ~。
同じ日本語なのに、通じないこの怖さは格別。


必死に自分を護ろうとする姿が、痛々しくもあり。
それを呆然と見つめる西崎。

その絶望に歪む表情が、もう堪らなく胸を締め付ける。
・・・・思えば、淡い恋がここで無残にも破れただけでなく
奈央子の好意の裏切りは、同時に過去への扉だった。

彼女の必死の自己防衛は、かつての、そして、今の自分を具現化されたようなものだと思うから
それを目の前にまざまざと突きつけられて
懸命に逃げていた過去を目の当たりにして
絶望感、敗北感、愚盲の中で、崩れていく彼の表情と目が、何とも情感的。
西崎さんの心中を思うと、失恋なんて生温いものじゃない・・・・。


「西崎さん、行こ」

なんていうか、ここに希美も居て良かったと、ちょっと思った。
西崎を理解し、温かい感情を持って彼に接してくれる人がいて、良かったと思った。
でないと、西崎はこの場で、それこそ救われない。
今と昔は違うのだという差が僅かでも提示されることで、ちょっとだけ、彼は救われると思った。

そして、その差は、観ているこっちとしてはより切なく。
西崎には救ってくれる人が居るけど
でも西崎が今救いたいのは、自分ではなく目の前の対象であって。
奈央子には届かない。
折角、共鳴して、同胞のようでもあった片割れが、救われずにまた、目の前で消えていく。


ナイフを振り上げ、西崎の制止も届かず、切腹・奈央子。

ぎゃあ!やっぱり自殺かーっ!
想像とは大分違いますが、そんな気はしてた~。
奈央子が逃げ出そうとしても野口が絶対許さないと思ったし
西崎さんじゃ頼りないから、絶対、未来に絶望して死を選ぶと思ったよ~。
で、それに逆上した野口が喚き、暴れる・・・とか妄想してマシタ。

思えば、野口を失った奈央子が支えを失うことは、想定出来ましたよね。
同時に、「同じ」であることに平穏を見出していた心境も。
・・・・そっかぁ、自殺か・・・。


倒れた奈央子に近付く西崎。
彼の絶望が再び具現化されて、その表情を見ているだけで胸が締め付けられる。

「ひどいことして、ごめん」
それは、かつてDVをしてきた母親が、いつも自分に言っていた終いの言葉。愛しているという言葉と共に。

ああぁぁぁ~もおぉぉぉぉ~。


これは奈央子であり、奈央子でない。そこに横たわるのは、かつての母親だ。
だからこそ、西崎は言う。

ここからの決着の付け方が、そして、物語の閉じ目が、もう、絶賛の言葉すらないくらいの
独特の世界観と説得力がありました!
マジ、爽快!
コレで私はノックアウトした。

「きいてくれ。
 野口をなぐったのは俺だ。奈央子を刺した野口を、俺が殺した」 
「何言ってるの・・・」
「奈央子を人殺しにしたくない」
「西崎さんは何もしてないじゃない」
「何も見なかったことにしてくれ・・・・俺が殺した」
「何でそんな嘘吐かなきゃいけないの、西崎さんが罪を被ることはないでしょ」

「俺は、罪を償いたい。
 前も母親を見殺しにした。それを償わずに生きてきて、どう現実に向き合えばいいのかわからない。
 償い終わったら、今度こそ、お前たちと同じように、現実を生きていく」

ああ、これはやっぱり、小さな恋の勇者などではなく
西崎さんの過去の清算なんだ。自分への贖罪なんだ。
そして、生き直すための、儀式なんですね。

ぶっちゃけ、号泣。

この台詞の素晴らしさ。
“どう現実に向き合えばいいのかわからない”
彼の戸惑いが、根幹から突き崩された人間全ての想いを代弁している。
あ~も~正に苦しみや傷跡とは、そういうもので、
本当に深手を負うと、人は道を見失う。
その点が、克明に表現されていることに、私的衝撃、凄まじい~。すげえ~・・・・。

ここで彼が知ったのは、戦うことだ。
自らの意志で、戦うことだ。
奈央子のためなんかではなく、奈央子を媒体として、初めて生きる能動的に動けた
その産まれる瞬間。
戦うことは生きること。それをようやく彼は知る。

今度こそ、現実を生きていく――こういう台詞って、中々出て来ないですよ・・・。
終わりにしたいんだ。命を、今度こそ、慈しみたいんだ。彼もまた、抜け出そうともがいている。
その、もがく姿の神々しさったらっっ。

あーもぉぉぉ!殺人事件のミステリーから、こんな人間哲学が拝めるとは思わなかったよーっっ。


「そんな嘘・・・つき通せる自信ない・・・」
「お前の究極の愛は、罪の共有なんだろ。・・・愛はないかもしれないが、罪を共有してくれ」
「そんなの・・・・出来ないよ・・・・」

希美だからこそ、西崎の願いは痛いほど分かっただろう。
やはり、ここに居たのが、西崎の傍にいたのが、希美で良かった。

だけど、希美は西崎を思うからこそ、その重たい嘘に覚悟が出来ない。

そこへ掛かってくる、電話とインターホン。

迷わずインターホンへ走る希美。

「・・・たすけて・・・、助けて成瀬くん・・・っ」
「すぐ行く!」

~~っっ!!!!っきゃあぁあぁぁぁぁ!!!!!


そして、成瀬、扉の前でロックされているチェーンに気付く。

ここは面白かったです。
鍵の認識は逆かー。
実際は、ロックされていなかったと証言した成瀬が、ロックしたドアに戸惑い
ロックされていたと10年後告白し疑問を提示した安藤が、ロックを外されていたのを見ていたと。
真実が鏡のように反転した瞬間でした。
面白かった。なんて素敵なアイディア。

「杉下ァ!!」
迷わず、愛しい人の名を呼ぶ成瀬。
王子様だー。
塔の上のお姫様を救いにくるのは、いつだって王子様がいるんだ。
ロマンだロマン。

『どうして、今自分がここにいるのかわかった。
 4年前、杉下は何も聞かずに俺をかばってくれた。今度は俺の番だ』
「大丈夫・・。
 全部偶然だって言えばいい。杉下と俺は、なんも知らなかった。今日合ったのは偶然。それでいいね・・・」

「杉下を、守ってやってくれ」
ここに、成瀬とも罪の共有が協定した。


成程、そういう共犯関係だったんですね~。
一瞬で、何も聞かず全てを悟った成瀬。
成瀬にとっても、誰が誰を殺したかなんて、どうだって良かったんだろう。
希美が火事の時、誰が点けたかなどは関係なく
そこに、自分を見出し、救われたように
成瀬もまた、恩返し的な意味だったと。

ここで、見ているこっちも、青景島編との接点がようやく繋がり、ドラマとして完結。
み・ご・と!!見事すぎる~。
何て壮大な伏線。脚本まで綺麗すぎるー。


支えてくれと言った割にその後、10年合わなくなる二人ですが
それも納得。
偶然と言ったからには、友人であることすら、許されなくなったのか。
そうすることで、独りで生きていかなきゃならない状況になるけど
それは、火事以来の状況と同じな訳で
同じ罪を知っている・・・共有してくれたというだけで、支えになっていったのか。


で。
この間わずか15分。←脚中で。
5:45~6:00のたった15分で、世界は一変してしまったんですね。
凄いー。
運命が転落するときって、そんなものだ。
怒涛のように運命が決まっていく流れが、映像的にも演技的にも凄かったです。息詰めてた。



全てが終わったあと、安藤到着。
杉下が助けを求めた相手は自分ではなかった――この一瞬のカットがまたニクイ!
入らないで、と止める希美を押し退け部屋へ。

「何があった」
「逃げられなかった」
「俺のせいだ」

この一言と、西崎ー希美のカット。
台詞は特にありませんでしたが、視線が全てを物語っていて
これで、希美と西崎は全てを悟ったってことが分かって
唸りそう。もう。
演出まで神がかってる・・・!

ロックをしたのは安藤だと。

安藤を護るために黙っていたから、責めることも、告げることも出来ず
そして、ここからまた、安藤を護るための嘘が、もうひとつ始まる。
何ともあんまりな擦れ違い。
そうして、このまま、この3人はバラバラになってしまう訳で・・・・うわー!うわー!


同時に分かるのは
やっぱり、安藤は本当に何も知らなかったんですね、事件のこと。
ずっとラウンジにいて、全てが終わってから事の顛末だけを目の当たりにする。

裏取引は成立した後で、その口裏が、10年経っても誰ひとり破らず、口を閉ざし
安藤には誰も真実と告げないという、この結論は
愛がいっぱいだ。
彼は知らなくていい。彼はそのままで、明るく、陰りなく、そのままてっぺんを目指して欲しいです。
私もそう思う。

それが希美の託した願いであり、希望なんだろうなぁと。思えば思う程、泣けてくる~。


「君から何も聞けなかったら、もう事件のことはふっきろうと思っていた」

成瀬と直接話をすることで、決着を望む安藤。
黙っていられると、終われないですよね。気持ちは分かるけど、ここは甘えるべきだよ、みんなの優しさに!

これが最後のチャンスと思い、聞きだそうとしていたというスタンスだったんですね。
高野さんに色々話したこととか。
妙に事件関係者なのに、口を滑らすな~とか思ってた線も、納得できました。

「あの時、杉下が護ろうとしていたのは、あなただったと思います」
「杉下はいつも誰かを心の支えにしていたよ。それは君だろ?」
杉下の傍に安藤が居て良かったという成瀬と
それでエンドにした二人。粋な結末です~。


『誰にも知られずに相手の罪を半分引き受ける
 相手にも知られずに黙って身を引く。それが杉下の究極の愛だ』
“そんなの、愛じゃない、それはただの自己満足だ”

だから、俺がそれを証明してやる、とでも思ったか。

浅はかで、挫折を知らない、若者らしい短絡的思考ですが
このエネルギッシュな感じが
希美にとって惹かれて止まない、叶わぬ自身を投影するに相応しい理想の象徴だったんだろうな~。
きっとそれは、西崎も同じで。

希美にとってのこの時護りたかったNは、正に安藤で、同時に、西崎だった気がします。
西崎もまた、奈央子であり、希美と安藤であったのかも。



2014年。
野バラ荘。
面接に行くのだと、スーツ姿の西崎。
あぁ~、彼の時間が動き始めたんですね。
止まっていた時計を動かすのって、自分ひとりじゃできない。
自分のためだけじゃ、人は生きていけないんだよな。
何かの外的要因がないと人は動き出せない。奈央子が脅えた外部との接触、その顛末。
余りの未来の違いが重たい。


「この10年には意味があった」
そう言った前回の台詞が、今、しみじみと行き渡る。
清々し過ぎて、寂寥感ハンパない。

「西崎くんと安藤くんと希美ちゃんが、この野バラ荘を守ってくれたことがあったね。
 あれ、私の記憶違いだっけ?西崎くん一人でやったんだっけ?」
「・・・間違ってないよ、3人でやったんだ」
「二人が友達で、よかったねぇ」

この時の、西崎さんのこの顔!!
ぐわーって感情が押し寄せたわ~。終わったんだねぇ。もう、何もかもが。

「そのうちまたきっといいことがあるよ」
おじいちゃぁぁぁぁぁぁん!!!!!
だから、このおじいちゃんは、何っていつもいつもいつも、こう泣かすこと言うかなぁ!

号泣。

そして世界は動き出す。


2014年。希美&成瀬
前回の芸術的な川辺の続き。

「杉下の思うとおりにしたらええよ。杉下の人生や。好きなようにいきたらええ。
 でも・・・まっとるよ」

ここで、「でも、全部俺の傍にしてくれ」とか言われたら卒倒してました。私が。

「あまえられん」
「まっとる」


希美の病気について、何個か前のレビューで
いきなり余命宣告とか、そういうネタでラストに涙を誘おうとしているあざとい戦略が萎えるとかナントカ
ウダウダ文句書きましたが
ごっめーん!すっかり忘れてましたー!

「お父さんはどうしとる?」
「夫婦でハワイに移り住む言うとるよ」
「あっきれた、本当に元気なんやね」
「俺の家系は短命や、五十で死ぬ、言うとったねぇ」

あーっっ!!そうだったそうだった!

そもそも希美の家庭があの日突然壊れたのだって
父親が愛人連れて来て~って言う方ばかりクローズアップされていましたけど
その理由って、自分の人生が短いから楽しみたいという一応の理由がありましたっけ。
母親は関係ないですが、希美と弟さんは、その血筋な訳で
余命宣告されたなんてネタも、全然、いきなりじゃないってことですね。

ありゃウッカリ。
忘れてましたよ・・・。

そのネタが、後半でこう繋がってくる・・・それに(今頃)気付いた瞬間、鳥肌が立ちました。
同時に、父親のその横暴ぶりも
それを毛嫌いしていた希美へも
ラストに、みなが口を揃えて「自分の思う通りに生きていいんだよ」と告げる。

父親の生き方まで、ドラマ的には巡り巡って肯定される訳ですよ。(浮気はまた別問題だが)
そうして、希美もまた、あれほど飛び出していきたかった元の場所へ戻る。
なんだか輪廻のような、運命のサイクルを感じぜずにはいられない。


季節が移り、レストランを開店した成瀬から連絡が春の便りが届く。
そうして希美もまた、過去への決着を付ける。

「やっぱり受け取れない」
「そっか」

安藤に指輪を返却。
うん、ここは、そうなると思った。
希美にとって、愛しい人は成瀬で、安藤は眩しい希望の象徴。

「安藤は?広い世界、見られた?」
「まだまだこれからだよ」
「今思った通りに生きてる?こうなりたいって思ったとおりに、生きてる?」
「生きてる!完璧じゃないけど悪くない」
「良かった」

「前を向いて生きろよ!そっちの方が杉下らしいから!」
「安藤もね!誰にも邪魔されないで、行きたい場所にいってほしい」

あーもー、それこそが、あの事件で誰もが想った、誰もが願った唯一つのことな訳でしょ。
なんて綺麗なの!想いが純真すぎて痛い。
ああもう、良かったねぇ、良かったねぇ。それだけは護られたんだねぇ。

そしてそれは受け継がれていく。
なんて綺麗な人間模様。
思えばあれだけ歪んだ野口夫妻も、懸命だった。
人の美しさとは何かに絞ったドラマだった気もしてきた。

もがいてももがいても、人は運命からは抜け出せないのだという
何とも過酷なテーマ性の中で
それでも生きようとする命が綺麗で綺麗で。・・・ってか、バックの海がまた綺麗で。
なんちゅーものを見せてくれやがるんだーっっ!!←余りの顛末に日本語崩壊

この二人が手を繋ぐシーンはいつだって苦しみの中でしたが
今度は光の中、繋ぐだけじゃなくて、引き寄せて・・・///////

なのに、この束の間の休息は、ごく短期的なものでしか、既になく・・・。

最後、うわーってなりました・・・。


・・・の傍らで、ホント邪魔だった高野夫妻。
人の人生は土足で踏み込み、真実が何より大切だと言わんばかりの強情さだったのに
罪が自分たちの身に降りかかると、一転、
こうまで自己防御に走るの?

「このまま二人で黙っとこか」
なにそれー。ホント最悪な夫婦だ。美しい物語を穢されたような気さえする。
みっともないったら。

・・・・と思う一方で
尤も、そういう影があるから光が輝くのであって、その意味ではナイスポジションなのかもしれない。

同時に、高野の自分の身に降りかかるまでの態度や思考は、そのまま
安藤の真っ直ぐな理念を裏打ちするもう一本の柱だったのかもしれないと、後になって思いました。
安藤と同じく、正義にまっすぐで、社会や世間の影の部分など知りもしない人間が
何かを切欠に、こちら側に転身する。

「人が何かを隠すのは、やましいことがあるからやと思ってました
 独り善がりやなと思わんこともないですが、誰かのために、無心に嘘を吐く人間もおるんですね」

高野にそういう変化も持たせることで、そんなのは自己欺瞞だと言い切る安藤の変化も
表現していたのか。
或いは、自己満足の愛とは何かを問いかけているのか。
西崎や希美の選択と、この高野の手の平を返したような選択を対比させ
小さな勇者たちの崇高さを際立たせる狙いかな?

結局、安藤は、そういう人間の生臭い部分を肯定も否定もしないまま、終わってしまいました。
それで良いと思うし、再三言いますけど、安藤にはそのまま真っ直ぐ貫いて欲しい。
ただ、見方を変えると、ちょっと感情が最後読めなかったですから、彼なりの着地点が見えないといいますか。
だからそれを高野というキャラクターで補足していたのかもなぁ。・・・とちょっと邪推。


最後に!
このドラマのイメージソングとして家入レオさんの声をチョイスし
また、原作を読んでイメージして書いたという作詞にGJ。
タイアップとかゆって、流行曲を当てるよりずっと絶妙に合っていました。
Silly―愚かな
本当に愚かな恋が瑞々しく光る、ドラマでした。

いや~。いいもの見させて頂きました!ごちそーさまでした!


ここまでNのために記事にお付き合いくださいました方々。コメントくださいました方。
ありがとうございましたー!
パチも嬉しかったです~。
また何処かでお会いできたら幸いです。
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2014*12*19(Fri)
ドクターX3rd 第11話 感想
天堂失脚はそっちだったか!院内ではなくてー!でも燃えたー!

はい、ちょっとコーフン気味と書いて壊れ気味です。ラストのオペシーンは初めて居たたまれなくなった。
未知子の「落ち付け・・・」って言葉が胸に詰まる。
昌さんの教えがここに来て生かされていく、生きていく、うわあぁぁぁー!
まるでこのためだったかのような3つのシーズン。


シーズン3最終回でした。
結局、今回の病院内権力闘争は、やっぱり特に何もしていない海老名が勝ち残る感じ。
でも前回の方が、やっちゃった感が強く、インパクトあったな~という印象。

っていうより、今シリーズは全体的に重厚な骨格がなかったですよね?

拍子抜け~。何か出てくると思ったのに~!
1期、2期みたいに見応えの残る戦いが全話通してほぼなかった。
1期は文句なく素晴らしかったですし
2期だって、燻る様な消化不良をラストで一気に挽回した結末が待っていたのに
なに、3期の、この、醜悪渦巻く欲望社会!みたいな人間臭さのない、お綺麗な結末は。
ガックシ

悪役が良くなかったですよ。
いつもみたいに、血肉滴る大口アップの演出もなければ
怒ってても皮肉めいた笑いを乗せても、みんな同じ顔に見える天堂さん。

最終回に返り咲いた(笑)蛭間に呑まれちゃってんじゃん。

や、西田敏行さんの演技もそりゃ迫力はないですし、軽い感じですけど
キャラとしての振り切れ具合が全然違う。

北大路欣也さんは、お顔が怖いだけで、特に感情を豊かに表現できる方ではないと思う。
だったら、だったで、西田さんのように、役になんらかの付加価値を付ければまだ突出するものを
そういうこともなさらないので、クライマックスが特に白熱したという印象がなかった。

やっぱ、悪役って大事・・・。
別に大和田常務クラスを期待してた訳じゃないけどさー。<半沢直樹

そういう意味では大泣きして「騒々しい!」と吐き捨てられた(笑)富士川の顛末の方がまだマシである。
富士川。前回、首の皮一枚繋がったかと思いきや、冒頭あっさりクビ勧告w

しかも蛭間教授に泣き付くも
蛭間自身が病に冒されていて、その治療を申し出たところ
「ならば、富士川先生の進退と引き換えにお引き受けしましょう」
「そうですか、わかりました」←あっさり。

挙句、駄々を捏ねる富士川に
「フリーターフリーター言うな!あんたの腕さえあればフリーターで充分やっていける!あんたも!」
この言・い・分w(ノ∇≦*)

それを聞いた富士川、大絶叫。
院内に遠吠えのように響く唸り・・・・(爆笑)
喚く富士川に杖落としちゃう蛭間ww ビビっちょるw きょどり方がカワイイw



昌さんのことでそれどころじゃない未知子を、なんとかオペをするよう説得する。

まず蛭間自身。トライ。
部屋に二人きりになって泣き落し。
蛭間、絶好調。

医者になった過去を語り、未知子の情に訴え、涙を誘う蛭間。
それを真に受けて外で貰い泣きする海老名www
「そんな泣くような内容じゃないでしょ」冷静な加地先生w

でも部屋入っちゃうww
「大門、こんなに頼んでいるんだから手術してやれよ」

二人っきりで口説き落とそうとしていた蛭間の計画、台無し。泣き落しがパァ。
その繊細なディティールがまるで読めない単純男・海老名。

「海老名くん~海老名くん~空気を読めよぉ~」
「読んでます」←言い切る
大爆笑。

その後ろの二人!二人!双子のように呆然自失に揃うリアクションの加地と原。
どうしよう、このゴールデンコンビに笑いが止まらない。
ってゆーか、前半、ホント、この海老名の素っ頓狂と蛭間のギャグっぷりに救われました。
カッとんでましたよ~!


同時に、加地先生と原先生と未知子。

この1期コンビもまた、オイシイよ~ぅ!何気に距離感が他の人たちと違うのが観ていてホントたまんない。
こういう微妙な距離感、大好物です。o(≧y≦*)(*≧y≦)o
ラストスパートだとばかりに、彼らの会話見せてもらえて大満足ー!

冒頭のうちわネタ。内輪じゃなくて団扇。
「大門、これどうしたんだ」←この気易さがいいんだってー。
「この人の秘書がくれたー。快気祝いだってー」
「ふーん」
「これ不味いんじゃないか・・・?」

際どいネタだwww時事ネタって言って良いんですかね?
まるでリーガルハイで扱われそうなノリです、ここ。


蛭間の術前カンファレンスに未知子を卓球場まで探しに来た原。
この設定自体に、もう悶えそう。

「昌さん?・・・・なんだケーキやのきんちゃんか・・・」
「医者・・!医者だもう、きんちゃんじゃないし。
 も、大門先生、小一時間探しましたよ!
 城之内先生から、休みの日は先頭かクラブか卓球場にいるって聞いて、これ、もう 
 も、内訳がバラバラすぎて・・・」
「誰・・・」
「原!原守!・・・も、僕の・・・僕の名前、ずーっと覚えなくて結構ですから
 至急病院に来て下さい!」
「休日出勤はいたしません」
「いたします!」

未知子を担ぎ上げる原。
「脱力はだめ、全部の脱力はだめ」←このじゃれ合いw

やべぇ、原先生がカッコ良く見えてきた~。


今度は加地先生が未知子を説得。
トライ。
「おい、デーモン、蛭間教授のオペに手を貸せよ」←直球。慣れ親しんだ仲だからなー。
「・・・・」
「おまえんとこのマネージャー、入院してるんだってな」
「天堂が主治医になってて、私は手を出せない」
「それはちょっとあんまりだよなぁ」
「だからそんな時にあんな奴のオペなんてできないの!」
「らしくねぇなぁ、デーモン」
「私らしいって何よ!」
「お前は患者を選ばない、金持ちも貧乏人も、悪人だろうと誰だろうと完璧なオペをする。
 だから失敗しないんだろ」
「じゃあなに、あんたらしいってなによ」
「決まってんだろ・・・・患者の饅頭目当てだよ」

やだー/////加地先生もかっこいーv
も、何ともオイシイ空気感。
お互い腹を割って接しているのが伝わる~。
最後の饅頭なんてモロ典型。他の医者なら鵜呑みにしちゃうんだろう。

普段落ち着いていて、兄貴分っぽい加地先生が、未知子の前だと声荒らげたり
こんな風に軽口叩いたりするのがもーたまらん。
それでいて、ベタベタしてない、火花散りそうな燃えた関係。
未知子と加地先生のコンビ、密かにめっちゃ萌えたー。


で。ここでは返事をしない未知子。
蛭間教授のオペ開始。

「目の前に横たわっているクランケは君たちの4人ドクターのオヤジだ、失敗は出来ないだろう ええ・・?
 長男、次男、三男、四男・・・力合わせて俺のオペを成功させてくれ・・・
 ただ、もう一人、長女がいる~・・・大門未知子という長女がいる~・・・・
 っていうか、もう、長女呼んでください。
 大門未知子、呼んでください~。ここに呼んでください~。
 大門未知子に全部やってもらいたいから~。ここに呼んでください~」

お・・・、面白過ぎる・・・っ。
蛭間教授、あんた、最高だよ・・・・w

この、何とも言えないふわふわした喋り口調が、めっちゃ情けないキャラを引き立てていた。


開いてみると、やはり、イン・オペレベルの浸潤。
名誉ある撤退も、効果的な判断も下せない海老名。
加地先生、主導権。
「おい原、手を貸せ」
「え・」
「えじゃねえよ」

相変わらず、加地&原がいいぃぃぃ!!!オヤジコンビvもう双子みたいv
だからー、何気に加地&原がナイスコンビなんだってばー。私の中でー。o(≧y≦*)(*≧y≦)o

そこに登場する未知子。
絶対、加地先生の説得に応えた形なんだろうと推測。むふふ。いいパーティじゃないか。

どいて、とか邪魔、とか、言われちゃう海老名。
その後ろで同情的な目の原にちょっとウケる。彼にとっては人ごとじゃないのか・・・(爆)

「十一郎、饅頭喰いすぎだよ」
そう言って鮮やかに退出する未知子。


この一連のオペシーン。
「早い・・・」とか「凄い・・・」とか術野のカットと執刀医のカットの流れとかは絶妙!
大して見事な手付き等、演技している訳ではないのに
級油性主ぶりが最高潮。盛り上がりました~。
未知子を皆が認めるシーンは、見ているこっちも爽快です。



天堂に昌さんの居場所を聞こうとして、国会へ連れていかれてしまう未知子。
ついに対決!修羅場ー!
舞台はこんなに派手なのに、それほど盛り上がらないクライマックスー!

しかし、昌さんのことが起爆剤となり
天堂に未知子が初めて猛然と歯向かい、天堂がぐうの音も出なくなるクダリは息を呑んだ・・・!
気持ち良いー!

「大門先生。サインをしなさい」
「いたしません!!」

机をなぎ倒して飛び出していく。うおー!気持ち良いー!爽快感マックス!!
言ってやったぜー!このくらいやってくれないとね。
ここまでずっと天堂の思うままでしたからね。ざまーみろと思えました。
別に、然程、アクドイことしていた印象ないけど。


天堂は未知子も一緒に国会へ連れていくつもりだったんですね。
国会というか、その立ちあげた国家レベルの日本医療産業機構に。
でも、資金の流れまで一元化しようとしていることに政界は大反発。
国会審議され、法律まで可決し、決められたことだ、と、威圧する天堂。
官房長登場。
国会審議でも法律でも決められていると、天堂解任を宣言。
「これがあなたの解任に関する閣議書です」
見事な畳返しーっっ!!←?

「ここからは、政治の世界です」
おおぅ~。

病院長の座を捨てて、初代理事長へ就任したので、ここも解任されると
天堂には何一つ残らなくなる。
とうとう医者として最高権力を持つ地位へと上り詰めた上での
事実上の失脚。

・・・・でもここ、もうちょっと盛り上げること出来なかったかな・・・。


なにしろ、3期のクライマックスな訳ですよね。
その割には、天堂が完全敗北であることも強烈に伝わらないし、打倒した感も薄い。
病院内ではなく、野望の消滅という敗北だったのか、という
展開にはちょっと意外性があり、おおっと思いましたが
なーんか、弱い。
未知子の存在がそのまま天堂のストレス兼アキレスになっていくという図式も弱く
なんか権力争いにおける内部分布図が、分散してて・・・。そのまま終わっちゃった感じ。

それに、気のせいですかね、このネタ・・・どこかで見たような。
なんだったっけな?今ちょっと思い出せない・・・。んー。

天堂を退けた椅子に、利用した筈の十勝議員が座るというのは、一本取られた感じがして良かったです。
天堂の浅はかさ・器のなさも伝わってきました。



国会を飛び出す未知子。
そこへ迎えにくる原。
昌さんの容体が急変したことを伝える・・・。原先生、もう完全に未知子の助手やんw

ここからの怒涛の協力体制は凄まじかった!!
演出もスピーディで、役者さんたちの張りもあり、緊迫感フルスロットル!!
なになに、こっちの方が盛りあがるじゃーん!

「緊急解凍オペの準備中です。今のMRI画像です」
「手術場はあけてある」

みんなが未知子に協力して、昌さんを助けるために一丸となっていて。
うきゃーっ!
こういうの、大好き!
この辺の流れは1期、2期と受け継いできた、定番の流れですね~。
どうせなら、オペも皆で入って欲しかったよ~。

特にここから城之内さんの声、張り、台詞!最高。ナイスアシスト。
彼女、全体的に大した活躍はなかったですけど
城之内さんのサバサバした感じ、凄く好感持ててます。好きです。
また、凛とした姿勢は、未知子のサポートとして凄く良く合っている。


オペ開始。
途中、大量出血。
その時、動揺した未知子の脳裏を過ぎったのは、かつて、昌さんに教えを乞うていた頃の記憶。
師の教えが、今ここに生き、完結する。

「おちつけおちつけ・・・・深呼吸。落ち着いて次の一手を考える・・・出血点は・・・」

未知子の落ち付けなんて言葉、初めて聞いたよ~うわ~。ああぁあぁぁぁぁ~・・・・。

「血圧もっと上げて!」
「もう限界!」
「いいからもっと上げて!!」

この悲鳴がかった声と、合いの手に入る城之内さんの鋭さが!もう、すんげえ迫力で!

「大丈夫だよ、大丈夫だよ、昌さん・・・」
「血圧、60まで改善」
「やるよ、昌さん」

ゾワってきた!ゾワって!!!
きゃあぁあぁぁぁ!!!!いっけー!

天から聞こえる昌さんのいつもの声。
「未知子、失敗しないでよ」
「大丈夫、私、失敗しないので」

~~っっ!!
いつもの名セリフが、こんなに泣けるものだとは思わなかった。
“失敗しないので。”

ずっと、視聴者としても聞き続けてきましたけど
こんなにも胸を打つ台詞だったとは!
震えました。マジで。

いやぁ・・・・良いもの見た・・・・。



その最難関のオペシーンを以って、シリーズ3、完遂。
お見事でした!

登場人物がみな、欲望丸出しで、本音で嫌なところだけ露骨に曝け出すドラマですけど
それが非常に生々しく、人間ぽく
また、誰もがその欲望に気持ち良いくらいに忠実な生き方をしてくるので
逆に嫌味がなく、リアルに見えます。

主役をクリーンな未知子にすることで
背後に蠢くアホ共の滑稽さがより強調され、その対比がとにかく比類がない。

中盤、未知子のキャラが、唯の我儘娘にぶれているような気もしましたが
総合的には医療に対する真摯な姿勢だけが印象的で
読後感はすっきり。
楽しかったです!


エンディング。
何故宇宙?
突飛すぎて目が点。
あれですか、未知子のフィールドに限界はないってことですか。

そこに被さる、プロジェクトXばりの田口トモロヲのナレーション。
『群れを嫌い、権力を嫌い、叩き上げのスキルだけが彼女の武器だ』
って、どんだけ孤高ですか!!
地球飛び出しちゃうくらいな訳ね。
そういう意味か!大・爆・笑!
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2014*12*17(Wed)
素敵な選TAXI 第10話 感想
最後までほのぼのとしたドラマでした~。ドラマ後半は失速した気はしますが及第点行ってますよねー!
さっぱりとした良い最終回でした!楽しかった!

ドラマ後半、失速したと言っても、それは私が脚本を主眼点に置いて観ているからであって
総合評価となればまた話は別です。
主演の竹野内さんの、あの飄々とした演技が、突飛もない設定の物語への抵抗感を軽減し
ナチュラルに見せていた気がします。
割と動じない所とか、「んじゃ戻りますぅ~?」なんて言い方、他の役者さんじゃこの空気ないですよ~。

ただ、物語として、6話までが妙にパンチが効いていたのは、確か。
一転しただけでは終わらない機転やら、幾重にも解釈出来るドラマ性など
観ていてドキドキワクワクでした!

なのに、その後、どうもキレがなくなったというか、もう一押し足りなくなったと言いますか。

ぼやんと終わって、打ちのめされない!生温いよー。
ここが、ベテラン脚本家さんとの差と言ったら失礼でしょうか。
それとも、ドラマとして求めているものが違うのでしょうか。
もっとぐわーっと集結してくる骨格みたいなものが足りなかったです。オムニバスとは言え。

でもでも!
毎回色々なトリップと人生模様を楽しませて貰って、バラエティ豊かでした。
ドラマとしても、ブレなかったのは良かった。
素敵な選択肢をありがとー!わー!ヾ( ̄▽ ̄)ノ


第7話 セレブで逆玉女子は元ヤン
彼氏に不都合な過去を必死に隠す姿が可愛かった。ってか、お前がヘッドなのかよw
美少女キャラで、ドスの効いた威嚇をするシーンは妙なカタルシスに満ちていたw
こういう女、オトコは好きそう。

親に嘘を貫かせて、結婚の承諾を得たけど、最後はちゃんと許して貰おうと、正直に生きる決意。
「それは戻らなくても、今からでもいいんじゃないですか?」と枝分さん。

ほのぼの&ほんわかしたラストでしたが、なにぶんパンチ弱っ。
先週までのあの爆発的なキレはどこ行っちゃったのという感じ。
ラストにタイムスリップしないという選択は、テイストが違って良かったですけど
何かもう一捻りないと。
もっと詰め込んで欲しかった。え?これだけ?っていう拍子抜け感が残る。

一方、実はパシリだった枝分さんの過去が分かる、枝分さん崩壊序曲第一章(爆笑)


第8話 タイムトラベル依頼したおじいちゃんは実は幽霊
これはね~・・・・最後、そう繋がるのか!ってアイディアは秀逸でした。
一度でいいから、妻に「愛してる」って言いたかったという、何とも熟年夫婦ならではの味。
(というか昭和風味?)

二人が長い年月、様々なことを寄り添い共に生きてきた、その膨大な時間が感じられる造りなので
その流れと重さに、打たれる打たれる。
囁かな時の中で、そして囁かな願いをお互いに叶え合う夫婦という設定に
グッと来た人も多そう。好きな人はめちゃめちゃたまらん回だろう。

でも、いなりずしって。

そんな理由で戻るなよ!!
そこに死と言う永遠の別れがあるからここで描くテーマ(長い時間の流れ)が美しいのに
その程度の理由でホイホイ戻られちゃ、魅力泥塗り。
ぜんっぜん共感出来なかった・・・

そんな後悔を抱いたまま惜しむから、二人の人生は美しく完遂する。
戻せないから、冒頭の別れや時間が美しく見える訳で。
こうも戻れてしまえたら、冒頭の涙も否定している訳ですよ。
これこそ、戻らないって選択肢が似合っている。

最後の乗客が消えるシーンがなかったら、ホント、生温いままで終わっていたと思う。
この、おじいちゃんまでもかーっ!って捻りは、上手かった。

ついでに、こういう意味もなく死ぬことで涙を誘う物語構成が苦手なので、ひたすら萎えました~。



9話 コンビニ強盗と銀行強盗と枝分さんのついてない勝負
ここはもう会話劇の真骨頂!って感じでした~!
さすが、お笑い出身の脚本なだけはある。本業で勝負に来たかと思える一品。

まるでコントを見ているような熱の入った展開でした。
結局、誰が一番ついてないのか?という妙な展開になって、オトコってこういう意地張るよね~。
バッカじゃないのwみたいな。
くるくると主導権変わる3バカの会話劇にひったすら笑いました!!

あと、トイレットペーパー運のなさ!
このネタはこの先、度々出てくるので、もう、この回見てるからこそ、笑っちゃうー。
自分がトイレ入っても笑っちゃうー。


でもね~・・・・ドラマとしてはイマイチ。
ミステリーとしても、最低ランク。ケータイ繋げたままって・・・無理ありすぎ。
繰り返される会話以外で何が面白かったかと問われると、ちょっとまごついちゃう。

逃亡中という設定は面白いですし、最後はこちらの仲間内での大勝利!ってテイストは
まあ、悪くないんですけど
この脚本家さん、実は少年漫画、そんなに読んでないでしょ。
漫画家さんの回(6話)の時にも思ったけど、クライマックスで読者が、何が燃えるかの意味が
実は分かっていなさそう。
みんなで協力してれば喜ぶんでしょ、的な、安易な思考がチラホラ感じられる・・・。

大体、拳銃持って外出た時点で、普通、確保に走るよね。<チョイス面子。
時を戻すことで罪を帳消しにさせる訳にはいかない!っていう、相反する意識の葛藤っってのも
もう少し誇張して表現すべき。
戻っちゃいそうなタクトに揺れた流れでは、焦燥感も薄いわ~。

「今何時ですか?」
口裏合わせるクダリは面白いけど、練り込み不足って感じで、中途半端感満載。
強盗が二人居る意味もなかったし。

6話までのキレのある、パンチの効いた脚本は何処行っちゃったのという感じです。

主題歌担当のaikoさんがゲスト出演した回でもありました!わー!可愛いーv
でもaikoちゃんを偽物にする意味も良く分からなかった。・・や、大阪繋がりで、ついてない繋がりで・・・。
っていうより、私がこのカフェ・チョイスのノリに付いていけてないだけ?



10話 枝分さんはピンチヒッターだった件
ラストをどう締めくくるのかと興味津々でしたが、何とも後味の良い、綺麗な収まり。

まさかの標さんが本当のタイムタクシーの持ち主でした☆あっはっは♪
免停になっちゃったから代理だったのね。
しかも、最後はイレギュラー。枝分さんがお客になりました。

この、1話と似たような設定――レストラン・カップル・別れ話
タイムトラベルで戻る、というドラマの終結らしく
ワザと、1話に戻るようなラスト。
それも、1話を彷彿とさせるような設定・展開で。

ん、ちょっと考えたんだろうなという努力が感じられました~。

でも結論は「彼女の三ヶ月をゼロには出来ませんから」
戻る利点、全否定。・・・ま。それもアリですよねw

1話とは逆の結末になりましたが、あれれ、1話で枝分さん、どんな表情してましたっけね。
上手く行った二人見て、嬉しそうだった気が。
ちなみに、枝分さんは結局別れちゃう訳ですが、この女、めんどくさっ(禁句)


途中、枝分さんが、初めてチョイスに来訪してウエイトレス二人と身の上相談する訳ですが
私、最後までチョイスのこの女性二人に愛着を持てなかったので
ちょっとストレス。
もう少し、可愛さや好感度上げるようなキャラ作りして欲しかったです。
いっつもただ怒っているだけか、相手をバッサリ切るだけの嫌な面しか、印象に残ってない・・・。
好かれようという努力が見られないというか。
犯罪刑事も最後まで引っ張られたけど、どうリアクションして良いか・・・( 一一)


小ネタの大放出回でもありましたね~。
タイム検問とか、タイム免停、とか、タイム営業停止までww 可笑し過ぎたw
それに何度引っ掛かれば気が済むんだ、標さんwww

枝分さんを教育して、タクシードライバーに仕立て上げていくシーンも笑いましたw
「お客さん、どちらまでお戻りになられますか」は良いとしても
「飴、食べますぅ?」って何の意味があったんだよw
それも標さんのご伝授かw

「どんな仕事につくか、どんな部屋に住むか」
そう言うこれまでのお決まりのセリフを、主題歌に乗せて、一歩、一歩。
私達視聴者への時間軸と重なっていく。
ドライバー・枝分が、完成されていく。

この、主題歌に乗って形作られて行く感じが、もうたまらんかった!
来た―って感じの妙な恍惚感。

そして、標さんの代わりにタイムタクシーを営業して
そうして約束の期限が来る。

「免停、解けたよ」

いよいよタイムスリップするためタクシーに乗り込む二人。
・・・でもまた、タイム検問に捕まるw

「枝さん、ごめん」
またかよw

「お願い!もう3ヶ月延長して!」
「またですかぁ~?・・・もうしょうがないなぁ」
主題歌と共に、運転席へ滑り込む・・・そのまま仕事モードの彼へとスライド。

ここの演出は上手かった。
こうこなくっちゃ!って感じに。


ラスト。
「いかかでしたか~?」って枝分さん独特のあの口調で締めるカットも良かったです。
途中、トラックが横切るカットに、枝さんのついてない感じが良く出てます(笑)
このちょっとマイペースで、トロイ感じが、ドラマを丁度良い味に仕上げていましたよね~。
ほんと、ナイスキャストだった!

「しばらくの間お休みします」が「もうしばらくの間お休みします」に変わってたのも、ほんわかなラストカット。
ってか、枝さん!床屋なのかっ!!
衝撃の事実。
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2014*12*14(Sun)
Nのために 第9話 感想
ええぇえぇ!引き延ばされたー!!「事件の幕が開く」ってホントに開けただけかよ!!
ここにきてのまさかの焦らしにちょっと目玉飛び出てます。
火事の真相なんかどーだっていいんだよ!(しかもヌルかったし)
うわぁ~、なんか後一話しかないなら、細かい伏線は余裕でスル―されそうな気がしてきました。

でもその直前の希美と成瀬くんの何ともピュアな川沿いシーンに窒息寸前!
何このラブラブツーショットー!画になりすぎー!


2014年。
西崎から電話を貰った成瀬くん。
10年ぶりに希美を訪ねる。いきなり行っちゃうw

「なんで成瀬くんがおる?」
「少し、話さん?」

っきゃーっ///////

そして河縁で、火事のことも決着付きそうだと報告。

――そうそう。
火事は、想像通りというか、王道すぎるというか
一番単純な人物像だった、一番本命の、成瀬くんの父親が自ら放ったものでした・・・。
なにそれ・・・。げえぇ~。普通すぎるっての。

火を放ってしまえば、大事な店を誰に取られることもなく
自分が死ねば、保険金で息子を大学に行かせることができる。
夏恵が助けに入った時、オイルなどの証拠品を目撃していて
咄嗟に、警察官の妻でありながら、夏恵は証拠を隠滅し、成瀬父を庇ってしまったと。

真実を口に出せば、成瀬父が、二重に苦しむし
また、警察官の妻として、夫の立場も危うくすることに、あとになって気が付いた、というもの。

なんじゃそりゃ。┐( ̄ヘ ̄)┌

浅っさ。
なんちゅーフッツーの種明かしww
ど~~~~~でもいい~~~~~~~。

喋れなくなれば、話さなくても良いとでも思ったとか?忘れたふりするだけじゃ飽き足らず?
たかが火事でここまで自己陶酔出来るなんて、ひたすら萎えました・・・。
サイテー。とにかくサイテー。
この夫婦、最後の最後まで傍迷惑な自己中でした。


火を付けた犯人像としては、もっと猟奇的とまでは行かなくても
希美宅の異常さを彷彿とさせるような、陰湿なものを想像してました~。
誰かの物になるくらいなら、いっそ・・・という希美の気持ちと合わせて
成瀬宅の方が実際に燃えてしまうことで
二人の“罪の共有”を演出しつつ、意外性を付いて、何か恨みをもった村人とか・・・。
同じ怨念繋がりでありながら、もっと生々しい感じの。
接客業なら色々怨恨ありそうだし。(小さな島だからないか?)

この肩すかしっぷり。忘れてたよ、これがTBSクオリティだったよ。(´ヘ`;)


高野夫。
てめぇの女房の不始末だったじゃねーか。それなのに、ずっと成瀬くんを疑って。最悪だな。
一周り以上年上の大人なのに。
それを、頭下げるだけで赦されると思ってる辺りがまたムカツク。

・・・・でも、一方で
前回、何故、夏恵が成瀬くんに対し、あんな余所余所しい態度だったのかがようやく収まりが付き
そうか、あれが伏線らしきものだったんですね。おおぅ~。納得。


一方、希美。
希美は、成瀬くんがやったとしても、やってなくても 関係なかったんだろうな~とか思いました。
やったならやったで、やらなかったならやらなかったで、そこはどうでも良くて
大事なのは、その火を二人で見たことで、あの時の自分を代わりに具現化してくれたのだと。

「そうよね、違うんよね」
「・・・・」
「あの火を見てたら、父親も母親も、あの女も全部消えてったんよ。
 自分を縛るもんは誰もおらん、そう思って上を向けた。
 大袈裟かもしれんけど、成瀬くんが火であたしを救ってくれたって思った」

「そんで?上には行けた?」←ここの問いかけがまた・・・/////
「あたし、欲しいもんはそんなにない」

そこにフラッシュバックする「下は見ない」と必死に耐えるかつての希美の映像。

希美が今、口にしていることは嘘だと言うかのように、激しい熱がそこにはあって。
何だかそうせざるを得なくなった運命の非道さに、切なくなりました・・・。

だから、希美の心の柱を折ったのは病気ってことでFAみたいですね。事件じゃなくて。


そんな希美に優しく微笑み、春には島に帰ると告げる成瀬。
一歩、一歩。ゆっくりと階段を降りて、希美との距離を詰めていく・・・←やだ、どうしよう、トキメイタ///
急にオトコになって、そして、絡め取るように、静かに穏やかに、
「一緒に帰らん?――ただ、一緒におらん?」

言ったーっ!!
~~っっ!!!!!////////

優しくマフラーを希美にかけてやる・・・・。
露出が変わって、逆光になり、濃い影に染まる二人に、射し込む光・・・。
~~~っっ!!!!!////////

ごめん。私ここで一度ノックアウトしました(爆)ぷしゅううぅぅぅ~。

なんっちゅーロマンティックな演出してくれるんじゃあぁぁぁ!!!
何ですか、この高校生のような青林檎ー!
本気で卒倒したわ!!
影絵のような二人の肖像に目が釘付け!カレンダーに使えそう。
乙女だよ乙女!ベタすぎだっちゅーねん!!(でも悶える)

余りの雰囲気に、このままちゅーしちゃうかと思ったら
希美の答えを聞くまで手を出さない紳士な成瀬くん・・・//////
そして、希美が返事をしかけたところで――カット。

~~っっ!!!ばんばんばんっ!//////


・・・お・・・・おちつこう・・・。

演出と言えば、安藤と西崎の居酒屋シーンもナイスに沁み入りました。
そこに偶然流れるクリスマスソングに反応する二人がまた
未だ傷跡が残ることを暗に印し
凍えた空気を醸し出し、背中で語る二人が、取り戻せない時間を噛み締めているようで・・・。
生きてくって・・・・重たい・・・。沁みた・・・・。

ここ、敢えて、男二人の背中が二つ並ぶカットですよ・・・!
一切顔見せず、横も向かず・・・!
中年期に入った男の背中!
語るものも背負うものも大きい・・・。くうぅ!


・・・ここで、安藤に直接、例の質問をぶつける西崎。
「今にも崩れそうな橋の向こうに杉下がいて、助けを呼んだとしたら、どうする」
「杉下はそんなに簡単に助けてなんて言ったりしない」
「言ったとしたら」
「なんだってする」
安藤即答。

確か、成瀬くんだって同じような答えを返していたと思うけど
安藤のこの返答は、西崎のお気に召さなかった模様。
っていうより、直前の、“そんなに簡単に口にしない”ってクダリが決定打だったのではないかと。

「成瀬くん、助けて成瀬くん」――あの事件当時、切羽詰まった状況に追い込まれた希美が
敢えて呼んだのは成瀬だった。
滅多に言わない筈のその言葉を、自分は聞いたことがある。
これは偶然か、運命か。
同時に、ここで、西崎が安藤か成瀬か?を選択する展開と
あの事件の現場に、この二人共、外に居たと言うシチュエーションは
何だか、この選択を模倣しているような気がします。

安藤だって近くに居たのに、あの時の希美が呼んだのは成瀬くん。

その記憶を復唱し、西崎は成瀬に電話。しかも病気のことまで話してしまった様子。
「成瀬くん。もう一度杉下を助ける気はないか」

うん、いいと思う。
無理のない流れで、じんときた。
お節介って希美がむくれる様子が想像出来ますけど
この位のことしてやらないと、希美は一人死んでいっちゃいますからね。
それに、何か希美に出来ることはないか?と考え続けているっぽい西崎の
これが精一杯の恩返しなのかもしれない。

やっぱり、この二人、なんかいい・・・。

また、「安藤には元気だった私だけを覚えていてほしい」っていう希美の希望も
多少は考慮したのかも?
「後で知ったら、安藤怒るぞ」
「その時は・・・・西崎が慰めて」
希美を失うことで
安藤には西崎が付いているから、こっちは大丈夫だっていう計算もあったかも。

各々がみな、終末へ向けて動いていく・・・。
その中、唯一人、これからだよ、と口にする安藤の明るさが痛みを齎してました・・・。




で!N作戦2!
『事件3日前』
奈央子が連絡入れたことで、なんと計画の変更をする。
西崎は奈央子の要望通り、5時半に花屋に扮装して、潜入。
希美は5時に先着し、書斎に野口夫を引き止めておく役。

おいおいおい、大丈夫かぁ?はらはらはらはら・・・
それ、信じちゃって良いのか?と思わないでもないが、奈央子と連絡が取れない以上
こちらが対応するしかないですもんね~。

『事件当日』
キターッッ!!!!
これを延々待っていたんだよ・・・!
字幕見た時、ぞわっと鳥肌立ったよ・・・。

な・の・に!初っ端、花屋で手こずる西崎さんwww

クリスマスイブの花屋が混雑していることも知らない世間知らずっぷりが
なんだかちょっと、引き籠って浪人している感じと巧くマッチしていました~。
ちょっと、らしすぎて笑ってしまったw
彼の主観では、イブが恋愛三大イベントである認識はまるでないのだろうwww
あっはっはっw

でも希美は笑えない。
西崎到着が遅れたことで、野口夫を書斎に引き止めるにも限界が来てしまう。


ここからの、希美の心の葛藤と、野口夫の執念ブリが
実にドラマを盛り上げてきていて、いよいよクライマックス―って感じでした!
すっごい迫力あった!二人とも!
異常な空気の緊迫感はハイレベル。

ミステリーに於ける事件の緊迫感を、将棋で表現するなんて面白い。
そう言えば、将棋がここまで重要アイテムになってくるとは思ってなかったです。


将棋の勝ち手を暴露せざるを得なくなって、ついに野口に突破口を教えてしまう希美。
すると、野口夫は、「これで安蔵くんの僻地行きは決定だ」
つい漏らしてしまう。

ここで将棋で、安藤の将来を決めていたことを、初めて知った希美は
自分のせいで、安藤が出世から落とされると顔面蒼白。

窮地の凌ぎ方はかつて学んだ。

咄嗟に土下座して頼む希美。
しかし、野口夫にはそれも通用しない。

そこで追い込まれた希美が最後に口にしたのは――!

て!ここで切るのかよ!!
来週まで待てってか!!ぎゃーっ、そげなー!ヾ(`Д´*)ノ


・・・察するに、野口夫が必死の形相で書斎から飛び出していったカットを見ると
もしや、希美、西崎さんを売った?
・・・いや、それは言い過ぎか。
まさか二人が下で、出会い頭にラブシーンなんか演じているとは思わないから(笑)
とっくに逃亡していると踏んだ?

多分、ここで希美が口にしたのって、奥さんは他の男と逃げましたよ的なニュアンスですよねぇ・・・?
失敗ばかりで上手くいかない!と喚いた野口夫のあのシーンを受けて
でも貴方も報われてないですよね、と。

でもそれが、どういう効果を期待して口にしたんだろう?
チョット辻褄合ってない。<私の中で
少なくともここで、野口の案を撤回させるような流れに仕向けたと思われるんですが・・・。

希美にとって安藤を護るには、これしかなかった、という思惑だと思うんですけど
代わりに、野口夫、書斎から飛び出して行っちゃったゾ?いいのか?

セオリーではこういうときって、自分自身へ矛先が向かうような、或いは現場から遠ざけるようなことを
言うもんですよねぇ?
希美の手持ちカードって、他に何かありましたっけ?
んー、なんだろ。何言ったんだろ。


しかし、この流れを見ると
何気に将棋のブレーンを希美がやっていることに安藤が気付いていたクダリとか絡めて
安藤はこれくらいじゃ潰れない、みたいな負け惜しみ言うだけでも
希美は充分だった気がします。
将棋で将来決めるって言ったのは安藤自身だし
僻地転身だって、本当に出世の一貫になるかもしれない訳だし。
仮に、本当に安藤が優秀な人材なら、多分野口夫がクビになって、安藤凱旋帰還って展開になると思うぞ。

あの時、火事の時。
希美が成瀬くんの耳元で囁いた
「成瀬くんなら、どんなことだってできるよ」
なんか、雲泥の差なのが、ちょっと対比として落差ありすぎなのが、ウケるw
安藤は、西崎&希美視点では、マスコット的なおぼっちゃんだったのかな?

一つ言えるのは
このアクシデントに因って、西崎と希美は完全なる共犯者になったのだろう。
状況が変わり、このフィールドに於いて、お互い護るべきものが出来た。
安藤の件を口にしたら、きっと西崎さんは理解を示すだろうし。
共にこの窮地を脱出する少年探偵団だった。

もしや、これが罪の共有になった・・・?
その双方の大切なものを護るために、お互いが協力し合ったのか?



もうひとつの謎。
キーロック。
ここから先は
ドラマが余りに中途半端な所で切りやがるから、ついつい後ろ向きな妄想が勃発してしまってます~w↓

時系列だけ見ますと
希美到着。
西崎到着。(これら字幕での煽りも巧かった~)
この時点で、西崎がポンっと入ってこれたこの時点で、チェーンは掛かっていない。

今外にいるのは成瀬と安藤。
・・・・あれ?

安藤が妙にキーチェーンに拘って、あんなに序盤から色々口にしていた以上
絶対ここに何か意味があると思うんですけど
仮に今更とは言え、これが西崎を庇う発言だったとしても
やっぱり、こうまで体育会系に真っ直ぐなお気楽・安藤が、嘘を吐くとは思えない訳ですよ。

安藤視点では、まだ成瀬と面識もなく、貶めるだけの動機も薄いですし。

となると、安藤は本当に見たままのことしか口にしていない筈。

ってなると、ロックされていたのは本当で、そのせいで西崎は逃げられなくなってしまった。

それをやったのは誰?

事件当夜の回想がほとんどない成瀬が
まさかまさかのロックしちゃった当人?o( ̄Д ̄o)(o ̄Д ̄)o
え?敢えてここまでロクに成瀬に当時を振り返らせないのは、そのための(脚本の)戦略だった?

ええぇえぇぇーっ!!こんなピュアな成瀬くんがそんなことするとは思えないーっ。(>_<)
イーヤーダー。

ロックされたタイミングって
状況から考えて、野口夫に気付いて、西崎が逃げようとした時ですよね。
希美が助けてって言ったのは
状況から考えて、その後の西崎さんが殴られたりした後ですよね。

成瀬が希美に助けてって言わせることに意味があったとか、ちょっと不埒なこと考えちゃった・・・w
プロポーズを邪魔したい成瀬くんの策略とかw
ナイナイ。┐( ̄_ ̄*)(* ̄_ ̄)┌

でも、中に犯罪者がいると知って、逃がさないためにロックしたり・・・?希美がいるのに?
ナイナイ。┐( ̄_ ̄*)(* ̄_ ̄)┌

成瀬を嵌めたいブラックな安藤ってのも考えたんですけど
あの天性の能天気ポジティブマンが、そんな正々堂々としない策を講じるとは思えない。
てことで、ブラック成瀬を想像してしまいました~。ぎゃ~。



・・・・・・・・・・・・・・・・一日経って、冷静になって考えたら
チェーンしたのは野口夫ですよね。普通に。
正確には、例えばマンション管理人などに連絡を取って、西崎と奈央子が逃亡しないよう
先手を打ったってところか。

でもそんな風に第三者の介入の可能性をほぼ消滅させてしまうと
じゃあ社内メール送ったのは結局誰?って謎が宙に浮いちゃうことになり・・・。あわわ。

この件はなんかスル―されそ~~~~~。

あれ?じゃあ、もしや、メール送ったの、希美?だったり?

あの場で希美が野口夫に囁いたのは、このことだったり?<ブラック希美再び?
「今、その相手、ここに来てますよ・・・」とか・・・?
きゃーっ!それもイヤーっ!

だれか私の妄想止めてくれー。
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2014*12*11(Thu)
金田一少年の事件簿R 学生明智健悟の事件簿 第4話感想(週刊少年マガジン2・3合併号)
あのっ、肝心のシーンが真っ黒なんですけどー!!爆笑。

何だか個人的にラストのミニチュアはじめちゃん&美雪ちゃんにヤられてしまった感バリバリですが
とっても綺麗な結末でした。
これまでの明智シリーズからすると、おいおい結局モテ自慢かよ!と突っ込みたい所ではありますが
「だとしても、僕はなれなかったんですよ、ただ一人のためのヒーローにね・・・」
ちょっと懐古入った感じが良かったです。昭和だ昭和。

動機も良かったです。
海堂に脅され、自殺するほど追い詰められ、苦しみ、ついに限界がきてそれを友人に涙ながらに告白。
すると
「やめてよ!だから自殺なんて。あたしだってあいつに――」
「えっ!?・・・ま、まさか、あなたも・・・・?」
「そうよ!あたしも睡眠薬を盛られて、それで・・・・」
「・・・・・だめだわ・・・あたし一人死んだってあいつが生きてたら、犠牲者はどんどん増えるだけじゃない!
 海堂を殺さない限り・・・!」

ただ単に、辱められて、死にたいって思って、思いあまって・・・・っていう単独の流れではなく
友人も同じ苦しみを抱いていて
あたし一人が死んだって、という思いが生じる。

自殺は憎しみの相手への復讐なのか。
そういうつもりではなかっただろう。
でも、このまま一つの命が消えるのに、それを促した張本人には痛くも痒くもならない。
自分の命はそんなにも無価値なものなのか。
そんな惨めで無慈悲なものなのか。

そういう彼女の心の流れが私の琴線に響きました~。
良かった。

しかも女の子二人の泣き顔かわいいし・・・・。←不謹慎

ただ、総合的に見ると、単品としてはまあ、こんなもんかと思いますが
明智さんのお話はどれも結局こんなテイストで
はいはい優等生ですね~孤独ですね~で終わるので、新鮮味がないっ。
もうちょっと、過去話なんだから、色々紆余曲折を見せてくれると
今の明智さんに妄想が働く訳で。
もしやこういう成功談を重ねることで、何かを狙ってるのか?(だったらソンケーする)



で。
明かされたトリックなんですが・・・。
どうやら、最初だけ生放送をして、これはリアルタイムであると印象付けた後
後は、曲をかけている間に残りのトーク部分を録音して、それを流すことで
殺害現場との往復時間を確保した、というもの。

明智さんが黒板(!)を使い、ドヤ顔で説明を始めますが
バン!
・・・と、動かぬ理屈を叩き付けた、デカ駒が
真っ黒なんですけどー!

えー!私だけー?!
うそでしょー!
印刷、質悪いなー!←しかも黒板だしな
まるで見えんがなー!ここ、心理的クライマックスじゃないのかよ!w

まあ、いいや。単行本で確認しよう。

単純なトリックですし、何の鮮明さも奇抜さもなかったですが
まあ、素人の学生が解決した事件だし、こんなもんでOK、OK。

要はちょっとずつ撮り溜めていって
次のトークコーナーを先に撮って・・・・っていう訳でしょ。
共犯ならではの策略ですよね。
でも、無理はなかったかな~?


そして、決定打は
やはり、美国の「外はあいにく雨が降ってきたようですが――」という一言が
首を絞める結果でした。
想像通りではあったんですけど、でもここはもう一捻りあるかと思ってましたー!

ラジオ放送のブースはガラス張りじゃないのかよ!
そんな見えない閉鎖空間で、よくそんな迂闊な発言する気になったなw<美国
ちょっとアナウンサーとして浅はかすぎて、ちょっと萎えた・・・


エンディング。
学園祭ではしゃぐ子供に足を踏まれる剣持のオッサンwwwそして勿論、それが若かりしはじめちゃんwww
泣き虫美雪ちゃんがかわゆいですvv
明智さんがハタチ?って思った時も衝撃でしたが、だったらはじめちゃんは・・・10歳?
小学5年くらい?わわわ~/////

「はじめちゃんの、ばかぁぁぁ」←美雪ちゃん
「へっへ~ 美雪のパンツくまさん柄~」←はじめちゃん
「んっ・・・だよ、あのガキャ!」←オッサン
wwww


「これは昨日もかけた曲だけど、高校時代大好きだった初恋の人に贈ります」
“いつでもあなたにとってのヒーローでありたい”そんな曲だというHERO
つまり、美国礼菜にとって、明智さんは今もヒーローだよってメッセージか。

♫例えば誰か一人の命と 引き換えに世界を救えるとして
 僕は誰かが名乗り出るのを待っているだけの男だ♫

あれ。
なんか歌詞が漫画と被る・・・・。

♫でもヒーローになりたい
 つまずいたり 転んだりするようなら そっと手を差し伸べるよ♫

「だとしても、僕はなれなかったんですよ、ただ一人のためのヒーローにね・・・」
ラストの明智さんの台詞。
肝心な時に、救ってあげられなかったっていう明智さんの諦観を匂わすような
ミスチルHEROが、ここで流れているんでしょうね~。素敵~。
もしや、この曲からインスピしたのかしらん。

ラジオのリスナーで告白なんて、もろ昭和。
ベタだけど、良い雰囲気~。こういうベタは好きです。
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