Like Sugar&bitter chocolate  邦ドラマと映画の甘くてちょっとほろ苦い感想雑記。けっこなんでも飛び出すごちゃまぜブログです。お暇つぶしになれば幸い。ヾ(≧∇≦)
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2016*09*20(Tue)
家売るオンナ 第10話 感想
「ちょ万智!・・・行くなよ・・・」
「後ろに立つなぁッ!!」
「は、はいぃ!」

どうしよう、暫くはこれで笑える・・・w
庭野・・・、おまえ・・・おまえw

最終回!めっちゃめちゃ面白かったです!!
前回前々回と失速気味だったので不安でしたが見事に大満足の最終回でした!
とにかくもうまっちーの勢いが気持ち良かった。
爽やかだけど鋭さもあるドラマで、やっぱドラマはこうでないととつくづく思わされました。



最終話。
最後はこころちゃんの〝ちちんぷい〟が対象物件。
粗筋を大雑把に纏めると
〝ちちんぷい〟の入るビルを取り壊すという計画が進んでいたらしく
いつの間にか立退きを命じられ、「屋代ちゃんどうしよう」と泣きついてくる。
テナントを埋め、ビルの資産価値を高めてそのビルごと売却にすれば、オーナーも納得するんじゃないか。
結果、店も護れると提案。
テイコ―不動産上げてそれを協力することになる。

ところが、その立退きは、そもそも本社側の大型土地開発地区の一環で
営業所は手を引いてくれと忠告が入る。
今なら処分もしないで済ませるからと、上司から高圧的に言われ、営業所として動くことが出来なくなった。
・・・・というお話だった。



既にビル内の他のテナントが空きになっている時点で色々気付くだろとか
いきなり立退きに泣き入れる前に通知に気付けとか
突っ込み所は多々あれど
本社と物件を争うことで立場を賭けることになる脚本は、有りがちながら面白い。

賃貸は専門外だけど、今回は特別だと(こころちゃんのためだと)テナントを探すクダリも
各々が動いていく構造が良かったし
こころちゃんの店を護りたいという越権行為にも、ドラマを通しての相関関係が伝わるので
思えば予想範囲内の物件でもあり
街に根付く営業所ならではの特異性があった。


ただテーマ的には
不動産に拘る生き方は自分を戒めるリスクもあると説いたあの第7話のテーマとは
真逆のロジックであり、そこの差分をなんら補足する注釈がなかったのがちょっと残念ではある。
あの素晴らしい白洲美加回でのまっちーの切なる願いが
不動産に対するまっちーなりの哲学であるとも捕えられるから
今回もまた同じように彼女を解き放つ方法もあっただろう。

だけどこころちゃんの地縛霊みたいな生き方を今回は推奨する。
こころちゃんもここで旅立つ生き方だって良かったんじゃないかという気はした。
(それを一生懸命伝える白洲美加っていう展開だって有りだった気がした)
第7話を越える説得力ある理屈はなんら提示されない。
母親の残してくれた遺産であるという考え方は、第7話を模倣したままだ。
まあ、人それぞれってことですか・・・。

まあ、軽いドラマだからそれはそれで良いが、そういう詰めの甘さはドラマの質の軽さを露呈してしまう。


今回はそこにバレエダンサーの母娘の家探しというネタを合わせてくる。
これで多少ロジックの不足分は補ってきたなと感じた。
この母娘に最終的にこのビルごと買い取って貰うことになるのだが
人生を賭けたその買い物に、シビアな現実論を入れてくるからこのドラマは一定の迫力がある。

一階と二階のフロアを売却したのは、バレエで挫折した母娘。
シンガポールに居る父親にいっそ買ってもらってしまえと提案。

シンガポールを拠点にして働いている父親は向こうに家庭もあって、金だけ出してくれるという。
なんともしんどい家庭環境。
なのに、そんなものからまっちーは母娘を解放させる。

「絞り取るなら、このビル一棟を、買って頂きましょう!」

すんげえ台詞!

「愛は言葉、愛は思いやりなど、人はあれこれ言いますが、愛はお金です」

今回はそう来たかーッ!
このドラマは顧客を落とすために、その場その場で最適な哲学を打ちたてるから
そこにまっちーの本音を探すよりも、ゲスト家族の闇がどこにあるのかを知らしめる瞬間がニヤッとする。
今回は愛を説きながら何とも生々しく来たな~w

買って頂きましょう!っていうのは、なんか、数話前の足立王子が不倫女にマンション買わせた文句を
ちょっと彷彿とさせる。
物件の価値を高く評価する職業だからこそ、手切れ金でもなんでも確かな証拠として
不動産を手に入れてしまえというスタンスは、なんか強かな生き方そのものにも思えてくる。

再開発が見込まれるからそれを承知で購入させたのか。
地価は上がるかもしれないが、再開発ということはここが住宅地になるという保証はなく色々不安材料はある。
大型道路や集客のせいで環境や治安の悪化もまた懸念される。
長期間の工事も予想されるし。

でも、資産価値が上がるなら、買って貰って損はない気はするし
浮気した夫に下す制裁としても10億円って気分が悪くはない。

そして。
「この世の大抵のことはお金で解決が出来ます」

何て言うか、お金じゃないよっていう反面的な説得の意味を窺わせる。
まだ社会を知らない未成年に向けて、大人が教えるべ確かな道標こそが愛情という見方も出来た。
愛はお金ですと言っておいて、お金で大体解決出来るという、なんとも弱肉強食の倫理観だ。
なんかそういうのがぐさっと胸にくるのだ。
だから自分で生きろと言うまっちーの凄いエネルギーが満ちている感じ。



一方、そこに行き着くまでの奮闘記。
各々がこころちゃんのためにテナント探しに躍起になるが
その中でどういうわけか「あのビルは私が売ります」と一人奮闘するまっちーだけ協調路線にしない。
少々疑問だ。
今回の舞台設定であるなら、本社VS営業所という構図が既にあるので
別にまっちーを対極にしなくても良かったのに
あくまでまっちーは余所者扱いなんだなぁと思う。

しかも結論として
他メンバーがテナントを確保しなくても、あの親子に売るだけでビルは売却出来たことになる。
イコール〝ちちんぷい〟も護れたことになるので
この流れだと、地下のテナントを埋めようがどうしようが、関係なくなるから
なんかちょっと他メンバー全ての努力無効が泣けてくる。

勿論展開としては、本社からの忠告が入った時点でテナント探しは中断されてしまうから
営業所の連帯責任にしないための展開だろう。
そこで皆は動けなくなるのに対し、まっちーだけは暴走するから
確かにVS構図は継続している。
その結末として、当然ながら
まっちーだけがその売り上げを独り占めすることと、まっちーだけが最後まで責任を負ったということにより
個人責任論の構図は色濃く浮かんだ。

まっちーが誰かの尻拭いで責任を取ったという形では
いつも一人突っ走るまっちーにさせるにはキャラ的に違和感ありますもんね。
これで良かったのかな。


しかし、それさえも前振りだった。・・・ということが、このドラマの恐ろしいところだ。

ここで他メンバーの努力が水の泡にさせたのは
本社じゃなくてまっちーとも言えるワンマンぶりが、ラストに更に鋭さを与えてくるから嘆息した。

努力っぽい意識を見せたって、本社の一言でみな動けなくなってしまう。
だが、手を引けという屋代課長にまっちーも引かない。

「会社の犬!」
「いぃぃ犬とはなんだ!」

自分の使命は家を売ることであって、会社に養って貰ううことではないという実に割り切った主張は
会社の方針で意見を変えねばならないサラリーマンの対極にあった。
売った後のことは知りませんと彼女は言うが
売るまでは顧客の人生に責任を持つという全力さが責任感と共に瑞々しく映る。

でもこんなの、普通は実力があったって言えない。
個人でやっていける業界だからこそ言えたとも言える。
また、会社に恩はないというが、それはちょっと独り善がりでもある。
会社に属しているからこそ与えられるステータスもあるだろう。

子供っぽく感じさせてしまうその一面を、顧客の人生を背負ったという理屈にドラマはすり替える。

「課長はこころさんの人生を背負ったのではないのですか」
「どうでもいいわけないだろ・・・!」
「でも、見放すのですね」


その決意を以って、最後はテイコ―不動産を自主退職。
屋代課長も責任を取って退職。
なんてシビアな現実だ。

ここで、なあなあな展開で、人情モノっぽく、再び営業所に戻れる裁量があった、だの
降格はしたけど、平社員としてまた一緒に頑張りましょう、だの
そんな幼稚な展開にはしてこない。

そのシビアさと覚悟が、ラストの二人で再出発するクオリティの高さを暗に高めてもいる。
職がなくなっちゃったから自営にしましたという訳でもなく
恋仲になっちゃったのでこの先も一緒ですということでもなく
実力と覚悟があるから仕事が出来るのだという、遊びじゃない部分が非常にシニカルだ。
そういう甘さの無い結論が私的にはすごく気に入りました。

情に深入りしすぎるだけでは人は生きていけない重さというものを
言葉ではなくそういう展開の中から何となく感じこさせてきていて
そういうシビアな世界観が、逆に人の生きる力を見せ付ける。
決してアットホームな仲良しこよしの流れにしてこないところが本当に好きだ。
こちとら遊びでやってんじゃねぇぞ!っていうドスの効いたまっちーの声が聞こえそうである。



更に更に!
そこに並行させ、まっちーが去る前になんとか一件売買を成立させたい白洲美加の奮闘が重ねられる。
これがもう痛いほど沁みた・・・!
シビアな現実を横から実に巧妙に補足してくる。

尊敬した上司のために何とか成長した姿を見せたくて
必死にこれまでのスキルを駆使して営業かける白洲美加。
売れそうな感じに進むが、結果は、他ライバルに捕られてしまう。
それで思い切り落ち込む彼女に、痛みを伴う言葉を告げるこのシーンが際立っていた。

「あなたは仕事を辞めなさい。あなたは仕事に向かない。自分の足で立つことは不可能です。
 守ってくれる人を見つけなさい。それが白洲美加の生きる道です」

これは正直、人間的に酷い台詞である。
ここの時点で、テナント探しをしている他メンバーの厚意も視聴者には潜在意識に残っている背景が
よりその非人情的な発言を強調してもいる。

あんなに一生懸命やってたのに
いじらしいほどの努力があった。言われたことをファイルに治めきちんとやっていた。
ちょっとゴミ出しの場所を調べてないとか、ちょっと抜けたところもあったけど
孫みたいでほっとけないわなんて言って貰えて
このまま成長していけば、いずれそれは彼女の利点や強みとなっていったのではないかとさえ思わせられた。
もう、サボっていただけの社員ではない。
きちんとではないか。

でも遅すぎた。
会社は学校ではないのである。そんな人間の教育の場ではないということを
無言で切りつけてくる感じの展開が、胸に刺さる。

少し専業主婦や努力信仰を真っ向から否定した結論だが狙いはそこじゃない。
そもそも仕事をしていないという意味では、庭野だってなんもしていない。
だからこそ庭野も怒鳴られてばかりであった。

つまりは、働く男の能力や意識の高さと、庭野や白洲が
まっちーや屋代に負ける理由を暗に示していたと言える。

社会ってそんな甘くないということを訴えていた。
だからこそ、まっちーや課長のラストの進退を賭けた決断がリスキーなものであり
二人のサラリーマンとしての意識高さが反比例的に浮き上がる。
そこから繋がるラストのオチが、単なる脱サラ組ではないことを示し
社会で生き抜けるだけの能力があるからこそ船出できたハイクラスな選択であったことに
リアリティを持たせている。

やっぱりここも、二人で一緒で良かったね~などという、人情オチではないのだと考えられる。

言葉が酷いが酷くて良いのだと考える。
家を売った後のことは知らないと言い切るまっちーの言動や
客の人生を一度背負ったら売却まで手を抜かないといった職業精神を見せているドラマで
内輪向けのなあなあな人情ドラマなんか見たくもない。


だとしても、まっちーは別に白洲美加を叱った訳でも、人格否定をしたわけでも
ましてや鬱憤を晴らしただけでもないことが、また大人の情愛を滲ませる。

別に辞めさせられた訳じゃない。人格を否定したわけでも追い払った訳でもないとも言えるのは
まっちーの自分に厳しい生き方があるからだ。
そもそもまっちーのSっぷりは今に始まったことではなかった。

ここで、白洲美加には二つの選択肢があった。
まっちーに叱られ、なにくそと歯を食いしばって踏み応えるのもありだった。
キツイ言葉など庭野なんか日頃暴言のレベルである。庭野だって仕事していないのも同じだ。
でも彼は辞めなかった。

向いてないと言われ、白洲美加だけ真正面に受け止めてしまったが
最終的には白洲美加の決断だ。
・・・・昔、まっちーも一度だけ営業で敗れたことがあると語った回があった。
その悔しさ抱えて踏ん張っている。
庭野も、以前契約までこぎつけられそうで逃げられ屋上でたそがれていたら
「二枚目気取ってんじゃねぇ!」と怒鳴られていた。

そういうのを振り返ると、
尚更、まっちーは白洲美加にハッパを掛けただけだったのではないかとも後になって考えた。
まっちーは人格を否定したわけでも鬱憤を晴らした訳でもない。
導いたわけでも道を示したわけでもなく、やはり、ハッパであって
乗り越えてくるならそれでもよし。手折れるならそれでもよし。

となると、真正面から受け止めて辞めちゃった白洲美加の決断では
まっちーの心は白洲美加に通じなかったとも言える。

社会の人間関係なんて、そんなものだ。思うように人の心は人に通じない。
下手にほわほわした慣れ合いを見せられるより、なんだかよっぽど沁みるものを見せて貰った気になってくる。


そんな届かない想いの交差を巡って
また追い打ちをかけるように、白洲美加が足立王子にキスしてって縋り
それを足立王子がいつものように爽やかに交わせばいいのに
なんだかちょっと動揺して「ごめん」

もぉぉ、なにそれなにそれーッッ。

もう色々きつくて沁みる。
このドラマで描かれる社会のバックグランドが無情に包まれている。
玉砕してしまった上にダブルパンチの白洲美加の涙が、もうなんとも言えない余韻を伝えていて
そのカットの間や照明、街の風景。完璧だった・・・。

そして、弱っている女ほど、口説き易いものはない・・・。


大人の人間模様の描き方が、秀逸なドラマでした。
コメディ寄りとはいえ、そして不動産ドラマという新たな境地でしたが
その辺が掘り下げられたとは言い難いですが、しっかりとした背景があったと思う。

「昔のさ、我武者羅な働き方をさ、今の世の中はさ、馬鹿にするし否定するけどさ
 サンチーみたいに古き良き時代を肯定してくれる人間、尊いな・・・」

布施さんの言葉が重たい。
時々差し込まれるこういうジェネレーション的な部分が凄く好きで
働き方の違いをそれぞれ鑑みるに
一概にまっちーの生き方が正しいとは言えない難しさや世知辛さを、最悪な形で知らしめたようにも思う。
色んな角度があって、奥行きを感じられた。
不動産というモチーフを扱いながら、脚本家さんが描きたかったのはこういうことだったのかなと思う。


・足立王子
ヤケに強気になっちゃった足立王子。
だけど白洲美加にキスできないヘタレっぷり。どうしよう、株が上がった・・・!
これもう意味深である。
よっぽど生理的に受けつけない女性だったのか
それとも同僚として不本意にも認めてきた部分があったのか。
足立王子底知れない・・・・・。

でもまっちーとしっかり向き合い意見も言えたことで、俺もやれると自信が付いて
しかも占い師のおばあさんに唆されて
「僕がいるから大丈夫ですよ・・・・」(さっわやか~♫)
最後はイケイケであった。


・宅間さん
まさかのお前が白洲美加を攫って行くとは・・・!
デバガメするほど実は気になっていたのか。となるといつかの「あーん」の意味も変わってくるんだが。
何気にここも、あの雑誌の占いが当たってしまったというなんともはやなオチ。


・社員その2。
そうか、お前、一度もまっちーに「GO!]って言ってもらえなかったのか!!
ここは何気に見過ごせない台詞である。
まっちーにGOと言って貰える人間は、ある意味まっちーに意識してもらえている人材だ。

その意味で、「課長は好きです。庭野も好きです」の発言通り
足立王子が言うように「じゃあ多分僕のことも好きだな~」であっているんだろう。
きっとまっちーに聞けば素直に応えてくれるはずだ。
(くだらねぇこと聞いてんじゃねえ!って怒鳴られるかもだが)
まっちーは白洲美加のことも好きだ。


・庭野・・・W
最後までドヤ顔で笑わせてもらった・・・(大爆笑)
「ちょ万智!・・・行くなよ・・・」で後ろからハグをやろうとして
背後に立ったら
「後ろに立つなーッ!!」と怒鳴られる・・・ww

どうしよう、笑いが止まらない・・・w

「まさか病気で倒れているとか・・」
「病気で倒れる柄じゃないだろ・・・」
「自分、三軒家チーフの家に行ってきます・・・!」
「庭野、三軒家チーフの家、知ってるんだ・・・」

wwww

で、まっちーが心配で家まで追いかけようとして一目散に走る走る。
そこへまっちーからコール。

「今何処ですか」
「シンガポール」

追いかけられねぇ!!!爆笑!!
そんなのが庭野の人生・・・。

だけど犬なのはこいつ。しっかりとまっちーをアシスト。
バレエ母娘にシンガポールの父親からの電話を繋ぐシーン。庭野、黄門様かw(いや助さん格さん)
懐からドヤ顔で印籠・・・スマホ出してるぞww

「自分は三軒家チーフが辞めるなら付いていきます!三軒家チーフがいないと自分は駄目なんです!!」
「甘ったれんな!!」
ばっちーん!
平手打。
営業が出来なかった白洲美加と、一人で立てない庭野は同レベルであり
その二方向から、まっちーの高さを画描いていた構図は
平たい「すごいひと」で無くなっていて、まっちーの人柄を外から補足していた部分でした。


・屋代課長
なんとも爽やかラブ。
「仲良く二人で・・・辞表出そうか」
「仲良く・・・とは?」
「うぅん・・・仲良く・・・とは・・・」

なんちゅー可愛さんなんだ!課長!
ここの仲村トオルさんの口ぶりが本当に優しさと言うか愛らしさもあって、最高だった。
単にヘタレに見せない深みを出してくるところが、もうさすがであるvvv

中盤、ここちゃんのちちんぷいが効かないとことか、男の哀愁だったよ・・。

また、言うだけ言って自分の責任にしろっていう救いの手も、まっちーは毅然として受け取らず
それさえも、「君らしいな・・・」って言わんばかりの優しい目で受け止めて・・・・きゃーって感じ。


『サンチー不動産』
何て言って口説いたのか。興味津々である。
ってゆーか、そこ何処だよ!!
都会ではテイコ―不動産の反逆者としてテリトリー貰えなかったのか?
いやいや、のほほんとしてるが何気に奥がどす黒い・・・。

別に二人で仲良く再就職でも良かった気がするが、独立させたのはドラマの鋭さを補足していた。
その説得力も、単なるラブで終わらせていないのも
ここに至るまでのシビアな現実と戦いの覚悟があるからであって
私にはコメディとは取れなかった。グッときました。

最後の「イチ~ニィ~サンチ~GO!」には笑えた。



うもぉぉ////////大満足です。
変にラストでスカされても腹が立つし、だからといって人情ものに転がって仲良くされても興ざめだった。
予想外でしたが、とっても気に入ったラストです。
全体的に見ても、一部失速した部分はあれど、とても勢いのある奇抜なドラマでした。
久しぶりに興奮して観てました。

もし続編があるのなら。
旧体制陣は全て入れ替えて、まっちーと屋代くんの次ステージ挑戦話がいいかな。
謀反を起こして都内追放(大袈裟)となった彼女の力が欲しくて
仕方ない、呼び戻すか・・・みたいな感じで。新たなサクセスストーリーが始まる!・・・とか。

とっても気に入ったので久しぶりに私的ドラマランク更新となりました。
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2016*09*09(Fri)
家売るオンナ 第9話 感想
古来より嫁姑の確執が壁一枚で甲斐性されるものか。
そのお綺麗な理想論を、異文化交流に絡ませラストに少し距離を取らせた結末が
凄く面白味を感じました。

前回より少し持ち直したかな?という印象の第9話。
今回は脚本の骨格がすっきりと見え、ちゃんと伝わってきました。分かり易い構造の上、とてもストレートである。
でもその分、パンチが弱くなったというか。
キャラの面白さが平面的になっちゃった気がします。

骨太に添えられる、ぶっちぎる勢いが好きだった。
まっちーの手腕に多種選択肢という含みが見えないことで、企みに捻りがなくなったこと
何故その道を選ぶのかという面白さが失われているのが敗因だと思っている。

例えば2話のひきこもりから始まりひきこもりで終わらせたあの奇抜さは
はっきり言って当ドラマの神回とも言える斬新な結末で
社会的になんら結論は出ていないものだ。
でももういいか~と視聴者を押し負けさせる何かがあった。

あと、OP変わった?変わってないですよね?カットされただけかな?なにかがいつもと違う気がした。



第9話。
家族ドラマでは王道・普遍的テ-マの嫁姑問題でした。
二世帯住宅のお話に、異文化理解の困難を重ね合わせてくることで得られるラストの結末は
ちょっと皮肉がある。

冒頭。
今日も元気な白洲美加。
「あれないと、気合い入らないんで。やって貰えます?」←頼んじゃうw
「・・・・」←無視かw
「じゃ、自分で」
ガニマタで、GO!髪吹いてるw

飛び出していく感じがうけた。
そのまま風のように去っていけばいいのに、なーんちゃってって戻ってくるカットはいらなかった。

で、如何にも問題ありそうな新聞記者に声を掛けられる。
そこでまっちーについて色々ぺらぺら喋ってしまう白洲美加。


でも、正直、嬉しそうに話す彼女よりも、そのあと、新聞社に乗り込んだ屋代課長の方に
私はイラッときました。
相手に喋らせる前にぺらぺら喋るなよ!
いいひとだったから良かったようなものの、これも利用されちゃうこと、分かるだろうに。
白洲美加のこと、責められないぞ、課長さん。

本当は、売り上げを独り占めする彼女に何か後ろ暗い裏があるのではないかと近付いたらしいが
客からのクレームは無く、記事にもならないので記事はボツとしたとのこと。

屋代課長と白洲美加がまっちーの天才肌を喋ってしまったことがメインなのではなく
この、巷でもその後クレーム一つない営業手腕であるということが言いたかったシーンだったんですね。

そして、この記者さん、家を売りたいとまで言ってきた。
それが今回のメイン物件となる。(長い前振りだ・・・)


足立王子が担当するアマミヤさま。
庭野が担当するアマミヤさま。
まっちーに賃貸を依頼してきたアマミヤさま。
全部が一家族だったという繋がりで、これをどう理解していくのかが、序盤のポイントだった。

足立&庭野の方は、何家下見しても、気に喰わないと夫が首を縦に振らない。
南向きの8畳が縁起が悪いとか聞いたことない言いがかりを双方が使うから
視聴者的には関係者だということが予め理解出来る。

その理由はどちらも本音は同居を希望しているからで、どちらも妻が怖くて言いだせなかったというもの。

そのことにいち早く気付いたまっちー、足立と庭野にこの件から手を引けと言う。
この時点で、この家族に巣食う課題と、依頼されていた例の物件がまっちーの頭の中で
パズルのように組み合わさったことは、確かだろう。

だが、今回、ここでいきなり手を引けの一点張りであること
その担当部下に気遣いもないこと。
先の件で、課長が新聞社に頭を下げに行ったのに、礼がなかったことを布施さんが指摘したことなど
まっちーの行きすぎの行動を諌める感じで描かれたことがちょっと目を引いた。
布施さん、やっぱり年の功。ちょっとかっこよかったです。
ちゃんと貫禄出してきましたね。

勿論、まっちーはそれに跪きさえもしませんでしたが、一方的にまっちー信仰とばかりに
まっちーを善として推してこなかった部分に、ドラマの深みを感じる。

そしてまた、譲れと言われて、はいそうですかと引き下がらないで
「嫌です。私は私のやり方でやりますので」と言い切った足立王子!!
痺れた~~~//////

これぞ、元営業トップ!!こうこなくっちゃ!!

足立王子も言っているが、きちんと尊敬していることと、盲目的に従うことは社会では別物だ。
「きちんと意見を言って議論してもいいんじゃないの?舐められちゃうよ?」
なんか目からうろこだよ!
その通りだよ!!って思いました。
くうぅ~vvv

・・・・という、社会的敵対関係という美しいパワー神話の向こう側で。
睨まれた庭野。
「ぼく・・・・ぼくは・・・・・僕はどうしたらいいのかわかりませぇん」

撃沈w
爆笑w
ある意味さすが庭野だ。強敵だ庭野。だから庭野は家が売れないんだ!!
・・・っていうまっちーの心の声が私には聞こえました。

足立の拒否に対して、庭野は当然まっちーに従うのかと思いきや、このセリフ。 予想外だ。

なのに、そんな足立に庭野、この間好きだと言われたと宣言。
「そんなに進んでるんだ~」
「違うよ~?サンチーさんは課長は好きです、庭野も好きですって言ったんだよ」
ちちんぷいのこころさん・・・見事な訂正だ。

っていうか、前回のこのシーン、まっちーのまくしたてたネガティブ解釈がおっかしくて
うっかりスル―してましたが
課長は好きです、庭野も好きです・・・・ちょっとニュアンスが違いますよね。
日本語ってすごい・・・・。

なのに庭野。
「自分と課長は、違うと思う」

庭野、ポジティブ~~~!!!すごいよ君!ある意味、一番強いかもしれん。
あくまで自分の優位性を主張できるその思考回路が羨まし過ぎる。

「じゃ~きっと僕のことも好きだよね~」
足立王子、容赦ない。でも、当たってると思うv


このドラマはこんな風に、台詞が本当におもしろい。
センスが光っている感じがします。
それがドラマを持たせてもいるので、キャラクターを光らせてもいるその勢いが低空飛行だと
ドラマの低迷を招く事態になってしまう。
前回、今回と、その弱さも敗因なんだろうな。・・・・面白いんですけど。
その面白さがストーリーと噛み合っていないんですよね。
取って付けた感じで。

相変わらず役者さんの熱演に助けられている節があるのは否めない。
新聞社で長い足を見せびらかしの足組み!屋代課長も突き抜けてきた~v



話を戻し、そんな雨宮さまの舅姑が来るというのを聞き齧ったまっちー。
庭野に息子夫婦も呼べと依頼。
まっちーは娘&彼氏も呼び出したんだろう、全員が一堂に会することとなる。

ここで、お互いの妻が同居を嫌がっていることが露呈する訳ですが
同時に娘がナイジェリア人の彼氏と結婚前提に付き合っていることも暴露させてしまう。


流れとしては余計な手間が省けて簡易的なのだが
面白いのは嫁姑問題に、ここから国際結婚問題を絡み合わせたことだ。

嫁姑をこんな形で鉢合わせにさせたら、普通は拗れる。
修復不可能なくらいになっちゃったらどうすんだ、という危惧を
娘の国際結婚という劇薬を加えることで、姑と嫁を一時的に協定関係を結ばせるという荒技。

姑は、娘をそんな知りもしない国へ出すのは嫌だし
嫁は、娘がいなくなったら自分に親の面倒の負担がかかるので嫌という利害が一致する。


一時休戦は、確かに面白いんだが、その描き方が不満。
嫁と姑がタッグを組むことを、予めまっちーと庭野で台詞で言わせてしまうという脚本だったのだが
ここは知らせない方が面白かった。

視聴者自身にそうか、という解釈をさせてから、後で庭野が気付いた風にすれば
丁寧なカタルシスが誘導されるのに
そういうことか!って自分で気付けることで視聴者は面白味を感じるものである。

なんでそんな下品に言っちゃうかな。
何でもかんでも台詞で説明すればいいってもんじゃないでしょう。


敵対の相手を見つけ、距離を縮めた嫁姑。
一方、決意は固い娘の雨宮波留とビクトル。
ビクトルが片言で「私ははるさんを愛してます」と何度も言うんだけど
ああ、ガイジンらしいな~と思っていると油断する。
これがラストに面白いスパイスとなって返ってくるからだ。

でもここ、まっちーも合わせてカタコトで語りかけるとか、ビクトルとまっちーのやり取りも面白かった。
まっちー、誰でも容赦ない。
あしらう、あしらう。


そして、娘らには小さなアパートを紹介し
雨宮一家には例の二世帯住宅を提案。
壁で間取りが区切られているから、同居という認識は薄いですし
でも遠くに住んでいたら、生きているか死んでいるかも分からないと。

ん~、説得力としては
生存確認ではなく、嫁が何故同居を嫌がったか?という所をそのまま引用してほしかったです。
例えば、介護などで疲れた時でも、個人空間が確保できる、とか。
お孫さんには毎日会えますよとか。

具体的じゃないんですよね、生存確認って。
そんなんで、世の嫁姑が解決するか。
理想論にもほどがある。


だが、ここで、例の国際結婚が出てくる。
ここまで物語は傍にあることを善とし、ドラマだって前回から同じ屋根の下で暮らせば家族などといって
不動産の与える家族への価値みたいなものを提唱してきていながら
ここで、共同生活への極論を、外国人であるビクトルに暴走させる。

ナイジェリアでは七家族一緒に住む。
壁などなくて、顔を見て過ごすことが、家族だと主張。
早く壁を取るべきだ。

だけどまっちーは
「日本の奥ゆかしさも理解してもらわないと困ります」と一刀両断。
ふわぁぁ~//////
きもちいい!

あれほど、醒めた嫁姑問題の最中で、ビクトルの真摯な愛情が救いのように純愛を見せておいて
それが最後になって、日本文化の中で逆転する。
「はるさんを愛しています」さえも、うざいほどの過度な愛情に変色してくるから面白い。

家に対し、求心力を強めていた主張が、ここにきて拡散(逆方向)へのベクトルを持たせてくる構想に
唸らされました。

たかが壁一枚。
されど壁一枚、ですよ。


全てに上手く行きすぎな感が出てしまうラストを、この一石が妙な距離感を造り出し
加熱しすぎた猛進を一歩押しとどめたかのような引力があったように思えました。

嫁姑なんて、ここまで数々の老舗のドラマが挑戦して応えの出ていない社会問題である手前
この安易な結論はそれこそ空論に感じてしまうし
彼氏ができ嬉しそうな娘の波留も、 ナイジェリアの国にいずれ付いていくって・・・・。
職も就いてなかった娘がいきなり初恋で一夫多妻の国なんて大丈夫とは思えない。

そんな批難がでそうなラストを、同居というキーワードで繋ぎ
複数の奥さんと同居してる彼の祖国への戒めとして描き
愛があるから大丈夫という安易な結論を、最後に知らしめて幕を閉じた。

ああ、なんか面白いって思えました。
「生き方を推奨している」とナレーションで言っていましたが
そこまでは大袈裟だとしても、人間の内側に入り込む物語は深さをかんじます。

手紙に『なんでもけん』を提案とか、それ、今どき通じるかな?と疑問に思う箇所もあったけど
このラストの求心力の変化に、軍配です。



で、次回。
予告に不覚にも燃えた・・・、じゃない、萌えた。
このドラマには、ここまできたら恋愛要素は一切いらないと思っているのが本音だが
ラストの課長と、庭野のハグにちょっとくらくらきた。
まさかラブモードですか。
そんなドラマですか。

前話で、二人から本気が伝わらないから本気にはならないと応えたまっちー。
だったらここで、二人が男モードになったら、いよいよここから三角関係勃発して
それで終了~とかだったりして。

どっちにもまっちーは応えないで、片想い推奨。

ここから先は、まっちーにそれぞれアプローチする課長と庭野。
それを、まっちーは聞かれたらあっけらかんとあの口調で答えちゃう。
「ハイ、昨日は課長と●●しました」とかw
それを後ろであっちゃー////って頭抱える屋代課長。
そんな二人に、庭野が「抜け駆けしないでくださいよ!!」なんて喰ってかかったりとかとかw
前途多難な、でもオープンなラブが似合いそうですv
そこまで妄想しました。あの予告だけで(笑)


私の拙い妄想なんかはほっといて、このドラマ『家売るオンナ』の非公式ファンサイトさま。
不動産についての色々や、最終回予想などもやってらっしゃるサイトさまです。
ブログの方ではお恥ずかしながら、拙宅の記事も紹介して頂きました/////わ~//////
その節はありがとうございましたーv

家売るオンナファンの方、御存知なかったら一度覗いてみてはいかがですか?

『家売るオンナの研究室』
『家売るオンナに学ぶ深イイ話』
管理人:ieurulabさま
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2016*09*02(Fri)
家売るオンナ 第8話 感想
これはないと思った回。
7話であれだけ変化球を加えてコメディながら人情深いしっかりとしたものを見せ深めてきたドラマを
後は加速して最終回へと躍動付ける筈なのに何この失速。
脚本家さん、変わったの?
投げたの?
って疑うくらい酷いです。

色んな意味で泣けてきた。
いや、笑えたよ?いつものように面白かったですし、もうね、キャラの行動がツボってツボって!
課長まで「売れない家はない」なんてまっちーに染められてるわ
前回で解き放たれた白洲美加はまさかの一人GO!
髪自分で吹かせているよw 爆笑w
成長したというか、信者になったというかw

でも、割とアリだなと思う。
社会に出て、尊敬する上司や憧れの先輩上司なんかとの出会いが
社会人スキルを高めるなんて良くあることだし
白洲美加がまっちーみたいになりたいとまでは思わなくても
素晴らしい人だと人柄に惚れ、認められたいとか、憧れとか
評価されたいという気持ちや思いに変わり、仕事に向かわせるって、素敵な人生模様である。
なんか爽やかに素敵だし、微笑ましいエピだ。
この変化はとても気に入りました。

しかも、クッキーでいちゃつきたい相手(足立王子)といちゃつけないで、宅間さんにあーんされちゃうとか
屋代課長の元妻を覗き見る堂々とした覗き見(笑)とか
不細工で不躾な感じも、上手いなぁと。
細かい所で笑える。


足立&庭野のコミカルなやり取りも良かった。
「庭野、足はっや!」っていうツッコミもw それぞれのキャラの特徴が表れてて好感触。
眼鏡男子は密かに画面的に萌えましたし
尾行のやり取りや、まっちーが依頼者に不倫を追求する喫茶店で
背後に姿勢良く並んで座ってる二人とか、とにかく演出と演技に、今回は笑わせてもらった。
そしてここでも見る目がある足立と、まるでいいとこない庭野w


ちちんぷいマスターに「どっちが好きなの?」と聞かれ
どっちも好きだと答えたまっちーの、その断り分析がネガティブ過ぎて、精巧すぎるのも
まっちーらしくて爆笑。
ってか、まっちー、そこもばっさりか!w


・・・・・でもこれら諸々は、ここまで見てきたらから面白いだけであって、話が面白いわけじゃない。

課長が「私に売れない家はないです」っていうおかしみも
白洲美加が自分で自分の髪を靡かせる意味も
足立&庭野がまっちーのいいなりになる面白さも
全部、ここまでの経過を知っている人間が脳内で組み合わせる含みとして可笑しいのであって
一話完結として今回だけ見た人にその面白さは伝わらない。
それは物語が面白いとは言わない。

ましてや、連続ものならまだしも、完結型でそういうネタだけで笑わせようとしているのは
やはりちょっと脚本家さんの才能のなさを疑っちゃいます。

事実、面白いからと私も周りに薦めていたが、この回を初見した人間は
「面白かったけど・・・。北川景子もキツイ感じが逆に面白くもあったけど・・・」と言葉尻を濁す。

そう!このドラマの本当の面白さってこうじゃないですよね!?
もっと別な部分でしたよね!
もっと破天荒に突き抜けるまっちーの突飛さとか、ゲストさんの思わぬオチと人生岐路だとか
重さと深さがコメディに描かれる所に、まっちーの強引さが面白可笑しく映る、そういうところですよね!



大体、不動産ネタはもうネタ切れですか?嘘でしょ!
きちんと取材すれば、まだまだ、あるあるが出てくるもんなんじゃないのか。
一人暮らしとなった妙齢の独女に五人のルームシェアを提案するとか、ないわ~。
ちょっと現実味薄すぎで、勿論リアリティをそこまで求めている訳ではないが
共感性が生じないからラストに感動も開眼もない。

冗談半分かもしれないとはいえ、結婚という安定を希望していた女である。
将来の人生をそんな風に割り切れるとは一般的ではないでしょう。


また、何故か今話は二重路線。
もう一つ物件売買が絡ませられている。

お天気お姉さんは、キャラの二重人格が後の復帰に繋がるというオチで
こっちは幾分すっきりしていたかな。
彼がいなくなってしまうことを実感したら仕事が出来なくなっちゃうとか、可愛いけどちょっとコドモ。
それまで仕事とプライベートをきっぱり割り切っていたんだから
強がって平気なフリをテレビの前でも見せて欲しかった。

「アンタが不倫してたとかよりも、こっちは結婚してたことがばれて大変なんだよ!」
これもツンデレな台詞だったんでしょうが
ちょっと分かりづらかったかな。

愛があろうがなかろうが、お互いを補完しあっているんだからと
まっちーに背中を押されて、天窓がある家で元サヤ。
二人でこうして昔は空を見上げてたね・・・。って。

「あんたがいないと文句言う人もいなくて困る」
「文句も言えばいいよ・・・」

う、う~ん・・・流石サディスティックなマリコさま(違)
可愛いんですけど、お天気お姉さんとその夫の不倫でこんなにももたつかせるのなら
それに見合うラストを持って来ないと。
尺の長さと内容が合わない。
ちょっと子供向けなイザコザで、大人が耐え得るドラマ性ではなかった。


それが、もう一つの路線となんら関わらないからラストが更に散漫となる。

その、もう一つの屋代課長の元妻との復縁騒動。
離婚しちゃったから、もう一度こっちと復縁しようとする屋代課長の元妻。おおぅ、肉食系熟女。
はっきり言わないから押せば落とせると睨み、まったく引かない。
そんな彼女に、屋代は最終的に今も交流があるバツイチ仲間と共にルームシェアをすることを提案。
「一緒に住めば、愛が無くても家族である」

もうここは屋代課長役の仲村トオルさんの演技力の賜物!
とにかくヘタレな感じの口ぶりとか言い方とか台詞とかが絶妙に可愛かった!!
文句を言いながらも、仲良くノリの良い会話しちゃったり。

同時に、昭和のあの頃の年代は結婚に理想を抱き、ステータスを求めるが如く
好きでなくても結婚に踏み切ったという昭和解釈も興味深い。
このドラマは、ちょくちょくそういうジェネレーションギャップを挟みこんでくるから
妙な哀愁が出ている。

この流れで、まっちーとの間も、愛情云々ではなく何らかの情による「好き」が生まれていたと
繋がるのかなとか思ったら、違った・・・。



二つの物件売買を同時に描いたこの意図も薄い。
ロジックも弱い。
双方に相関関係があるならまだしも、私の理解力が弱いのか、接点が見当たらない。

きちんとした夫婦に戻った家族と、夫婦に戻れなかった家族を描いたのは分かるが
それと戸建て不動産がどう繋がったのか。
愛がなくても一緒に住めば家族という結論にしたいのなら
お天気お姉さんの方も、夫は花屋の娘と関係を継続させるべきだ。

その上で、仕事では補完しあっている理想的な関係なのだから
割り切って仮面夫婦を演じる意味がある・・・とかにするなら、倫理的にはどうかと思うが
結末の筋として理解も出来る。
お天気お姉さん夫婦に愛があるのなら、両方同時に描かなければ伝わらなかったテーマは?
家族という言葉を使いながら
愛がある方は夫婦になれたけど、愛がない方は離婚のままでしょ。
何かがすっきりとしない。

違う結末を選んだ、愛があるのとない対称像であるのなら、同じ戸建てで逆の未来を歩き出す選択は
確かに色々な人生を示唆しているとは思えた。
でも、リンクさせる意味が分かんないっていうか、だから結局何が言いたいんだと。


スピード感ある仕上がりが味のドラマだったのに、中盤のこのダレ。
ルームシェアと半分にされ、不倫ネタもまっちーに誤解されるという逃げ技でかわされ
なんだったのか?

いや、もう、勢いで面白いんだけどさ・・・。
なんか違うでしょと。

布施さんが持っていた案件がまさかの早業でまっちーが売ってきたとなるのかと思いきや
ここもスル―か。

どうしちゃったのか。
前回までのあのクオリティはどこ行っちゃったのか。非常に裏切られ残念です。
第7話、8話なんて、製作陣がクールの中で一番力を入れてくる場所だろうに。酷過ぎる・・・。
これが、SPかなんかのネタだったら、まだ許せた。
しかしまだ最終回を迎えていないドラマ終盤ですよ?ありえない・・・。
ほんともう、どうしちゃったの。


足立王子がお天気お姉さんに入れ上げて、そのギャップに動揺し、庭野と同レベルだったことも
実は少々違和感が残った。
そんな足立が・・・ってところが面白いのだろうし、実際表情が固まってる感じとか、目の見開きとか
もう正直かなり笑ったのですが
しかし冷静に見直せば、ここまで完璧王子であり、その能力の高さを示してきたのだから
ここはそれでも冷静に仕事を完遂してほしかったところであるし、ドラマとしてはそうするべきだった。

たかがこの程度ででペースを乱されているようでは、営業として無能なのだと示したも同然だし
若いなって感じ?
それではまっちーに負けて当然であり、まっちーの凄さも半減。
まっちーの凄さは確かに成績ではなくあの強引さとSっ気たっぷりの口調にあり
それは視聴者的には充分過ぎるくらい分かっているんだけど
ドラマ内での明確な凄さというのは、赴任以来トップの足立を抜いて棒グラフを一人かっ飛ばしていることにある。

それまで営業成績取れてきたのも、別にまっちーが赴任してきたからではなく
足立は別営業所に行ったって大した成果は出せなかったよって話になってしまう。

そうなると、数話前の引き抜き話のクオリティから下げることにも繋がり
全ての流れが澱んでしまうんですよね。
ここはやっぱり、この程度で動揺とかはしてほしくなかったです。
キャラ改変しすぎ・・・・。


まっちーの「好きです」発言もどこへ繋げたつもりなのか。
二人の欠点をまくしたてる面白さは格別で、そんな目でいるからまっちー男掴めないんだよv
んもう、かわいいなっ。//////

これで本気の愛を感じてしまった課長が本気になっちゃったら、おっと思う。

けど、この三角関係がこの回に挿入される理由は希薄だ。
今回の流れで、愛があろうとなかろうと、家族と言わしめたことからして
まっちーにとって、恋愛ではなく、営業所は初めて手に入れた居場所?という結論に持ち込まれそう。

一人で立ち去っていくまっちーの背中がカッコイイんだけど、妙に心許なさそうに映す画面が凄い。


ここまで楽しく見てきた手前、それなりに面白さや言いたいことは伝わったが
それに頼ったような脚本はやはり駄目だと言える。
キャラで笑わせて貰えたから、楽しかったけど、物語としては最悪。
この話でその魅力を伝えるには色々と不十分な荒削りが目立った。
今回は演出さんと役者さんの熱演に助けられた印象。
私の中では申し訳ないが、なかったことになりそうな一話である。

好きなドラマだから色々褒めたかったんだけど、盲目的に讃えてしまってはファンではなくなるので
否定的な記事になっちゃいました。すいません・・・。
折角まっちーと課長と庭野の三角関係も表面化した重要ターンだったのにな~。
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2016*08*27(Sat)
家売るオンナ 第7話 感想
今回のお話。いつものように腹筋になるほどのパワフルコメディを期待していたので
不意を突かれすぎて不覚にもやられました・・・。沁みた。
不動産価値というものと人との関わりに付いて一つの独自理論が展開され、それが熱い。
これを第7話に持ってくるプロットにノックアウトです。ここでこれか・・・。


第7話。
白洲美加の家を売るか売らないかというお話。
オチとしては、何気に家は無くなるし結局親は離婚したしで、割と辛辣な回。
でもそこは白洲美加だから・・・(ーー;)

お話は、家を売りたいと言いだした白洲母がテイコー不動産を訪れ
それを必死に思い留まらせようとする白洲美加と母の争いから
売却よりも離婚よりも、白洲美加の感情と決断に物語はシフトしていく。
珍しく、お客さん(ゲスト)の話ではなく、白洲美加の意思がメインとなる回だ。

そこで生まれ育ち、沢山の思い出を刻み、成長を重ね、人生の半生がそこに詰まっている家を
傷痕一つ大事だからと壊さないでと駄々を捏ねる白洲美加。
あんなに仕事投げやりだったのに
売却を嫌がり、それがダメならせめて取り壊しはしないでと泣き
それを了承してくれる客を探すだめチラシを配り、現地販売で家ごと買ってくれる客を必死に待つ。

まるで一気に有能な不動産売買営業員にでもなったかのようだ。

どの口が言うんだと言わんばかりの必死さは、これまでの堕落した仕事ぶりが生きていて
妙な切実さを訴えていた。
勿論、不動産業界に勤めている関係者としては有り得ない物件執着だし
売買技術も何もあったもんじゃないんだけど、とても共感性高いシーンになっている。
泥臭く、曝け出しているからかもしれない。

また、考えすぎかもしれないですけど
自分の身に起こった時にようやく家を売りたいとやってくるお客の側に、彼女も立てたんじゃないかなぁと思うと
彼女の成長の兆しとなったかもしれませんね。
ちょっと微笑ましいエピではあります。


また、個人的に家への執着はものっっっすごく分かる・・・!わかっちゃうんだよなぁ・・・・!!

私も似たような経験をしたことがあり
私が社会人となったその年に家を建て替えられてしまったので
帰る場所を失った上に、自分の環境も変わって、ストレスで体壊して~・・・っていう情けない過去が。
特に私は親よりも家への愛着が強く、友人もいなく
家そのものに安心感と居場所を抱いていたところがあったので
かなりしんどかった。

思い出の傷痕も、ここで辛いことも悲しいことも乗り切って頑張ってきた形と証明を
全て失わされた気になるんですよね。
でも、そんな物理的なものに心理的依存や自己肯定を求めていては人は歩いていけないわけです。


そういう自らの古傷があるので、必死に食い下がる白洲美加が
まるであの時出来なかった自分自身のように見えてしまった。
分かる、分かるよ・・・!

周囲の同情的な対応も、なんか泣ける。
あれほど厄介者扱いしている白洲美加を、だけど、気持ちは理解してやろうという面々の優しさが
ちょっと社会の温もりを見せていました。
社会から失われていくものを描く一方で、社会の輪を見せるこのさじ加減も絶妙。


・・・あ。
足立王子と白州美加とのやりとりだけはちょっと爆笑したした。
彼女は呑んだくれなんだから呑ませちゃだめじゃんw
しかも、魚嫌いとか言っちゃうKY系。乾杯をビールで揃えないw 「あたしファジーネーブルで」
コイツ、絶対嫌われる系だよ・・・w うけるw

いつの間にか白洲美加の尻に引かれてしまった宅間さんもいい味出てきたんですけど
前回で吹っ切れた足立王子。
毒舌は変わらずw だけど付き合ってあげるんだw 
目ん玉ひん剥いて、営業魂の如く場を取り繕える精神力に、ウケてしまった。
このまま本当に落とされちゃったりして。・・・罠に。


で。
物語は最終的には白洲美加の立てこもりへ発展。
意地でも実力行使で家=自分の存在意義を壊させないようにと叫ぶ。

それを、まっちーが、「貴方は私みたいになるな」と切々と諭す言葉がもう最高だった。

自分は高校の時に家を失ったから、家への人並み以上の夢と期待を抱いて
結局、家という概念から離れられなくなってしまった。
そんな風に囚われないようにと、「解き放て!」

すんげえ台詞なんだけど、私の胸にも突き刺さった。
過去に妄執しているから辛いし、傷になっているし、先へ進めないのだ。
人が一人で生きていくのは物理的なものに依存していては駄目なのだ。
自己肯定を物に求めていては駄目なのだ。
そういう変化のない壊れてしまうものではなく、もっと流動的で普遍的なもの。強いもの。
人と人を繋ぐものは、もっと別のものであるべきで、人を支える理由も価値もそこに見出すべきなんだろうな。

なんかそういうことをふらふらと考えながら見ていたから、余計、淡々と語るまっちーの言葉が
沁みてしまった。
別に白洲美加は家から出られなかった訳ではないし、家への可愛い愛着を抱いていただけではあったが
何か煮え切らない生き方をしていたこともあって、描かれはしなかったですが
彼女もまた拠り所を抱いていたのだと思わせられる。
むしろ、自立しながら、社会に居場所を見つけ出せない立場だからこそ、安らぎであったのかもしれない。
それを甘えと言ってしまえば簡単だけど
私はそんなさばさばと割り切れないから、余計このラストは重たかったです。

がんばれ、白洲美加!


一方、抜け出せなくなってしまったと語ったまっちーが悲しく映り
だからこそ、彼女もまた、結婚という形で環境の変化を人に求めているのかもしれないと思わせる流れが
これまた巧い。

まっちーがずっと結婚したいと言っていた言葉がここになって、単なるコメディの一部ではなく
切なる哀しみに裏打ちされた願いであることを感じ取らせた。
ここまで家を売ることに快感を得ているがの如く、猛烈に貪欲であったまっちーが
自分の生業としている「不動産」に負の側面もあることを知ってる。
ツールへの多面的な見方を付与することで、より説得力を与えてくる。

そうやって、家に夢と理想を持って、縋るように生きてきた人間が
そんな家もまた人を壊すものだと受け取める気持ちってどんなだろうって思った。

家は家。仕事は仕事。
ブレない彼女の何かが見えた気がします・・・。
そういうキャラのグラデーションをスピード感ある描き方で派手に造ってくる脚本と演出が
とても好きです。
もっと掘り下げてもいいとは思ってますが、このくらいのさじ加減だからこそ、説教臭くないんだと思うし。

う~ん、これは私的お気に入りドラマにランクインしそうだ。


勿論冷静に見ると、脚本的には辻褄が合っていない部分もあることに後で気付くし
色んな意味で弱い部分もあることは否めない。
例えば、白洲美加が立てこもった時、いつも何でも一人でこなしちゃうまっちーが
なんで庭野にメール入れたのか?とか。
みんなを現場に呼び出し、なのに、「私が行きます」と一人解決。
だったら呼び出した意味ってなくね?

ここはむしろ、他のメンバーが先に現場にいて、オタオタしていてどうにもならなくて
庭野辺りがまっちーに助け船を出すという流れにした方が行動として自然だった。


また、不動産という意味で、今回は取り壊すものの方だけに尺を割き
白洲美加の両親に与えた二つの部屋は、適度な夫婦の距離感としてオチとしては面白かったし
爽やかだったんだけど
不動産ドラマとしてはやはり安易すぎ。
ちっとも売買における技術的な面がピックアップされないので、ちょっとお子様風ではある。
お仕事ドラマ、ではない。

でも、それを押し流してしまうくらいのインパクトあるキャラと、描きだされるテーマ性が他にあるので
大して気にならないっていうのが本当のところ。
それはそれで良いと思う。
でも、脇はしっかり締めておかないと、折角のハイクオリティなドラマが勿体ないですね。


ゲストさんのキャスティングは秀逸。
白洲美加の母親役として、原日出子さん。
もぉぉぴったり!そっくり!本物の親子のようなキャスティングでハマっていました。
彼女に出演依頼したスタッフさん、センス良すぎである。
性格もおっとり系で役作りされておられて、しっかり者な感じも、あの白洲美加の母親って感じでした。
そんな親の娘なんてこんなもんである。



安息の地という側面の部分を反対側から切り取って、並行して描いた庭野のお見合いが
また真逆に明るく可笑しいのも上手なカットで、ここの一連のシーンは笑えた。
庭野くん、やっぱり君はオチ要員か。

お見合い相手の女、声ちっちゃ!!何言ってんのか、わかんねぇ!
そりゃ相手もいないわw・・・と思わせて
お見合いはまさかの女の方からのお断り。
嫌な理由。「1.自分のことを自分と呼ぶ」ってw 爆笑w

そこからもうダメだったのか~。庭野くん。

確かに私も珈琲と紅茶を両方一緒に頼む男は嫌だぜ。店員急かすより、そこ訂正しろよw
だから君は駄目男なんだな・・・。最後にデカイ鯉を逃がすタイプ。

私としては別に屋代課長派でも庭野派でもないので、この先どっちとくっついても面白いと思っているのだが
このままの庭野で、いつの間にか落ちていた、では嫌だなぁ。

まっちーへの恋心をがつんと掴むには、彼みたいな男が一発華麗に決めると、まっちーは簡単に落ちそうなんだけど
どうだろう。
頑張れ、庭野。
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2016*08*21(Sun)
家売るオンナ 第6話 感想
ツタンカーメンってw

大爆笑!確かにそっくりだったw
北川景子ちゃんレベルの鼻の高さと整ったお顔を古代エジプト・ファラオにしてしまうとは何てコワイ脚本だ。(笑)
もう今回は笑いに笑いました!ある意味神回だった。
すげえよ、もう言葉も無いよ。
本当のコメディってこういうセンスの良さで勝負するものだよなぁとしみじみ思った。



第6話。
今回は、夫婦問題を幾つか重ねて、不動産そのものよりも不動産業者としての意味を問う回でした。

『どん底の経済の時代に就職した20代30代。彼らは理想を持たない。
 バブル期を知る40代50代。彼らは諦めることが人生だと思っている。
 男たちは皆、上辺の平和と建前が好きだ』

え。そういう話だったの?!
さり気なく冒頭でナレーションで纏められちゃったけど、そういう認識はなかったなぁ。
ちょっとウケた。
でも解説するなら確かにそんなジェネレーション階層のある男どもが覇気ない感じで揃っているメンバーではあった。


そして、今回はそんなキャストの個性が光る回でもあった。
まずここの仲村トオルさん!屋代課長ですね。

この冒頭ナレーションの裏で、画面では社員たちがいつものエレベーターに乗り込み
出社してくるシーンが流れるんだが
そこでのちょっとくたびれた感じとかを入れてくる、仲村トオルさんの表情が良くって!
顔だけで、視線の位置などで、色んなものをちょいちょい挟みこんでますよね。
こういうとこ、上手いな~と惚れぼれ。
あまり尺の長い役ではないのに、味がある。

他にも、庭野がまっちーに先に報告しちゃうところでも。

「お前、いつのまにか俺に報告しなくなったな」
「あ」
「僕が課長で、課長が僕だ」

こういう言い方が、ほんと可愛いっ。
台詞も可愛いんですけど、それを上手く利用してキャラを造り出していく感じはさすがベテランさん。
センスが光ってますね~。



次に頭角を現したのが、前回からちょっと味出てきたなと思っていた、白洲美加!
うん、彼女は上手いと思ってるよ私!
もう今回はイモトさんいなきゃ成立しない面白さだった!めっちゃ笑った!

今回の物件。
一等地なのに1000万の戸建て。
どういうことかというと心理的瑕疵物件。
へ~、そういう言い方するんですね。
要は事故物件。

それをまっちーがいつもの如く「私が売ります」
現地販売すると言いだし、そこに白洲美加を連れていく。

事故物件を見学に来たお客様には事故内容の説明義務があるとのこと。
それを客と一緒になって聞いて、隣で悲鳴あげる白洲美加w
やかましいと合いの手を入れるまっちー。

もうこの辺のやり取りがリズミカルで!
ちょっとウザい白洲美加と、それをワンマンで振りまわしちゃうまっちーという構図は
第1話からの基本構図ですが
最近それが馴染み過ぎていっそ愛も見えてきた。


でもそれはまだ序の口だった。

夜何故かここに泊まるといいだしたまっちーに、付き合わされる白洲美加。
塩撒いてるよw
その力任せな撒き方ww
投げやりな撒き方w
筋肉質だな。

「三軒家チーフにもかけときますね~」
まっちーにも投げつけるw


外は大荒れの天気で、雷まで。

「もぉやめてぇぇ」
文句垂れながら、寝袋並べてご就寝。

イモト、寝袋の超似合う女w
これ、自前のだったら余計ウケるw
そして隣にいる北川景子ちゃんの似合わなさギャップがもの凄い。
何つー画ヅラだ。

それを見た白洲美加が一言。
「三軒家チーフ、ツタンカーメンみたいですよ」

確かに!!
確かに!!
だから黄色い寝袋なのか!大っ爆笑!そっくりだわ!


「事故物件に住む人なんているのかなぁ」
「いる」
「いるんですか!?・・・お知り合いですか」
「わたし」
「いぎゃあああああああ」←この何とも言えない驚声w
「うるさい」
「すいません・・・あ、あの、やっぱり・・・・・なんかお宅って出ますか・・・?」
「勝手にドアが開いたり閉まったりする」
「い、いるんですね・・・」
「家に罪はない」
「意味分かんない・・・」

何かが天上から落ちる。(これ、何落ちたの?w)

「いぎゃあああああ」


爆笑。
もうここのクダリがおっかしくて、おっかしくて!
ドアが開いたり閉まったり~のクダリはここへ繋げるためだったんですね。
また、会話のリズム感が良くって、掛け合いが最高でした!
こういうのってノリが大切だし、それを阻害しない声のトーンやら言い方やら、センスが光るところなんですよね。
例えば、白洲美加の役を、ちょっと仕事サボる若手社員ということでアイドル系にオファーしてたら
ここでのこういう面白さはなかった。

いちいち、下品なままに「いぎゃあああ」って叫ぶ声の大きさとか早さとかは、とても大事。

くっそ笑わせて貰いました。
文句垂れつつ、付き合う白洲美加のキャラが面白かったし
イモトさんのツッコミも、怖がりな口調も、崩れた不細工な表情までも
全部面白くて仕方ない。

いいわ~、この組み合わせ。


ただ、流れに乗ってスコーンと笑ってしまえばそれで流れてしまいましたが
後になって冷静に考えてみると、割と無理ある脚本なんですよね。
事故物件に泊まるという行為が仕事上意味あるものではなかったし、結局何のためだったのかも分からないままだ。
その設定を有効に活用しきれていないラストだったので、惜しかった。

また、そもそも、事故物件って、そういう意味での忌み物件ではないですよね・・・。
まあ、心霊スポット的な物件もあるにはあるでしょうが
普通は、事故が起きた家=何かが出る(幽霊)ではなく
縁起が悪いとか、資産価値とか、そっち方面の心配じゃないですか?違うんですか?
夜な夜な、女の怨霊が彷徨うとか?そういう心配?だけ?

住んだ人が毎回事故死して呪われている、とかで、出入りが激しいアパートとかになったら
確かに私もちょっとビビると思う。

事故物件の不利益さや経済損失などについて、話を広げ
日本における資産運用の課題とか、空き家現状とか、そういう方面でもっと深入りして欲しかった所でした。

それと!
事故物件と言えば、まっちーだ。
毎回まっちーの住んでる家のカットで必ず使われる新聞記事で
あの記事横に「熱中症に注意」と書かれているのが、奥が深いなと不意に思った。
最近暑いからな・・・。


「わたしぃ、足立さんと付き合ってるんですけどぉ」
いつの間にィ!
笑える・・・白洲美加の脳内ではそういう設定なんだ・・・。


トイレに行きたくなる白洲美加。
ゴロゴロと寝袋ごとまっちーに転がる動きが笑えた。甘えるのに無反応なまっちーにも笑える。
仕方なく一人でトイレへ。
お誂え向きに台風が接近していて窓がなるたび、大絶叫。
そして、お決まりの流れの末に、背後に人が!

ゆっくりと振り返るこのカットのてっぱんぶりがもう!

暗闇で見る北川景子ちゃんの端正なお顔。確かにホラーかもv
「ぎゃああああああ」by白洲美加

爆笑。もう腹痛くなってきた・・・・w
でもトイレには二人で入るのね。
「私が先」

もう、ここのクダリだけで結構オナカいっぱいです~vvv



さて。
前半にそんな風に事故物件で笑わせておきながら、後半、本題が動き出す。
生温い慣れ合いだけで終わらせないのが、このキレのあるサイダー系ドラマの凄いところ。
足立王子回です。

足立王子。
自分の顧客がまっちーと契約を結んだことに大激怒。
えーっ!キャラ変わってないー!??

でも確かに、前回から一人居残り残業したり、やけに業務成績のホワイトボード眺めてみたり
みんなが思っているほどイイ人じゃないみたいな宣戦布告もしていた。
そうか、このための伏線だったのか。

でも、そもそも足立のキャラがここまで、僕は関わりません~っていう我が道行く系だったので
やはりここは唐突感が大きかった。
他人の評価や自分のプライドをここまで誇示するタイプだったとは。
もっとマイペース型に見えていた。
豹変は、遂に堪忍袋の緒が切れたということなのだろうが、もう少し予期が欲しかった。


そんな足立の元に、かつて家を売買した和菓子社長夫婦の夫の方が愛人にマンションを買いたいと訪ねてくる。
足立は理想の夫婦に良い物件を紹介でき、人に夢を与えられる仕事だと
そこに誇りも抱いていたのに、愛人だなんてと葛藤を抱いた。
でも、仕事だからと、夫の愛人に向けて幾つか物件を紹介する。

「会社と自宅の間に住んだら、私は都合の良い女になってしまいます」

社長の意向とは違う物件を愛人は依頼。
どうしようかと悩んでいた所、和菓子社長夫人が乗り込んできて、愛人関係が表面化。
夫は一変。
愛人を捨て、本妻の元へと戻ってしまう。
愛人は愛人で「ふざけないでよ、そんなマンションなんかいらないわよ!貴方最低ね!」


勝手な行動を見せられ、その間で不動産を仲介してきた自分の仕事に
夢などないと疑問を感じてしまう足立。
・・・・というお話。


なるほど、今回はそんな夫婦の亀裂がテーマなのか。
そもそも別件の事故物件も夫婦のなれの果ての事件だった。

さり気なく、事務の女も前回まで私の彼氏も~vvvと浮かれていたのに
「彼氏も奥さんより私の方が愛してるって言ってくれるし」
お前も不倫かよ!
愛情ドロドロだな!
どこにも純愛がないこの感じ。
それを、事故物件の一件が視聴者に最悪の悲劇を空想させてもくるから、ドロドロは更にドロドロに感じる。


しかし、上手いなと感じたのはその後。

凹む足立を庭野があのラーメン屋に誘い、そこにはまっちーの姿。
二人で怒られ、次の日、足立も一変。
「貰えるものは貰っておいた方がいい、マンション、買いましょう!買って貰いましょう!」

強かな結論は、つまりは仕事は仕事、物は物。
潔い割り切り方は、正にまっちーのように爽やかで、あんなに愛情ドロドロだったのに
妙に後味をすっきりとさせてきた。

確かに不動産屋は家を売ることが商売で、相手の人生に関わるとはいえ、相手の将来まで背負うものではない。
仕事は仕事なのだ。
和菓子社長夫人が乗り込んできて、足立に「貴方が私の家庭を壊したのよ!」と苦情をぶつけるけど
それをまっちーが、すっぱり切り捨てるシーンを象徴として、小気味良かった。

「愛人に家を売らないで!」
「それはできません」
「なら貴方は私の家庭が壊れても良いというの!」
「夫婦のことは夫婦の問題です」

それはそうなんだけど、ここまでドラマを見てきて、人の人生に深く関わって落としてきた手前
その潔さが、何とも新鮮な色味を帯びて感じさせる。

でも、まっちーはずっと言っていましたもんね。
「そのあと、どうなろうが知ったこっちゃない」ってww

そのポリシーのまま、足立と庭野に説教。

「あなたたちの仕事はなんだ!」
「・・・!」
「家を、売ることです!!」

仕事は仕事。相手の人生をどうこうしようなんて、傲慢だ。
それを悟った足立王子。
一気に開花してしまった。

う~ん、「落ちた・・・」というまっちーの心の声が聞こえたよ。
こうしてみんな懐柔(洗脳?)されていくのか。



・・・・っていうところまで見せておいて、最後に屋代課長ですよ。
以前取り扱った物件が取り壊されることになり、そこに立ち寄っていた屋代課長。

人と関わる職であり、不動産を見届ける仕事でもある。
深入りはしちゃ駄目なんだけど、やっぱり越えられない一線の部分に温もりはある訳で。
そこのさじ加減の曖昧さの中で人は仕事をしていくのかも。
割り切れないのは男の性なのか。
やり切れない男の脆さと狡さがそこに滲み出ていて、いやぁ、男の仕事だ。

そうか、夫婦の亀裂を描いたお話ではなく、壊れる家庭を描くことで仕事の難しさを伝えた回だったか。

・・・・とまで思った時、ふと、冒頭で流れた、突然のナレーションが蘇る。
『男は上辺の平和と建前が好きだ』

ああ!だから男の仕事の姿勢を最初に流していたのか!!
だから煮え切らない男の性を描いた回になったのか!!
SUGEEEE!!
奥が深い・・・。


オチ。
例の事故物件。
死体なんか見慣れている看護師さんが一発購入。

「そんなら、いいや!」
「ええぇ、いいの!?」←この白洲美加のツッコミもナイスだ

そうか、そういう事故物件情報って、病院や葬儀屋なんかにパンフを入れるのか~。
そういう場所に関わる人たちって、死に対するハードルが低いですもんね。
ちょっと面白い業界常識でした。


いやはや、今回は面白すぎた!とっても楽しかったですvv
脂の乗ったスピード感で一気に見せ切った流れは勢いづいていて、無駄がない。
しいて言えば、お隣さんが普通の人かどうかを確かめる庭野のクダリはもう少しなんかなかったかなぁ。
相手が普通かどうかを、女装で判断するって、なんか不動産職としてどうなのって気がする。
だから庭野は家が売れないんだ!
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