Like Sugar&bitter chocolate  邦ドラマと漫画の甘くてちょっとほろ苦い感想雑記。けっこなんでも飛び出すごちゃまぜブログです。お暇つぶしになれば幸い。ヾ(≧∇≦)
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2017*04*09(Sun)
そこをなんとか12巻 感想
随分前に出てきたのに気付かなかった最新刊・・・間隔が空き過ぎ漫画って時々忘れるよ・・・(内容も)
でもらっこちゃんはらっこちゃんでした。
今回は中道先生のエピが冒頭に一話入っていて、あとはらっこちゃんサイド。
ようやく背景が動き出す理屈付けの巻であり読み応えはある。

出来ればホント、冒頭の中道エピは前巻に入れて欲しかったな~。


>中道母娘のお買いもの回

実家に帰った中道先生が母親が騙されて買ってしまった60万円強の補正下着を
クーリングオフするかどうかの回。
がーっと言っちゃう娘と女心を持ち合わせた母親のやり取りが味なお話だ。

麻生作品って必ずこういう大人になってもピュアな視点を入れてくるから好きだったりする。
親だし歳だし、それでも娘心を忘れていないお母さんが
とっても可愛かったです。

綺麗になりたかっただけなのに、娘にがーっと言われちゃってプチ家出。

転がりこんだ先が娘の嫁ぎ先ってのがらしいが
そこで距離感掴めなかった義理の息子と仲良くなっちゃうオチも、麻生作品らしいオチですよね。


「まったくこんな無駄なもの・・・」
クーリングオフは確かに正当な権利ではあるが
買おうと一瞬でも思った娘心を否定する娘の正しい態度が逆に冷徹に映る描き方が切ないです。
確かに無駄なものだけど、まるで捨てるかのように扱われたら
綺麗になりたいって思った自分の尊厳まで否定された気になっちゃう。

でもそうか、弁護士ってそういいう職業でもあるんだなっていう当たり前のことが面白い。

依頼人が望む対応をしても、依頼人がそういう状況に陥った理由を考えると
強ち、救世主でもない。
そこを否定させてくるわけだから。

「本当のことだからって言っちゃダメなこともある」ってテーマが見事。


そんな微妙な心理をバックに、期日を過ぎた下着をなんとか返品させ金額を取り戻そうと奮起する中道先生。
彼女の実力を持ってしても手強い販売会社w
どう攻めるか?という点を模索する思考回路が面白かったです。

強引な勧誘がなかったか、マルチじゃなかったか。
契約書の日付、警告文の文字サイズ。

そういうところしか攻めどころがないか。ベテランでも。
クーリングオフ。鉄壁だな!



>執事回
これが一番良かった・・!なんとも辛辣な恋絵巻!

執事が遺言状を破棄したと宣言し、遺産(億単位)の行方が悪戯に掻き回されてしまった依頼人の
寂しい半生が切ないです。
それよりも報われない恋に一生を捧げた執事さんの人生の方が重たいか。

冷めた愛情と情熱を伝えられない男女のありがちなんだけど見事な相関図が痛いお話でした。
夫婦や、兄の強欲な感じな側面と
一転、執事と娘、執事と奥さまの側面は伝わらない、伝えられない愛が直向きすぎて
それを同時に見せてくるから、重たかった。
嘘が切ない・・!

「あまりに深く愛されていたから直視できなかった」などと涙を誘うことで
父親をさっさと過去にさせた訳ですよね。
涙も流せない家族ではなかったと偽りの幸せと誇りを築き上げて、旅立たせた。

その娘愛も頭が下がるのに、
「私は報いることができただろうか。ただ一度の背信に」と来た。

くわーっ。くわーっ。
撃沈。
とても沁みる大人っぽいお話でした。



>慰謝料未払い回
らっこちゃんがうっかり窮地に陥る回。あまり同情はできなかったが。
いるだろうな、こういう奴。

慰謝料を払うことで示談に成功したのに、出たらそんな口約束は知らない、記憶にないと逃げる男と
その証明が出来ないらっこちゃんが赤星くんの助けを借りて乗り切るお話。

これはもう、そのままラストの爆弾告白に繋げる伏線だったんだろう。

赤星くん、ついにキメたーっ!

酔った勢いでなし崩しに奪われそうな隙を見せるも
らっこちゃん、呑み勝っちゃうw
さすがもとキャバ嬢。むしろこの時のための設定だったんではと思う程、痛恨な二人にウケた。
ウケすぎて、東海林先生派だったのに、このまま赤星くんでもいいやな気分にちょっとなった私・・・。

「お前がいい」にはストレートに漢を感じました~/////


さて、示談金の行方の方は、まさかのオレオレ詐欺ネタだった。
そうか、示談金、補償金・・・なんか詐欺まがいのような響きはある。
示談金を勝手に纏められた悪徳弁護士だと先に親に言いくるめておいて
でもおばあちゃんがそれを真に受けて通報しちゃっていたという。

良いこと何だか悪いこと何だか。
おばあちゃん、ナイスプレイ~。

まあ、口裏合わせは緻密に綿密にやらないとね!って話でした(違う)

こんだけ発売当日に買い損ねた巻でも次巻は2017年の秋か。まだまだ先じゃん。
勿論付き合いますとも!
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2016*01*10(Sun)
そこをなんとか11巻 感想
なんっじゃそりゃあぁぁー!と叫びたくなるラストのそこなん11巻です。
今回は法的な面白さと言うよりも、麻生作風の面白さが際立っているようなお話が多かったです。
人の心の襞や、感情の擦れ違い、そこから生まれる人間感情。
そういう些細なことなんだけど人間っぽいっていうネタが、この人の作品の上手いところで
私の好きなところです。

その分、法的解釈の面白さが希薄で、ちょっと物足りない・・・。
いや、この人の作品は基本好きだから良いんですけど。

まあ、それでもラストの中道先生の決断には腰が抜けそうだ。

妙齢であるし、恋愛願望強い人だったから
彼女視点ではなんら不思議はないんだが
いかんせん、そんないきなりの戦線離脱って、ありなんかーいと。

私だって、こういう不器用な女には幸せになってもらいたいが
だったら今までのらっこちゃんを巻き込んだ恋愛模様はなんだったんだと。
三角関係を引っ張られて、クライマックスもないまま散会させられてしまった未消化感・・・。


漫画構成として、ちょっと疑問を感じてしまっただけで別にどってことないんですが
らっこちゃんが諦めるようなそんなシーンってあったっけ?
中道先生が、ここでもう限界だと引いてしまうほどの恋模様ってあったっけ?

なんか急すぎて付いていけない・・・。

や、幸せならいんだけど。



>東海林先生の過去話
これは笑った・・・。
東海林先生、そんな女に迷走してたのかよ・・・!
いや、童貞でいられるよりもずっと良いんだけど、それにしたって、破局が早えぇ。

一人めは特にサイテーだ。
化粧落とした女の顔が能面って、そんくらい知っておけw 若造め。
詐欺レベルてw
出会いもベタすぎ。そんなのに引っ掛かる東海林先生・・・(苦笑)

2人め。
あ~、結婚式で再会、ありがちありがち。
しかし金の切れ目が縁の切れ目。
これはちょっと哀れ。

女って強かではあるし、未来が見えないことに不安を抱くのも確かだから
人に因っては分かる分かるとかなるんかな。

よく、芸能人やスポーツ選手とかで、下積み時代を支えてくれた相手、とかいって
一般人さんと結婚してるけど
あれは濃厚な愛がなければ出来ないんだね。


三人め。
弁護士だと言わないスキルを得た東海林先生。
少しイイ男にランクアップ。

だが、この女・・・!
弁護士と分かった途端に、利用しまくり。
しかも言い訳が「だぁってぇ」と来た。うっわ。最悪。
ここは本気でいらっと来たよ!東海林先生!

「法律事務所って敷居が高いし、幾ら請求されるか恐いし、ちょっと軽いアドバイスが欲しいだけだしさ~」

うっわムカツク。
仕事を尊重しろ~。破局して正解。ってか法テラス行け。


そしてそんな遍歴を持つが故に、のれんに腕押し状態の中道先生・・・。哀れ・・・。

でも、後半の話を読むと、東海林先生は中道先生の意図に気付いていたんですよね。
恋心を知ってて、無下に断っていた訳だから
まあ、やっぱ脈なしなんですけど。

その辺の温度差を用いて、らっこちゃんと東海林先生の恋模様を嫉妬を交えて描いてくださるのかと
すっごく期待してたのに。
らっこちゃん、負け戦で終わった・・・。
ま、恋を取れれば、結果オーライ?



>騒音問題
これは、ラストのどんでん返し、いる~?
「彼女の声は騒音ではなくなった」で閉じておけばそれで綺麗だったのに。
若しくは、そんなピュアラブいらないから、「新刊の殺意の音」を捻りだしたと笑いを取るか。
どちらかに絞ってくれた方が、私はすっきりだった。

騒音被害というのは、悪臭被害と同列に、描かれているような非常にデリケートな問題ですよね~。
その辺がすっごく丁寧に描かれていて、くうぅ~ってなった。

調査機関でも、騒音は機械で測定し何デシベル以下などと環境基準が決まってはいますが
悪臭になると、液クロなんかで測れはするものの、もろ人の鼻ですからね。嗅覚頼みだよ嗅覚!
そんなの体調や相手や種類によって、如何様にも変わるっての。
それを法的にどう決着させるのか。
難しいに決まっている。

最初は嫌で仕方がなかった音が、こちらの気の持ちようで心地良い音へと変わるというシーンは
何とも微笑ましいし、面白い一方、残酷な面を描いていますよね。
マンションの上の階の子供の足音が、知らない人なら騒音だけど
知り合いや親せきの子供の音なら、今日も元気だなで終わっちゃう。

同じ音なのに。


それを踏まえての、結婚式の歓声は騒音か?と問い掛けたこの話は
すごく人の心が重かったです。
式場スタッフさんが、苦情を訴えた作家さんのファンじゃなかったら、流されていた一件なんですよ?
それって恐いですよね。

世の中の節理は、そんな危うい一線で成り立っているのが現状かよ!って思いました。
気遣いだけで如何様にも転んじゃう。
この意味に於いては法律なんて何の役にも立っていない。

そういう意味で、人の感情の微妙な明暗が分かり易く描かれてありました~。




>婚約破棄
中道先生が企業法務ではなく民事に関わったこの一件が、まさかあんなオチを齎すとはーっっ!!

ここも、前話と同様に、婚約破棄したいと申し出た女性の心の陰日向が、際どくて・・・!
一歩違える弁護士の恐さっていうのを感じざるを得ない。

それを色濃く描くために、だかららっこちゃんじゃなくて中道先生なのかー!と
ラストの大逆転を見て思う。

だってらっこちゃんだと、先に気付きそうですもんね。
マニュアル通りに動き、そういう遊びのストック持っていなさそうな中道先生だからこそ
ストーカー化してた男の不気味さが、光ってました。


ちょっとメンヘラ入っていそうな女性が、みんなが認めるイケメン男子にセクハラされストーカーされ
誰も信じて貰えず、親や友人からもあなたが悪いと責められ
一人苦しんでいたというお話。

素直に痛い・・・。

こういう細かい嫌がらせっていうのは、本当に、説明のしにくいものですし
一件だけなら、こっちだって流してしまう類のものだ。
それが何件も何件も重なることで徐々にフラストレーションを募らせて行く訳で
じゃー何が辛いの?と聞かれても、説明に困る。証拠もない。

だけど、確かに、鋭い刃は向けられているんだよ!

苛めとか、パワハラなんかにも在りがちな、重大問題ですよね。
よくぞ描いてくださいました!って感じです。


爽やかイケメンくんの方が信頼度厚くて、中道先生がついに放った一言が
彼女にトドメを刺した。
それも恐いです。

些細な言動であるが故に、心理状態に因っては命を断つ程の決定打になることって多々あるのに
それをどう回避するかなんて、完全には不可能でしょう。

「いっそ、気のせいならいいんですが」

信じて貰えなかった、その一言が、彼女の心を閉ざさせて。


でもそこに至るまで、確かに彼女の妄想癖でもあるかのように
少し可笑しな感じで漫画が進んでいく流れも秀逸でした。
そうやって読者も迷走させておいて、彼女を信じさせなくさせたこの手法。
よりリアルに、真実が抉ってくる。

そもそも、中道先生と向き合っていた時の彼女は
少し不安定ではあったものの、表情豊かで一生懸命だったことを、此処に来てこちらも思い出す。

くっそ~!やられた~!

何を信じるかって、ムズカシイ・・・。


だたこれも、前話と同様で
真実を彼女が証言していたという設定だから、際どい恐さの上の仕事が見えるわけですが
もし、本当に彼女が被害妄想・・・ミュンヒハウゼン症候群だったとしたら?
その決定的確証は、実はどこにも示されず
勘で動いただけだったのが、ちょっと心残る。

弁護士は真実を暴きだす探偵ではないのだから
依頼者を護ることに全力でいい。
それでも、何を信じるかは、ちょっと色々難しいなと考えさせられた一ページでした。



で。
だから!それを受けて中道先生、そう出るんだ!!(心理状態は嫌ってほど共感するが)

「ああもううんざり。相手への過剰な依存やら期待やら
 そんなものがあるからこんな問題起こるんだわ。もっと対等で理知的な――」
〝つつがない過程が築けると思った〟その相手が
あ、違う、と思ってしまう。

なにそれー!
昔の意地だっただけなのー?好きじゃなかったのかよー!

で、そんな自分の本音に気付かされて号泣。
優しく話を聞いてくれたシェフの彼とスピード婚。

うえぇえぇぇぇー!!!

二重にびっくら。




>おまけ漫画
そんな新婚中道先生。婚前契約を造るの巻。

しかし、何の惚気かw
まんまと年下彼氏にゾッコンな感じが可愛かったです。


でもこれ、中々面白そうである。
具体的な事例を上げつつ、その価値観や考え方を事前に曝け出す作業でもあるわけだ。
漠然と協力していきましょうと言い合うよりも、ずっと誠実で真摯な気がした。

色気がないというのはごもっともなんですが
相互理解に役立ちそう・・・・・って言っている時点で理屈っぽいか!駄目か!



最後に。
麻生先生の絵は、モブと背景とメインで三つのシーンによるキャラの描き分けがありますが
しっかりと描きこまれる効果の使い方が絶妙で、毎回ガツンと何かを訴えられますv
手抜きに見える線の細さや雑さのコマも、それによって読解度や成熟度を上げる絵になってて
すっごく好きです。
すっきりした絵も見易いですし、ブレがないのもプロですよね~///////

少女漫画にありがちな
よくわからん無造作図形で乗り越えるデカコマも、違和感感じさせてこない構図の巧みさ!
なんでだろ?
素人だから良く分からんのですが、絵から伝わるガツンとくる何かにいつも大満足です。
さっぱり系でいい。


追記。
ぶら傍感想は、後日こっそり追記しときます~。時間なくなっちゃった。
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2015*03*12(Thu)
そこをなんとか 10巻 感想
今回も色んな人々の悲喜こもごも!楽しかったです~!
法律という堅い世界には、人生の味が集約されている・・・!

生きようと必死に頑張る人はやはり美しく愛しくてなんか綺麗です。
それを軽いタッチでさっぱりと描いている漫画なので、ねちっこくないし嫌味もない。
読み終わって爽やかな気持ちになりました。色々!

ただ、前巻のレビューでも言いましたが、だんだん、らっこちゃんがスーパーになってきちゃって
慌てふためいたり、脳内葛藤したりするシーンがなくなり
ノーマルな(素人っぽい)視野からのツッコミが新鮮だったのに、それもなくなり擦れちゃって
しかも漫画の描き方まで、仕事描写が第三者的介入みたいになっちゃってるから
物語全体としてもちょっと淡泊です。

話が面白いから、別に良いっちゃ良いんですけど
そして私はリーガルネタなら何でも美味しいんで、満足なんですけど
こんならっこがみたいんじゃないー!
この漫画、このまま原告(ゲスト)のオムニバス物語と化しちゃうんだろーか。それはちょっとヤだ。


今巻には、全部で3本のお話と、番外編がひとつ収録。
不当解雇。万引き。株主総会。

1.不当解雇
シングルマザーが片肘張って頑張るお話。
何て言うか、物は言い様。・・・・ってしみじみ実感するネタだった・・・。

労働審判っていうシステムは、離婚訴訟前の家裁とかに似てますね。出典は同じだろう。
不当解雇に当たるか否かは、やはり事実認証しかない訳で
如何に日頃の行いがどう見られているかが大きく左右しちゃうんですね~。
耳が痛い。
事実、と言いながら、ほぼ主観てーか、感情論の話やん。

なので、「でも、SOSは発しないとなかなか聞こえないものですよ」と言う言葉は
リスク回避の意味でも正論でしょう。
良い台詞でした。

社会に於いて、直ぐ弱音を吐くような幼稚さは見せたくもやりたくもないですが
どこで線引するかって、割とセンスが求められちゃうんですよね。
賢く生きられる人は、ちゃんとその匙加減を分かっていて
そういう人は多分、客観的に己を見ることに堪能で
リミッターに来たら、ちゃんと、SOSを出せる。
ここから先はやりすぎですよ、通常を越えますよって判断できる。

それが、円満な、ワーキングスペース確保の秘訣なんだろうなぁ。
でも不器用にしか生きられない人は世の中いる訳で。

この依頼主さんもまた、悪戯に喧嘩売っちゃうから、協調性がない。
しかもそれが正論な分、だから疎ましく思う側も出てくるわけで、結果、トラブルになると。


同時に、シングルマザーの社会的軋轢にもちょっと触れられていたのも奥深かったです。
なんか茨の道なんですね。色々・・・!
シングルマザーってなろうとしてなるものじゃないだけに・・・無念です。
先日、民法改正案が出されましたが、なんかちょっと思い出してしまった。
要は、それが制定された時には必要な措置だったんでしょうが
時が経ち、時代にそぐわない部分がそのまま放置されているって部分もあるのかなと・・・。


労働審判をすることになる展開へ。
会社側は
彼女のパワハラを受けて数名が退社している、
上司の命令に従わない協調性のなさ。・・・・などの素行不良と
不倫の子を産む様な人とやっていけないという同僚の意見を上げ
金銭的解決を要求。

対する依頼主・湯川さんは
上司に任せていたら業績が悪化していた、など、上司が無能だったから、と主張。
らっこちゃんが同僚の「キツイ指導は受けたが理不尽なものではなかった」との証言も提出。
要求は、飽くまで復職に拘る。

ここ、企業側ももう少し普通なら対応策を取ってくる筈なので
やる気のなさというか、訴えられる=イメージダウンという認識が疎いのが
ちょっと違和感。
もう少し、開き直った感じの言い訳を用意して欲しかった。

ただ、面白いのは、現実社会でもそうですけど
同じ事案を見た時に、こんな風に人に因って立場に因って
こんなにも見方が変わっちゃうことだ。
だから、物は言い様っていうか、どう切り返すかっていう口八丁な回転の速さが
なんだか全ての勝利の鍵って気がする。

私はそんな簡単に色々言い返せないので・・・(T_T)


でも、メインのドラマは、依頼主さんの拘りに隠されていた。

優秀な人材だと言うのなら、金銭保証受けて他社行けば良いものを、と思っていただけに
とっても共感を得られる理由が出てきました・・・!
妊娠を切欠に、彼氏に取るに足らない仕事なんか辞めろと言われ
苗字も捨てろと言われ
そしたら会社にも捨てられた。

「その取るに足らない会社で立派に子供育てたかったのに・・・」

ああぁあぁぁ~・・・・・。
彼女の片肘張った理由が、切ない!
その覚悟がイイ!気持ちも分かる!
一人で戦おうと決意するまでの、涙を勝手に想像できちゃう流れです。

しかもそれをらっこちゃんにも言ってなくて、言わなかった理由もイイ!
「だって関係ないでしょ解雇と・・・」

んーもー!
そんな竹を割ったみたいな潔癖症だから、アンタ、雁字搦めなんだよ・・・!
くうぅ・・・っ。


それを知ったらっこちゃん。
さあ、本領発揮でっすv ノリノリvv

「湯川さんの愛社精神がそんな風に曲解されて・・・!酷過ぎる・・・!」
演技も誇張。ここら辺がらっこちゃんです。
イケると思ったら、とことん奔放になれる。そんな人情が好きだわー。

エンディングも良かったです。
本当に上司が無能で多額の損益を出していたオチも笑えるし
「負けませんし辞めません」
ああ、彼女はここで頑張るんですね。
見事、居場所を勝ち取った。


でも、その後、頭下げて職場に戻ったシーンがちょっと微妙。
彼女も変わって
これからは片肘張らずに、協調性を持って働こうという、彼女なりの歩み寄り(進歩)の意図なんでしょうが
子育てするということは、本当にしょっちゅう早退だの休みだのを取る羽目になるので
職場の人間からすれば
まるで、自己利益のために頭を下げているだけの我儘に見えてしまう気も。
相変わらず身勝手でワンマンなんだなって思われそうで
もうひとつ何か、はっきりと変化が分かる言葉が欲しかった所です。


2.中道先生の手料理
なんじゃこりゃw
結局、出来る女は何をやらせても出来ちゃうんだよねーって話?ww自慢か!
私が優秀すぎるのが罪なのネって心の呟きが聞こえそうだよw


中道先生が、やったことがないという手料理・・・自炊にチャレンジするお話。
何故か市販のルーではなく、凝りに凝ったビーフシチューを3日がかりで製作。
完璧なプロ並み料理を完成・・・・させちゃう辺りがムカつくわ~~~~~(笑)

何やらせても、そこそこ出来ちゃうんだよね。
でもそこで、「あー男の手料理ってこんなもんかー」って結論になるところがオカシイオカシイ
だから君はオール98点の女なんだよ。あっはっはw


3.万引きオタク青年(笑)
この話、何で赤星くんの秘書絡みにしたんだろう・・・。そこだけが疑問です。

めっちゃ笑った。めっちゃウケた。
らっこちゃんのキャラをクローズアップされると、冴え渡りますね!この漫画!

らっこちゃん視点ではなく、どちらかと言えば赤星くん寄り・・・というか
赤星くんの秘書さんの切り口で話は進みますが
故に、メインキャラを第三者が見たらって視点になってて、ネタとしては希薄。

ただ、らっこちゃん本人の思考を覗かしてくれるのも面白いけど
らっこちゃんが、どう面白いのかを第三者が見る視点のこういう角度もまた、ある意味たまりません~。
そこがらっこちゃんの愛されるポイントって部分が前面に押し出される。

赤星くんは、秘書さんの本音に本当に気付いていないんですかね?
だったら不憫なオトコ。
気付いていたのだとしたら、喰えないオトコってことになります。

でも、らっこちゃんと赤星くんの兄弟みたいな仲良しっぷりは割と好きで
子供がじゃれているみたいで、微笑ましかったです。
こういう同期仲間、いいなぁ。


コンビニ万引きに関してはさらっと流されちゃいました。
あんまり広げるネタでもないか。
ひたすら中二な被告がアホで良かったです。

「万引きじゃ売り上げにカウントされないんだよ!潔く貢げ!」byらっこ
はい。真っ当なオタクの方が余程健全で御座います。


「そうして一つの案件と恋が終わり、赤星の悪評だけが残った・・・・」
赤星くん・・・相変わらず不憫なオトコ・・・!
秘書さん、訂正はしてくれないんだw
そりゃそうか、自分を振ったオトコですもんね、報復としてトントン?

頑張れ!赤星!爆笑中。
職場がこんな不健康な噂の中となると
それを感じていたら悪夢だし
感じていなかったら、秘書さんの好意も気付いているとは思えなくなるので
どっちに転んでも、不憫なオトコ・・・!

秘書が外面良く対応してくれるのは、シンプルな関係が築けて優秀でニクイが
赤星くんーらっこ路線も、また(まだ?)外面の中だしな!秘書さんに比べればマシな程度で。
頑張れ!赤星!



4.株主総会
正直まさか株主総会がこんな体育会系だったとはw
ノリノリらっこちゃんに笑ったよw
そうだよ、らっこちゃんはこんぐらい不謹慎じゃないと!

ここが一番燃えました!
家族経営の老舗和菓子店。
一族経営の恥晒しと紙一重な経営体制は、なんだかちょっとタイムリーな話題も彷彿とさせてくる・・・w
あそこもたしか親子・・!←某家具店


父がワンマンの暴走野郎のファンキーキャラであるために
それに一々苦言を呈していたら、息子の専務取締役が解任されることになってしまった。
その解任は臨時株主総会での決議で決定事項となる、というお話。

株式っていうのは、譲渡制限があるとか
役員人事は総会での過半数で決めるとか
まあ、言われてみればそうだなと思うものの、そんなこと気にしたことない分野なので
新鮮に興味津々でした。
決議で賛成派票と反対派表の分配工作とか、もう気分は選挙だな。
そこで求められるのは、資質でも能力でも裏工作なく・・・・人望・・・!
うをぅ、耳が痛いっ。


息子をえげつなく叩きのめしておきながら
その息子にナチュラルに同じことし返される顛末になる父ちゃんに笑いました。
似た者親子・・・!

なんていうか、強かな勝ち残りサバイバルを見せ付けられたんですけど
この父ちゃんのキャラのせいで大分救われる話になってて
ラストの「定例の株主総会で年一回近況を確かめ合う仲になったそう」
www
いかにも、この作風らしい顛末でした。

だからやっぱり、家族経営って身内の恥晒しに近い気がw
それに付き合わされる、親族以外の人の心中を思うと、笑えません?


この株主総会話が、今巻でも一番パンチが効いていて、読み応えあります。
この作家さんの作風って
シンプルな線で、あまり描き込まないスタイルではありますが
コマの進め方は丁寧で分かり易く、ゴチャゴチャしていない分、読みやすく
しかも、骨格も親切だなぁと思います。

例えば
冒頭で息子視点で概要を伝えられ、その問題点や面白さは充分理解出来る台詞回しであるのに
その後、更に「バブル世代とデフレ世代の確執・・・」と
軸を客観視点で(この場合はらっこちゃんたち)もう一度、まとめ上げてくれる。

他にも、息子が何とか父と前向きな関係を築こうとしたのに、父がイケズだから
つい「そんな父さんに弄ばれてボロボロになった会社なんかいらないよー!」って叫んじゃって
その言い方wと共に、この浅はかな決定打が
それだけでも面白いのに、その後で
「そんなわけで決まりました・・・臨時株主総会・・・一家団欒という名の家族会議で・・・」
・・・と、もう一度締め上げ直してくる。
こういう風に、ここは面白いんだよって、具体的に見せ付けられる。

言葉でスパッと切り取られるから、二度、具体的にクスリと笑えるんですよね。
そういうところ、ホント上手いと思います。
どういう言葉で締めあげるかはセンスの問題なだけに。


で。結局。
煮え切らないし、頼りない感じの、好青年だった息子が
“一家団欒という名の家族会議”で決定打を突きつけられ(笑)
根回しも弱く、票も流れ、ことごとく惨敗し
失職し、職人として雇い直してもらうとこまで落ちぶれて
そこで初めて
「せめて菓子作りでオヤジを見返したい」と腹を括る。

直前のらっこちゃんの
「安定や平和を護るために時には戦うことも必要だと思いますよ」という助言と相まって
こういうところが嫌!って弱腰だったのに
一気にオトコへ脱皮!
なんか、清々しい成長を見ました~。
人の成長を挫折と没落の後に持ってくる話は、綺麗事じゃ済まない感じがリアルで
胸に迫りました。


ごく甘坊ちゃんの発信を受けて
ここで、監査役の浅野さんが大躍進・・・!
まさか、こうくるとは!!大爆笑。

一族経営の中、親族でもなく、何の権限もない浅野さんの人望が
社員の求心力の中核だったという肝!でした!
そりゃそうだ、あのファンキー父ちゃんじゃ、実質的な意味では頼りないもんなw

頼りないのは父も子もか・・・www

しかも父は対立構造で歯向かってきたが
息子は共生関係を持ちだす。
そんな、醜い争いを越えた未来・・・敗北のあとに生まれる新たな関係は
人の優しさを見ました~。
息子の強かさを見る人も多いでしょうが、私は作者の人を見る目の優しさを見ました。
こういう話好きです。(≧v≦●)。。


どうしよう・・・・リアルに今勃発中の某家具店の株主総会が気になってしょうがなくなってきた・・・!


以下ぶら傍感想。↓
>> ReadMore
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2014*07*25(Fri)
そこをなんとか 9巻 感想
オモシロかったー!赤星くんはいなかったけど東海林先生がカッコ良かったのでニヤケました~!
ヒーローだヒーロー!オイシイことだけ持ってきますた。

今回扱っている案件は、自己破産・離婚・オレオレ詐欺。
どれもウンチクが面白く、へーとか思った部分もあったりして興味津々。
でもらっこちゃんに、こなれてきた感が出てきて、仕事はスムーズになったけど、ちょっとだけ寂しい気がする。


>自己破産
まず話の内容よりも何よりも
「お金がないと破産も出来ないんです!」におったまげ。Σ(゚Д゚ノ)ノ
ええぇっっ。そうなの!?そうなんだ!?
げえぇえぇぇぇ。
無知でスミマセン。

民事再生するにしても負債額に因って変わっていく予納金、最低200万・・・・っ。
「それがないから言ってんのに!!」ま~さ~に~。
なら仕方ない、破産するか、となってもやっぱり予納金70万て・・・・っ。
「それがないから言ってんのに!!」ま~さ~に~~。
それさえ無理なら、少額管財手続で、それの予納金は20万・・・。
「足元見て・・・・っ」
・・・・・・。20万て。20万て。(T_T)20代なら手取り丸々か!

心の叫びを描いてくれた。←私の
世の中手厳しい。
1円で会社造れる時代になった一方、生半可な気持ちで金儲けに手を出すんじゃねーよド素人がっっ!
と叱られてしまった気分になりました。
ゴメンナサイ。

そして会社更生法は大企業向けなのか・・・・。
やっぱ株式とかのモンダイですかね?リスクもデカイということか。
予納金の額なぞ想像するだに恐ろしい。


サテ、私と同じく浅はかな覚悟で会社始めちゃったこの3人。
彼らがシビアでリアルな現実に打ちのめされ、最後に自己破産を決意するまでの変化が
静かに描かれていてとても好感触でした~。
人生の節目を劇的に描いてくる方法もあるでしょうけど
「価値を決めるのは市場です」という静かな一言が響きました~。

賛同者や出資者が幾らポジティブな姿勢を見せても、評価するのは消費者なんですもんね~。

それでようやく目が覚めた3人は自社ブランドを潰す決意をし、アパートを引き払い・・・。
人生に幕を下ろし・・・。

なんていうか、こういう誰かの人生の終焉ってちょっと何かイイ。個人的に好み。
夢が一つ破れていくんだけど、後味にはしょっぱさと共に一歩前へ進んだ開放感もあって。
そんな解放なんて望んでもいなかったんだけど、故にそこに甘さなんか一つもないんだけど
でも何かの醍醐味を享受しているような。

・・・・とか思いきやーっっ。
最近の若者は強かだった。転んでもタダでは起きないのねw
そこでしんみり終わらせないのが麻生作品w
「私達が甘かったんです。賞取ったくらいで天狗になって。
 自分達がどれだけ無謀だったか思い知らされました。
 先生のおかげです。勉強になりました。だから次は上手くやれると思うんですよね!

強い・・・・w
この子たちなら、もう一回失敗してもめげなそうだ。
なんてスコーンと突き抜けた読後感♪


>遺産・・・というか離婚問題
ここはもう・・・!らっこちゃんと一緒にマジですかーっって叫んでました!!
笑った笑った。前半は。
そしてまさか、ああゆうオチになってくるとは。
前半笑っただけに、痛みが増します。

「離婚したいのに妻が同意してくれない」
妻のことは嫌いじゃないんだけど~とか。あ~いるいる、いるよね~そういう人~。
「でも出会ってしまったんです、あの人に・・・」
悲劇のヒロイン気取りか~!とらっこちゃん憤慨。

ほぼヒモ状態で、主夫だっただけに余計そういうダメ男感が濃い優男。
一方、無名のダンサーの頃から必死で支えて子供まで育て上げた妻は強かった・・・。
こういう場合は結末は事実婚か・・・とか思っていたら
そこから物語は予想外の展開に・・・っw

そのダメ夫の恋人ってのが、めちゃめちゃ有名なミュージシャン(男)だったと。
ええぇえぇぇーっ。
「ヒロイン気取りってまんまか!」
確かにーっ。

「少し彼が先走っているようなので。
 私は彼に離婚など求めてはいません。ただ彼を私の籍に入れたいだけです」
んなーっ?!
入籍→離婚→同性愛カップル=養子縁組 チャラリラリ~♫
「そうか。愛する男と愛する女。別腹だったか」←らっこちゃんwww身も蓋もないなwww
「出来れば彼が離婚をせずに私の籍に入れるよう交渉してもらえないだろうか」
「合法的重婚ー!?」←らっこちゃんwww
「許されるなら彼女とも縁組を」
・・・・!!

もう世界が違いすぎるっっ。

その意味不明な行動の理由が明かされるのはラストで
末期がんだった恋人はその莫大な遺産を親族に渡したくないがために
全てを愛した彼(夫)に譲るためにこんな手段を取ったということで。
しかも、最後の女の意地だと言った妻も、一緒に恋人の最後を見届けたようで。
その辺のクダリは台詞を省いてシーンだけで見せていて、抒情的だった。

在り来たりな遺産相続問題でしたけど
そこに女の意地だと縁組は断わり、離婚だけはせずに傍に付き添った妻の存在が実に印象的で
結構グッと来てしまいました・・・。


>おれおれ詐欺
出ました!東海林先生ー!

詐欺の実行犯と受け取り手は少年にやらせているという話を良く耳にしますが
正にそういう出だし。
それをそれぞれを二人で分担したという設定。

ところが一見、合意の元に実行していたように見えた関係は
実は主従関係が不健全で・・・・つまり、無理矢理やらされていたんだと。
(しかも、指示役は本当に詐欺グループのメンバーでもあったというオチw)

それをね・・・らっこちゃんが口を割らせて懐柔していく過程が良かったです。
ゆっくりとページを掛けて分かっていく真実もミステリーのようで面白いですし。

・・・・ってゆー行儀の良い感想を述べさせないのがさすが麻生作品w

共犯者同志の利益相反なため、揉み消されたらたまらんと東海林先生に相談出来ず
らっこちゃん、単独捜査!
とにかく従属的な関係だったことを証明したくて悪戦苦闘。
ちょっと聴き込みはイジメも関わっているとなると軽率だった気はしますが
弁護士だしな・・・。

関係者の口裏を合わせた様な証言にピーンときたらっこちゃん。
盗聴に出た!
しかも尾行まで!
おおぅ~。

なのにツメが甘い・・・っ。くうぅっ。
んも~ホント、危なっかしいな~。
回し蹴りの一つも出来るようにならないと!場数踏んでいる割には隙が多いんだからもー。

間一髪、助けに入る東海林先生。
なんちゅーイイトコ取りっ。
写メールに含まれる位置情報から割り出すなんてさすが情報戦っ。

ふいに女の子扱いされて、泣きだしちゃうらっこちゃんがかわいー。
そして赤星くん、ソレ勘違い~♪


少年事件を扱っていながら
「昔から徒党を組んで悪さをする馬鹿共のメンタリティがサッパリ分からなかった・・・」
な~んて言ってる東海林先生w
確かに少年事件向きの人じゃないなw
でも今回の事件で自分が担当した少年こそがボス格だったことを知らされて。
「元々小賢しい学生時代を送った身としては
 バカじゃないのに詐欺グループの手下ってのがピンと来てなかったんだが
 詐欺団経営なら納得がいく

転んでも・・・っw

そして、そんな担当少年が最後に「自分を信じてくれたからこれからは自分も信じてみようと」
な~んて言ってくれちゃうもんだから
少年事件の醍醐味はそこだとばかりの、らっこちゃん有頂天♪
「やーもー感動した!こんなの初めて!少年事件ハマりそう!!」

その辺の読者のテンションもアゲアゲしてくれるトコが、この漫画の良いとこです。
楽しかった!!

あと、罪を罰するのではなく更生を目指す少年法の特徴や
逮捕からの大まかな流れなど
図解で説明してくれるのも興味深くて、オモシロかった。
先日、成人の年齢を引き下げようとする法案が通りましたが
ここにも丸々関わってきますよね。
思った以上に対応が年齢で区別されているのが目を引きます。一律じゃないんだな~と。

あと検察から家裁に回された後、まあ、多くは保護処分になるのでしょうが
最大8週間も結論に時間掛けるのか~とか(2か月も・・・っ)
保護処分って一口に言っても色々あんだな~とか
色々面白い。


以下、ぶら傍感想。↓
>> ReadMore
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2014*01*11(Sat)
そこをなんとか 8巻 感想
去年のリーガルハイからこっち、私の中で法律フィーバーが巻き起こってまして
そうだ久しぶりに読みなおしたい!と引っ張り出してきました。
そしたら2013年5月に出ていた最新刊を買い損ねてもいたことに気付き
いそいそと買って参りました。

この漫画は大好きで、というか作家さんが好きなので追っています。
でも買ってなかった・・・。(;一_一)
買わなくてもいいや~的な冷めた情熱な訳ではなくてですね。
とにかく一年に一巻出るか出ないかってペースだから焦ることもないかって思っちゃうんですよね。
気が付いた時とか何かのついでの時でいいかな、と。
初版本で絶対手に入れたいって程の熱意までは流石にこの漫画にはないし。
(ワンピとかはゼッタイ初版である)

案の定、年を跨いでいるのにまだ次巻出てなかったしw(しかも初版で手に入ったよ・・・)

久々に読んだらやっぱり面白かったのでちょろっと感想です。


随分前にも言った気がしますが
麻生みこと作品は“GO!ヒロミGO!”で私的殿堂入りしてまして(笑)
アレはもう完全永久保存版ですよ!
めちゃめちゃ好きだよ!
で、その流れでそこなんも読み始めたのですが
元々この人の作風が気に入っていることもあるためか
読み易いし一定の太さも骨格もあるストーリー構成だし
やっぱりすっごく楽しい!

特にこの8巻は予想以上に面白かったです。
らっこちゃんがヒロミ化してたよwww
この人の描く女の子は
内気で控えめな大人女子ではなく
こーゆーはっちゃけた規格外ガールがとことん光りますね~。

より可愛くなるし魅力的!
前巻までのらっこちゃんものほほんガールで良かったけど
今回はプラスワン的なパンチがあった。
そのせいか各話の密度もまたワンランク上昇していた感じです。
法律的な解釈としては特に目新しいネタはなく興味深い部分はなかったですが
らっこちゃんが法律の世界で頑張っている話はそれだけで楽しく
私的興味はばっちりでした!


>遺産の再分割
お宝鑑定の話はそのオチも含めこれまでの系譜と言う感じで
モヤモヤする所も残りましたが
それでもお宝切り刻んじゃうお母さんのシュールさが気に入りましたw
ざっくざっく。
うーわー。
大金の前に目の色変えて肉親の骨までしゃぶろうとする兄弟の醜さっぷり・ムカつき感と
お宝価値の本質を問うかのようなお母さんの国宝に対する無礼さと無知さを兼ね備えた行動が
真逆のようでいて何気に類似のスタンスで
よく出来たオチだと思った。


そしてっっ。
私としてはその後の32話のわいせつ図画ネタと元カレネタが
めちゃめちゃツボった。
ひっじょ~~~~に気に入りました!
この人の脂乗った作品をみたかんじー!
マジ面白かった。一気読み。

>わいせつ図画
元締めが出てきた辺りで大爆笑。
「一種の福利厚生・・・?」
「今どき手厚いですよね」

↑これっ!これですよ!
麻生作品の面白さってこのカユイ所をピンポイントで突いた上に
巧みな言葉裁き!
こういう言い回しってあんまり他作品で見ないんだよな~。

そしてその流れでらっこちゃんは「わい図画犯に有名」になっっちゃったってのも笑えるwww
それをお得意様が出来たと喜ぶらっこちゃんwww
(この辺がヒロミ思考w)

おおーらっこちゃん、どう転ぶんだ?と思っていたら
わい図画犯の企みで
わい図画を全部見るハメに・・・w
あーあー弁護士はタイヘンねー~とか思っていたら
何とその中に自分のパンチラも入っていたというダブルパンチ。

あ、これで抜ける訳ですね。このお得意様から(笑)

その時の東海林先生とのリアクションの差もちょっとウケた。
東海林先生は元締めだのわい図画だのイキナリ聞かされて固まっちゃってて
らっこちゃんは無言の東海林先生の前で自己完結してくわで
そこがらっこちゃんだ!!

でも東海林先生に「その仕事は似合わない」って一言言われただけで
気持ち揺れちゃう辺り
まだ弁護士道模索している模様。
この辺の不安定さは新米っぽいし女の弱さでもある感じで
キャラクター像にブレがなくていい。

で、わい図画連鎖から抜けだしたらっこちゃん。
その理由が
「でもやっぱ何より、奴ら元締めんとこ再就職する気満々じゃないですか。
 改心しろ!そして働け!」
「おかえりらっこちゃん」

うーん。カンペキ。
1話完結の小話としてもカンペキな纏まり!
オチまで含めて見事な起承転結4段階構造!(そしてヒロミっぽいw)

こういうスッキリと洗練してきた作品を見るとプロ根性見せ付けられたようで
問答無用に惚れてしまうー。
すこーんと楽しい話でした。


>元カレ
続いての元カレ話は元カレのしょ~もないダラしなさの一方で
赤星くんと東海林先生とらっこの関係図に悶えました。
この3人が面合わせると恋愛モードが濃くなる。
アタックしてるのに不発というか空回っている赤星くんが不憫で笑ってしまったりw

特に目に付くのは
東海林先生視点のらっこちゃんと
赤星くん視点のらっこちゃんとの描き方の違いで
3人のベクトルの傾き具合がさり気なく滲み出ているところ。

例えば
元カレ亀山さんの、これまたびみょ~~~な人の神経逆撫でするような
それでいて無自覚な天然くんな部分に
赤星くんは彼のらっこ自慢にイライラしてるんだけど
東海林先生はらっこの尊厳とか本質を大切にしない無礼さ加減にイラっと来ている訳で
そこからな~んとなく
盲目的ならっこ信者な赤星くんと
人生の伴侶しても必要性を見出せそうな東海林先生と
対照的だな~と感じてしまう。

言葉や説明じゃなくてってとこがまたイイんだよな~。
この人のこういう作風好みです~。

そのくせ夜道を二人で帰りながら「気に喰わん」と口を揃えてたりとか。
そうなると今度はらっこに対するナイト二人って図式が・・・w
色々、脳内妄想勃発です。
なんかオイシイシチュになってきた~。


その一方でタラシな元カレ亀山さん。
“らっこは可愛いよ”連発。
これでなーんとなくイイヒトではあるんだな~と読者に思わせ憎めなくしておきながら
その後そのタラシっぷりが暴走・・・・www

どんだけダメ男・・・・w

この彼の情けなさが加速して突き抜けて行くほどに漫画的に面白くって
爆笑してました。
この辺の暴走のし具合とか加減の無い展開ももろ麻生作品っぽいw
そういう所も大好きです。

らっこ・・・ダメ専か・・・w

一体何人の女にぶら下がれば立てるんだ・・・w(●ノ∀`)゚o。
「ホント情けない・・・」
「悪かったと思ってる(キリッ)」
「思ってたらちゃっちゃと謝罪文書く!全員同じ文面なんかだったら破り捨てるからね!」
「やっぱり楽子だけだな俺のこと叱りつけてくれるの」

この期に及んで言うことソレかーっっ!!
Mか。Mなのかw

そんな温い関係に最後はトドメ刺してくれた東海林先生・・・//////
かっこいいぞー!
「改世の今があるのは苦労して自分の足で歩いてきた結果だ。
 君があたかもそれに寄与したような物言いを止めて頂きたい。聞き捨てならない」

なんかコッチまでスカ―っとさせられました。
イイヒトなんだけと微妙に人の神経逆撫でする人いるよねー。
ここまで言って分かんない人もいるけどねー。


とにかく東海林先生が事務所を出てからが各段に面白くなってきたと思う。
当初の先輩・後輩関係に仲間内的なノリも感じて割と燃えて・・・萌えていたので
東海林先生が去った時はちょー淋しかった。
でも今の赤星くんと東海林先生とらっこの関係図が異常にバランスが良い。
それぞれが違う職場ってのも天秤として秀逸。
こういう展開になるならこれで良かったなぁ。(//∇//)

余談としては菅原先生が地味にイイ味だしてる~。
この辺はもろ麻生キャラですねぇ。


>スピンオフ『がんばれ赤星くん』
これまた面白かった!!
赤星くん。イイ男なのになー。

ってか面白かったのはそこじゃなくて
検察官と弁護士の結婚というネタが・・・w最高wwww

「すごいねー。両者の主賓席の間に広くて長い河が見える・・・」

「媒酌人は検事正だって」
「やっぱそっち立てるかー」

「何ださっきから何かデジャブる・・・」
「あ。裁判での起訴状の読み上げだ」

そしてこういう設定だからこそインパクトのある
「強面女検事が俺にだけデレるんだせ・・・」

ぶわっはっはっはっっ!!!!←抱腹絶倒中


「ついでに挙げてくか!」
「アゲてくか!・・・・二次会にむけて!!」
「うん。想定内。想定内。ヘコんでないやい」

赤星くんのこのすれ違いっぷりは最早ギャグ化してるから
不憫というよりは通常運転だね!ってかんじ・・・・w
でも挙げてくか!って声を掛けたコマの二人がすっごく可愛い!すっごくイイ構図!
らっこちゃんがコッチ向きで逆なのが素敵。
ちょっとドキドキしちゃうシチュっていうか。


いやいや。次巻が楽しみです。
春には出るかな~?

以下ぶら傍感想↓
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