Like Sugar&bitter chocolate  邦ドラマと漫画の甘くてちょっとほろ苦い感想雑記。けっこなんでも飛び出すごちゃまぜブログです。お暇つぶしになれば幸い。ヾ(≧∇≦)
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2016*11*25(Fri)
金田一少年の事件簿R 11巻感想
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表紙が気合い入ってた~v
白蛇蔵殺人事件の完結巻です。カラーチョイスもグリーンのエフェクト掛かっているかんじ?
シックで悪くない。全体的にグリーンなのに眉毛だけ茶色で浮いているwけど悪くない。

単行本になったことで印象的なのは
7話の時の扉絵は、本誌では残暑見舞いだったのですが、それは省略されちゃうのね・・・。
美雪ちゃんの浴衣姿だけが載っている。
何故浴衣なのかが、分からない感じ。

あとは、白蛇が撒き付いたみたいな死に様になるという、本作のメインの特徴が
やっぱり全然分かり易い(笑)
そりゃそうですよね。本誌の紙質では致し方ない。

白ちゃんに餌やってるシーンなんて、こおろぎ(だと思いたい。ごっきーじゃイヤダ)なんかも
足がリアルだ。


内容的な感想は本誌で掲載時に散々いちゃこら言っちゃったのでここでは割愛しますが
改めて読み返して思ったのは
最後のまさかの白ちゃん犯人説。

当時は皮肉な運命とか、白蛇の呪いとか、黄介もまた導かれてのお告げだと口にするし
そういう定めとか宿命みたいな輪廻を感じていただけだったのですが
そして、そういう終わりもまた、気に入っていましたが
今回改めてもう一度読み直すと、なんか鏡花がしたことって、そういう金の亡者的なことだけではなく
娘の蒼葉に対して、物凄い罪悪感を遺して逝ったんだなという方が強く感じた。

「またお母さんと離れ離れで暮らすの?」

そういって寂しがっていた蒼葉こそが、アイテムの白ちゃんを育てていたわけで
彼女が逃がしてしまったうっかりミスとは思えないだろう、普通。
自分の不始末で母親を殺してしまった。
絶対そう思うに決まっているし、そういう罪悪感に一生苛まれることになる。

一番傍にいて欲しかった人間を、自分の手で殺してしまう。

白神家の跡目争いの後味の悪さどころじゃない。
娘に対する鏡花の行為は、殺害どころの惨劇ではない。
全く無関係だった蒼葉に遺した傷痕こそが、一番やりきれない。
無垢で無知な、新たなる犠牲者を出してしまったんだなと、今になって気が付いた・・・。

「って、あれ?シロちゃん、どこ?」って言った蒼葉の台詞で終わっている蒼葉シーンが
なんだかイタイんですが。ものすごく。



※ラクガキ
寒くなってきたのでマフラー巻きっこ。くっつくと返って照れちゃう二人で。
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2016*09*12(Mon)
金田一少年の事件簿R 10巻 感想
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表紙がクールな10巻でした。
はじめちゃん。茶色い服はどうかと思うんだがちょっと大人っぽい雰囲気でここ最近ではしっかりとしたタイプ。
かっこいいです~。
割とこういうベージュやブラウンを好むけど毎回センスをちょっと疑う。

収録作品は例の無闇にキラキラな明智さんのワイン話と、玲香ちゃんの話。
そして現在ハードに幕を閉じた白蛇蔵の冒頭。
盛り沢山です。贅沢を言うなら単行本派としてはワインの話は9巻に詰め込んで欲しいとか思う。

例えばワンピはそうやって必要な回まで入れて分厚い巻とかありますよね~。
ああいうの、ホント嬉しいし、物語に入り込めるし。


いつもの如く細かい感想は本誌の時にやっているので、割愛するとして
改めて気になったとこといえば。

>ワイン話
何度読んでもこの羊山さん(犯人)の無念さが衝撃的である。
無知って本当の罪だ。
世界遺産とか、歴史建造物とかを、平気で足蹴にする輩と同じですよね。
同情してくれた仲間たちがいることが羊山さんの財産だ・・・。

これ、充分裁判にして訴えて損害賠償今からでも起こしてみればいいのに。
金堂さん(被害者)に家族とかいないんだろうか。

なんかポップなテイストで短編らしく軽く終わっているが
実は私から見ると、長期シリーズよりも動機の線でショックな話である。



>映画撮影話
玲香ちゃん。久しぶりの登場です。
本誌の時にも思ったけど、単行本になっても金田一としては妙に女子力高い話である。
明智さんとは違った意味で妙にキラキラしている彼女が
幼い妹みたいにはじめちゃんと美雪ちゃんに甘えている感じが可愛い。

美雪ちゃんが可哀想に見えるのであんまり好きじゃないんだが
玲香ちゃんが出てくる話はそれほど嫌いじゃない。

物語は一気に読むと、何だか狭い世界観で煮詰まっちゃった監督もまた
ちょっと可哀想かなと思った。
復讐したことよりも、息子の本音を聞けたことが一番の救いになったよなとしんみりくるラストが好きです。
不器用な父親が無骨な愛すら注げず、昭和テイストに粋がっちゃう末のお話ってことか。


>白蛇蔵
そして今度はその親父がキーワードとなるこの間終わったばかりの白蛇蔵。
ある意味父親という視点で切り取ると、対称的なお話なんですね。
一生懸命愛そうとした前作の監督と異なり、こっちは愛を忘れた親父の末路ですからね。
面白い。


※ラクガキ
久しぶりにはじめちゃんと美雪ちゃん。
夏!・・・・っぽいの描いてみたかったです。もう秋っぽいですが。
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2016*03*29(Tue)
金田一少年の事件簿R 第9巻 感想
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表紙が手抜きな気がするのは私だけか。なんか顔がのっぺりに見える9巻です。
人形島ラストまでとソムリエの明智さんが拝める9巻です。
無闇に明智さんがキラキラするのは最早ギャグなレベルですが
一ページどころか見開きで警察手帳出す明智さんに、最早言う事なぞあるまい・・・。

ソムリエ編の方は、さらっと楽しめる短編で、実は割と気に入っているお話。
本誌感想の時にも散々言いましたが、美雪ちゃんのギャルソン・コスがとにかく可愛くって
しっかり者の筈なのにやっぱりまだ高校生なんだな~って思わせる拙い仕事描写と明智さんとの対比とか
意外に旨味成分の多い短編ですよね。

いっそ付き合っちゃってもいいと思うよ!

しかも明智さんベースだからか物語もすっきりと綺麗でキラキラしてる・・・。
いや明智さんでなく・・・・。


人形島編。
こっちはぉぉぉ!やっぱり圧巻の最終章!
ボリュームの多さも魅力なシリーズでした~。
ほんっと、今読み返しても人間関係の偶然性の多重構造が最後に繋がっていく感じが面白いです。
人形で連鎖していくとことか。

でももっと呪いっぽいおどろおどろしい感じがほしい。

遠近トリックはちょっといっそパンチ弱く見えちゃう。

でも、星坂チャンの過去が、単なる悲劇じゃなくて、自分も加担した悲劇ってとこが
やっぱり最後に良い味変えてんですよね~。
しみじみ。

細かい感想は本誌の時にしたので省きますが
今回読みなおしていて、ちょっと気になったことを付け足すと
その過去編で、星坂チャンが手にした時田朋江のベストセラー事件本。

「ひどい!この内容じゃお姉ちゃんがあの事件の原因になった悪魔みたいな女としか――」

一体どんな書き方したんだよと。
それでいて「うそ・・・!あたしが書いた小説のせいで・・?」って
そりゃないでしょと思った。
やっぱり最後までこの被害者の先生には共感も同情も出来なかったなぁ。

名前も一文字違いなだけっていうし、きっと当て字(仮名)とかなんだろう。
しかも妻の方を悪魔みたいな女という描き方としたということは
家族にフューチャーした本であると思われる。
夫の不始末を、わざと見過ごしたとか、事件について反省も無く開き直るとか
そういうことをかかれたのだろうか?
うーん・・・。

それでいて、被害者が死んだら作家を辞めて謝罪もなく慈善事業団体に寄付とか
星坂チャンを苛立たせるのも尤もである上に、報われない・・・・。
先にやることあんでしょーって再び思ってしまいました。
最後に感動もない作風が唯一の難点・・・えと、わざとなのだろうか?


※ラクガキ
今回は春に向けてほのぼのと。最近ちゃんとした絵を書いてない・・・・。
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2016*02*18(Thu)
金田一少年の事件簿R 8巻 感想
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表紙が使い回しだ!そしてこのカラーチョイス・・黄緑て・・・。若さのない絵だ。
そして何でバック絵の小屋が斜め描写なのかが、幾ら見てても分からない・・・。

『なぜ暖炉は燃えていたか?』と『人形島』の序盤が収録。
久々に読むとやっぱり人形島のインパクトは凄い。

一気に読むと、一体目の死体が発見されるまでのスピーディさと衝撃度は
すごくドラマティックだ。
美雪ちゃんに「来いッ」ていうはじめちゃんの構図まで、朝の暗い内に始まってしまった惨劇が
ハラハラと伝わって、薄気味悪いです。

質の悪い紙に印刷されている本誌と違って、白紙にきちんと絵が浮き出ているから
胴体だけの死体とか、えぐいえぐい・・・。
こわーっ。こわーっ。

ここでまことちゃんが、(今思えばまことちゃんて名前も何だか・・・( 一一)
双子の妹が亡くなった話をするけど
祟りではないにしろ、この偶然が全ての惨劇を呼んでいく輪廻みたいな流れも
壮大で背筋が寒い設定です~。

いつきさんが煙草減ったしって言っているコマ、ホントに煙草咥えてないじゃんって、今更気付いた・・・。



>暖炉
今から改めて思えば、いつきさんとこに来たメールで
「あの若いお二人」という言い回しが、18歳の娘が出す文じゃないという綻びになっているという指摘だったが
いつきさんから見て、「若い」お二人、というニュアンスにも取れるじゃないかということに気が付いた。

勿論、これが決定打になっているわけではないですから、どうってことないんですけど
あまり強い要素じゃないなと。

それでも、ずっと人の言いなりになってきた女性が
「いつまで待っても手に入らないなら自分から奪えばいい」と初めて能動的になれた
とても哀しい事件で、良いと思います。
こういう遣り切れなさ、好きです。

遺産相続にはありがちなお話で、ずっと尽くしてきたのに、何の努力もしてない小娘に
全てを奪われる。
相続人よりも、資産家の人間性がいつも疑問に思う。
傍にいた人間が遺産を貰えると思うのは当然の心理だろうに、何故その心理を考えないのか。
その対応を考えずに、一矢放って死に逃れって、どうなのか。

資産家の方の描写がないだけに、金に群がる欲だけが渦巻くネタですね。



あと、本誌の時は気にならなかったですけど、こうして纏められて冷静にみると
ちょっとはじめちゃんといつきさんの距離感が他の人とは変えて描かれているんだなって感じて
にまにましました。

はじめちゃんって確定要素が出て来ないと以前は推理の途中って美雪ちゃんにすら口を濁すこともあったのに
今は、いつきさんに「殺人だと思う」って推測を口にしちゃってますね~。
信頼関係が見えた~。見えた~。

あと、はじめちゃんと美雪ちゃんも突っ込みあってて盛りだくさんな短編だ
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2015*10*06(Tue)
金田一少年の事件簿R 7巻 感想
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血のように紅い桜がモチーフのお話なのに、何故かブルーで統一された表紙です。
収録話は吸血桜のラストまで。
なんとも後味が悪いしんみりとしたお話でしたので、クールカラーは合っていると思えば合っている。

バック手抜きすぎるだろ、とは思うものの、横顔のはじめちゃん雰囲気は良いですね~。
でもデッサン狂ってませんか(泣)額?頭部?が長すぎ。


哀しい結末となってしまった吸血桜殺人事件。
例に因って細かい指摘は本誌レビュー時でしてますので、軽く総合感想的なものを。

このお話は、まず金田一プロット(笑)が変化球でして
画一的な事件模様でなかったことが、連載当時も目を引きました~。
大概のミステリーでは、殺される側になんらかの殺されてしまうだけの理由があるのですが
今回の被害者たちは、皆、改心して、更生している。

法的なお勤めを果たした上で社会復帰もしている彼らに、今更、罪があるのかどうか。

深く考えると、とても重たいテーマでした。


一方、加害者となる人間。
いつもなら無理も無い過去に虐げられていて、だから殺しちゃったのねと理解を示したくなる部分もあるのですが
今回は、上記のように、被害者側の更生・モラルを問うお話になっていため
物凄く衝動的。
確かに、酷い仕打ちを受けた過去があるのですが
殺意はむしろ、衝動的且つ運命的に発せられた。


子供の頃、兄がクラスメートのいじめを受けて、殺されてしまった。
それによって、母親が鬱状態に。
うっかり包丁を置きっぱなしにしていただけで
その母の自殺を誘因してしまう。
母に、包丁を抜いてと頼まれ、良く理解出来ないまま、抜いてしまう。

小学生で、腹や腕に突き刺した包丁は、抜いてはいけないって、どこまで常識だろう・・・・、

そして、それを苦にした父親が、無理心中を決行。

だけど、一人だけ生き残ってしまう。
何その悲運。

なんて悲運の連続なのか。
そのどこにも、自我意識の誘導と言う部分が、ほぼないんですよね。
どれもが、流されるままに、周りが、運命が、彼女を追い詰めた。


そして、記憶を失った彼女は、その封印した記憶が夜な夜な悪夢として表れ、苦しみ
そうして、今――

この吸血桜の下で、かつて兄を死に追いやった原因と、再び出会ってしまう。
兄の存在を思い出したことが、多分、切欠となり、全ての記憶が一気に戻った。
今、ここで。


この不運もまた、彼女自身が望んで呼び寄せたものではなかった訳ですよ。
運の悪さというか、運命の皮肉と言いますか、その辺の奔流がとにかく甚だしい。

彼女は後に語っている。彼らが許せなかったのではなく
「青桐夏美を消すためよ・・・!」

彼女を殺意へ追い立てたのは、復讐という悪意ですらなく
その、追い詰め追い込んだ、運命そのものへの断罪だった。


その上で、彼女を直接殺意へと直接駆り立てたものは
当時3名の内の、ちょっとサドっぽくて、絡んできた一人。斧田。


これもまた、3名側の視点から見ると、遣り切れないものが残る。
確かに最初の切欠を作ってしまった。この斧田は、酔っぱらったセクハラ男だったかもしれないですが
これって、普通だったら、オフザケの域で済ませられる範疇のものだ。
勿論、女性側からするとセクハラ問題として
冗談なら何やっても良いのか?という難しい男女格差も出てきて
一概には言えない。

どこまでが悪意で、どこからが犯罪なのか?

そういう課題も見せつつ
3人に於けるスタンスは、社会復帰しても罪人の烙印はそのままなのか?という命題。
更には、1人がこうだからって、他の2人も同様だということになるという偏見。


なんちゅーパンチの強い悲劇の連打!

その辺の重たいテーマが重複して、ちょっと読後感がハンパないお話です。
ただ、哀しいことがあったのだということをヤケに強調される他話より、ずっと切々と胸にくるものがある。
久々に濃厚な人間の・・・社会の負の部分を見せられました~。
その分、その重たさが、金田一シリーズとしては久々に良い余韻を遺していて
私は気に入っている一作となりました~。

欲を言えば、これでもう少しキャラクターを生かす流れにしてくれたら、もっと良かったんだけどな~。
剣持のオッサンは、被害者救済に意欲的な人物だったから、尤も、という気はするけど
折角の佐木2号なんて、もっと活躍してほしかったなぁ。


ラスト。
元々の、吸血桜の伝説として、鬼方医師の顛末も明らかになるラスト。
こっちもセクハラ?・・・ある意味最低な猟奇医師で
不可抗力とはいえ、人殺しとなり、この桜の番人のような宿命を負わされた、藍染と虎元。

二人が結婚もせず、独身を貫いたことは
この殺人による戒めで、好きなのに好きとも言えなくなってしまった、その悔恨が
余韻に輪を掛けていて、たまらない。

敢えて、結婚も恋人にもさせなかったエンドに感服。


多くの人の運命を狂わせた顛末を、唯静かに見続け、今年も紅い花弁を付けた、老木。
その木の下で、並んで寄り添う老人らの背中と
同じように、今を生きるはじめちゃんと美雪ちゃんの並んだ背中のカットが
対比させられているようで、沁みます。


※ラクガキ
暗い話だったのに、いちゃいちゃラクガキ。お姫様だっこ。
こんくらいは、この二人は普通に照れずにやってそう。変なとこでやること早い無自覚カポー。
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