Like Sugar&bitter chocolate  邦ドラマと漫画の甘くてちょっとほろ苦い感想雑記。けっこなんでも飛び出すごちゃまぜブログです。お暇つぶしになれば幸い。ヾ(≧∇≦)
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2014*09*27(Sat)
昼顔 第11話 感想
逆説的な結論がそれぞれ随所に散りばめられていて、中々面白い結末でした!
色々考えちゃうラストです。皮肉ともとれるし、でも体裁は社会制裁を与えてもいるし。
通念的に言えば、愛はただ一人の伴侶を求めるもの・・・的な、白黒付けたがるものですが
そうではなく、一期一会っぽく、また次も良い恋が出来る的なラストまで爽やかだった。

ひと夏の恋はみな、終わりを告げるエンドでした。
本気の愛はどれも、自己犠牲を選ぶ利他的な結末となり
最初から愛など持たない人たちは、最後まで利己的なまま自己愛に生きるという愛情の形もまた意味深。
そのくせ、不倫なんてものは一番、身勝手な行為な訳だから
倫理的な側面と、人情的な部分が反転したまま、結局平行線か。

そこから身を引かせるだけの理由にもまた、愛を絡めてきたのがどれもテーマとして一貫性と説得力があって
まあまあ気に入りました。

つまり、一見、それら愛の無い彼らの方が、被害者&勝ち組と捉えられる社会通念図もまた面白いなと。
多くの人は沙和だけが不幸になったと捉えていそうで。

それなりのラストだったんじゃないでしょうか。
少なくとも、こんなに爆笑し続けたドラマは久しぶり!でした!


>沙和
結局、夫に離婚を言わせて、家庭からもこの土地からも去ることになる沙和。
冒頭のポエマーから大爆笑だ。
浸っちゃってるよ~~~~~~。(爆笑)

りかこさんの“子供が居る設定”はこのためだったのか。
何事もなかったかのように家へと入り、元の暮らしに戻るりかこ。
じゃ、恋した男云々以前に、家出した理由ってなんだったんだよー!!
そもそも不倫は唯のきっかけであって、夫との10年を否定したから飛び出たんじゃなかったのかー?

・・・・そういう、ここまでのりかこの流れを思い起こすと
果たしてこの家に戻れたことで、りかこは真に幸せなのか?と思う訳ですよ。
またあの鳥籠の中の生活を繰り返していくことになる訳です。

そうなると、ただ一人、結果論だけを見れば貧乏くじを引いてしまったかのように見える沙和だけが
自由を手に入れたことになる訳で・・・・。
この結末って意味深だわ~とつくづく思いました。


家庭や安泰(安定)を失ったことを考えれば
反社会的行為によりしっぺ返しを食らったように受け取れますし、当然の結末にも見える。
でもその罰を沙和だけに課す結論が、面白い。
彼女以外は皆、何事も無かったかのように元の生活を失っていないという・・・・。

けど、ここの最終話に至るまでに散々理屈付け(背景)として描かれてきた
“そうまでして抵抗したかった現実”というものから
リアルに逃げられたのは沙和だけなんですね。(加藤はまた別)

そこで思い出すのは、校内放送を使って本音を語っていた北野の言葉であって。

「自分以外の、人間の幸せを願う、そんな大きな喜びを知ります。
 愛し、別れることによって、その喜びを知りました」

つまり、彼は身を持って彼女を守って見せたって言いたいのかな?
守りきられた沙和だけは、自由と希望と未来を手に入れられた。
それは彼も願ってやまない彼女の幸せだったのだろう。
離れても大きな愛で包まれ愛されている・・・とでも言いたげなこの結末。


ただ、疑問は、そうまでして守ってもらった未来を幸せと思えるかどうか、ですよね。

共にあることが唯一無二の幸せだと考えるのであれば、こんな愛情、要らないって思っていそうだし
家庭に在ることが最終目的だって考える視聴者には、幸せになれなかったって受け取られるだろうし。

そこんとこを敢えて暈かして、じゃあ貴方はどう思いましたか?って命題を突きつけてきている脚本が
ズルイ(逃げ)とも思えるし、上手いとも思って。


続けて
ならば、沙和は善意なる愛の被害者なのか?と考えると実はそうも描いていなくって
火!火ー!
過去を清算しようと、靴に火を点けて・・・。
そうか、つまりこの靴ネタが、不倫の象徴にしてた訳か。
・・・・・て!
家にまで火点けちゃってるよこの娘!!!火事起こしてるよーっっ!!!
えーっ!1話の火事ネタも伏線かー!!!!←本日一番の驚愕

ってゆーか、不倫と火事をシンクロさせてくるこの脚本家さん・・・・意外と危ない危ない危ない・・・。

“燃え上がる”と“消火”で、火と恋を掛けているつもりかー!
まだ花火の方が可愛げがあったわ・・・・(;一_一)

・・・・まあともかく、恋を消したいのか、自分を消したいのか、現実を消したいのか。
火事になることも厭わず、ゴオォォォォッ。
あの。近所迷惑なんすけど。ここ、一軒家じゃないんですけど。


そんな風に、周りを顧みない態度もまた、身勝手な行為こそが不倫であると暗に象徴しているようで
ちょっと面白い。
つまりは、沙和もまたそういう自分本意の人であったということか。そういう人になったという意味か。
北野が幸せを願っている想いすら、無下にスル―ですかいw
そうでなければ不倫は出来ない?
人はそもそもその位の精力を以って戦っていくべきだ?

「恋は私を強くした」中盤でそんな台詞を沙和本人がナレーションしてましたけど
その時はそうは思えなかった。
でも、今の沙和なら随分と強かになったように感じる。

不運も幸運も全て運命と受け止めて立ち向かえるだけの強かさを手に入れた彼女は
もう何処へ行っても戦っていけそう。
そう考えると、この不倫で良いとこ取りして逃げたのは
実は沙和だけなんじゃないかって思えて仕方がない・・・・w

少なくとも私は
延々とここまで反社会的行為の裏側で見せ付けられてきた様々な現実の鬱屈と精神的苦痛から
沙和だけでも逃れられたことに、奇妙なカタルシスさえ感じた・・・・。


>沙和夫
おっまえ・・・・!
愛の逃避行先へ、乃里子と共に乗りこんで来た冒頭10分。
自分の妻に何するんだとばかりに怒ってるけど、おまえにそれ言える権利ないだろに。

先日不倫を知ってしまった時と異なり、自分も妻以外の女とベットにもつれ込んだよね?!
どの面下げてここに居るんだろう。


しかも調停・・・・wこれもまた大爆笑。
普通、不倫を糾弾する場合、まず夫側の不貞を責められると思うのだが。
つまり男側の方を重点的に責任追及していくと思われるのですが
乃里子の暴走で
一方的に沙和が100%過失という前提で話が進められているのが
もう笑えて笑えてwww

それについて、反論もしない夫・・・・w

認めちゃってるよw 納得しちゃってるよw 庇わないのかよw
うわーサイテー。
だからどの面下げてそこに座ってるんだよとwww
「うちの方が被害者です」とか「妻を寝取られたのはコッチの方だ」くらい言ってください。

その上
「僕はママと、穏やかに無理することなく生きて行きたかった。
 それが結婚だと思ってた。
 でも、ママが僕に求めてたものは違ったんだな。ママはもっと・・・・・紗和」
おいおいおいおい・・・・・(大爆笑)

最後までズレている男だなぁw
そもそもお前が家庭を作ろうとしなかったから、それに合わせて沙和が傷ついていったんだよね!?
子供もいないのにママと呼んだり、妻としての扱いを忘れていたこともそうだし。
そもそもセックスレスは立派な離婚事由ですが。
なんで、ここで一方的に沙和一人のミスという風な流れになってんだw
なんで、俺の包容力で解放してあげるよ的な雰囲気になってんだw

最後まで開眼することはなく、何の成長もないキャラにしている所が意味深です。

いや、ホント。
良い役者さんでした。
彼の好演で、この夫婦間のアンバランスさを絶妙に描かれたと言っても過言ではない。(と思う)


お姑さんw
ここも同じ。
最後まで息子の本当の愚行には気付かなかったなぁ。
「そもそも何で沙和さんはそういうことしたの?」「本当に気付かなかったの」「心当たりもないの」
そういう台詞一つ、息子にぶつけないのかよ。
それが母親の盲目愛だとでも言いたいのかとチラっと思ったのですが
でも、このオバチャン、自分も不倫されていたという過去があるんですよね・・・・

ここら辺の微妙な感情。女としての立場と、母親としての立場の葛藤なんかを、もう少し見たかったです。

「でも・・・あなたとのおしゃべり。私は楽しかった」
そりゃそうだろう。一方的に自分の言いたい事喋ってただけだったんだから。
自分の言い分黙って聞いて貰えりゃ、そりゃ楽しいわなw
子供と同じ。


ホント、愛を知らない側の立場だったキャラは皆、何の歩み寄りも理解もしないという
全く成長もない、物語でした~。
描きたかったのは、愛を知った側の人間の成長だったんだとつくづく納得。



>北野
えーっと。えーっと。ここがある意味一番サイテー。
えっと。前回の「一緒になろう」は何だったのかw
あーはいはい、男ってそーゆーものよねっ!・・・って感じですか。

結末からみれば、確かに惚れた女を無償の愛で守ってみせたのかもしれないが
それは飽くまで結果論であって
「堂々と言いたい」と宣言して、笹本家に乗りこんだ割には。あっさり挫折。

だからこんなヘタレ男の何処が良いんだと。<沙和

しかも詳しい話は弁護士を交えて・・・と、全く聞く耳を持たない乃里子に
「あーん」
寿司を振る舞われ・・・・・「あーん」に・・・・・応えるのかよ!食べてるよっっ。
うわサイテー。ヘタレすぎてびっくりだ。
何処までも煮え切らない男・・・・・。俺は一生この女からは逃れられないんだ・・・・・的な諦観?


一応、沙和と北野の恋がこのドラマのメインだった筈なのですが
どうも丁寧に描き切れなかったという印象です。
山荘へ逃げてくるという展開も
沙和を一人置いて、でもちゃんと戻ってきた・・・・という流れはその前の恋の大橋での再会を彷彿とさせ
また?という感じしか思えない。
同じ事を何度も繰り返している気がして、ちょっとネタとして新鮮味がなかった。
何処を一番盛り上げるのか?ということを考えると
二人の愛の逃避行となったこの山荘で引き裂かれる瞬間なのだとしたら
ちょっと盛り上げ不足?
演出も演技も下手で、ちょっと苦笑。
無理矢理引き延ばしたって感じか?

引き裂かれても引き裂かれても、巡り合う・・・・的な愛を描きたいのなら
その後の、あっさり別れる展開が合ってないですし。


また、金輪際合わないということを約束させられたクセに、あっさり職場をうろちょろする沙和にも激萎え
何にも分かってないんだなこの女、と。<調停

なので、その後の校内放送盗み聞き→号泣も、なーんか冷めてしまって。┐( ̄ヘ ̄)┌
もしかしたら最大の泣かし所だったかもしれないのに。台無し。


ちょっと端折り過ぎとも、駈け足とも取れるエンドでした。
もっと、「もう追い込まれて追い詰められて八方塞で別れるしかどうしようもない・・・・!」的な
苦渋の決断という展開なら一緒に盛り上がれたのに。(そしたら萌えたな)
それを可能にするだけの北野の表情が無く、とにかく淡々。

実はこの人、本当に本気じゃないんじゃない?なんて勘繰ってしまふ。

その上、愛しているから離れる?
カッコ付け過ぎだっての!ツマラナイ男!
くっそ。見た目だけはイケメンだけに・・・っ。


この後の処遇は、乃里子とも、もう宜しく出来ない・・・!というケジメくらいは見せて欲しい所ですが
数年後、子供がいて・・・とか、平気でありそうだ。
本気の愛を知った。
でもそれを自らの人生には生かせない。だったらそれは本気じゃないんだよ。

数年後、身を清算して沙和を取り戻す、くらいの甲斐性を見せてくれたら
ちょっとは見直す。


でも沙和には何も伝わっていないと思うけどね!きっと彼女は待っていない・・・w

女は消火してさっさと過去にし、男は煮え切らずっていう男女の恋愛観の対比を露骨に見せたラストシーンも
恋を皮肉っているという気がして面白かった。



>乃里子
え。なんか普通・・・・。
一方的な和解案も、乃里子サイドからすれば極普通の範疇。
なんだろ・・・・もっと下衆な展開期待しちゃった・・・・。

ただ、あの和解契約は、二人の婚姻関係が継続しているということを前提にした条件なのであって
この先、祐一郎を見ていて辛くなるくらいの愛を知ったら
ようやく乃里子はその恋を終わらせられるのかもしれない。

そしてそれを狙ったかのように手を汚すことなく祐一郎は晴れて自由の身となり
解放される・・・とかいう未来まで想像してしまった・・・(爆)

とにかく幼稚な恋でした・・・。



>りかこ
やっぱり中盤までの、夫との辛辣な言い合いがクオリティ高かった!
それが無くなってからは覇気もなく、結末も普通。

元サヤですか~。
子供のために。
うん、でもそれが一番常識的な解答ですね。
昼顔妻という危ない橋を渡り、しかし、それでも結局はリスクを回避し
水準の高い贅沢な妻の座を失うことはなかった・・・・。
・・・と、家庭に在るということを最終目的と考えれば確かに彼女は上手くやった、んだろう。

でも、「生返事だけの15年間より」と否定した生活の場へ舞い戻ったんだぞ。

夫の生返事は、まだいい。
問題は
あんな卑劣でねちっこい行動を取る夫とこの先も共同生活を送っていく悪夢が彼女の現実ってことだ。
あれだけ嫌だと思っていたのが真実なら
これからの生活もまた、決して幸せではないだろう。
金があるからいい?生活が贅沢だからいい?
そうじゃないことは身を以って知ったのが、りかこという女ってことでしょ。

そういう話でしたよね。
だったら、この仕打ちは結構手酷い系だろうな~。
それを支えているのが、加藤に本気で愛されたあの時間、なのだとしたら
こちらの方がとんだ純愛でした。

この先は、昼顔タイムにパートを始めて細々と小遣いを自分で稼ぐようになっていそう。
ケータイ代くらいは自分で払い、カードも自分で作り
そんなイイ女になっていけそうだな~。


>加藤修
彼のカッコ付けはサマになっていた・・・。以上。
気障っ。
離せって言って、腕を解いた途端に、逆に後ろからハグとかもぉぉぉ~/////
やることが一々どこの萌えポーズwww
こんなの公式で見せて頂き、ゴチソーサマです。
顎を掴んで唇を寄せるとか、ちょっとワイルドな仕草にニヤニヤでした///////


でも、この二人が別れるとは思ってませんでした~。
確かに先行きの見えない未来に無謀に挑もうとした二人でしたけど
そんな現在を支え合うのが愛だとか言ってくるかと思ってた。

片腕が使えなくなったのは、自らを巡って争った男たちの痕なのに
スル―かいっ。<りかこ
そこは突き放されても付きっきりで愛に生きるとこでしょがっ。


「それでもいいじゃないかと割り切れるほど強くないんだ。子供だからな」

う~~~む。
でも、本気で愛したから突き放すという行為が一番ハマっている人でした。



色んな形を描いてきた背徳的な恋が、みんな鎮火して、終わりを迎える。
全ては熱病に掛かったような一時のものだと見せつけながら
逆説的な結末が兎角面白い。
様々な愛の形を見られたことも目まぐるしく楽しめたし
当初から誰の主観でもない立ち位置から、客観的視点で描いた物語だっただけに
それぞれの心中は視聴者のおもんぱかるところとなり
それもまた後味のドロドロさを薄め、解釈の多様さと面白さを増していました。

さて、皆様の心は何を思いましたか?
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2014*09*20(Sat)
昼顔 第10話 感想
なんか余りに救いようのないドロドロ展開に思わず見入ってしまいましたけど
振り返ればなんだか唯の恋愛ドラマに成り下がっていた・・・
ということに、見終わってから気が付きました。
そんな昼ドラレベルのチープなやり取りを、ただ一人、白熱のプロ演技に見せてくれたのが
沙和パパ!
笹本俊介役の鈴木浩介さん!!!すっごかった!!ナイスキャスティングだ!!

彼の迫真の演技が、ただ一人このドラマの質を上げてましたよ~。
いや~良いものを見せて貰いました!



ついに家を飛び出した沙和のその後のお話。
物語はいよいよ佳境へ。
そしたら途端にドラマ的にはつまらなくなって凄く残念です。
スピード感も落ちて、張りがない。
もう、倫理感も常識も理性もぶっ飛ばして好きな方へとみんなドツボにハマり
誰一人幸せそうじゃないのが、正に行き着く果てという感じ。

だから要は、もうどうなっちゃうんだろーっていう興味だけで集中させられている。


愛の逃避行真っ最中な沙和と北野先生。
逃げ場があって良かったね~とは思うものの
ラブシーンが一切ないプラトニックな感じが笑えるというかなんというかw

夫には何だか無口だったのに、北野先生には言いたい放題な甘えたな感じが
ちょっと対比させているんですかね?口喧嘩する二人共が幼稚くさい。
でも、「言葉が大切だ」「言わなきゃ終わっちゃうんだよ」という意見はこの場合は正しいかも。

更に、まず自分が沙和夫に話を付けに行くと、沙和を一人、富士山中の別荘に一人残し
単独帰京。

・・・・っておいおいおい!
こんな、うら寂しい山奥に一人残されるって
どんだけ寂寥感募らせれば気が済むんだw<スタッフさんw
いーやーだー。

これ、普通なら戻ってこないフラグだよな・・・。

北野先生はようやく沙和に「一緒になろう」と告白。
ようやく男の沽券見せたか。
というより、きっとここは
「誰にも手の届かない場所に惚れた女を独り占めして所有権バリバリ主張」風の
男の甲斐性見せたつもりなんでしょうが
どうもスベってる・・・・(笑)

佐和の不安感と取り残される孤独感を視覚的に見せるシーンとしては
ナイス・ロケーションでした。
でも冷静になって考えると、ちょっと、物凄く嫌。

「週末には必ず帰る」
いやいやいや。信じる信じないとかの問題じゃないって~。


ともかく、それはさておき。北野はついに俊介と直接対決。
ここも、惚れた女を庇い、矢面に立っている風に見せ掛けて
さり気なく隠し場所も教えない辺りもまた、自慢げというかw勝ち組?上から目線を感じて笑えたw

そうして始まる北野VS笹本家のシーンは
前述した通り、この俊介役の鈴木浩介さんの熱演により
そん所そこらの昼ドラより、ハンパない。

ただ怒鳴っているだけではない口調とか、凝り固まった表情。
怒っているのに抑制の効いた言葉のトーンやら、最後の逆上する感情表現まで。
もう秀逸!!

それに比べて、めちゃめちゃイケメン顔なのに、北野役の斎藤工さんはちょっと呑まれてましたね~。
若さ(キャリア)の差が出たか。

そこが惜しかったです。
地味で口も達者ではない北野というキャラではあるものの
その中でもっと感情の伝わる言い方を何かして欲しかったです。上手く言えないですけど。
土下座してまで懇願する男の必死さは分かりましたが単調で
朴念仁のような風貌は良く出ていましたけど
なんか、ちょっと、彼の反応はリアリティがない。

そこも揃ってたら、もう完璧!だったよ!!


「誠に、申し訳ありませんでした。
 沙和さんは自分で御主人に謝りたいと言われてました。でも私は・・・・
 まずは私がお会いするべきだと」
「沙和はどこにいるんですか」
「・・・・」←言わないwwwやっぱり独占欲は強いオトコw

「よくわからないんですよ。あんたの話」
「紗和さんと別れていただけませんか?非常識なことを言ってるのは、承知の上です。
 お願いします。紗和さんと一緒にならせて下さい。」
 

すると、ちょくちょく口を挟んでいた姑が、ついに泣き崩れる。

「私、世間の姑より嫁、可愛がっていたつもりです こんな仕打ちされるなんて・・・」

どの口が言うんでしょ。この親子。さすが親子。
そもそも日常から息子の愚行を責めないで嫁に孫をせがんでばかりで
不倫していると盗み聞きしていた時には、嫁に問うことも信じることもせず「汚らわしい」と切り捨て
そういう自分の態度は棚に置いて、“可愛がっていた”?

こまめに家に押しかけ、食事の世話していれば、責務は果たしていたとでも?
とことん、自己中な親子・・・。


この辺の二人の態度が沙和を追い詰めた訳ですが
その辺の下地は、ここまで実に丁寧に描いてきていましたし
それを直接対決にしないで、無知は罪であるとでも言わんばかりな脚本センスが気に入ってます。

直接、▲▲して苛められた、とか暴力などじゃなくて
気持ちの面でのすれ違い。
それもまた、相手を傷つけ罪深いという、このドラマの一貫した流れは
ある意味、奥深い。


「すべて・・・・すべて私の責任です」
「そんなこと言うんだったら莫大な慰謝料いただきますよ。法廷でもどこでもでて全面戦争してやる!」
「仰せのとおりにするつもりです。何年かかっても分かっていただくつもりです」

「順序が違うだろ。こういう話は、夫婦間でまず話し合うべきだよ。
 真っ先に不倫相手が乗り込んでくるなんて、おこがましいにも程がある」

確かにその通り。
佐和は幼子じゃないんだから、妻としてのケジメはきちんとつけるべき。
でもな。
それをさせなかったのも、アンタだろw

さり気なく、話の主軸をズラした辺りもちょっと苦笑。
だって、セックスレスは充分な離婚原因になれるので、実際裁判をやったら負けるのこっちだもんなw

自分のこと棚に上げて、今更話を聞く風な良き夫を演じる俊介も
佐和を隠して、所有権主張する北野も
誰もが子供だナ~・・・・(--〆)

なんかちょっと全体的に違和感です。


「無理は承知です。分かった上で・・・」 
「バカにするのもいい加減にしろー!・・・・・沙和はどこにいるんだよ!」 
「お願いします。紗和さんが必要なんです」 
「出てってくれー!」
「お願いします!」
「頼むから出てってくれ!!」
「お願いします!」
「出てけー!」
「申し訳ありません!」

土下座してまで許しを請う北野先生と、それを見降ろす俊介という図もまた良い角度のカット。
少しオレンジがかった部屋は流石、昼顔カラーで
昼下がりに終焉を見せ付けられた二つの家庭の末路が目に沁みる・・・。Σ( ̄Д ̄lll)

そして、その中、叫ぶような悲鳴に近い声で北野を追い返そうとする俊介が
家庭の――恋の破滅を示唆しているようだった・・・・。

今回の功労賞は正に彼。
前回の「森のくまさん」か~ら~の~、号泣も合わせて、光ってますね~。GJ!



一方。乃里子。
部屋に祐一郎が帰って来ないからと、笹本家へ連絡。

「あなたがぼんやりしているから奥さまが夫を奪ったのよ!捜してください!」

言う言うw

ダンナが帰ってきたら帰ってきたで、沙和なんかの何処が良かったのかと問い詰めるw
もうね。この時点で終わってるんだってwww

「彼女と居ると、自信が湧いて来る。
 僕を必要とし、僕の言葉を必死に受け止めてくれる。
 何か、体の奥で、もっと頑張ろうって、無限の力が湧いて来る」←やっぱり天然無礼w
「要するに~。
 年上の研究者が相手だと、コンプレックスに感じるけど
 パートのおばさんなら優越感で自信が出るってわけ」←思考がここへ行く時点で可笑しいw
「・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・小っさ」
「申し訳ない」
「あ~困ったわね~。ちいさい男でも父親は父親だから」

でも、こういう女こそ、同じ立場のスキル高い女みたら、甚だしい嫉妬をするんだろ。

妊娠って、あの日“明るい家族計画”した夜のやつですかw
さすが外さない失敗しない人生を歩む成功者らしい展開だな~とか思った。


そんな訳で、ここまで台詞のセンスが良く、視点も面白かったドラマが
一気に昼ドラになっていて、ちょっと勿体なかったです。
誰もが大人っぽく、大人の不器用な恋に酔えていたのに。┐( ̄_ ̄*)(* ̄_ ̄)┌

やっぱ、りかこさんがいなくなってから萎んだ印象。
彼女のぶっ飛び感がドラマの勢いを付けていた気がします。

みんなが普通に成り下がった今、加藤修だけがブレずにイケメンだった・・・・。ああぁあぁ~。
「この仕事は、あんたと俺のためにやっているんじゃない」
「じゃあ誰のためよ!」
「利佳子と俺のためだ」

かっこいー。
きもちがいいー。



脇の話。
あのストーカーくんがヤケにイイ人になっちゃってて、ちょっとニヤニヤ。
今は友達のつもりってw
一番危ない人だったのに、今や一番マトモな思考の人になってるよ~。


りかこ→加藤修 加藤元妻が録音消去
この妻って一体・・・・w
この妻の思考は「仕事と金で釣れば、この男を繋ぎとめられる」程度でしょう?
なんか彼女の存在が、それまで高いクオリティで独自の不倫を描いてきたドラマを
一気に低俗にしてしまった気がする・・・・。

もうちょっと別の設定が欲しかった。


加藤修→りかこ 娘が録音消去
こっちもか!大爆笑。
あっちもこっちもずーずーしい奴らばかりだな!
っていうか、普通の娘は親の携帯を操作するなんてことしません。
叱られるという怖さもあるし、この歳だとまだ親という存在は絶対で巨大なものだから。

一応、母親に戻って欲しいあまり・・・という筋書きなんでしょうが
それ故に、大それたことをした自分への後悔とそうさせた母親への憤りが
あの涙・・・という意図なんでしょうが
無理在り過ぎ。
萎えた・・・・。(´△`;)

何か今回こんな感じで無理矢理展開多かったナー。


会社のストーカー女子。
あのー。どうしてこの世界の住人はみんな、勝手に人の家に上がるんでしょーか。

「課長はかっこいいですよ」
口説き文句としては落とし所というのもあって、俊介イチコロwww
でも“出来なかったくせに”に、やっぱりね。( ̄ー ̄;)


高校生カップル。
おーおー。暴れまくってるw
でも何故かちょっとスカッとしたんですが。


いよいよ次回が最終回。
それぞれがどんな未来を掴むのか、どんな未来を用意したのか、見届けたいです。
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2014*09*18(Thu)
ST赤と白の捜査ファイル 第10話 感想
なんちゅー後味悪い終わり方させるんでしょ。折角ラストスパートとばかりに本編が盛り上がったのに。
確かに映画にそういうネタ(赤城さんが一線を超えるか否かという危うさ)を持ってくるなら
この最終回では余りに綺麗に纏められてしまった。
このハッピィエンドのままだと、映画で、またぁ?って思ってしまったかもしれない。
成長がないというか、台詞の信ぴょう性が落ちるというか。

でもだからと言って、こんな・・・・・こんな・・・終わったか終わってないか分からないラストにしなくても。
これ、DVDで見たら「???」ってなるぞ。

だったら、赤城さんの危うさを保ったまま
映画で決着(復活)とかしてくれた方が
よっぽどスッキリした気がするんだが。
今回はギリギリ乗り越えられたけど次は分からない~とかいう風に。

こーんな綺麗に、スカ―っと気持ち良く赤城さんに決着付けたくせに
で、その後逮捕~、あとは映画で~。て!!
なんじゃそりゃあぁぁあぁぁぁ!!!!!!!Σ(;☆□☆ノ)ノ


・・・・・と、まあ。たかがラスト30秒にコーフンしてしまいました。

えっと。
でも、そこに至るまでは、中々面白かったです。

シリーズ中盤、良く分からない、事件も大したことない、会話劇だけが楽しい数回もありましたけど
今回は前後篇にして、事件もそれなりにボリュームを持たせていましたし
(だからと言って、クオリティが高いかと言われれば別だがw)
そもそもこのドラマは事件を愉しむものではないので
STという特殊なグループの特異性の中で、汎用性を身に付けていくまでの・・・脱皮?
その変化を無難に纏めてきたという印象。可もなく不可もなく・・・パッションもなく(笑)

特にラストの赤城さんのセルフ・プロファイリングは充分納得のいく、素晴らしい迫力だった!

事件そのものについてはツッコミ所&失笑部分が多々あれど
こういう結末を持ってくるための伏線とみなせば
割と良かったのではないかと。
満足です。



さて。モモタロウ事件の後半戦。

まず、冒頭の、文句言いたいだけの赤城さんから笑ったw
早口で事件の経緯をばぁーっと喋るトークはそれだけで圧巻。
テンション落とさず、抑揚も付けてあって、聞く側に理解を促している。
役者さんの技量を感じました。

例えば、物語後半で、青山が似たような感じで事件の真相を語りだすけど
こう・・・・盛り上がっている高揚した感情はとても良く伝わり
おおぉう!って思いましたけど
ココ、ドラマの肝なのに、結局要点が掴みづらかった・・・・・(爆)


連続殺人の概要を説明しつつ、鬱憤を晴らす赤城さんw

「これは警察も法律も無視する処刑だ。これが何を意味するか・・・!
 バカで愚かな警察に対する挑発だ!
 俺はお前たちに、さんっざん言ってきた。しかし誰一人反省しないからこんなことになるんだ!
 恥を知れ、恥を知れ。恥を・・・」←繰り返すwww

この言い方www言いたい放題www(●≧∀≦)ノ


で。
前回は二つの事件を並行して描いていたので、その銃撃・籠城事件も
何らかの形でここに関わってくるとか思ったら
そーでもなかったですね。なんだ、本当に別個か。池田管理官を怪我させるためだけの回か。

前回も、所轄を言い様にバカにする赤城さんの大暴言に大爆笑しました。

現場には必ず次の現場のメッセージがあるからそれを探せと指示する赤城さん。
その理由が分からず戸惑う捜査員たち

「全員きょとんか!大いに結構!東京も埼玉も千葉も警察官は全部バカで愛くるしいなっ」

赤城さんの言葉のチョイスが可愛すぎるwww

殺した人間も一人ではないと指摘。
「しかし・・・模倣犯の可能性は低く・・・」
「一連の連続殺人は一つの思想で纏まったグループによる組織的犯行だ」
「一つの思想?グループ?それはどういう・・・・」
「顔を見れば分かるだろ。初めましての顔じゃないだろ」
「・・・・」
「・・・・きょとんパート2かっっ!!さすがだバカ。
 だったらもう何も考えるなバカ。質問もするなバカ。
 黙ってこの場から第4の現場となるヒントを探して来いバカ」

どひゃーっっはっはっは。ヾ(≧∀≦●))
赤城さんに合わせて、例のデカ文字が表れる演出もおもろかったw


とにかくその4つの事件が畳みかけて起きていて
そこにエピソードゼロが加わり、その連鎖から
事件の根拠と真実が分かる、というのが、今回の最終話のお話。

ただ、連続殺人を陰陽五行説に准えたのは、次のターゲットを匂わすネタとしては面白いですけど
結局ソレ、何の意味なかったじゃんw
世間的に悪人とされる中から、五行に当たる名前を持った人物を選んで5人殺してみたってこと?
それを名前に准えた土地の内、地図上であの☆マークが掛ける場所を選んで放置?

う~~~~~ん。アピール満々なのは、伝わった。<犯人

でもちょっとアイディアのチープさが鼻に付くw
・・・が、そこを呑みこんじゃえば、その後明かされる動機や狙いは
おおぅ~、なるほど!と思える、なかなかの重厚感。

「犯人たちは多くのヒントを残し警察に挑戦してきてる。
 絶対負けるつもりはないんだ。完璧な勝利で終わりたいんだ。
 でもそれと、自殺願望は相反するものだと思っていたけど、まっったく相反さない。

 敵である警察に永遠に捕まらない方法が一つだけある」 →それが、自殺することだと。

「そうすることで犯人たちは永遠の存在になる。
 警察を扱き下ろし犯人たちを褒め称える市民の神になる。
 そして誰もが気付く。悪は必ず滅びる。

 警察や法律が悪人をやっつけられなくなったこの世の中に
 悪が蔓延る世の中に、疲れきった世間の人々に発想の転換を与え価値観をひっくり返す。
 自分達も悪を倒していいんだってね」

逃げ切ってしまえば、逮捕されないので世間的には欠点のないヒーローとして君臨出来る。
それはやがて、世論を動かすだろう、と。

まるでアニメとかにありそうな言い分ですが(笑)、説得力はある。
死を以って、連鎖的に反応が起こることを見越していることも、一貫しててイイ。

成程、だから犯人像はやはり身内(元警官)であり
そこに同じく退官した三枝さんを加えることで、グレーっぽさを加速させ
同時に、赤城さんもこの思考の連鎖に陥る可能性のあるリスクを匂わす・・・・。

上手く色々繋げてきてますよね~色々と。
在りがちなんですけど、在りがちだからこそ、説得力が出てきちゃった。


それをアピールするために、自分達が単なる人殺しではないことを知ってもらうため
諸説あるという“モモタロウ”を引用して、事件を起こしていったと。
つまり、善と悪の戦いに見せ掛けて
実は善と善の正義感のぶつかり合いなのだと湯原は言う。

悪役側に崇高な理想と理念を持たせた風な展開にするのもお決まりの構図で
だからこの時点で
赤城さんがそれをどう成敗するのか?という視点になるのに
赤城さんは未だ自己存在意義に疑問を抱いている。

その危うさを引っ張ったまま、物語はクライマックスへ。
おおぅ~。緊張感の演出は頑張ってるな♪


犯人像は実行犯が複数いる、目的を一致させた集団である、という前編で指摘されたことも
その理由もまた、“連鎖”というキーワードで決着が付けてきた。

15年前、湯原こそが証拠隠滅して、真犯人を逃してしまった訳で
その罪の意識が重たくて、ソイツを殺しても気は晴れなくて
だから、メンバー一人一人に殺害をやらせることで、彼らも後に引けなくさせていたという
なんとも隙間のない、ダークなオチ。
止まらない~。逃げられない~。この輪から~。ららら~。

正義の鉄槌の筈が、唯の私怨へとシフト。

ウダウダ鬱屈した哲学している犯人像は面白かったですけど
それが
「人を殺せば、俺の気持ちが分かる」とか
赤城さんのことを「人を殺す怪物の気持ちを知りたいから、謎解きに執着する」だの煽り始めた頃には
かなり浅はか。
ちょっと思考が浅はかに見えた。

赤城さんに、最後は自分を殺させて、自分は神となり
そして事後は、赤城さんが今度はこのグループを引っ張っていける逸材だと願っていたとか。
闇に引き落としたかった訳ですね・・・。
甘い。そして弱い。


・・・・・ここまでやってくれるなら
三枝さんの扱いも、潜入捜査してただけの警官、ではなく、悪に堕ちてしまったというオチの方が
インパクトありました。

三枝さんから語られる昔話。
昔、共に闘う同士が居た、と・・・・。
その人の所在を聞く百合根に三枝は
「刑事を続けるうちに心が疲れてしまってね・・・・。言ってみれば、怪物になってしまったんです」

“そして私も――”
・・・と、あの暗い空間でニタリとくれば、ホラーだった。(爆)

生温い展開にしやがって(笑)
誰もが逃れられなかった心の闇。
それを、赤城さんだけが、その頭脳と百合根の存在で、乗り越えてみせた・・・!
・・・と来たら、善と悪の対比も、赤城さんのキャラとしての一角も
より鮮やかになっていただろうに。


でもでも!
その生温い空気感を一喝!してくれたのが、その、我らが赤城さんでした!
この間からの百合根離脱ネタは、この、赤城さんをここまで追い詰めるネタだったのかという感じ。

謎が解けてしまうことを心底残念がる自分もまた怪物なのでは・・・と不安がる赤城さん。

そうなる前に僕が止めます!と言っていた百合根がいなくなる・・・・
自分の中の根底が分からなくなる赤城さん。

「モモタロウの刻印は世の中は善と悪ではなく、善と善しかないというメッセージ、
  へどが出るほどくだらない!!

言ったーっっ!!
言ってくれたーっ!!ヾ(≧▽≦)ノ
赤城さん、全否定。
モモタロウ、全否定w
もういっそ、この暴言がすんげえ気持ちが良い!
生温い展開だったからこそ、すんげえ爽快!!

所詮殺人鬼。お前が神語ってんじゃねーよーっ!って心の嘲笑う赤城さんの声が聞こえた・・・・(爆)


「こんなものに存在価値はない!!」と銃を投げ捨てる赤城さん。
「これが完璧な解答だ。反論は受け付けない」
飽くまで上から目線www
開き直った赤城さんは強かった!かっけー!///////

もうね。「謎が解けてしまったぁぁぁ~」って犯人の前で悶絶する様を
何故かみんなが大人しく見守っている構図というカオスな画すらスル―出来る覚醒ぶり。

ってか、ここは、赤城さんの変身の場面か何かなんですか。
来たー!って感じでみんながゴクリと生唾飲み込んでいるのが、妙に滑稽ww
シリアスなだけに滑稽ww
もう、このドラマのこういうノリ、大好きっ。


で。
「人を殺す味を覚えさせたいんだろ」ってとこからの逆転劇に、燃えた燃えた!!

「――だがお前は俺を誤解している。残念だったが俺は殺人鬼の気持ちなんてものには興味がない。 
 俺はな・・・・・
 謎を解くことでしかみんなに認めて貰えない。
 謎を解くことでしか社会と関われない。
 対人恐怖症で、口が悪く、性格も腐った俺は、人の役に立つためには
 謎を解くことしかないんだ!」

赤城さんがずっと不安になっていた答えを、自分で出せた。
自分で自分をプロファイルして、真実を見出した。
そこにかかるテーマソングと合わせて、カッコ良かったです~。
定番だけど気持ちの良い結論。

・・・・・・だからそれを、何故ラストで落とすんだよと。


お約束のように、流れ弾に当たって流血する百合根さん。
もう、相手を持ち上げる言葉はシツコイ、と思っていたら。

赤城さんが抱き起こして・・・・
「ありがとうございました・・・・楽しかったです・・・・」
「キャップ!キャップ!・・・・これは掠り傷だ」
「・・・え?」
「え、じゃない。死にはしない」
「いててて・・・」
「当たり前だろ。しっかりしろ」

wwwww
このお決まりのオチで笑ったw
こういう落とし方は定石とはいえ、良く出来たシナリオでした~。

・・・て。だから、何故そのラストの余韻を消すかのように、台無しにするんだろうか。
台無しと言うか、この負傷ネタのあと、一切二人の会話がない脚本もワザとだろう!ねぇ!


ま。そんな訳で、事件としてはまあまあで
赤城さんの物語としては、最上級に面白かったです。

事件も
三枝さんの明暗もそうですし、善人に見せ掛けて犯人グループだった関本・・・
そして、真犯人こそが15年前の事件の捏造、と
真実が二転三転していったのは、もう凄まじく目まぐるしくって
誰がどう転んでも、緻密な設定が成されていない分、犯人になっても可笑しくなかったですし
ラスト40分くらいは、ノーミソ、フル回転でした~。
中々凝った造りで、面白かったです。

これで事件性も凝ってたら、もう文句なしってレベルだった。

細かい所の遊び心も、下世話な感じじゃない感じで、たっぷりとあって
キャップとマスターが混ざって「キャスター」とか言っちゃう赤城さんとか
がっきーに入れられて拉致られた百合根さんとか
最後、デカイがっきー、無表情で抱えて去っていく黒崎くんとかwww

あー!そうだ!
応援が到着した、影からピュッと飛び出した黒崎くん、すんげーカッコ良かった!
ナイスアングル!!


・・・・文句上げてもキリないですが、もうちょっと煮込んで欲しかった台詞や演技もありましたけど
総合的には及第点でした!
映画は・・・・映画は・・・・・しゃーない、行ってやるか。
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2014*09*12(Fri)
昼顔 第9話 感想
乃里子怖えぇえぇぇぇ!!!!劇間挿入の味の素CM・櫻井くんが5割増しで爽やかに見えるw
沙和パートへ行く→不倫暴露済み。自分は慈悲深い純粋な被害者
北野学校へ行く→不倫謝罪済み。自分は物分かりの良い哀れな配偶者
そこまでするか!!「社会的立場もあるし」と言った上でのこの行動w

図書室でのヒステリーも凄かったw 
冷静に考えれば、後から出会ったのは自分の方であることに気付きそうなのに
「あなた、私がこのひとの妻だって知ってて近付いたんでしょ!最低ね!」

いえ、近付いたのって、貴女がレシート辿ってここへ来たからだろ。
飽くまで自分中心かw
そして、ほぼ仲裁もしないヘタレ教師・北野w
おまえも自分中心かw

この修羅場。
社会倫理的には乃里子に共感する筈のシーンですが
ここまで自分本意だと、ちょっと何にも言えない・・・w

ヘタレ教師。おまっ、ちょっとは庇えよw
・・・とか思ったらーっ!
最後の最後で、崩れた本棚からは庇ったー!ベタなシチュエーションー!でもソレちょっと違うー・・・。
振り返って頷くとか、どんな萌えポイントだよ!!(大爆笑)
クラッときたよ!

ホント、この男の何処に、男としての魅力があるのかが分からない。
(めちゃめちゃカッコイイだけやん)←それは役者さんのカッコ良さです(笑)
沙和、ダンナもあんなだし、オトコ見る目ないなw


「ただ、庇ってくれた彼の手だけが現実だと教えてくれました」

そこにまたしても無音でコールされるタイトル!

じわ~っと浸み出てくるような恐怖がある~。スゲー!
いい!すっごくイイ!スタッフさんが浸っちゃってるようなこの大袈裟なドラマティックさが
もうたまんないです。
一貫した世界観を紡ぎ出していますよね~。楽しい~!

・・・・・・いやいや。それにしても。
掴みかかってバイオレンスな暴動まで見せて頂いて
随分な修羅場を拝ませて頂きました。
これで相手役の上戸さんがもう少し視線とか、眉を寄せたり、歪んだ顔をしたりと
多彩な顔を演じきれる女優さんだったら
もっとゾーゼツなものが見れたと思います。(笑)
結局、沙和は嫌なのか悔しいのか、迷惑なのか、あんまり感情が伝わってこなかったため
どうも灼熱したシーンにはなっていなかった。

でもその分、乃里子だけがヒートアップしている空回り感は良く出ていて
ヒステリックな女の暴挙が良く伝わりました~。
怖えぇぇ~。ぎゃあぁあぁぁぁー。



脚本的にはちょっとペース落ちました?
少々展開のトロさがいつもより気になりました。
でも内容は結構盛りだくさんでした~。相変わらず楽しいなぁ!このイっちゃってる世界♪
パート先に、姑に、夫に、バレるバレるの回。

>姑
あのセクハラガールが、自宅まで奇襲(爆笑)
それをビックリさせようとドア越しに隠れてて、聞いてしまうとか
どんなベタシチュwwww

「触らないで!汚らわしい~!」

姑の馴れ初め話なんて唐突な展開が、前々回挿入されていたのは
このための伏線だったのですね。
ここまで過剰反応するとは!
トラウマになっている心境がとても伝わり易かった。

でもウチの嫁より他人の少女を信じるかw


>夫
ぬをを~~~っっ!!
すっごい熱演!号泣してみっともなく取り乱している感じがもう見事!!
やっぱこのドラマ、脇が固い。

けど、お前がどの面下げて言っちょるんだとw
もう大爆笑!
妻に手は出さない、弁当は作らせる、女扱いしない、ハムスターを重んじる。
その上、子供もいないのに、ママと呼ぶ無神経さ。
それで「一緒に暮らしていこう」?
ふざけんな!妻はアンタのママじゃないわっっ。
「そんなの私じゃない・・・っ」
おおう~、沙和、良く言ったなぁ。

これは、前回の「疑いもしない夫に何故だか怒りが湧きました」を受けてのシーンですよね。
伏線の繋がりも上手いな~。

で、森のくまさんで号泣。・・・w←何故この曲?何かのドラマでもくまさん使われてた気が・・・w
真実を聞きたくなくて、りかこさんにも「もう紗和とはつき合わないで下さい」
そんなこと言ってるから駄目なんじゃん。
一見、甲斐性見せたようでいて、お前が守りたいのは飽くまで自分なんだなと。
沙和が求めているのは、嘘偽りない自分を見てってことなのに。

でもだから何故、森のくまさん・・・。


本人を認めてくれない扱いは、幾ら優しくても拷問に近いのであるという
何とも世の夫に厳しいメッセージが、ここに来て痛烈に爆発した感じ。
そんな人形扱いするな、と。

しかし、夫が言った「ママは平凡で、普通に歳取っていくんだよ」って台詞は
聞き様に(使い方?)に因っては大変ロマンティックな言葉で、愛の告白に応用が効くのに
これまでの流れの積み重ねで、この台詞を言わせている脚本がサドw
こういう夫に上から目線で言われるとハラ立ちますね~(笑)
スバラシー!


ドラマは
大まかな路線では、不倫という土壌で笑っちゃう喜劇を繰り広げながら
何気にこういう真面目テーマをブチ込んでいるから、このドラマって浅くない。
骨太に見える。
それをまた、純愛で正当化して、説教臭く訴えていない所も好きだ。

何度も言ってますが、視点が沙和目線じゃないから、抵抗感が薄いんだろうな~。
ブレないですねぇ。


>パート先
ん~、ここは客商売ですから、尤もな流れですよね。
そういう正論を利用した乃里子の醜態に開いた口が塞がりませんw(爆笑)

>北野の学校
ここは・・・っ。
むしろ自分の名誉も汚すかのように見せ掛けて、捨て身の戦法。<乃里子
ウチの愚夫が・・・w

わざわざ言わなくても良いことを、いずれバレるかもしれないが、さっさとゲロっちゃってる
あからさまな悪意が笑えるwwww


その上、自分は家出ちゃうwwww
「実家に帰らせて頂きます」ってか?
追いかけてきて~私を~。

も・・・っ、もう、ダメ・・・っ、腹筋がイタイwww


うん。この辺の乃里子の行動は、不倫された妻なら、取っても可笑しくはない行動であり
傷つけられた被害者としては、台詞も違和感ない気がします。
そこが巧い。
なのに、このちっっっとも共感出来ない意地っ張り。(しかも可愛くない系)

ここに来て、この乃理子さんの存在がめちゃめちゃドラマの中核に育ってきましたね~。
すっごい!
普通の台詞を、何故か聞く者の苛立ちを煽るようなムカつく感じに、演じられていると思いました。
しかも可愛くない感じの女の意地っ張り。

りかこさんが一気に覇気がなくなっちゃったら、この人が一気に躍り出てきた感じ。

最後のリビングで、無表情で無言でぽつんと座っているだけのワンシーンなんてもう!
怖えぇ、怖えぇ!
般若が居る~。

自分が出ていったにも関わらず、何故か動揺もせず、家に居ない愛する夫。

究極の仕打ちですよね。
北野先生って男は、直接的に罵倒したり、言い返したりしないため
こっちはフラストレーション溜まりまくりですが
このセンセイ、天然で失礼な人なんだな。

ナチュラルに無視してるよw

で。
その間、何をしていたのかというと。


夫が分かっていないことに、怒りから悲しみへシフトしたらしい沙和。
家を飛び出す。
彷徨い、辿り着いた先は、あのラブラブ大橋。
ここで雨も振り出していたら、抱腹絶倒してたところだが。

何故か外れる靴ひも。

後ろにカメラがずれ・・・人影。

何故か現れる北野。運命の再会~wwww
あっはっはっ!
ベタすぎるwww
ホントに来たよ!来ちゃってるよ!
もう何処かの二次創作のようだ。在りがちな展開に腹筋が筋肉痛になりそうです。



このドラマ、イっちゃってる感じが面白すぎです。今回も大変笑わせて頂きました!

ちょっと真面目に感想を言うとしたら
▲▲があって→××になる、といった、単調なタイプではなく
不倫という非社会的行動に因って
ジワジワと色んなものが、何がどうとまでは言えないんだけど歪んでいく・・・
そういう、外堀から追い詰められる感じが、とても丁寧に描かれていて
ホラーとは違う、真綿で首を絞められるような圧迫感を強烈に感じる回でした。
それを、下品な感じで描かず、飽くまで綺麗に描いている所も、見易いです。

次回はいよいよ地獄に堕ちるか!
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2014*09*10(Wed)
あすなろ三三七拍子 第9話 感想
最後の最後まで愛のないスタッフによる適当な演出で萎えました~。
とにかくスタッフに愛がないっ!愛があると言い張るならセンスがないんだ!おまえら!!
もう色々最悪!!

でも物語的には素晴らしく、すっごく爽やかなラストでした!感動した!っていうか沁みたー!
こんなに懐の深い部分を擽られたのは初めて!!
そして藤巻団長の最後の雄姿!
敢えて派手な晴れ舞台を用意せず、キャンパスでのデモンストレーションに頂点を持って来たことに
このドラマの真髄を見ました。
第一話の、あの閑散とした失態をリンクさせていて、時の流れにグッと来た。

思えば、今期一番期待してなかったドラマだったのに
しっとりとした良いドラマでした。


最終話は藤巻団長があすなろを去るまでのお話。
あの時の不祥事がバレて、無期活動停止処分を受けた応援団を
今度は、団員とその仲間たちが救っていくという、何とも他愛ないストーリー。

署名活動をしたり、犯人情報を聞きこみに行ったり。
ホント地味。
なのに重い。
そうやって明け透けな説得無しに「人が動く」=「心が動く」ということが、どれだけスゴイことなのか
ドラマを通して理解させられてきたから、妙に重たい。
何かがグッと心に落ちるから不思議。

もう金輪際ごめんだと第一話では頑なに拒否していたブラバン部長が折れるシーンも
藤巻団長ならではの結末だった。

「貴方が純粋に彼らを応援したい気持ちは分かりました。
 あなたが懸命に応援している姿に正直打たれたこともあります。
 一日くらいなら野球部に協力したい気持ちもあります」

ああ、ゆっくりとゆっくりと溶けていったんだねぇ。
「頼む」とか「お願いします」とか「なんとかならないか」とか。
強引に人を動かそうとせず、歩み寄らせるまでの優しさが良かった。
一歩引いた丁寧な対話で口説いていった証も、気持ちが良い。


そんな風に、何もかも上手く回り始めたように見えた矢先
不良少年たちとの、あの小競り合いがネットに拡散。

あぁ!あの不祥事ってここに繋がるのかー!
このための伏線だったんですね。
単なるヤケになって荒れていただけのネタとしては、随分お粗末な内容だな~と思っていたんですよ。
・・・・だよなぁ。普通、停学処分モノだよな~と思ってた。警察沙汰にもなっちゃってましたし。

あの時の事実をようやく知った妻に胸の内を語る大介。

「切欠は学ランなんだぁ・・・。出向以来、着用を義務付けられたこの学ラン。
 最初は何でこんなものをって思ったよ。
 その学ランをバカにされて、団をバカにされた気になってね」
「信じられない・・・パパがそんなに熱くなるなんて。喧嘩までして、それでも守りたかったの?学ランを」
「学ランもそうなんだけど、誇りかなぁ・・・・。応援団員としての」

仕方なく無理矢理巻き込まれたこの一連の応援団に
いつしか心が動いてちゃんと団としての精神論を芽生えさせていることが感じられる台詞ですもんね。
学ランや団旗の大切さって言うのは。
私だって、第1話観た時点では理解できなかったですけど、今ならその意味が何となく分かる。
思えば、視聴者と共に成長していったナビ的主人公だった。


オヤジ共も良かったです。
無期活動停止処分を受けたことを荒川会長へと報告。
川沿いで(何故か多摩川じゃないw)、ケジメを付ける斎藤と藤巻。

「あすなろ大学ー!応援団ー!第58代団長ー!藤巻大介ー!!」
「押ー忍!」
「無念だがー!お前がー!・・・恐らく・・・っ、あすなろ最後の団長じゃ・・・!」

ここのシーンは
確かに学ランはあの喧嘩の切欠ではあるけど、学ランのだめだけではなくて
斎藤センパイに追い詰められたり、団の現状と未来を憂いていた不甲斐なさもあったり、と
様々な要因で起きた、不運だったのだという説明にもなっていて
事態の奥行きが感じられた。

また、そうやって潔く、悪足掻きしない態度は、やはり応援団らしく、男のケジメって沁みるわ~。
カッコ付け過ぎだっての!///////


もう一度、団に集まってもらい部室で謝罪をする斎藤と藤巻。

するとイマドキの若者はもっと強かだった。(爆)

「ハイ!そういうの止めましょうよ~、斎藤センパイも団長も~。
 なんつぅ~んすかねぇ、そういうの、マジ、ダサイっすよ」
「そうです。そんなことに何の意味があるんですか」
「それよりもっと建設的なことを考えましょう」
「私達は団が潰れるのが嫌なんです。そんなこと、許せないんです」

そこでミキちゃんが盗み聞きして翔くんにリークした、不祥事の真実を暴露。

「――ってことは!正当防衛じゃないすか。
 団長が悪くないってことを証明できれば、学校だって考え直してくれるんじゃないすかぁ?
 ここは踏ん張りましょ~よ~。ねぇ?団長~!」
「・・・・っ」
「ここで粘んないでどうするんすか!!」
「「「押忍」」」

そこで掛かるドラム音から入る主題歌!
♫てれてて てれてて てれれれん♫

~~~~っっ!!!!
かっっっこいいっ!!!!
来たーっ!!!よっしゃー!
 
金髪くん、かっけえぇえぇぇぇぇ!!!!ヾ(≧▽≦*o)ノ
軽いのに、ここぞとばかりに締めてくれる!
応援団としての色を綺麗に出せていたのは、紛れもなく彼の存在でしょう!
他の二人だけでは、ちょっとパンチが弱かったし。


そして行われる、無許可のゲリラ作戦!!
うおおぅ!

ここで、団長最後の晴れ舞台が始まる訳ですが!
それがま~た直向きで!
柳葉さんの喉潰れた声も言い方も、すっごくイイ感じの抑揚と迫力で。
真っ赤な顔して、喉潰して、必死に訴える姿に、誰が笑えよう。

「今時の学生諸君は、信じられないかもしれないが、我がエール物産社長・荒川剛氏は
 あすなろ大の前身、世田谷商科大学応援団・第15代団長であり
 命より応援団を大切にしようとする男である!
 自分はその社長直々の辞令を承り、応援団を立て直すべく社会人入学した。
 
 初めは何処へ行ってもけったいな目で見続けられ、50になってこんな恥をかくとは思いもしなかった。
 
 しかし潰れかけた応援団指導部も、松下沙耶!保阪翔!野口健太!の入部によって
 少人数でありながらも、精一杯頑張ってきたー!」

え。頑張ってきたって自分らで言っちゃうの??!
違うでしょ。
ここの台詞も、よくよく考えれば、団長の成り立ちなんか、観客にはどうでもいい訳で
台詞が長すぎ。
その上、応援団は「とにかく・ひたすら」なんでしょ。
だったら、自分達で自分達を「頑張ってきた」なんて自画自賛しちゃ駄目でしょう。
そのワンセンテンスはマジ要らなかった。

もっとコンパクツに纏めて、一気に視聴者へ畳みかけるべきでしょうに。


「よってここに私、藤巻大介は、あすなろ大学を退学、及び、応援団団長を辞任することを表明する!
 どうか、私の辞任に免じて
 応援団指導部・存続嘆願書署名、及び、野球部応援許可の署名を頂きたく
 ここに切にお願い申し上げる所存である!」

ここでバサァァーッっと!! 
バサァァーッっと・・・・・・。

なにその、ふにゃっとした団旗の画。
違うでしょう!!!
効果音が入ってないよ!
ここはバサーッッ!!っと団旗が翻り、象徴が青空に謳歌する画でしょうがぁぁ!!!

旗を掲げるシーンの演出がヘタすぎだ!
第一話から団旗に関しては重要なシンボルであると謳い、その大切さを描いた回もあったのに
バッサァァー!と上がるシーンの、この生ぬるさ。なにそれ。
クールとか、痺れさせる演出とか、何も知らないド素人のようだった・・・。

いえ、冷静に見れば
どうもこのドラマは、大袈裟な演出をしないことで
渋さというか落ち付きと大人っぽさを出しているような所があって
その点については、実は逆に、しっとりしてて重量感もあり、似合っているし、気に入ってもいた。

でもさー。団旗は別でしょう。
58年の歴史という重みを背負った団旗が、今ここに舞い上がる栄華と尊厳が分かってなーい。
締める所は締めないと。ただの輪郭の薄い作品になっちゃいますよ。( 一一)

もうガッカリ。
ここのスタッフ、「カッコイイとはこういうことさ!」ってのがまるで分かってない。
(ワンピの海賊旗だってもっと圧巻という意味を主張しとるわっっ)


・・・とにかく、そうして団旗の元、最後の校歌斉唱、応援が始まる。

そこに回想シーンを混ぜて流す手法は、ちょっと込み上げてくるものがあった。
これがラスト・・!と自己に浸った見せ方をするのではなく
とにかくひたすら、団を守ってくれって訴える姿がとても真摯。

が、回想としてチョイスするシーンのセンスが悪い。(涙)

回想シーンの選出も下手くそすぎです。(T_T)
ここは、ドラマとしての回想という意味も含めてこれまでの軌跡が流れてましたが
もっと画を選んで下さいよ~。言いたい事は伝わりましたけど~。
なにより、直前までの団長の渾身の主張とのリンクがまるでない。
応援団の成り立ち回想なんか、ここではどーでもいいんすよ!!
ぐっさんの死に際とか、身内ネタとか、応援団存続アピールに何の関係もないですから!
応援団として努力してきたシーンを見せなきゃ、意味ないでしょうーがっ。
(でもちょっとグッと来たけど)

訴えたいのは、ドラマの中の学生たちへなのか?或いは、ドラマとしての視聴者へなのか?
そこの軸が不透明なんですよね。


そして、台詞に被せて回想を入れるのは心に訴えかける演出として、悪くはないのですが
ただダラダラ流されてもね・・・。
時折、藤巻団長や団員の今のアップなどを入れるなどの、視聴者感情は煽るべき。
へったくそー!

・・・・あと、これは贅沢な注文になりますが
団長の台詞の中、新規メンバーが入った、と3名を名前で紹介するシーンがありましたが
その時、カメラは一人一人のアップとなり、存在を印象付けた。
だったら、名前を呼ばれた時点で、一人一人が「押忍!」と挨拶したらカッコ良かったのに。
或いは3名を呼んだ後、揃って返事するとかw
個人的には、燃えたな~。←個人的主観


そして、精一杯のエールをキャンパスに木霊させる、あすなろ応援団。
娘に黄色い声援送られて、ニッコリな団長w
駄目でしょ、笑っちゃアウトでしょ。もう。
ここは口の端に僅かに笑みを滲ませるとか、そういうオトナを見せる所では・・・
と思ったら
案の定、「なんじゃあいつら・・・。なっとりませんな。団が笑ってどうすんじゃ!」by斎藤

・・・・・ああ、そうか。
これが、藤巻大介が作り上げた、彼の団なんだ。第58代の、団なんだ。
何話か前で言った、団長の作った団なのか。
作り上げられたんだね。出来たじゃん!

それを理解した時、うっわ~ちょっと感動。



そして更に。
それを苦笑いで見ながら、荒川会長。
「良くここまで育ててくれた。ありがとう。斎藤。山下。
 団の歴史に幕が下りようとも、もう一切後悔はない」

ああ、終わるんだ。
どんなに願っても、このメンツ揃うのもラストなんだ。
そう思ったら、切ない想いが込み上げてきた。

あぁ、歴史が昇華していく・・・。


最後の晴れ舞台で「これでもう悔いはない」と呟く会長のシーン。
斎藤が「お前が最後の団長じゃ!」とハッパを掛けたシーン。
オヤジ共はオヤジなりに、大人としての決着を付けていく。

一方、不甲斐ない大人たちに代わり、若者が奮闘する。

世代交代というか、団長の役目の終わりを静かに感じさせるものでもあり
締まりとしても実に綺麗で、素晴らしいラスト。

最後のデモで必死に今後の存続を訴える藤巻団長。
自分の退学を以って、応援団に慈悲を。
何を守ろうとしているのか?
何が大切なのか?
そこに一切の利己的な主観は無く、愚直に誰かのために、を想っていて
こうまでして守ろうとする価値が、なんとも綺麗で直向きで
地味だけど、そういう精神って何か、沁みる・・・。

自分の立場でもなければ、自分のポジションでもない。
己が応援団で在り続けることですらない。
その偶像たる応援団って、ホント、何なんだろう。


結局。
署名は733名。更に京学さんも協力してくれて、それらを持って、顧問が大学側にかけ合ってくれた模様。

迎えた定期戦当日。
山下センパイwやってきました!やっぱり!
「来んわけにはイカンやろ~。
 新幹線でたったの2時間半や。東京本社にはしょっちゅう出張で来とるんやボケ」

だよね。ってかソレ、おまえが言うな。だったら・・・・

「じゃ、あの東京駅での別れは何じゃったんじゃ!」

だよねーっ!言ってくれたーっ!!!あっはっはw
全くその通りだよ、あんなにコッチを感動させておってからに!(笑)

「アレか。アレは、連れとの青春の決別や」

うおー。良い台詞!

あ~も~なーんかこの二人が揃うといいわ~。あすなろカラーになるw
「ったく!何でこんな時に山下おらんのじゃ。使えん連れじゃ」
・・・なーんてボヤく斎藤の台詞とかも合わせて、実に良いコンビを見た。
連れっていいなぁ。(二度目)

このドラマは正に、反町&ほんこんが上手に色を付けて形作っていたという感じでした。
この二人なくしては有り得ない気がします。
柳葉さんも真っ赤な顔して熱演されてましたし、そこに目が釘付けにもなりました。
彼の喉を潰したあの声無しに、このドラマのクオリティはなかったよ。( ノω-、)
そのスベっているというか、痛い部分が合って、それを更に加速(落とす)することで
上手にカバー出来たのが
この二人だったという印象。GJ!


「藤巻!応援は気合いと根性や!」
「せや!とにかく、ひたすら!懸命に!」
「「懸命に戦ってこい!!」」
「押忍!」


うをー!!!!
あーもーいい!ヾ(≧▽≦*o)ノ

第一話を観た時点では、この時代錯誤の台詞といい
パワハラやイジメ助長なども彷彿とさせた、団の理屈と理不尽さ。その仕組み。
今や、嫌悪感やアレルギーもなく、「とにかく、ひたすら」という曖昧でぼやけた言葉の意味も
ちゃんと伝わる。
その言葉の重みまで。

痺れるオトコのかっこよさ!!

そこに掛かるED!!

~~っっ!!!くうぅぅぅ~!!熱いものが溢れてくるよー!


なのにそこで現れる野球部の試合。
違うだろ。大いに。

間違ってるぞ。
名前も練習も知らない野球部の試合なぞどうでもいいんだよっっ。

ここは京学との応援合戦でしょうがあぁあぁぁぁ!!!!
あれだけ嘆願書にまで協力し、ドラマの中核を担ってきたライバル校をガン無視か!!
応援団として大事なのは、応援じゃないのかよ!!

エンドロールの裏で、そういう成長したあすなろと京学との、熱い魂の連携を見せて欲しかったよ。

そこの画が、後半に入るとモノクロに変わって
それはすごく良かった!
過ぎ去りし、あの時の熱き日々・・・って感じでセンチメンタルで無常な時の流れを思えた。
あぁ、これで歴史がまたひとつ、昇華していくんだ。
ここで、みんなの心が一つの方向を向いて、一心不乱に応援したっていう思い出が眩しい。
そういう一時代を過ごせたって、幸せなことだよね・・・・。

って、だから何故、リアルタイムに戻る?

違うだろ。
ラストでまた、カラー画面に戻って、しかもまだ試合途中で・・・ええぇえぇぇぇ!!!???
なにそれ。
折角の感傷が台無し。

しかも9回裏で逆転とか、どーでもいいですからーっっ。
ホント、どうでもいい。
大事なのはそこじゃないでしょ。
ってか、野球部のモブなんか、誰も知らないっての。そこに感動も何も湧くと思う思考が理解できん。

ドラマ終了後にCMコールに入り、そこで野球部の活躍にはしゃぐ面々という画が流れましたが
それで充分だったと思われ。


でもそんな風に、応援団としての晴れ舞台をメインディッシュにせず
飽くまで応援団の生業として、あの部室とキャンパスにのみ拘って作られた物語は
とっても見事。
そこはブレがなくて良かったです。
(本当は晴れ舞台での、正規のカッコイイ応援とやらも拝みたかったですけど)

だからこの試合も
メンバーすら誰かも知らない野球部員の活躍でエンドロールにするのではなく
相手校との団旗を掲げるシーンから始まる、応援合戦を
ちゃんと見せてくれたら良かったのに。

なんでそっちをカットする?

もうホント、訳分かんない。
原作や役者さんはブレていないのに
脚本家さんや演出さん等、製作サイドが愛がない、いやセンスがない仕事して
台無しにしている印象だけが残りました。
ショック~。

ホント、話は素晴らしいドラマでした。
役者さんもみんな、熱演されてて、気持ちが良かった。
思い起こせば、私にも全然馴染みのない、斬新な世界を見せられた物語でしたが
こういうのもアリかと思わせられるだけの説得力もあり
それを地味~に丁寧に描き切った、質の高いドラマだった気がする。

後味に、しんみりとした余韻を残していった。



立派にお勤めを果たした大介の後ろ姿は良いラストカットだった。
もうあすなろに戻ることはないのだろう。
みんなの時間が次へ動き出し、あんなに燃えた時代は終わりを告げる。
スーツ姿の後ろ姿が何とも言えない。
出向から出戻る男の後ろ姿に、もう迷いは見えない。
きっと、エール物産でも、今度は粘り強い仕事ぶりを発揮するんだろう。
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