Like Sugar&bitter chocolate  邦ドラマと映画の甘くてちょっとほろ苦い感想雑記。けっこなんでも飛び出すごちゃまぜブログです。お暇つぶしになれば幸い。ヾ(≧∇≦)
07≪ 2017| 1234567891011121314151617181920212223242526272829303108/ ≫09
--*--*--(--)
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ スポンサー広告 ] . . TOP ▲
2012*02*12(Sun)
秘密 つよし君と雪子さん4 (7巻)
秘密のストーリーの中で物語の分岐点ともなっているこの7巻で
事件以外にもうひとつ見過ごせないのが
ここでのこの二人の微妙な関係ですw

第九でやる救出作戦に乗る事を青木と二人で決意した薪さん。
ほぼ二人の独断です。
一種の運命共同体みたいな連帯感は芽生えたと思うんだ。
元来の第九ってカテゴリの感覚ではなくて。

で、作戦終了後
自分からは連絡しないけど雪子さんには早く伝える様指示を出した。
きっと青木の顔を確認してからじゃないと言える言葉が無かったんだろーねー。
そしてあの病室のワンシーンですよ。

あー浸みるw
――――じゃなくて!
ここからの二人の表情の移ろいが微妙~なニュアンスを醸し出していて
意味深なんですよねー。

まずは雪子さんに連絡は入れつつ一番に駈けつけた薪さん。
皆死んでいった嫌な記憶が甦る中生きている青木に辿りつく。
思わずしがみついて生きていることを確認して。
あーどんだけ心が潰れそうだったんだろう。
言葉なんか出る訳ないって。

空気を読まないケータイの音。

ここで一瞬目を閉じて身体を離す所がじーんとくる。
自分に言い聞かせたんだろうと思うんだ。
「大丈夫。生きている。大丈夫」
本当はそのまま崩れてしまいそうな自分を一瞬で断ち切って
ケジメ付ける薪さんがめちゃくちゃ素敵。
こういうことが出来るオトコってホント素敵❤

そしてツラさも伝わってくる。
こうして気持ちを押し留めて我慢する事をどれだけしてきたんだろう、この人。
そうやって生きなきゃならない人生をどれだけ恨んでるんだろう。
誰にも頼らない。
誰も巻き込まない。
強い意志が 強固な理性が 自分を傷つける反面
今の薪さんを辛うじて立たせている気がする。

そしてはち合わせする薪さんと雪子さん(ついでにw岡部さん)

この時薪さんにも気付いた雪子さんの視線が薪さんと絡み合う。
縋るような視線を送る雪子さん。
でも薪さんは一歩下がって視線を外し頭を下げる。

このシーンって青木の状況の報告を受けた雪子さんが
「聞いてないわよ、つよし君!」って叫んでいる事からも推測できるけど
雪子さんはやっぱり薪さんを同志というか自分に近い人って思っているんですよね。
読者視点で見るとこの事件はあのリモコン投げつけた修羅場の後になる訳でしょ。
雪子さんにしてみれば
薪さんのウィークポイントをピンポイントで攻撃出来て
ようやく薪さんの感情をひっぱりだせた、
ようやく感情を露わにしてこっちを向いてくれたかもって思ってた矢先の出来事じゃん。

慣れ合うって訳じゃないけど
ようやく少しは気を許してくれたかなと思っていただろうに
あんなあからさまに貴女とは触れ合いませんって言わんばかりの態度取られたら
ショックでかいだろうなぁ(;一_一)


薪さん視点ではフィアンセである彼女に
謝罪の気持ちを表したごく単純な態度のつもりではあったんだろうけど
まあ、そんな訳はないよなw
で、ここからの薪さんに対しては2つの解釈が出来る。

1つめは表面通り上司として失礼しましたってやつ。
仕事は終わりで後は貴女にお任せ致します。自分はここで失礼しますっていう
青木を完全に断ち切る姿勢。
同時に雪子さんの不安に対しても
僕は関係ないっていう拒絶の姿勢を示していることにもなっている。
つまり意識を向けているのは自身の心の内だけで
雪子さんのことなんか眼中にないって説。

2つめはさっき言った連帯感で
あれで、5巻の「あなたより私を見るのよ」を受けて
危険と分かってても青木は自分と一緒に行動したっていう事実は明白なため
見方によっては「あなたより私」って解釈は違っていたよねっていう感覚を
あの一瞬の視線でお互いが分かり合っちゃったとも言えると思って。

その一方で
婚約したことを雪子さんは薪さんがまだ知らないって思っているから
その意味では逆に
「あなたより私」を言った時は決定打はなく推測の域だったのに
本当に選ばれちゃった、っていう負い目から
雪子さん的にもやっぱり申し訳ないって気持ちもあるだろう。

どちらの場合でも
二人が二人ともお互いにお互いをごめんって思っているシーンになる。
意識はし合っていることにはなるね。

この様々な感情が一瞬にして乱れ、走馬灯の様に巡る鮮やかな心情と
反して僅かな視線や動きが
このシーンに詰められ、すごく巧みに描かれていると思う。
ニクイ演出w
すっげーなぁーw巧いなぁーw
特に表情を一切変えない薪さんが一層引き立っている。


まーそんな訳で あの一歩下がって一礼されたことで
薪さんに縋りたかった雪子さんはばっさり切られちゃった訳です。
あんなに同じ経験して
あんなに一緒に言い合って
こんなに近くに居るのに
届かない。

雪子さんの求めるものは結局薪さんなんだろう。
青木の事は愛情もあるし結婚も本気でも
薪さんとのこれまでの絆というか記憶というか仲を
断ち切りたくは無い。
失くすつもりはない。
なんだろう・・・・ずっと一緒に居られると思っている?
それはなんか青木が薪さんに想う気持ちと何処か重なる。

ならば薪さんが消えていった後の世界では
今度は雪子さんは青木へ同族同胞みたいな感情を抱くんだろうか?

彼女から枯渇しているような激情を感じるのは
やっぱり未だ満たされていないからだろう。
つい縋ろうとしてしまうのは
心の拠り所にしているからだろう。
分かるのは薪さんは“その部分”に関しては一切応えるつもりはないってことだ。
ばっさりだもんな。ばっっっさり。



そして岡部さんにイジワルwをしつつ
エレベーターで去っていくここからの薪さんの視線の動きがまた見事。

視界に入れない様にしながらそれでも視界に入ってくる二人の姿。
そこはさっきまで自分が居た場所であり
ひょっとしたら自分が求めている場所かもしれない。
でも断ち切って視線を伏せる。
見たくない?
いや、それよりも
今この感情を終わりにしょうとする決意の表れだと私は思った。

そもそも他人を避ける節がある薪さんにとって
思わず抱きしめちゃった行為は
異例中の異例だった訳ですよ、自分的に。

救出作戦を決断するあのシーンでもさ
「何で僕がこんなことっ」って思わず漏らしている事もそうだけど
つくづく薪さんは青木に対して無意識に素が出ちゃうんだろうなw
不本意にもね。

だからそういう生き方はしないと故意か運命か
決断しちゃってる薪さんにとって
甘美でありながらも許し難い瞬間なんじゃないだろうか。

もちろん薪さんは自分の目に映るものを嫌がる節があるから
脳に入れたくないのもあるだろうけど
それよりは気持ちを断ち切る意味合いが強いと思う。
直前の青木の傍から離れた覚悟と同じで。


なぜなら二人の姿は見たくないとか嫉妬するとか
そういう感情は薄いと思うんだ。
だって薪さんは雪子さんが思う程雪子さんを意識していない(笑)
彼女の存在は自分を苛立たせはしても自分の居場所を脅かすものだとは
この時点ではもう思っていない気がする。
今もさっきも意識しているのは雪子さんではなく青木の方だ。

独占欲の方の嫉妬があるのだとしたら
駈けつける前に雪子さんにも連絡入れておくのはオカシイじゃん?
見舞った帰り際に連絡することも出来た訳だしさ。
ま~フェアでありたいという潔癖の表れとも取れるか。
何の枷も無く青木へ接触できる雪子さんに
ズルイとか羨ましいとか妬む感情が無い訳じゃないだろうしねー。
でもそれは独占欲とは違うよーな・・・。

あ~・・・・嫉妬はあるか。
雪子さんにではなく
青木が見つめる誰か、青木に寄り添うポジションへ。
そこはさっきまで自分が居た空間であり
許されるなら自分が欲する空間だから
それを断ち切って去って行こうとする今
その願望を目前で具現化されているようなものだからね。
見たくはないよなー・・・・(>_<)


こんな風に周囲を断ち切る拒絶の意思の方がずっと強く薪さんから感じる。
この人は放っておいたら本当に独りでそっと姿を消してしまう人だ。
だからこそ岡部さんのような
必要以上にww積極的に関わろうとしてくれる人が必要なんだよ。
多少強引でいいんだよ。

相手から言って貰わないと
どうしてもそのたった一言でさえ言えないんだよねぇ(-"-)
きっと言わなきゃならない最期の言葉さえ呑みこんでしまうんだ。

この人は自分の人生を恨んでいるのだろうか?
或いはそんな運命にした周りを恨んだりしているのだろうか?
それともそんな中で自分を助けようとする人間に逢えたことに
少しは感謝していたりするのだろうか?
スポンサーサイト
[ vol.7 ] CM1. TB0 . TOP ▲
2012*02*10(Fri)
秘密 薪さんと青木2 (7巻)
既に秘密ブログと化して来ました。まあいいんですけどw
このまま本誌発売までウダウダ言っていると思います(笑)
最新話の内容によっては更に続くと思いますっ(*^_^*)


さて7巻での薪さんと青木についてですが。
二人の関係もここから微妙に揺れ始めますよね。
一見、雪子さんとの仲が深まっていく様に見せかけて
実は別れの序章にもなっていると思います。
青木と雪子さんが破局するのは何も姉の事が原因なだけじゃないと思う。
守りきれないからって理由を付けているけど(10巻で)
実際はこの時から一緒に居たいのは誰なのか
青木の気持ちは変わり始めていたんだと思います。

邪推し過ぎですかね?

見方を変えると
守りきれないから守るために遠ざけるというやり方は
何処か薪さんを彷彿させるものでもあります。
薪さんみたいに生きたいという青木の無意識の心は
薪さんと共に在りたいという決意の表れでもあったんじゃないかなぁ。


病室に一番に駈けつけ思わず抱きしめた薪さん。
このシーンはすっごく綺麗です。
大切ってだけの綺麗な想いが部屋いっぱいに充満してて
胸が締め付けられました(>_<)

きっとものすごく心配してたんだろうね。
青木を一番傷つけたくないのに一番危険なことをさせてしまった事には
変わりないから。

ここで言葉は一切交わせず別れるけど
この計画を実行するって決めた時
青木は何と伝えたら良いのか言葉が見つからないと言っている。

救出計画実行を第九で行う決断を下すシーンで
薪さんを説得する時「それが誰かの大切な娘なんだ」って言う所。
あの時雪子さんの名前を先に挙げたけど
それは直前の「プロポーズしたんだろ」って台詞を受けてのことだ。
じゃあ、そこで何で薪さんの名前まで挙げたのか?
大事な誰かを強調したいなら雪子さんの名前だけで充分じゃん?
薪さんには気持ちをしっかり伝えたいっていう想いの表れじゃないだろうか。

なのにその感情にただ気付いただけという若い青木。
おまえなー。

だけどその「言葉」は後の第九解体の話が出た時
見つけられたんじゃないだろうか?
もう分かっているんじゃないだろうか。
いよいよ薪さんと別れなきゃならなくなって追い詰められた心境が
やっと答えを出したんじゃないかな?

一緒に居たい。
ずっと傍に居たい
きっとただそれだけの、なんてことない言葉なんだろう。
なんて切ないんだろう(>_<)

朝そこに行けば薪さんが居て一緒に毎日を過ごせて
プライベートなんか知らなくていいからっていう件は
本当に青木の純粋な気持ちが伝わってくる。
思わず貰い泣き・・・・(>_<)

それがどれほど幸せなことで
それがどれほど難しいことなのか
やっと青木にも分かったんだろうな。
大事な人と一緒に居られるってそれだけで奇蹟のようなことなのだ。

この時点ではまだ言葉になっていないものが
いざ別れるってなった時ようやく言葉になって
その後姉夫婦の悲劇の後「一緒に戦ってくれる人」って
ちゃんと口に出せている。

10巻のそこに至るまでの移ろいがすごく好きです。
ゆるやかに描かれていてじっくりと浸みこんできますw
丁寧な描写です。



そーゆー何も求めない感情ってすごくよく分かります。
私も大好きだったけど大切にしたいから別れちゃった人がいるだけに。
大切なだけに傍に居られるだけでいいっていう青木の気持ちと
大切だから去っていくっていう薪さんの気持ちも。
ホント痛いんですけど。

薪さんだって汚れない青木の存在は自分の唯一の救いでもあるんだろう。
自分が浄化されるっていうかさ。見ているだけで癒やされるんだよねー。
だからこそ汚したくない。大切に守りたい。うん。分かる。

だから薪さんからは何も言えないって。
大切だからこそ私も言えなかったもん。

逆に岡部さんは「共に汚れてくれる人」だよね。

なんとか一緒にいさせてあげたいなー。
岡部さんでも青木でも。



余談だけど。
薪さんも自分の名前を言われた時一瞬振り返る。
すぐに視線を反らすけど。
ヤバって思ったんだろうね、青木のペースに乗せられてるのが分かって。
このままじゃこのバカな説得で懐柔されてしまうって。
それとも自分のことも大切に想ってくれているって分かって
ちょっと動揺した?

ま、結局はこのバカな作戦に乗ってしまう訳で。

このシーンめっちゃ好きww
その前の猫のように毛を逆立てて怒る沸点の低い薪さんはもっと好き❤
バカ二回言ったwww

あとさー、薪さんが、一人で行くからと去っていく青木を追いかけて
「くそっ何で僕がこんなことっ」って吐き捨てる台詞があるけど
これこそ正に何も飾っていない薪さんでしょーね♪♪
いつも本音を押し隠しガードの固い薪さんの素顔をここまで引き出せるのは
やっぱ青木か岡部さんしかいないってw
[ vol.7 ] CM2. TB0 . TOP ▲
2012*02*10(Fri)
秘密 薪さん3(7巻)
・・・・・前回から続いてます。

ついに大臣と3度目の対峙です。
この時点でもう大臣に競り勝っていたと言えますが
そこで終わらないのが薪さんだ♪♪
やられた以上に倍返し❤当然でしょうww

青木が以前薪さんは犯罪者に近い方にいるって言ってたし
後に薪さんも犯罪者に共感している自分がいるって言ってるけど
ここから先は正に淡路の代弁者でした。

二重三重に畳み掛け、己の卑劣さを説き伏せていく。
ずっと怒っていたことが読み取れる。
淡路が言いたかったであろう最後の台詞
「私こそが二度も殺した父親だ」と言い放つ悪魔的なまでの凄味。そして嫌味。
スゴイ。
迫力も。
青木をあんなめに合わせたことも怒りの一つでしょーね。


ずっと大臣にはイライラさせられていたため
この台詞で私もようやくスカーっとします。
本当はそんな楽観的な状況じゃないし後味超悪いんだけど。
それでも畳み掛けるように追い詰める薪さんの論説が
すごく心を打ちました。
物語にも深く強い熱を与えていると思います。

本来は“二度”目は殺さずに済んでしまったので仕打ちとしては弱いんですが
薪さんが代弁したことで平野望美が助かってしまった淡路の失敗も
返って鋭い事実となって余韻を残していますね。

加害者となってまで貫きたかったその覚悟を
命を救う事で無駄にはさせない。
命は助けるけど淡路の気持ちも無駄にしない。
命が助かったからといってあなたの罪が軽くなる訳ではないのだという事を
冷徹なまでに突き付ける。
それを出来るのは自分だけだと分かっているので
薪さんは敢えて大臣にトドメを刺しに来たんだろう。

こんな風に加害者感情に寄り添ってくれるのは
やっぱり薪さん本人じゃないか。


本来なら淡路は“負け組”だった訳ですよ。
愛娘を政府に奪われ見捨てられ
そして活動も実を結ぶことなく自分は癌に侵される。
淡路じゃなくったって思うだろう。
「何故自分だけがこんなめに」
当事者の千堂は大臣という社会的地位も入れ
娘も居て
脂ぎった健康体で 何の苦しみを味わうことなく生きている。

無宗教の日本人でも絶対思う。
何故天はこんなにも不公平なのか?神も仏もないじゃないか。

天が裁かないなら俺が裁く。
そんな淡路の決意は死後も卑劣なものだと中傷される。
そんな運命を絶対呪った筈なんだ。

そんな一途な激情の矛先を少し不本意にしてしまったのが青木でしょ。
でもそれを薪さんの台詞で逆に更なる刃に変えられた。
加害者側の気持ちに同調するように矛先をまっすぐ修正し
加速度を増して攻撃してくれた。

人間一人の命をわざわざ奪わなくたって
逆襲することは可能だと見せ付けてくれました。

読者もこれですっとしたでしょうが
何より淡路が少しは報われたんじゃないだろうか?
この世に力を貸してくれた人が一人でも居たっていう事実は
淡路を少しは救ったんじゃないだろうか?

世の中全部が敵じゃなかったよ!薪さんがいたよ!仇とってくれたよ!


説明の途中で青木の手の温もりを思い出した時
一瞬薪さんの表情が和らぎますがそれが逆にツライ。
大臣を説き伏せてはいるけどそれは所詮悪事の暴露だしね。
言う方だって辛いんだ。
大臣が最低なだけに薪さんの純粋さが大臣ではなく周囲の関係者に向けて
哀しみを帯びていく。

そんな辛い事件の中でMRIも悪用されて青木も危ない目に合わせて
二人の少女を容易く扱うこんな人間が英雄扱いされていて
それをそうしたのは第九の力だってこともまた
薪さんには許し難いことなんだろうね。
MRIをこんな使い方しやがって!
くそぅ大臣めえぇぇ!!


世間の英雄である大臣に背き
加害者淡路の代弁者として大臣に刃向ってくれた薪さんは
世間的にも自ら汚れ役を買って出てくれたとも言える。

千堂夫人が本当に裏切ったという証拠はないのにあんな言い方をしたり
すぐに暴力行為に出る千堂大臣の手を受けとめた事からも
薪さんが最初から千堂大臣を挑発するつもりだった事が伺える。
そーゆーことかと第九内で秘めて置くことも出来たこの事実で
敢えて攻撃に出たのはやっぱり淡路の意図を汲み取ってあげたからに他ならない。

後にこの暴露が世間にバレてそこまで伝える必要があったのかと問われた時
世間の風は冷たいだろう。
それでも薪さんはこの役回りを買って出てくれたんだ。

いや・・・説明責任はあると最初から言っていたっけ。
でもこういう伝え方をする必要はないしね。

こんな自己犠牲が切ない。
も~無茶ばかりするんだから(>_<)

何もかもがドロドロな状況下で
唯一薪さんを癒やしてくれる思い出はあの手の温もりだけなんだろうね。
あの瞬間だけは穢れない想いに触れられたんじゃないだろうか。
青木の神聖さが際立つシーンでもあります。
薪さんが青木に惹かれる理由が良く解かるシーンでもあります。



一方、僅かな一瞬の薪さんの表情を見逃さない岡部さんもやさしい人だww
薪さんをいつもちゃんと見てる。大きな包容力を感じる。
それは守りたい心の表れでもある。
その手さえ薪さんは受け取れないなんてなぁ・・・(>_<)

岡部さんくらいはもういいじゃん。
最期まで一緒にいてもいいじゃん。

あーもー薪さんっっ。


だからこの後、独りで去っていく薪さんの後ろ姿で終わるラストは
全員一丸となって取り組んだ結果を残せた事件にも関わらず
しかも第九のメンバーの大切さも充分伝わる結果にもなったのに
そんな使い方はやっぱり許せないい薪さんの潔癖な強さがよく分かる。
抱える重さとか孤独とかを静かに滲ませてくる。

結局孤独な薪さんの背中は物語の余韻を重厚なものにしてくる。
気分をすっごく重くする。
[ vol.7 ] CM2. TB0 . TOP ▲
2012*02*10(Fri)
秘密 薪さん2 (7巻)
4巻で薪さんの状況が極限に追い詰められた後
5巻で雪子さんとの例の修羅場+岡部さんの子供の話(違)
6巻で岡部さんと薪さんの出会いエピソード+後の伏線となるcopycatを迎え
いよいよあの第7巻に入る訳です。

このエピソード2009は何度読んでも感嘆の溜息が出ます。
そして第九の今後を左右している重要エピソードですね。
事件の練り方から構成、設定、最後の顛末。
細部に至るまで実に巧妙な作品ですw


ここでの薪さんw
一番かっこいいし一番能力を見せ付けてくれましたvvv//////
ここで惚れたと言っても過言ではないっっ❤
薪さんの本来の純粋で穢れない性格や本性がチラホラ垣間見えてドキドキします。
その美しさと言うか魅力に何度読み返してもホレボレしてしまう一方
同時に切なくて苦しくもなる。
薪さんがそうまでして貫きたい意思は薪さんを傷つけるばかりだ。
こういう融通の効かない所が根っからの警察官と言われる所以だろう。

MRI捜査は諸刃の剣だけど薪さんの手にかかれば
それが正しく且つ最大限の魅力を以って発揮される事が
コンテナ少女を探しだすまでの数ページで充分伝わります。
僅かな画からあらゆる情報を読みだす薪さんの洞察力は神業に近く素敵ですvv
強い力は正しい者の手によってのみその本来の有り様が使えるってやつですね。

第九が正しく在るためには薪さんが絶対条件だ。
こんな使われ方しちゃ駄目だって手を震わせる薪さんの
その位の強固な意思や覚悟がないと
やっぱり周りの圧伏や軋轢に容易に潰されちゃうんじゃないだろうか。
今後本当に薪さん抜けて第九が正常に成り立つのかいささか不安ですよ。
MRIが強大であるが故に。


この回のキーワードは「交渉」ですね。
悪用を黙認したい上層部から正義を貫けず打ちのめされ
それでも独り戦っているっていう事態が
前のもみ消された石丸大臣のエピソードとも重なる訳か。
大き過ぎる圧力には薪さんも無敵じゃないってことで
それがこの話の大きな筋にもなっていて
薪さんの哀しみと孤独を浮き彫りにさせてもいるんですね。

だからツライ。
薪さんはいつも一人で戦おうとする。
それが上に立つ者の努めと言われればそうなんだけど。


この後MRIが悪用されていく訳ですが
千堂大臣に口喧嘩でも負けてないのはさすがっっ!!素敵っっ///////
この巻は薪さんの論理的なトークの巧さが光ってますよね~。(#^.^#)
そーゆーとこ好きですっ!さすがですっ!カッコイイですっ❤❤

人違いだと分かった後 大臣と再び対峙。
その時「交渉能力」のないこんな大臣なんかに
「交渉」で負ける訳にはいかないと覚悟を決める一瞬
青木の手を握るシーンがグッときます。

認めてもいるし憧れてもいる青木が隣にいるってだけで
力が湧いてくるその気持ち、すごく分かる。
大切なもののために戦わなきゃって思う気持ち、すごく分かる。
きっとこの瞬間だけは拉致少女よりも頭の中は第九仲間のことでいっぱいだ。

この人のためなら動くっていう人の気持ちはいつだってこんなに純粋だ。
人が人のために頑張れる瞬間ってやっぱりこんなにも綺麗だ。
ここで負けても薪さんには第九メンバーが付いているもんな。
だからこそ第九メンバーのためにもここで引き下がる訳にはいかないよな。

信頼関係が垣間見えて最後に薪さんを救えるのはやっぱ第九なんだと
思わざるを得なかった。
でもだからこそいざという時は頼れないんだろうな。巻き込みたくないから。

大事な物を守るために身を引く強さって無償の愛だけど
薪さんには第九のメンバーが必要なのになぁ(-"-)
共に居られない運命なのか?
そういう相手がいるってだけ幸せなことになるのか?
後の雪子さんの言葉じゃないけど
こんなに想い合える仲なのにねー。うーん(>_<)



で、説得は失敗に終わり二度目の敗北。

この後 巧妙に視点が薪さんから青木にズラされるので分かりにくいのですが
この時少女を助けられなかった自分の「交渉能力」の不甲斐無さに
薪さん泣きだしちゃうんですよね。
少女を見殺しにしてしまった、と悔しくて。
大きな事件が起きているから見落とされがちだけどコレ仕事な訳じゃん?
仕事で上手くいかなくて泣きだしちゃったことになる。

仕事で失敗して泣きだすなんて薪さんってやっぱり
本当はすごく純粋でやさしい人なんだ。
この地位に上がるまでは・・・・いや貝沼事件が起きるまでは?
ひょっとしたらそれほど苦労や痛い目には合わず順風に暮らしてきたのかも。
天才なだけに(-"-)
そしてきっとそうやって陰でいつも独りで傷ついては泣いてきたんだ。

なんか少し自分と被ってイタイや。・・・や、私は天才じゃないけど。ただの不器用だけど。
まぁ一人の命がかかっているんだからそんな単純な話でもないけどさ。


で、その薪さんをこれまた仕事とは思えない素っ頓狂なアイデアで
一気に我に返す青木。
こういう何処かで薪さんの一歩上を行くというのが
薪さんが青木を認めた一因でもあると思うんだ。
ほっとけないっていうかさー。
何の力も無いクセに行っちゃうのかよって褒めてもいるよな、コレww

ここの一連のやりとりは薪さんホント野性の猫のようにキレてて面白いw
これで本来の薪さんに戻ったんだと思うんだよねw
なんかスゴク好き。薪さんかわいいwww
やるな青木!


その後「あーもーどーしていつもいつもお前はそーなんだ」とキレるけど
でもそれ自分にも言えてるってことには気付いてないんだろーか?

少女の事を自分の事のように心配して震えていたのは
最初から薪さんの方じゃないか。
薪さんだってずっと身を削るように心配してたじゃないか。
だからこそ青木はあんなこと言いだしたんじゃないか。

そういう傷ついている自分に気付いていないのが
どこまでも突っ走っちゃう原因でしょ。青木のこと言えないよ。
自分には無頓着な典型だ。
自己管理ちゃんとしてって岡部さんも言ってるじゃんか。

相手に同調しちゃ駄目だって薪さん言うけど
そんなことしたら鈴木みたいに死んじゃうって嘆くけど
一番そんな風に生きているのは
薪さん本人じゃないか。

薪さんにはやっぱり止めてくれる誰かが必要だ。
後に岡部さんが言う様に
薪さんこそほっといたら独りで死んでいっちゃうだろう。
それを望んでいる様にも見えるけどそんなの駄目だ。
哀しすぎる。



青木のバカな提案のせいでプッツンきたというか吹っ切れた薪さんは
そのバカな計画に便乗することを決意する。
ここでもまた「交渉」がキーワードとなって浮かび上がってくる。
この時自分でさっき千堂大臣へ言い放った「交渉能力」が脳裏を過ぎらなかった訳がない。
だってあの薪さんだもん。

面と向かって大臣と「交渉」できないなら
別の手で「交渉能力」に負ける訳にはいかないって
チラっとは絶対思ったに違いない。

くっそ~見てろ~第九の底力見せてやるって空耳が聞こえてきたよ(笑)
開き直った人間に恐いものなんかないって!


その後様々な関係機関と連絡を取って見事作戦を成功。
あ~どうして人が人のために動く時ってこんなにも美しいんだろ。
第九が機能する凄さを世間に知らしめるに充分だったのは
何も結果を出せたからだけじゃないのに
それが分かる上層部がどれだけいることやら(--〆)

警視総監に説明する件は
やはり震えてはいますが引き下がれない強い意志が感じられて
それはみんながいるからで
食い下がる薪さんは一人だけど一人じゃないって思う。
薪さんもそう思っていると思う。

なのにこの物語のラスト一人で去っていくんだよな・・・・。
その後ろ姿がここの時の体勢ともの凄く対照的で。
淋しい。


そんでもってとにかく薪さん(第九)の圧倒的大逆転勝利w
ざまーみろっっ!!大臣めっ。
[ vol.7 ] CM1. TB0 . TOP ▲
    


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。