Like Sugar&bitter chocolate  邦ドラマと映画の甘くてちょっとほろ苦い感想雑記。けっこなんでも飛び出すごちゃまぜブログです。お暇つぶしになれば幸い。ヾ(≧∇≦)
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2012*02*19(Sun)
秘密 薪さんと青木4 (8巻)
この8巻は静かにラストスパートへ幕が切って落とされた一方で
主力メンバーの関係性がいつもより透けて見えますよね。
第九解体の話が出た直後だけに仲睦まじい雰囲気が何処か陰りを帯びている。

冒頭の曽我と小池のはしゃぎっぷりも微笑ましかった(*^_^*)
そー言えばこの二人は新生第九の初期メンツじゃんとか思い出したり。
雪子さんのオカシナ自己紹介に冷静にツッコミ入れる薪さんも
どこか穏やかで
珍しく雪子さんのこと褒めたりするし。
もちろんこれはお世辞でもなければ特にご機嫌取りした訳でもないですが
ただ口にすることが珍しいなーって。
涙見せちゃったことで少し気持ちに変化があったんだろうなーって
勘ぐれますねw

また賢司さんの加入で掻き回される第九メンツを横目に
静観する姿勢を崩さない薪さんにいつもより落ち着きを感じちゃったり。
部下を見つめる薪さんの目がやたらやさしいからさー。
みんな成長したなーって思っているんだろうことは容易に想像つきますよねぇ~w

何でも薪さんに頼るのではなく自分達で考えていく姿勢が今後の独立を促すんだろう。


機能障害を特別視するかどうかの問題は
過去記事で言ったモラル等の観点からだけでなく
ラストでまとめられる結論通り“人によってこんなにも見方が違うのに”
そもそも「障害」の定義は何なのか?という観点からも考えられますね。

青木が言う様に幻視や錯覚は正常とされる脳でも日常的に起こるのに
人が判別できない状態を
一形態ではなく異常事態だと判断する根拠は何なのか?
個々でこんなにも差が出るものなのに
そもそも何を以って「正常」と判断するのか?
その基準をどこで引くのか?

前回述べた偏見やモラル・倫理観の問題以外にこのような疑問も湧いてきて
非情に結論は困難であると思います。
第九の今後の先行きは確かに司法の判断・・・・判例によって作られていくのかもしれない。


まーそれはともかく。
そんなすっかり打ち解け合った第九メンツの背景で
情報漏洩という結束力を脅かす事態が進行していく。
そこを対比に
議論を重ねている風景や「もっと部下を信頼してやれ」とかいう台詞で
第九内部の絆が引き立っている。
より強調される訳ですね。

更に「もし犯人が山本なら僕がイジメ倒してやる」という台詞は
逆を返せば
みんなが承知の事実を本人が書きこんでしまう程度の犯人なら
僕の敵ではない。
僕がイジメられない処=薪さんでも敵わないかもしれない敵
・・・・という状態を彷彿させている訳か。

台詞やシーンではなく
こういう設定や状況から読者に暗に匂わせていくやり方が
ホンっト巧いよな~とつくづく感嘆します(@_@;)



この巻から既にラストの大事件への火蓋は切って落とされているので
ここから先のストーリーには至る所に伏線が潜ませてあって
要所で“エンドゲーム”にリンクしていきますが
何気に見過ごせないのが青木の気持ちです。

直前の短編を受けて
傍にも寄らせてもらえないってショックを隠せない青木。
確かに不甲斐無いと薪さんはばっっさりですからね。
だからそのSっぷりに耐えられず在籍最短記録を幾つも生み出しているのでしょうが
たまに青木の様にそのSっぷりで
部下のやる気というか薪さんへの執着に向かうと結果は吉と出る。

結局今残っている第九メンツは何だかんだ言ってみんな薪さんが大っ好きなんだよなw


青木も「何も知らなくていいから傍に居たい」って思い始めた矢先の事なので
焦ったことだろう。
終わりが見えているならせめて少しでも長く共にって思うのは
当たり前の感情ですからね。

そんな追い詰められた青木。
そこはさすがタダでは転ばないオトコwww
「ならどうすれば良かったか」と頭を切り替え始める。
でもどうすることも出来なかった。仕方なかった。
その理由として誰が誰がか分からないからだと再認識。
そこからケータイ画像へとひらめいていく。


ここからの青木の心境が興味深いんですよねー。

思い付いたアイディアをいち早く薪さんの元にダッシュ。
薪さんは「待っているから」と微笑んだ。
薪さんってこういう風に努力する事はちゃんと見てくれるし理解してくれるし
頑張る人間はちゃんと評価してくれますよね。
Sっぷりが酷くてもw仕事出来ていればやさしい人なんだよ。
ポカやらなきゃイジメられないんだって。

で、青木は待ってくれる薪さんに心打たれてますが
ここで
“自分が言えば薪さんなら我儘聞いてくれる”
“薪さんなら自分の願いを叶えてくれる”と
心の何処かで思っている筈だ。

決して周囲より自分は優遇されているとか自分を特別視してくれているとか
優越感とかそういう周囲との比較で意識しているわけじゃない。
あくまでも薪さん対自分比。

青木以外のみんなが気付いているように
薪さんは青木には甘い。
ひじょーに甘いw
けど青木はそれを周囲との比較(特別扱い)として認識しているのではなく
あくまで自分が言えば薪さんなら分かってくれるっていう
一対一での理解なんだよね。
二者間だけの認識。

これが加速して最終的に
「薪さんなら一緒に戦ってくれる人」っていう10巻のあの台詞に
繋がっていったんだと思うんだよ。
7巻での答えの出なかった想いに付けたい言葉が
「最後まで戦ってくれる人」って言葉にまで導いたのは
他ならぬ青木自身の
周りが見えていない盲目的なこの一途な感情が生んだことだったんだと思うんだ。

現に椎木くんを囮に呼び出す作戦中
薪さんへの有難味とか感謝や心配やら大事な人っていう感情は噛みしめているようだけど
その行為が同時に周りをも動かしてしまっている実感は
あまりなさそうだもんね。
大事にしてしまって申し訳ないとか人手を使って済まないとかさ
全然思ってなさそうw
薪さんへの気持ちだけでいっぱいな感じw


だから後にタッキーが言ってるように
“夢想家に崇拝されちゃうんだよ”とか
岡部さんの言う所の
“妄信”なんて言われちゃうんだよな。

そんなだから最後に薪さんは青木を騙して頼らず独りで行ってしまったんじゃないか。
そしてそんなだから
最後に薪さんは青木のためにあそこまで仇討を掛けた賭けに出られたんだろう。

青木の想いは重たくもある一方で
薪さんにとってはそこが甘美なものでもあったのかなぁ。

青木があまりにもまっすぐに自分を見るから
その穢れなさに癒やされもしたんだろう。
守りたくもあっただろう。
一方で穢れた自分を鏡の様に見せ付けられる刃でもあった筈だ。

それをかつての自分・・・克洋君が自分へ向ける想いに重ね
それならば、そのまっすぐな魂で今度は自分を殺して欲しいなんて。
すっげーよなぁ。
悲しい感情だけどなんて大きな想いなんだろ。

だけどトドメを刺されるのならせめて穢れない手でって思う気持ちは
何か分かるなぁ。
どうせ命に決着をつけるならせめてどの方法で、かを選ぶのは
命の終焉で許された人間の最期の自由なのかもしれない。
それを人は自身で選んでもいいのかもしれない。


切ないけど青木の存在は克洋君を彷彿とさせるだけでなく
そこから薪さんを解放するものでもあったのか。
んーでもそれにしては未だちょっと弱いな。

それに今度は青木の姉夫婦に対する罪が残るわけだしねぇ。
報われない(>_<)
救いのない世界ならいっそオマエの手でトドメを刺し解放させてくれって?



ん~~~っっっでもっっ!!うわ~っっやっぱり薪さん死んじゃうのはヤだな~(>_<)
みんなが薪さんに生きていて欲しいと思っていると思うんですけど!
薪さんは死ぬ事を望んでいるんだろうけどさー。

あ~も~あと一週間耐えられるかな~<(`^´)>
繰り返すけど
薪さんを無事に返してくれればほんっっと文句言わないよ。
再び殺人を犯すのもヤメテー!
タッキーごときが薪さんに殺されようなんて百億光年早ぇーっつーのっっ!!
ただでさえ青木の姉に対する罪悪感が払拭できなさそーなのにさ~(>_<)
第九にはもう帰って来ないのかなぁ?
あ~心配だよ~ぅ(>_<)

第九も元通り。世界も元通り。薪さんだけが姿を消したなんてオチ
マジでいらない(T_T)
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2012*02*17(Fri)
秘密 薪さんと岡部さん2 (8巻)
8巻は岡部さんのサポートが映える回ですねぇ♪♪
神奈川県警で初めて目にする有田慎の写真に不自然さを見抜く時も
田城さんに人事について感謝の意wを伝えている時も
薪さんの微妙な変化にちゃんと気付いていて大きな包容力を感じますw

見方を変えると
きっと岡部さんはこうやって周囲からどんな事も見逃さず吸収しながら
ここまで経験値を上げてきたのだろう。
一課に居た頃は現場にも出ていたから観察力や感を働かせることは
みんなこうやって実地で学んできたに違いない。
それでエリートコースを邁進するまでになったのだから
岡部さんの磨かれた洞察力はやはり侮れない。

関係ないけど県警に出向く時も薪さんノータイなんだ~・・・(ほんとどーでもいいが)


所内での指揮系統が乱れると豪語する傍から検事のカードをチラつかせ
ニヤリと笑う賢司さんにブチ切れの岡部さんっっwww
いけ好かない検事に捜査にも口出しされてブチ切れる岡部さんっっwwww
終いには「ハゲ検事」呼ばわりする岡部さんっっwwwww
もう最高だ❤


機能障害のMRI画像に動揺して薪さんの話を聞いていなかった賢司さんに対し
薪さんがイジワルwをしたじゃん?
その時青木が庇って事なきを得るけど
チッって舌打ちする薪さんが素敵♪――――じゃなくてっっ!
いつだったか岡部さんが
「お腹立ちなら私がいくらでも・・・」って言ってるシーンを思いだしちゃった。
あ~あ~もーしょーがないなーって声も聞こえてきそうだ。

やっぱ岡部さんは薪さんのサンドバック状態なんだな~(笑)

ついでに言えばその時薪さんの視線の先にある感情にも
岡部さんはちゃんと見抜いているね。
薪さんの青木を見つめる瞳に映るのは
それは淋しさなんだろうか。
それとも愛しさだったんだろうか。
去来する想いと時の流れにちょっと無常を感じるシーンです。

大丈夫かなぁ?心配だなぁ。しょうがないなぁ。
岡部さんのやさしい心の声が聞こえてきます。



同時にそんな岡部さんの気遣いに気軽に甘えられる事に
薪さんも心を許している事が感じられます。
情報漏洩の件で「おまえバカか」とか普通に言えちゃったり
岡部さんだって「だって!」なんて子供みたいな言い訳してるし。
「僕がイジメたおしてノイローゼにして病院送りにしてやる」なんて台詞ww
岡部さん相手だから言えるんでない?
こんな仲は初代第九メンバーでもなかったんじゃないかなー。

だって大学からの馴染みとはいえ
克洋くんってめちゃくちゃエリートっぽいじゃん。
およそバカみたいなこと口にしなさそうなんだよね~。
冗談言うタイプでもなさそうだしさ。
どっちかっていうと薪さんに近いタイプだったんじゃないか?
だから話も合ったとか気が合ったとか。

ものすごっく高度な・・・いや硬度な会話をしていそうだw

岡部さんはそれとは全く違うアプローチで薪さんに接しているよね。
過去を彷彿させない間柄で
薪さんも気がラクなんじゃないだろうか。


警官コスでノリノリの薪さんに気が気じゃない岡部さんw
イヤホン繋ぐのももちろん彼の役目w
いいパートナーですって❤

賢司さんの言葉を借りれば
岡部さんに逢ってからの薪さんの見る世界は随分変わったと
そう感じれるようになっているんじゃないかなぁと思います(*^_^*)
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2012*02*17(Fri)
秘密 薪さん4 (8巻)
8巻のテーマは「倫理」ですね。
それを強調するために内部(第九)側に新キャラ登場。
年齢を偽装wしての賢司さんです。
薪さんのご要望ということですが
検察側の人間を入れたのはやっぱり警察が主に関わるのは
検察だからですかね?
でも訴えられる方を憂慮するなら弁護士も考慮した方が良いんじゃないだろうか?
いずれ入ってくる予定だったり?

直前の短編でも第九の課題として
その機能が関東地区を優遇し過ぎていて
地方分権をも阻害していると批判されても仕方ないとの意見が述べられた。
今回でも人権侵害の観点から
初めから法的視野に基づき行動していこうという動きだと言う。
ま~つまり逃げ道を作っておこうって事だな。

こうして第九の在り方としての倫理観を挙げ連ねることで
読者にもモラルを匂わせていて
流れとして巧いなーと思う。
更にここで機能障害の子供の脳まで利用しなければ捜査が進展しないとなれば
第九のあざとさが誇張されてくるし。

でも機能障害だという理由で特別扱いする方が
バリアフリー社会に反してないか?
欲しい情報だけを探しだすという薪さんの意見に私は賛成だなー。


賢司さんはこの時難しい顔してたけど
これは納得してないってことかと思いきや
後の告白を鑑みると
多分これは今までの自分の機能障害についての周囲の無理解を重ねて
思い出してしまったんでしょうね。

それは彼のトラウマだったかもしれない。
そしてその同じトラウマで交通事故死する馬場栄一少年の画。
助けられなかった罪悪感が彼を追い詰めてしまった。
「倫理的」に正しい事を出来なかった負い目が幻覚を見せる。

或いは周囲を認知できない有田慎少年の画。
同じく自分の悪事で天災が起きたとパニくって死んでしまう。

どれもが賢司さんにリンクしてきて
最後にこれは偶然なのか?それとも皆こんなに違うのか?と
薪さんに詰め寄るラストシーンが印象的に光ってきますよね~。
巧い演出だなー。

トラウマと言えば
「それはなくなった訳ではない。何かの引き金で吹き出し制御不能になる」
という薪さんの台詞は薪さん自身の事も思い起こさせる。
悪夢は相変わらず続いているようだけど
この時でも未だ克洋くんの幻覚は見続けているのだろうか。


一方そういう人としての在り方や倫理観が
命を奪ってもいる悲劇的な一面も示している。
物語全般に言えることだけど
この作者はまるで人間の醜い部分や汚い部分こそが人間の本質であり
そんな暴走する人間感情こそが真の姿であり
その汚さこそが本来の人間の美しさでもある、とでも言っている様な
そんな作者の強い意思を感じます。

きちんと罪悪感を感じることの出来る倫理的にまっとうな人間が
たった一度のそのミスでその命をそれを理由に絶たれてしまう。
後味悪いですよね・・・・(>_<)


3つ目の事件では生島教諭が最初から「好きではなかった」と
有田慎を無視していたことが語られる。
多分それはケータイを没収した時
たくさんの自分の写真を見て気味悪く思ったのか?
視覚障害だとは知らなかった訳だからね。

でも結局見捨てたことには変わりなく
その意味ではクライマックスで言う所の薪さんの「見立て」は
間違ってなかったんだよね。
だけど生徒が信じている教師を演じてくれという説得に応じて
出頭させることに成功。
教師としての“倫理観”に訴える解決でした。

こっちは辛うじて終わりが少し救われました。
薪さんの少年に対する脅しが容赦なくて笑っちゃったけどww
アイツ思いっきり遊ばれてたなーwwww
でもコイツ(椎木くん)のために
薪さんはあんなに必死に生島教諭を説得したんだしね。
逮捕も見送らせてさ。
薪さん思いっきりコイツで遊んでたけど
でも誰より一番青少年の健全な育成を念頭に置いた
在るべき警察官としての“モラル”が感じられます。


ただ冒頭の有田慎の写真を見た時死に際に想いを馳せていたね。
あーゆーのは自分の死に際を常に意識してるから
つい意識してしまうシーンなのだろうか。
・・・・警察官なら勘づいて当然なのか?


でも最終的に???なのが生島教諭の行動。
行きあたりばったりで殺害した訳でなくナイフを持参してた事からも
一応計画殺人の筈だ。
なのに現場にナイフを指紋付きで落とさないよね。
ということは有田慎少年は指紋を拭き取ったけど
最初から指紋は付いてなかった可能性が高い。
・・・・まさか本当に付いてたとか?有り得んだろ?

だから警察が動いても動かなかったんでしょ。
計算外はケータイ画像だけだったってことになる。
となるとあの地震は想定外だろうから
ナイフは後で取りに行こうと思っていたってことだ。
後ろから刺したなら後のMRI捜査も考慮してたんじゃないの?

なら現場検証にいちいち怯えることないのに何であんなに怯えていたんだろ。
有田慎の画をMRI捜査されると聞いて何が恐かったんだろ。
有田慎の行動?
犯行をみられていることは知らなかったよね?
じゃあイジメを無視する自分の姿?

まさか失血死させるほど深く刺し
且つ脊髄を損傷させる一撃だったのにも関わらず
殺すつもりはなかったとか言う?


椎木くんにもさ~ケータイのこと直接言わないで誘導した訳じゃん。
教師と言うカードと笑顔という圧力で。
心配している振りをして。
こえーなー(@_@;)

そのくせ最初から最後まで怯えているだけで
結局何がしたいのかよくわかんない随分肝っ玉の小さな人でした。

その意味でも自ら出頭はしたし生徒に説明もしてきたとはいえ
本来の生島は薪さんの最初の「見立て」通り
生徒に信頼されるに値しない人間だったということになる。



笑っちゃったと言えばあの警官コスの薪さんww
アレ、自分からやりたいって言いだしたのかなぁ?
だって珍しくない?結構何でも岡部さんに押しつけちゃう薪さんにしては。
岡部さんパニクってんなーw



8巻本編でいよいよ物語が静かに動き出しますね。
姿も形もないけど情報漏洩しているのはタッキーなんでしょ?
過去のパスワードを使って。
こうやって第九を揺さぶることにどういう意図があったのかは未だに分からんけど。
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2012*02*17(Fri)
秘密 薪さんと青木3 (8巻)
8巻冒頭の2009特別編でもうひとつ見逃せないのがこっちの二人です。
青木・・・・初っ端からぶっとばしてくれますねぇ。
そっかー髪さらさらしてたらみんな薪さんかぁ~www
っていうより薪さんのことで頭一杯なんでしょうね(笑)
そしてベッドの中で間違われるかもと本気で心配する雪子さんw
ウケる・・・・(爆笑中)
だからこのヒト何気に憎めないんだよな。

ついでに
珍しくも飲み会に顔を出した薪さんにビビる第九メンバーw
そしてさり気なく岡部さんの隣ポジションにフィット。
薪さんちっちゃ!めっちゃちっちゃ!www
小柄な薪さんめちゃめちゃカワイイ❤
岡部さんとの対比ですんげえ可愛い❤❤❤
うどんに拘る青木を不思議そうに見上げる薪さんもうかわいすぎっっ!!!
そして青木をばっさり。ばっっっさり。
素敵だ。

岡部さんとは会話が繋がっていく所もオイシイw
そりゃ年季が違いますもんねーw


――――で。本題ですが。
婚約祝いの席なんだから「奥さんを大切に」という台詞は自然なのですが
直前のあのエレベーターを見ちゃうと意味深に聞こえます。
深い意味はないとは思うんだけど・・・。
自分は傷つけてしまうことしか出来ないから
せめてって気持ちが無いとは言い切れないよね。

雪子さんを救いたい証だと解釈するのはちょっと飛び過ぎかー?


そして薪さんから投下される爆弾発言。
コレに因って青木の不安が煽られる。
薪さんの私生活は何も知らないってうろたえる青木の気持ちが加速する。

これ、とても良く分かります。
ちょっと違う顔を見せられると全部を知らない気になって不安になるものですよね。
ましてやいずれさよならすることが決まってるなんて打ち明けられたら
淋しさも倍増だろう。

そして泣きだしてしまう青木。
自分の婚約のことなどふっとばして泣きだす青木。

ちなみに凍りついた空気を余所に帰ろうとするばっさりな薪さんw
素敵だ。


私生活なんか何も知らなくていいから傍にいたい。
朝そこへ行けば必ず居るってことがどれだけ奇蹟的な幸運なのか思い知る。

はっきりいって直前の薪さんと雪子さんのエレベーターが痛すぎて
青木の涙など全然スル―出来ちゃうのですが
ただ、この「朝必ず第九に居てくれたら」って想いは
綺麗で穢れなく純粋過ぎて胸が締め付けられます。

そういう気持ちすごく良く解かる。
他に何も要らない。
そこに居てくれるだけでいい。
でもそれさえ叶わなくなることだってある事を私は良く知っている。
自分と重なるからかな、この時の青木の気持ちはものすごく共感する。
多くを望まずただ傍に在る事だけを望む気持ち、痛いほど分かる。
何とか一緒に居させてあげたいな~なんて思わされちゃう自分は
やっぱ甘チャンですかねぇ(^^ゞ
だってやっぱりコレ「仕事」だし。


青木は本当に他に何も求めていないと思う。
薪さんのこと何も知らなくていいと本気で思っていると思う。
それ位大切なんだよ。
大切だから多くを求めない。何も要らない。
ただ居てくれるだけでいいんだ。
それが幸せだと本気で思えているんだ。


薪さんも帰ろうとする時
まず岡部さんが呼びとめるけどそれは軽く交わして去って行こうとするのに
青木が呼び止めると足を止め振り返る薪さんの気持ちも
やさしい。
青木の事をやっぱり大切にしたいと思っているんだと感じる。
大事にしようという積極的な意思を感じる。

それに青木は何で気付かないかなー。も~っっ!!

そして一緒にいられないの?って関を切ったようにまくし立てる青木の
不安が煽られていく様が見ていて同情を引く。
それは他のメンツも同じだったようで一瞬にして室内の空気が凍りついた。

一緒に仕事出来るってだけじゃもうないんだよね。
仲間意識とか連帯感とか
入れ替えがないだけに第九は結束力が高まり絆も深まっていただろうし。

いきなりさよなら言われたら淋しいよな。
自分の居場所を否定されたみたいに感じちゃうよな。
それって自己否定にも似てキツイよな。

同時に読者としても終わりが見えて何処か悲しみが交錯する。



公園で薪さんも淋しそうに見えたのは
薪さんも同じ気持ちだからだろう。
一つ違うのは薪さんは第九解体によって淋しく映っているのではなく
それ以外の原因・・・・多分克洋君とのこととか雪子さんとのこととか
そういう周囲からの孤立で淋しくさせているのだと思う。
青木が今まで気付かなかっただけで
薪さんはずっとそういう淋しさを抱えてきたんだと思う。
それを口にも顔にも出さない人だから誤解も多いだろうし
見ていて淋しくなってくる。
自分見ているようで(>_<)

その上で更に淋しがってくれた青木に何も出来ない自分を憂えてもいるんだろう。
自分は何も応えられないから。
傍にも居られないし
大事に想っていることも伝えられない。

だから薪さんも“今だけは傍にいる”という行為でのみ応じる。
だから逆に悲しい。
それは“ずっと傍に居たい”という青木の願いを受けての流れだから
同じ“傍に居る”でも随分距離は遠く感じただろう。
しかも要らないとまで思えた私生活の方の薪さんで。
皮肉なシーンですね~・・・・( 一一)

それでも青木は嬉しかった筈だよね。
だから余計淋しさも強調された一夜だったろう。


そしてこの淋しさからようやく青木は薪さんとどう関わりたいのかの答えを
見つける訳ですよね。(10巻の)
二人の関係性に変化が見られた7巻から
急速に色どりが添えられる重要な節目のシーンです。
青木側の感情の移ろいが丁寧に描かれてきていますよね。

大体こんな極限にまで追い詰められてようやく自分の気持ちを理解するなんて
やっぱり青木はまだまだだよなー。
薪さんを守るにはまだちょっと頼りないよねー。
いざって時モロ出遅れるタイプw
がんばれっっ!!青木っっ!!

ちなみに岡部さんはその経験値と野性の感で瞬時に動けるタイプ~w
そんな岡部さんではなく青木の方に薪さんの命運を委ねられようとは
ラストはもう不安しか見えない<(`^´)>
どうにかしてくれよ~っっ!!青木ィィィ!!!
もう薪さんさえ返してくれたらどんなラストでも許せる(@_@;)



余談だけど・・・・・。
「今日はいけません」ってメールする薪さんの相手が誰だかすっげ気になる。
めっちゃ気になる。
それがアットホームな理由だったらどうする?どうする?
何かすっげーヤだーっっ!!
病弱な義理の母の看病とか薪さん似の美人な姉とか従兄弟とかいたらどうしよーっっ!!
みんなで会食とか。
なんかいやだ~っっ!!
薪さんに生活臭いらないぃぃぃ(笑)
いや・・・幸せになっては欲しいんですけど。でもさ~!

すっごくワケありのめちゃめちゃ怪しい無関係の相手であってほしくないか?
頼むよ。
・・・・あ、でも滝沢はソレ知ってるんだよね。ストーカーだからw
くそぅ滝沢め。
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2012*02*15(Wed)
秘密 つよし君と雪子さん6(8巻)
前回から続いてます・・・・。

このエレベーターのシーンは色々二人を触発したものだとは言うものの
薪さんが辛さを滲ませるキツイシーンでもあって
やっぱり何度読んでも胸が詰まります(-"-)

思わず漏れ出た爆発的な感情を抑えきれず言葉にならない雪子さんを見て
薪さんは涙を流しながら謝罪する。
それを見た雪子さんもまたしまったと思って泣きだしてしまう。
二人の理性的で、でも不器用な生き方がじれったく
ますます傷痕を広げていく様が見ていて辛い。
ってか見てられない。
ホント痛い。

薪さんがどれ程傷ついているのかも痛いほど伝わってくる(>_<)

まー私としては一瞬雪子さんに対して殺意が湧いたねっ<(`^´)>
薪さん泣かすなっっ!!

けど同時に これ程までに傷ついているのだから尚のこと
この件について薪さんは触れられたくなかっただろうし
雪子さんも触れてこれなかっただろうと推測つきます。

葬儀の時もあんな風に泣かれた薪さんを見ていて
どんな言葉で自分の哀しみを伝えられる?
薪さんにとって雪子さんの気遣いはちょっと神経逆なでされるズレたものなんだろう。
でもその雪子さんの変に気遣ったズレた態度も無理ないってもんです。
きっと雪子さんだってどうしていいか分かんなかったんだ。
だからここまでズルズルと来ちゃったんだろうね。


また普段は薪さんに焦燥し何かにつけて感情を引き出そうと奔走する雪子さんですが
こういう感情の引き出し方は望んでいなかったことも見てとれる。
雪子さんは薪さんにもっと自分に踏みこんで欲しくて
つまりはもっと自分に関わって欲しくて
焦がれては玉砕しているけど
それは過去の慣れ合いの延長を求めている訳ではなくて
克洋くんのことについては一切触れずに自分と関わって欲しい様に見える。

雪子さんなりに薪さんを大事にはしてるんだよ。

克洋くん抜きで薪さんを求めていたということは
今も青木を通してではなく薪さんを見つめ続けているということにもなる。
だったらひょっとしたら克洋くんが生きている頃からそうだった?
今も昔も変わらない気持ちで薪さんを求めている?

克洋くんが好きだったのも青木に恋したのも
薪さんが好きな人だからだったりしてー・・・?


そう考えていくと
雪子さんからは薪さんにあーして欲しいこ-して欲しいという欲求は
存分に伝わってくるけれど
薪さんに対してこうしてあげたいとか救ってあげたいとか
そういう感情は意外に希薄な事に気付く。
薪さんを守りたいとか助けたいとか
そういう感情は薄くないか?

自分がどうして欲しいか主体的なことばかりで
薪さんに対する能動的な気持ちが感じられないんだよね。

そんなんじゃ薪さんが振り向いてくれる訳ないよなー。うーん。
どちらかと言えば薪さんは自分のことで手いっぱいなんだからさ。
命狙われたり幻覚見たり秘密の重鎮を背負わされたり。
そんな余裕はないだろう。


だとしたらひょっとして薪さんのことだから
雪子さんの気持ちにとっくに雪子さん以上に気付いていて
今は応えられないって一線引いているのかも?

でもさ泣き崩れる雪子さんを一度抱きしめようとするんだよね。
お互いに抱き合おうとするんだよね。

でも諦める。戸惑い躊躇する。
それは本当はお互いの気持ちが同じ所に在る
ちゃんと同じ所で同じ方を向いてはいるってことの表れなんじゃないかなぁ?
本当はとても近い所にいるんだよ、お互いに。

でも薪さんの欲する物が別の所にあるってことなんだよね。青木とかさ。
この片方の憧れが別にあるって言うのが事態をややこしくしてるよね。
雪子さんも受動的な姿勢を崩さないだけに薪さんには重く感じてしまうんだろうなぁ。

その事に雪子さんが気付かない限りターニングポイントは迎えても
この二人が完全に摩擦を失くすのは難しい。
うん・・・・きっかけは掴めて良かったと思うけどさ。

前も書いたけど
この後薪さんは第九を去る決意をするでしょ。
その時すべてを終わりにするつもりなら
雪子さんとのわだかまりも絶対解消しておきたかったと思うんだよね。
克洋君のためにもさ。

ごめんなさいを言えた分少しは軽くなれたんだろうか。




泣きだしちゃった薪さんを見て雪子さんも泣きだしてしまう。
理性的に振る舞うが故に大人ぶって
押し殺すだけにこじれて収集つかなくなった二人の末路がこれなのか。

二人とも一瞬お互いを抱きしめようと手を伸ばすも
抱きしめられずに彷徨う手が全てを物語り空気を冷やしていく。
エレベーター内の時間が止まる。

めちゃめちゃ痛いシーンです。
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