Like Sugar&bitter chocolate  邦ドラマと漫画の甘くてちょっとほろ苦い感想雑記。けっこなんでも飛び出すごちゃまぜブログです。お暇つぶしになれば幸い。ヾ(≧∇≦)
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2017*04*26(Wed)
CRISIS 第3話 感想
稲見と田丸が揃って右腰に手を充ててスタンバイする姿にくっそぉぉってくらいカッコ良さを感じたー!!
ザッと揃う仕草とビジュアルが揃い過ぎだわハマってるわ気障だわオイシイわで
もう何だかこれを見れただけで全てが許せてしまった回である。

リピった・・・。数回はリピった・・。
ドラマが小栗さんと西島さんの無駄遣いとか思わない。
このショット見れるだけで、よくやらせてくれたなと思います、スタッフさん。

そうか、このドラマ、この画をやりたかったんだな。


第3話。
なんだか急に稲見と田丸が仲良さげなコンビとなってて、そうなのか、と思いました。
もっと距離感あるのかと思っていた。

銃を持って不安そうな顔をする稲見を後ろから理解しちゃう目な田丸とか
二人で容疑者追い掛けて、隙を盗んで背後に回った稲見の時間稼ぎをする田丸とか
逃走した容疑者を追い掛けて銃を出したそのタイミングが揃い過ぎだとか
もうう、いちいちコンビプレーを見せ付けられて、どうしてくれよう。

これはこれで楽しめた第3話でした。
正直これでお腹いっぱいになれた3話である。

いやだって、かっこいいんですもん。
一つのプロモーションのようである。となれば、ツートップにクール系俳優持ってきた価値もあるというものだ。
アクションも凝っていて、少年如きな喧嘩にはプロとして簡単にかわせちゃうシーンなどは
辛辣なドラマ内に於いて、数少ないカタルシスを含有する画である。

一度目の接触では身柄確保を優先で銃を出さなかったのも、クールさ演出にニクイ。
稲見が回り込むまで田丸が時間稼ぎするが
そんな役割の真意などに訓練の成果が垣間見えて、プロフェッショナルさを感じさせてくる。
銃の前に堂々としている姿も、画としては圧巻。

そして二度目の邂逅では逮捕が視野に入るから、拳銃使用。

くっそぉぉ~!かっけぇぇ~!!

ここまで敢えてベタベタな仲良しに描いてこなかっただけに
急に増えた二人の会話でも適度な緊張感を持っていたのもいい。
お互い寄り掛かっていない意地が、男臭い。


その辺の二人の描写を映すカメラワークや少し荒廃したくすんだ画面も、中年の逞しさと物悲しさを見せていて
何より主役二人の美麗さをこれでもかと引きだしていて
なんかもう満足感すらある。

勿論課題がないわけではない。
走り込むカットで、カメラがぐらぐら揺れるのは見ていてキツイ。
公園で犯人を捜し回るシーンなども、間延びして緊張感を保ち切れていない。
アクションシーンが全体的にふらふらしていているのも惜しい。

などなど、細かな部分で注文は残るが、全体的に統一された演出力に魅せられてました。


そして、まさかの相撃ちーッッ!!
ああぁあぁぁ~・・・・。
ラストの衝撃には流石に目を向いた。二度見だ二度見。
BORDERの時の絶望感が蘇る・・・・。

そう来たか・・・。最悪な後味の悪さである。
3話にして救いが全くない世界観を実に緻密に丁寧にじわじわと描いてきているとも言えるだろう。

ラストに追い詰められた少年二人が、まさかお互いの額を撃ち合って自害。
相手が自分を必ず打つという自信と信頼があってこその共犯だったことも、怖さを覗かせた。

洗脳・・・というか、迷いなく信仰してしまった人間に、他人の粛正が何か効くのかという恐怖は
確かに大人だろうがプロだろうが、この世の一番の恐ろしさではないだろうか。
そういうものを描きたいのかなと、何となく思う。


そういう世界観とビジュアルを楽しもうと思います。
このドラマは楽しんじゃった者勝ちである。
独特の設定につべこべ言っていたら駄目なんだなと学びました。
これはこうなんだと呑み込んじゃう方が利口なのだ。

何故ならその他の詳細部分はかなり雑だからだ。
今回も物語は派手さばかりに意識が向き、雑だった。


なので内容についてはもう突っ込み入れるの止めますが
一言言うなら、漫画チックですよね。ものすごく。
これ・・・漫画で作成すれば良かったのに。
下手に2.5次元にしたからチートというかシュールというかちょっと世界観が浮いているのではないだろうか。
漫画だったら似たようなモチーフは五万とあるし、俳優さんが演じないだけリアリティを感じられたのでは。

今回のお話にしても、今どきの若者が革命とか時代錯誤もいいところである。
少年院で出会った仲間同士の犯行ということだったが、そこは面白かったのに
今どきの子は社会のために「俺がなんとかしなくちゃ」という方向性は持たないと思う。
世の中が腐っている→だから冷める

腐っている社会で被害を被っているのが嫌なら俺が立ち上がらなければならないんだとは
天と地がひっくり返っても思わなそう。
俺がなんとかするという、いわば動的で自我意識の高い根源理由を持ち得ることに違和感がある。
今はそんな風に自己評価の高い人間が、若者問わず少ないのが現実じゃないだろうか。
まるで昭和の戦時下に於ける若者文化のような思考回路には恐さより稚拙さを感じてしまう。

少年が自決覚悟まで出来る程の強烈な思想の共有は
まるで自爆テロを仄めかすようなテーマ性があり
「そんな人間に勝てるのか」という最後の田丸の呟きは理解の範疇ではあるが
やはり日本舞台では少々脚色しすぎ。


ましてや街中で銃をバンバン撃ってる時点でかなりリアリティも薄い。
日本警察が拳銃を発砲できるかという根本問題もあって、興ざめしてしまう。

あからさまに肩書が政治家ばかりの被害者達とそんな凶器が大袈裟すぎて
テーマ性まで浮いてしまっていた。
この間の「映画・相棒Ⅲ」でもそうだったけど、自爆テロはタイムリーな話題なのかもしれないが
それを日本にスライドする場合、もう少し背景を練って貰わないと。


相手が少年ということで、余計に大人と子供の戦いになっていて
5人並んで拳銃を構えたシーンも、すっっげえかっこいいー!!!・・・・んですけど
警察ドラマとしては、疑問しかない。
他に手立てあったでしょ、自害させるまで手も足も出ないって情けない、としかならないし
それで「信念の強い集団に勝てるのか」とか言われても。

子供だからこそ無邪気な無謀さがあって逆に恐いとも言えなくはないのですが
本作ではそこまでの狂気は感じ取れない。
良く分からない現実味の薄い仮想敵を持ち出されるより、前回のように地道に地に足の付いた物語の方が
余程しっくりくると思っているのは、私だけでしょうか。

何のために5人もいるんだよ。
一人は影に隠れて背後から銃を狙えよ。


それに今回も思いましたが、やはり紅一点の女が雰囲気ぶち壊しているのが最大に致命的だ。
このチームは子供のお守じゃないんですよ。
女のハッカーだった過去が語られたシーンが一番萎えました。
プロのチームという編成ならばやはり一角を担えるだけの大人の女性だったらまだマシだった。
もう少し硬度感が出ていたと思う。


でも本当に世界観の造りは凝っていて重厚である。
この世界に浸っちゃう方が得です、絶対。雰囲気を楽しもうと思います。
というか、二人の並ぶ画にハマってきた・・・かっこよすぎるよ!!
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2017*04*24(Mon)
小さな巨人 第2話 感想
香坂と山田の無闇に美しい東京夜景ショットが綺麗すぎるんですけどー!何この色気あるシーン。
意味なく後ろに東京タワーの足。雰囲気ある夜景をバックに挑みあうふたり・・・。
スタッフのセンスが分からない・・・。

そして内容的には
「事件は終わったんだよ」「無駄なことするな」なんかもーだからこれは踊る大捜査線か。
1話では青島くんがいそうだったが今回は室井さんが出てきそうだったよ!


相変わらず邪な目で見てしまっておりますが結構楽しくなってきた。
そして今回一番驚いたのは
一話完結じゃなかったー!

まさかの1話の風見京子の自殺の件についてまだ引き摺っていました・・・。
むしろこの事件だけでドラマ終わらせそうな勢いである。
確かに前回の終わりでは消化不良ではあったが、そんなに引っ張られるほど興味深い事例でもなかったのに。
(だぶんそれ禁句)

内容的には事件そのものではなく、戦い方というか方向性がかなり面白くなってきた。
所轄という立場でどう本庁へ対抗するか?という土台に於いて
香坂の奮闘がエネルギッシュにスピーディに描かれるから、とっても見易く分かり易いのが◎。
確かにディティールに付いては注文を入れたいところだが
そんなのを吹き飛ばす勢いが見えてきた。

香坂がエリート時代に培ったスキルを駆使するのがニヤリとさせられますね。


辞表を出して、三度勝手に動き回る渡部を制し、香坂が上司として解き伏せた序盤のシーン。

「私が許さないと言っているのは貴方のその戦い方なんです。
 必要なのはこんな自己満足の潔さじゃない。無様でも生き残ることなんです。
 一課長の靴を舐めてでもね・・!」

くおぉぉー!
痺れた。かっこいいじゃん!
そういう形振り構わない態度っていうのは、強かさや覚悟を感じさせるし
ケジメを付けたようであっさり逃げた渡部の辞表もまた皮肉っているようで、なんかキモチ良かった。

実際、本庁で散々媚びてきたからこそ出来る、きめ細かい気配りでの口八丁も見物だったし。
しがみ付く泥臭さなど大人としての格好良さなど、訴えていきたい軸はとても好きだ。
今は格好悪くても惨めでも、プライドよりも大切なものがあるだろうと言っているかのよう。


主人公・香坂が、変に単純な熱血漢ではない主人公である所が功を奏しているんだと思った。
基本ロジカルに行動していくので、ガッツがあっても子供臭く感じさせない。

感情の起伏などを克明に描きたいなら、確かに脚本は未熟で稚拙なんだが
単純な鬱積なども、このロジカルが辛うじて相殺しているメリットがあった。
欲とか嫉妬とか怒りとか・・・理想と失望を基本軸に描いていくっぽいので
余計、主役の思考が論理的なのは正解だと思う。

ただ、そういう意味では、主演さんの長谷川さんは見た目はエリートっぽいのは好きだが
もう少し演技に含みがある方がやった方が良かった気がしちゃったな~・・・。
大きな組織に戦いを挑むという設定は、結局議論対決だ。
でも、白熱と怒鳴る展開の連続とは違うと思う。

「あなたが本当はどんな人間なのか、理解するまで何度も!何度も!何度もだ!」

被疑者相手にあんなに怒鳴らなくても・・・。
あなたがしゃべらないなら息子を問い詰めると、脅迫まがいに机をばんばん。

迫力あって凄かったんだが、あの時点で自白を強要させるのは焦り過ぎだと言わざるを得ないし
何より単調。
もっと、内に秘めたる熱を出さないよう抑え、でも溢れ出ちゃうような
ギリギリの大人の男の抑圧な演技を見せてほしかったです。


あと、個人的にやっぱり安田さんはミスキャストだなぁと。
安田さんはどんな役やっても上手いんですよ。上手すぎる。それが問題。

冗談ではなく、本当に臭そうなキャラに仕上がっちゃっていて、気持ち悪いのだ。

恐れていた通り、香坂の右腕として二人で捜査を始めるし
そうしたら二人でアップの画面とか続くし、二人で顔突き合わせて会話するし
画面で長谷川さんとツーショット並べてその絵で萌えるか?
ちょっとビジュアル的にどうかと思う。

勿論そういう女性目線だけでなく、男性目線として、ならば憧れやクールな男臭さがあるかというと
それもまたグレー。
本当に不潔そうなもじゃもじゃ頭キャラなので、見た目的に違うと思う。

中立的目線に於いても、香坂がロジカルに行動するなら
渡部は本能的、或いは非理性的な言動が似合う。
それにしては歳を取り過ぎているし、若く稚拙な言動が似合わない。
事実、今回後半では渡部だけが一人冷静な対応をしていた。

香坂と同列意識を持たせたいのか、或いは新風に影響を受け成長させたいのか。
なんかまだキャラがブレている印象を受ける。
どっちにしても中途半端なんですよ。役作りが完璧すぎて。

せめて髭は剃って欲しかった。いや、頭髪かも。もっと尖った短髪で頼む。
古びた老刑事という意味ではハマっているんだが、ハマりすぎててズレている・・・。


対し、香坂と山田の無闇に美麗なツーショット!なんだよこれ・・・!!爆笑である。
意味なく後ろに東京タワー。
夜景に赤く浮かぶそのデートスポット張りのシチュを用意され
とっても雰囲気ある夜景をバックに挑みあうふたり・・・。

スタッフのセンスが分からないよ・・・。



物語。
本当に一話完結のドラマじゃなかった・・・。続いていてびっくり。

1話で登場した、風見京子の自殺について捜査をするため
渡部と共に現場となったナカタエレクトロニクスのビルを訪れる。

京子開発したセキュリティシステムを盗んだ疑いがあるそこは
京子の元恋人で、中田の息子・隆一が社長を務める会社。
・・・・というのが1話の疑惑だった。

その隆一が京子を殺害した疑惑まで、2話は進んだのだが
そこに至る香坂の推理がとてもテンポ良くリズミカルに見せてくるので、凄く面白く感じる。
台詞の配分などが上手く、やり取りを繰り返す中で進められていく流れは上手い。

上手いんだけど・・・・ネタがチープで・・・。

セキュリティシステムの画像が改ざんされているくらい、私でも疑ったぞ・・・・。

「証拠を疑うのか・・!」

え。それ、普通だよね?
なんか画と台詞が合っていない・・・。

労働基準局から過重労働を指摘され、提出していた勤務表から
当日残業していたメンバーが割れるクダリは面白かったけど
インサイダー取引とかも、もうちょっと含みを持たせてバラして欲しかったなぁ・・・。
「それから幾ら調べても」と、言葉で説明しちゃうのは狡いよ。せめてカットで並べてくれ。


そんな中、香坂がビルの防犯管理担当・菜穂から話を聞くのが今回のメインだが
吉田羊さんの弱弱しい母親っぷりが今回のお話の肝だった。
彼女の雰囲気の出し方で、今回のお話の色味が決まっていたと思った!
さすがー!


一課と二課は犬猿の仲であるという世界観も面白かったですv
「警視庁の刑事部には捜査一課から三課まで存在する。
 犯罪の種類によって担当する課が異なり
 捜査一課は殺人や強盗などの凶悪犯罪、対する捜査二課は詐欺や脱税、企業犯罪など知能犯罪を扱う。
 両者はまるで独立国家のように存在している」

取り扱う業務が違うから水と油だって状況を、また図式で説明カット。
分かり易いし、明確だ。

そして、一課が動かせないなら二課が興味持ちそうなネタで動かすっていうアイディアも
中々政治対決刑事ドラマっぽくて良い。


今回所轄に協力した形で二課に口を利いてくれた山田刑事。
部下の山田に権限を任せた時点で、小野田の狙いはそこだったか。
香坂のいる所轄に潜り込ませ、そうしたらいずれ捜査二課に聞き出す事まで把握済みで
最後にそれを全部捜査一課のお手柄にする・・・。

なるほど、そう持ってくるんですね。
成績が欲しいのか、正義を貫きたいのか、真実を知りたいのか。
様々な欲望が混じり合う設定がすごくぞくぞくしちゃう。
惜し気もなくそこへ持っていってくれたので、ニヤリとしてしまった。
小野田はそのくらいしてくれないと黒さがない。


その山田もストーカーのように香坂に張り付いているのがおっかしくって!←
どこまで付いてくるんだよw ってか、そんなにべったりどこにでも表れるなよw

だが、そんな風に動くことを小野田が望んでいるだろうことを分かっていたのか。
山田も一見裏切ったように見せ掛けて、利益だけを還元する、そのやり口。
この辺の政治取引の面白さの見せ方は、なかなかだった。


そういう組織に切り込むメソッドは悪くないのに、それを描くモチーフが弱いのが残念である。
上述した香坂が無様に食らいつくシーンも、言葉だけでそんなに苦渋な感じは弱いし
この最後の政治取引の衝撃も、なんか消化不良なのだ。

それを盛り上げる筈の、リアクションや台詞が下手で・・・(ーー;)

んん?って思ったのは
「またお前か!」って香坂は山田に怒鳴ったけど・・・・別に良いじゃん?一課に横取りされたって。
逮捕された瞬間に怒鳴るのは疑問である。

香坂は手柄が欲しかったのか?

また所轄の誠意を踏みにじりやがって、とか?

そう勘違いしてしまうだろう。
香坂にとって何が大切なのか。手柄なのか、真実なのか。そこがいまいち伝わりきらない。
彼の理想というか正義が不透明なんですよね。
確かに一課に戻るために手柄も欲しいのかもしれないが、それでは一課との差別化が丁寧にされていない。

例えば一課がこの件を横取り、更に面子を護るため葬ったというのなら、「またお前か」って怒ってもいい所ですが
逮捕出来て、それで何が不満なのか付いていけなかった。
渡部が、「それでもいい・・・真実が分かるなら・・・」って言ってくれて、ようやく嚥下できたくらいである。

ここって、一課が浚っていった後
渡部がまた憤怒して、それを香坂が
「だが、ここからは一課が持っていってくれた方が技術も情報もあるだけに捜査は確実に進む」
とか言って窘める――とかにしてほしかった。


前回もそうでしたが、この脚本家さん、決めの部分でちょっとズレるんだよな・・・。
そして決め台詞にカッコ良さがないという・・・。

「この警察の組織体制を誰かが変えなきゃいけないんだ!そのためには上にたつしかないんだ!」

だからこれは踊るかっての!!


あと、タイトルがダサくないですか。
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2017*04*22(Sat)
リバース 第2話 感想
勝手に車の助手席に乗り込まれ深瀬の「乗らないでぇぇ!!」に大笑い。
ここまで深瀬を始め全体的に反発を表わしている序盤なので、余計にこっちが無防備で
乗っちゃうんだwとマジ吹きした。コントの様なワンシーンw

第2話。
かなり面白くなってきた。
前回のタラタラした流れを凝縮した感じで、凄く良くなっていた。
ミステリアスな雰囲気も上々で、これは付いていけそうだ。

やっぱり初回で別荘での一件まで詰め込むべきだった。二回に分けた意味が分からない。


面白かったのは、別荘でとりあえず何があったかを深瀬視点で言い切ったこと。
何があったか?という謎だけを引っ張って最終回まで付き合わせるのではなく
深瀬視点では、こうだったというのをちゃんと見せてきた。

となれば当然今度は、では他の人の目線ではどうだったか?
その裏で誰かがもっと何かをしていたら。
そうなると他に3通りの事件模様が浮き上がるわけで、なるほど、これは面白い。

人の見方に因って現象は幾らでも変化する。
作者さんの視点というか発想が素晴らしいです。やられた。


色々妄想が掻き立てられまして、今後の焦点としては
誰かが作為的にこの事件を起こしたとして、ではどこからが計画のうちだったのか?ということだ。

車が雪で止まったのは偶然だとしても、広沢がアルコール飲めないこと、誰か知ってたのかな?
飲めないと言い出す広沢が、その後やっぱり飲むと言い出すことまで計算のうちに入っていたら?
こわい~~~。

勿論この旅行に誘ったことも充分怪しさを含んでいますが
でもどこで計画を実行に移そうとしたのかは、まだ偶然の域を出ない。

不自然な4人組の会話も楽しそうな中ギリギリの所があるのが丁寧に描かれていた。


そうして宴も終了した頃に、唯一遅れてくると言っていた村井から電話が入る。
お誂え向きに妹付きだ。
タクシーを使えよ、だの、俺こんなとこで人生失敗したくない、だの
一通りのやり取りで反論点を潰した後。

「広沢、行ってくれる?」

きゃー!こわいー!

飲酒運転で捕まったとしても彼なら内定がないからダメージも低いでしょなんて
なんて横暴で非人道的な台詞&発想なのか。
大学生らしいっちゃらしいか。

でも広沢が内定貰えないと分かったのは確か当日だったか前日だったか。
そんな急場凌ぎの計画だったのか。
少し杜撰なのでやっぱり衝動的事故?
となると、迎えに来てという電話が一番怪しいですよね。
先に酒と肉を用意しておいて、呼び出すなんて。酒飲んじゃうに決まってるだろう。

ここで電話をかければどうせ出てくるのは広沢って分かってた発言に見える。


また、深瀬の悪気は無いけど気がまわらないヘタレっぷりが苛々も愛嬌も同居させた。

広沢が心配なら、「だったら俺も行くよ」くらい言い出せよ。
後から「一緒に行けば良かったかな」と言いだすこのKY系。
「今さら言ってもしょうがねーだろ!」とキレられていたが、尤もだ。
この辺が深瀬だな・・・。

でもなんか、流れを重視してその場はそうしたけど、やっぱり・・・と悶々とする感じ
私に似ていて言葉もない。(;一_一)


立ち往生した車を吹雪の中取りに行く広沢。
そうか、だから、「後ろには動くけど前は無理だな」発言があったのか。
こう繋がってきた頃にはもう悪寒しかない。

そしてかかる電話・・!

不穏な空気感の中でかかる電話って恐い・・・!恐いー!
時間的にも充分遅すぎるという余白があることから、迎えに来いと言い出した村井がやっぱり一番怪しいんだが
谷原と浅見が電話してきた時、崖下で燃えている車が違和感。

「まだ広沢かどうかも分からない」って言ってたけど、なんか違和感。

突き落としたにしろ、理由はなんだろう。
この村井、谷原、浅見なら、ここまで散々匂わしてきたテーマのままに
〝自分の将来のために証拠隠滅した〟っていうのは似合う感じである。

そして深瀬にとってのこの空白の時間に三人が出会っていたらと充分に考えられる展開で
身の毛もよだつ恐ろしくなってきた雪山事件。
ああぁ~ついにこの瞬間が。
凍りつきそうだ・・・。だから真夏の陽気の中で見るドラマじゃない。
悲劇となる事象のプレイバックは心臓に悪い。

物別れした理由は絶対カノジョの奪い合いとかじゃないといい。


一方、記者だかの小笠原はやっぱり頑固刑事な雰囲気が蛇みたいな執着を抱かせ
腹黒いキャラとなってきた。
本当にしつこそうだ。金八先生みたいに。

当時捜査は打ち切りとなっていたんですね。
打ち切りにさせられるほどの人物って考えるとやっぱり政治家秘書さんが権力的に怪しくなってきます。

そして誰も飲酒運転のことは言わなかった。
少なくとも深瀬視点では、怖くて言い出せなかったということになっている。
もしそれが示し合わせたのだとしても、ここは実は大した謎じゃないんですよね。
飲ませた酒?持たせた珈琲?

でも、何となく言い出せなかったっていうのは人間心理を付いていてじんわりと心に刺さった。
恐くて言い出せないっていうのも人間勿論あるが
今更言ったところでその事実より突然変わってしまった現実の方が恐ろしかったと思える。

「それまで、楽しかったんだ」っていう深瀬の言葉はなんか沁みて
切なさを増していた。


また、切ないと言えば、そんなにまでして護りたかった未来が
誰もが必ずしも幸福の中にいるとは思えない感じがまた、意味深で痛烈である。

特に浅見が必死に嘘を吐くなと生徒を説得するシーンで浅見の後悔を描くシーンは珠玉であった。
嘘を口にした時は軽い気持ちであっても、それが後々手酷い打撲となる――
そんな必死さが痛々しい感じで、そんなことはまあ通じないだろうな~な学生たちとの対比が
時間の重さや、大人と子供の差に於ける重ならない理解を表わしていて
良い対比だった。

そこに部員たちに飲酒という同じフレーズで関わらせてきたのも皮肉で良い。
飲酒は軽い気持ちだった。
それは当時の浅見も同じ意見だとするならば、やっぱり飲酒が切欠となった悲劇になるのか。


逆に美穂ちゃんが平たい女になってきてしまった・・・。
何、彼女は理性の中立存在?
広沢を死なせた事情を話した深瀬が「だけど人殺し呼ばわりされることじゃない」と言って
そこから何やら悶々と考え込んでしまった様子。

このまま善意のナビゲートになるんなら戸田さんの無駄遣いだ。

聞いていた話と少し違うと思っていそうなニュアンスはあったが
彼女の言う「そう思っているのは深瀬くんだけじゃないの?」っていうのは的を得ていて
そこからドラマの深みも広がった気がした。

彼女もまた送り込まれた真実を知りたい一派だと楽しいんだけどな。

あ。でもあの脅迫文は誰だろう。
この4人以外で、小笠原でもなさそうなので、あるとしたら妹の存在だよね。
すっかりスル―されているけど、カレカノだったかな?


しんみりと広がる雪と雪の様な微妙な交遊関係。
抒情的とは思わないが、悪くないし、気に入ってきました。
テンポもこのくらいなら充分付き合える。
こういう真実は何か?を周りから攻めていくお話、好きです。

繰り返しますが、真夏の陽気の中で見るドラマじゃない・・・。
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